Upgrade to PRO for Only $50/Year—Limited-Time Offer! 🔥
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
PHPのレガシーコードをRubyで焼き変えてみた
Search
akira345
April 06, 2013
Technology
1
240
PHPのレガシーコードをRubyで焼き変えてみた
広島Ruby勉強会#031で発表した資料です。
akira345
April 06, 2013
Tweet
Share
More Decks by akira345
See All by akira345
脱・同期処理!マイクロサービスにおける負荷分散の勘所
akira345
0
82
AWSデプロイツール紹介
akira345
0
49
40歳でやったこと
akira345
0
26
回路を読むために必要なこと
akira345
0
15
おれのAWSがこんなに辛い訳がない!!
akira345
0
22
Dockerを触ってみよう
akira345
0
84
アラフォー世代が基板を作ってみた(公開用)
akira345
0
140
ESP-WROOM-02でプチIoT
akira345
0
110
トランジスタの働き(超入門編)
akira345
0
18
Other Decks in Technology
See All in Technology
Lambdaの常識はどう変わる?!re:Invent 2025 before after
iwatatomoya
1
480
Fashion×AI「似合う」を届けるためのWEARのAI戦略
zozotech
PRO
2
200
CARTAのAI CoE が挑む「事業を進化させる AI エンジニアリング」 / carta ai coe evolution business ai engineering
carta_engineering
0
1k
大企業でもできる!ボトムアップで拡大させるプラットフォームの作り方
findy_eventslides
1
760
ブロックテーマとこれからの WordPress サイト制作 / Toyama WordPress Meetup Vol.81
torounit
0
570
ChatGPTで論⽂は読めるのか
spatial_ai_network
8
28k
技術以外の世界に『越境』しエンジニアとして進化を遂げる 〜Kotlinへの愛とDevHRとしての挑戦を添えて〜
subroh0508
1
440
今年のデータ・ML系アップデートと気になるアプデのご紹介
nayuts
1
320
年間40件以上の登壇を続けて見えた「本当の発信力」/ 20251213 Masaki Okuda
shift_evolve
PRO
1
130
Power of Kiro : あなたの㌔はパワステ搭載ですか?
r3_yamauchi
PRO
0
120
Rubyで楽して タスクを書きたい!
ahogappa
0
110
生成AIでテスト設計はどこまでできる? 「テスト粒度」を操るテーラリング術
shota_kusaba
0
730
Featured
See All Featured
How To Stay Up To Date on Web Technology
chriscoyier
791
250k
Speed Design
sergeychernyshev
33
1.4k
The Language of Interfaces
destraynor
162
25k
Navigating Team Friction
lara
191
16k
Bash Introduction
62gerente
615
210k
Exploring the Power of Turbo Streams & Action Cable | RailsConf2023
kevinliebholz
36
6.2k
KATA
mclloyd
PRO
32
15k
The World Runs on Bad Software
bkeepers
PRO
72
12k
Thoughts on Productivity
jonyablonski
73
5k
Designing Dashboards & Data Visualisations in Web Apps
destraynor
231
54k
Into the Great Unknown - MozCon
thekraken
40
2.2k
The Cult of Friendly URLs
andyhume
79
6.7k
Transcript
PHPのレガシーコードを Rubyで焼き変えてみた PHPのレガシーコードを Rubyで焼き変えてみた @akira345 Hiroshima.rb Powered by Rabbit 2.0.6
and COZMIXNG
自己紹介 本業:精神修行 所属: Hiroshima.rb 広島サーバユーザ友の会(仮) 広島電子工作娯楽部(仮称) WindowsPhoneハンズオンin広島 オープンセミナー2014@広島 実行メンバー OSC広島実行メンバー WTM時々インフラ担当
本題 目的: 非オブジェクト指向なレガシーコードを (出来る範囲で)オブジェクト指向的に 持っていく。 出来ればテストも入れたい。
生け贄の準備 今回の生け贄: 十数年前に独学で習得中に自作した 15Puzzleプログラム https://github.com/akira345/Old_PHP_Samples/tree/ master/15puzzle_old (以前Rubyでゲームを作られた方がいたので対抗してみた)
15Puzzle??
