Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Sign up for free
Menu
Search
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Pricing
Search
Sign in
Sign up for free
Mackerel開発チームの障害対応演習 ──新卒エンジニアが障害対応指揮官を務めるに至るまで...
Search
Arthur
May 23, 2024
Technology
540
0
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
Mackerel開発チームの障害対応演習 ──新卒エンジニアが障害対応指揮官を務めるに至るまでのステップ / Mackerel Drink Up 出張版@福岡
https://mackerelio.connpass.com/event/317504/
Arthur
May 23, 2024
More Decks by Arthur
See All by Arthur
はじめてのグラフ信号サンプリング
arthur1
0
85
PHP 7.4でもOpenTelemetryゼロコード計装がしたい! / PHPerKaigi 2026
arthur1
1
3.2k
go directiveを最新にしすぎないで欲しい話──あるいは、Go 1.26からgo mod initで作られるgo directiveの値が変わる話 / Go 1.26 リリースパーティ
arthur1
2
890
OTEPsで知るOpenTelemetryの未来 / Observability Conference Tokyo 2025
arthur1
0
1.4k
【実演版】カンファレンス登壇者・スタッフにこそ知ってほしいマイクの使い方 / 大吉祥寺.pm 2025
arthur1
1
3.4k
オブザーバビリティプラットフォームの企画からリリースまで──PO・TLから見るMackerelの裏側 / ”ユーザー体験”の起点となるUXとアプリ開発──トヨタ・Nissan・はてなのプロダクトと開発現場から見える、設計の多様なアプローチ【TECH DRIVERS Day1】
arthur1
0
200
オブザーバビリティプラットフォーム開発におけるオブザーバビリティとの向き合い / Hatena Engineer Seminar #34 オブザーバビリティの実現と運用編
arthur1
0
800
デフォルトの16:9(960*540px)のケース / Google Slide Size Test
arthur1
0
5.7k
1920*1080pxに設定したケース / Google Slide Size Test
arthur1
0
5.6k
Other Decks in Technology
See All in Technology
OpenTelemetryのメトリクスをCloudWatchに送ってPromQLで見てみた
ota1022
0
120
Screen Lens - 今見てる画面を翻訳する
komagata
0
240
リージョンの壁を越える、 ちょっと変わったAWSサービスの話
falken
PRO
1
300
enechainの内製セルフサービスプラットフォーム
hiyosi
0
160
クロスボーダーM&AのValue Upを支えるプロダクト開発。日米チームのハブになったプロダクトエンジニアの実践 / Product Engineering Conference 2026
genda
0
120
「図書館」という名前のままでいいのか -Code4Lib JAPANカンファレンス2026 アンカンファレンス報告- / Code4Lib JAPAN Conference 2026: Unconference Report
ykiyota
0
160
あるけみー式LTスライド作成術
alchemy1115
1
170
『止めない』を設計する — 制約の中で、事業の根幹を支える判断
hiroyaterui
0
270
Claude Code本って、 読む必要あるの?
oikon48
2
390
AI-DLCって実際どう? 〜聞きたいこと全部聞いてみる〜
news_it_enj
0
260
2026/09/10 Spring Bootから Jakarta EE/MicroProfileへの移行
megascus
0
310
DEFCON34-Write-up_HYCu-MYCu
daikiokazaki
0
150
Featured
See All Featured
The SEO identity crisis: Don't let AI make you average
varn
0
550
Building Experiences: Design Systems, User Experience, and Full Site Editing
marktimemedia
0
600
Data-driven link building: lessons from a $708K investment (BrightonSEO talk)
szymonslowik
1
1.3k
Future Trends and Review - Lecture 12 - Web Technologies (1019888BNR)
signer
PRO
0
3.7k
Pawsitive SEO: Lessons from My Dog (and Many Mistakes) on Thriving as a Consultant in the Age of AI
davidcarrasco
0
240
Reality Check: Gamification 10 Years Later
codingconduct
0
2.3k
Stewardship and Sustainability of Urban and Community Forests
pwiseman
0
520
The Impact of AI in SEO - AI Overviews June 2024 Edition
aleyda
6
1.2k
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
55
8.3k
Breaking role norms: Why Content Design is so much more than writing copy - Taylor Woolridge
uxyall
1
400
