pmconf2021 での登壇資料です。
【概要】
これまで “数が神より正しい” を掲げ、徹底的に定量評価・定量的コミュニケーションを貫いてきたGunosyが、定性的なユーザストーリを取り入れながら試行錯誤する話です。客観的な定量評価とは異なり、定性評価を取り入れようとすると、どうしても立場/権限の強い人の意見が通りやすくなってしまったり、トップダウンな意思決定に見えてしまうという副次的な問題も発生します。また、定性的な意思決定はメンバー全体での納得感を醸成するのが難しいという問題も発生します。さらには新型コロナによるリモートワークとなり、コミュニケーションの量と質が低下していく中で意思統一しなければいけないという新たな問題も発生しています。
そこで、グノシーでは、RICEスコアによる施策優先度決め、経営陣を含めたWeeklyのプロダクトMTGによるクオリティと優先度のすり合わせ、メンバーを巻き込んだ定期的なディスカッションやワークショップ、施策ごとにValuePropositionCanvasを作成するアプローチ、などの手法で、上記の問題解決に取り組んできました。このセッションでは、その実践における効果や課題、推進方法などをお伝えできればと考えています。