15Puzzle??
レガシーな点 圧倒的に古い!(iniファイルなんてものがあったり) php4の出たての頃に書かれている 作った本人が実はよく分かっていない 山のようなフラグ管理。よくわからない変数、強引な処理 変数一覧表なるものがあるw 当然MVCなんて考えはない 当時のポリシーとして、HTMLを極力PHPで出力してい るので作りがカオス 当時自信作今黒歴史
第1段階 いきなりRubyにするのはさすがに無理なので、まずは PHPで試作。 とはいえ、再設計すると、新規で作り直s(ry 当時の自分を恨みつつ、まずは簡単なビューとロジック の分離から。 この時、無理にファイルを分離しようとすると色々悩 むので、まずは同一ファイル内で、分離すると良い。 ビューに埋め込んだロジックはなるべく分離。 但し、この時はロジックを余り弄らないこと。テストが
無いのでバグると酷い目に合う
第2段階 ロジックの組換前に、機能ブロックを大まかに洗い出して おく。 ロジック部分から、機能ブロックをくくりだし、クラスメソッ ドとして纏める所からまずはスタート。 関数化されている箇所はそのままクラスメソッドとして仮 実装。 クラスメソッドはとりあえず全てPublic! テストコードが無いので、ロジックの組み換えは後。動く 状態を極力キープ
機能ブロック このプログラムを構成する主な機能 乱数生成 動かす数字を格納する配列を生成 数字が動かせるか判定する 数字を動かす パズルが完成したかチェックする
ロジックに手をつける フローチャートを書くのは断念したOrz 基本は機能ロジックごとにカットアンドペーストでクラス メソッド化や、ロジックの組み換えを行った。 機能ブロックを動かす場合、該当箇所を全てコメントアウ トし、最低限の実装に置換。動作確認しながら、ブロック の組み換えを行った。 複雑怪奇なifのネストは、中のロジックをprint('A')のよう なものに書き換えて、動作の確認をしながら整理 変数名やフラグを少し整理。(fとかswとかrとか)
セッション周り 昔はセッション変数に何でも突っ込んでい た オブジェクト指向になると、クラスにデータを 持たせられるので、クラスをセッションに突 っ込めばOK(時と場合による)
完成 https://github.com/ akira345/15Puzzle_For_OOP ただしPHP版
さて、Rubyに焼き変えるか。 PHPをRubyに置き換えるので楽勝!(と思 っていました) いまさらCGIクラスなんて使うとレガシーに 戻る。 かといって、この程度でRailsも大げさ Sinatraを使おう。 http://www.sinatrarb.com/intro-jp.html
sinatraではまる! あれ?画像でないぞ?? publicディレクトリが必要 あれ?セッションに入れたクラスが読めない ぞ? enable :sessionsが必要 get/postでロジック分離しないといけない ぞ? とりあえず共通関数作成で回避<-邪道
などなど
ひむひむヘルプ! 絶賛仕事中のひむひむへ襲撃!! インデントがカオス! status=3って何? このメソッド名、スペル違うよ・・・ 変数の初期化はどこでされているの? ロジックが難しい。データの持たせ方が・・ テストはどこ? やりたい事は何となく分かるけど・・う〜ん(悩)
教訓:コードレビューは大事。
教訓:コードレビューは大事。 大事な事なので(ry
リファクタリングだ! クラスのテストをRspecで。 だけど、ランダムにデータができるので、余りテスト が書けなかった・・ ビューのテストが非常に難儀 sinatraでは、途中でprintとか出力しても無視され るので、printデバックができない。 pryをつかって、ブレークポイントを仕掛けてデバック http://shirusu-ni-tarazu.hatenablog.jp/ entry/2012/06/24/051114
そんなこんなで 完成!(デモするよ) https://github.com/akira345/15Puzzle_For_Ruby Powered by Rabbit 2.0.6 and COZMIXNG