Cheating the UX When There Is Nothing More to Optimize - PixelPioneers
stephaniewalter
287
14k
I Don’t Have Time: Getting Over the Fear to Launch Your Podcast
jcasabona
35
2.8k
Transcript
ja.mackerel.io Mackerel開発チームの障害対応演習 ──新卒エンジニアが障害対応指揮官 を務めるに至るまでのステップ 株式会社はてな Mackerel 開発チーム アプリケーションエンジニア Arthur(id:arthur-1) 2024-05-23
Mackerel Drink Up 出張版@福岡
自己紹介 id:arthur-1 株式会社はてな Mackerel 開発チーム アプリケーションエンジニア @Arthur1__ > 2022 年新卒入社
顧客要望やdogfoodingから特定したMVPを検証 可能な形で実装し、リリースの効果を可視化し続 けることで仮説検証型開発を支えています 2
Mackerel開発チームの状況 • 自分も含めチームに開発メンバーがたくさん増えキャッチ アップ不足 • 新規開発やインフラ更改でシステムの様子が大きく変化 限られた人だけが障害対応で指示し手を動かしていた 3
障害対応の学びの難しさ 障害対応の目標は障害(ユーザーがサービスを正常に利用 できない状態)をいち早く復旧すること 障害対応はいつ起こるか、そしてその場に居合わせる人が 誰かわからない →本番の障害対応をスキルアップの場としにくい 4
自分も最初はこうだった 新卒入社後すぐの自分 • システム構成がわからないからグラフを見ても何の数値か わからない、飛び交う言葉もわからない • 問題を認識しても、どうすれば良いか決断できない →今では障害対応の指揮官ができるまでに成長した 5
Mackerel開発チームのやり方 障害対応のふり返り • 経験を一般的な学びに昇華する手段 • 個人の過ちと捉えず、仕組みで解決する機会 障害対応演習 ⇦今回のトピックはこれ • 災害と同じように定期的な訓練が必要 6
Mackerelの障害対応演習の設計 最近Mackerel開発チームSREのid:heleeenによって アウトプットされたものがあるので、ぜひご覧ください • Mackerel で行った障害対応演習を紹介します https://developer.hatenastaff.com/entry/2024/04/30/162658 • 障害対応をちょっとずつよくしていくための演習の作りかた https://speakerdeck.com/heleeen/troubleshooting-exercises
7
障害対応演習のメニュー これらのメニューを、チームやシステムの状況を元に組み 合わせて実施する • オペレーションの手順確認 • 障害対応フローの確認 • 検証用の環境での実践 8
オペレーションの手順確認 障害対応で起こり得る手動オペレーションの手順を学び、 実際に手を動かして練習する: • アプリケーションのロールバック • データベースのスナップショットからの復元 • アプリケーションをメンテナンスモードにする インフラ構成が変化する(例えばクラウドシフト)際に特
に有効 9
オペレーション手順確認の効果 • オペレーションができる作業者が増える • 手順が記されたドキュメントが用意される • マニュアル通りにやればできるという安心感を得る 私はSREと一緒に手順確認の演習を準備して実施(解説) する経験をした →手順の意味や具体的な方法を深く知る機会に
10
オペレーション手順確認の準備 私はSREと一緒に手順確認の演習を準備して実施(解説) する経験をした →手順の意味や具体的な方法を深く知る機会に 時間の制約なく、自分がわからないところに向き合える 11
障害対応フローの確認 座学 • 障害対応フォーメーションを組んでから解散するまでの一連の流 れをおさらいする • 各ステップで各ロールがどんな心がけをすべきか、それはなぜか を知る ロールプレイ •
発生した障害や原因というシナリオが決まっていて、座学で学ん だ通りに障害対応フローを擬似体験する 12
ロールプレイのコツ シナリオの細部まで決まっているとは限らない 細かいところは実際の障害対応の様子を思い出しながらでっち 上げると停滞しない メタ発言が減ると没入感、障害対応さながらの緊張感も高まる 例)「実装内容に不備がある」というシナリオのケース: 数分調査するふりをした後、「リリース後に500系のレスポンスが増 加した様子が確認されたので、ロールバックしてみませんか」と発言 13
障害対応フロー確認の効果 実際の障害対応中で、スキルが高まったと実感する機会が たくさん: • 「誰かやってください」ではなく「〜〜さんにお願いしま す」と明確な指示を出せる • 「原因究明より復旧優先しませんか」という声かけが自然 とできる •
集まった情報から冷静に状況を分析し判断できる 14
検証用の環境での実践 検証環境が実際に壊された状況から、アラートなどの手が かりを元に影響範囲を特定しシステムを復旧する これまで紹介した2つの演習で得た知識を実践する反復に よって真にチームに身に付く 15
検証用の環境での実践例 これらによってサービスがおかしくなった状態から原因を 突き止め何とかする: • コンテナイメージをレジストリから削除 • Security Groupの変更 • DBクラスタの削除
謎解き・脱出ゲームが好きなので普通に楽しい 16
検証環境での実践の効果 本番で行う障害対応演習と何ら変わらず、ふり返りによっ て監視運用や障害対応をより良くできる 本当に起きたら困る、ビジネス的に大きなインパクトがあ るケースでのコミュニケーションの練習もできた 17
まとめ • チームの状況を踏まえ、目的意識を持って障害対応演習のメ ニューを組みましょう • 自信を持って手動オペレーションができるように練習機会を用 意しましょう • チームメンバーにうまく采配し、素早く復旧に持っていけるよ うな指揮官を増やしましょう
• 新メンバーの知識を増やすには、障害対応演習の準備を一緒に やるのも効果的 18
宣伝 明日2024-05-24(金) 「Road to SRE NEXT@福岡」にはてなスタッフ id:cohalz, id:cd_sioremonが登壇します! https://sre-lounge.connpass.com/event/314694/ 福岡の皆さん、現地でお会いしましょう
19
20 ご清聴いただき ありがとうございました!