Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Server speckのご紹介
Search
akira345
May 06, 2015
Technology
0
32
Server speckのご紹介
LT駆動開発14でServerSpecを軽く紹介しました。
akira345
May 06, 2015
Tweet
Share
More Decks by akira345
See All by akira345
Dockerを触ってみよう
akira345
0
52
アラフォー世代が基板を作ってみた(公開用)
akira345
0
110
ESP-WROOM-02でプチIoT
akira345
0
78
基板から回路図を起こしてみよう
akira345
0
1.1k
OSS翻訳プロジェクトに参加してみた
akira345
0
88
ジャンク解析入門
akira345
0
73
Lt駆動開発28 Windows版Dockerを試してみた。
akira345
0
60
Simの容量が気になって安眠できない
akira345
0
69
メモリと遊んでみた Pert2
akira345
0
59
Other Decks in Technology
See All in Technology
RECRUIT TECH CONFERENCE 2025 プレイベント【高橋】
recruitengineers
PRO
0
160
君も受託系GISエンジニアにならないか
sudataka
2
430
速くて安いWebサイトを作る
nishiharatsubasa
10
12k
PHPカンファレンス名古屋-テックリードの経験から学んだ設計の教訓
hayatokudou
2
260
PL900試験から学ぶ Power Platform 基礎知識講座
kumikeyy
0
130
現場の種を事業の芽にする - エンジニア主導のイノベーションを事業戦略に装着する方法 -
kzkmaeda
2
2.1k
次世代KYC活動報告 / 20250219-BizDay17-KYC-nextgen
oidfj
0
250
ユーザーストーリーマッピングから始めるアジャイルチームと並走するQA / Starting QA with User Story Mapping
katawara
0
200
株式会社EventHub・エンジニア採用資料
eventhub
0
4.3k
2024.02.19 W&B AIエージェントLT会 / AIエージェントが業務を代行するための計画と実行 / Algomatic 宮脇
smiyawaki0820
13
3.3k
【Developers Summit 2025】プロダクトエンジニアから学ぶ、 ユーザーにより高い価値を届ける技術
niwatakeru
2
1.4k
開発スピードは上がっている…品質はどうする? スピードと品質を両立させるためのプロダクト開発の進め方とは #DevSumi #DevSumiB / Agile And Quality
nihonbuson
2
2.9k
Featured
See All Featured
Fantastic passwords and where to find them - at NoRuKo
philnash
51
3k
Fight the Zombie Pattern Library - RWD Summit 2016
marcelosomers
233
17k
No one is an island. Learnings from fostering a developers community.
thoeni
21
3.1k
Adopting Sorbet at Scale
ufuk
74
9.2k
Fashionably flexible responsive web design (full day workshop)
malarkey
406
66k
Let's Do A Bunch of Simple Stuff to Make Websites Faster
chriscoyier
507
140k
The World Runs on Bad Software
bkeepers
PRO
67
11k
Stop Working from a Prison Cell
hatefulcrawdad
267
20k
Why Our Code Smells
bkeepers
PRO
336
57k
A designer walks into a library…
pauljervisheath
205
24k
4 Signs Your Business is Dying
shpigford
182
22k
Java REST API Framework Comparison - PWX 2021
mraible
28
8.4k
Transcript
ServerSpecの ご紹介 LT駆動勉強会14
お約束 ・本スライドで出てくる事象はフィクションです。 所属組織その他特定の事象に言及しているわけ ではないですし、実際にあったわけではないかもし れません。
ServerSpecとは? ServerSpecとは、サーバの状態をテストするため のフレームワークです。 ServerSpecは、テスト対象のサーバに対してSSH ログインしてテストするので、 ServerSpec用に何か特別なエージェントをインス トールする必要がありません。
サーバのテストって??? そもそもサーバ構築時、テストしてますか? ・phpinfoが出ればOK? ・DBがつながればOK? ・WordPressが動けばOK? ・プロセスが起動していればOK?
そもそもサーバ構築ってどうやってますか? ・コピペ駆動 ・手順書(エクセルやWikiとか紙とかテキストとか) ・ChefやAnsibleなど構成管理 ・シェルスクリプト(!) そもそもサーバの要件って決まってます?? (WordPressが動くサーバ用意して。など)
ありがちなミス • いままで問題なく動いていたのに、再起動したら SSHもWebもつながらなくなった!! ◦ iptablesの保存し忘れ ◦ Apacheの自動起動設定もれ
ありがちなミス • 気がついたらDBサーバの時計がズレている。 ◦ NTPサービス起動忘れ。 手順書に漏れていたり、どこかのサイトをコピペするとやり がち。 ちなみに、DBサーバの時刻がずれている時、急に時刻を 合わせると、 酷い目に合う可能性があります。
メールサーバも同様。
つまり • サーバの構築は構成管理などで(ある程度)自動 化できるけど、構築したサーバのテストも必要。 • 設定や構成管理のミスはそれ単体のテストでは検 証できない。(ChefSpecをパスしたからと言って サーバが要求通りの動作をしている訳ではない。) ◦ サーバもテスト駆動でやろう。
ServerSpecインストール 1:Rubyをインストール 2:gem install serverspec 3:ServerSpecのテストコードを出力したいディレク トリでserverspec-initを実行。 4:質問に答えると、ひな形が生成される。 Winな人はCygWinでもOK。 サーバ側はSSHさえつながればOK.
ServerSpecインストール 5:~/.ssh/configにssh接続情報をセット Host test.org HostName example.com IdentityFile ~/.ssh/example.com.id_rsa User webmaster
テストコードの例 require 'spec_helper' describe package('httpd'), :if => os[:family] == 'redhat'
do it { should be_installed } end describe port(80) do it { should be_listening } end 割と簡潔でわかりやすくかける。 OSの差異はある程度吸収してくれる。
テストって言われても・・・ 何をテストしていいのか分からない。という場合は、 ServerSpecのサイトにあるリソースを眺めてみて、 何がテストできるのか?から追いかけるのも手で す。 ServerSpecは既存のサーバに影響を与えないの で、気になるところや今動いているものが動いている テストを書いてみる。等から始めると良い。
テストすると何がいいの? ・テストコード自体が生きた資料(チェックリスト)に なる。 ・プログラムと違い、サーバのテスト項目はある程 度決まっているので、作ってしまえば、他のサーバ に流用が効く。 ・不具合が起こった時何が問題なのかが分かる。
ServerSpecでテストできる範囲 ・ServerSpecはSSHでつないで各種コマンドの実行 結果よりチェックを行う。 →サーバ内部からのチェック。 ・複数台のサーバと連携しているか?外部からつな がるか?等外部からのチェックはZabbixなどを使 う。
ServerSpecのちょっと残念なところ ・デフォルトではサーバごとにテストを書かないといけ ない。 →本当は機能や役割ごとにテストを書いて、インストー ルされた機能毎にテストを組み合わせて適用したい。 →設定いじれば結構柔軟にカスタム出来そうだけど、 rakeやRubyの知識が必要(本家にカスタム例あり)
まとめ ・構築手順書やマニュアルの類は所詮メンテされないし、読み 手を選ぶ。 (サーバ建てる毎に手順書やマニュアル作りますか??) ・構成管理やテストコードなど、インフラをコードで記述すること により、生きた手順書、チェックリストを作成することができる。 ・バージョン管理ができるし、差分チェックもできる。 ・自動化できる。他サーバに流用できる。 ・テストをすることによりある程度の安心感を得る。
参考サイト ・serverspecを使ってサーバの状態をテストしてみよう ・ServerSpec ・serverspec の論文公開します