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SSH校の特性を生かした教科横断型の授業実践
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アシアル情報教育研究所
March 23, 2023
Education
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SSH校の特性を生かした教科横断型の授業実践
アシアル情報教育研究所
March 23, 2023
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Transcript
SSH校の特性を生かした教 科横断型の授業実践 大阪府立天王寺高等学校 理科・情報科 河井昇 0325プログラミング教育実践事例研究会
学校設定科目 創知 平成24年度から令和6年度まで文科省からSSHの指定を受けているため,教育課程上 の特例により,情報Ⅰ(2単位)を創知によって代替している。 1年次…創知Ⅰ 探究 データの収集・整理・分析,情報デザインなど 情報 コンピュータとプログラム,情報通信ネットワークなど 2年次…創知Ⅱ ディベート 課題研究 データの収集・整理・分析,情報社会の問題解決など 約30名の教員が担当する全校体制の授業
情報の授業設計に関連した教員 ・保健体育科教員1名…大学院での動作解析の研究で,装置を自作しデータ収集。マ ザーボードの提供。→生徒指導の遅刻集計用のプログラミングもその後実施。 ・英語科教員1名…元システムエンジニア。プログラミング課題などを助言。 ・数学科教員1名…統計学が専門。仮説検定の内容を助言。サンプル問題のお釣りの プログラムの解答例を作成。 ・国語科教員1名…元ジャーナリスト。メディアリテラシーの内容を助言。 ・社会科教員1名…校内LANの責任者。情報通信ネットワークの内容を助言。
毎時の流れ 1コマ45分 1 本時の問いを提示する。 例:PCの価格がどんな要素によって変動するのか説明できる。 2 講義や実習(15分程度) 3 (関連する内容を問題集を使用して知識を補完する。) 4 本時の問いの回答を言語化し,生徒どうしで確認する。 5 Googleformで小テストに回答し,本時の問いの回答を入力する。 6 教員はGoogleformをチェックし,知識の定着,記述の内容から理解を見とる
創知Ⅰ情報 教材…教科書・問題集・MonacaEducation公式テキスト「Pythonで学ぶプログラミング 入門」・探究テキスト(学校独自教材)を使用 Monaca教材を用いたプログラミングは7~8回実施。
プログラミングのうちわけ 0 ブロック崩し…コードを変更してより良いゲームにしてみよう 1 数値と計算,入力の受付 2 条件分岐 3 リスト 4 繰り返し処理 5 繰り返しと選択の組み合わせ 6 九九の表の作成 7 サンプル問題のお釣りのプログラム
7 「モナカエデュケーション」で検索
8 自分のアカウントを選択
9
10 「Python.py」を選択
11 これをGoogleformに添付する
授業後 添付されたURLから生徒の成果物を確認 →結果のみが表示される(コードはわからない) 正しく表示されなかった生徒には,収集しているメールアドレスに正しく修正して再送す るよう指示
評価 毎時の振り返りフォームをチェックし,アセスメント評価 理解度を見とり次回以降の授業の参考にする エバリュエーション評価 知識技能…定期考査の正誤問題,振り返りフォームで定期的に小テスト 思考判断…定期考査の思考問題(アルゴリズム,論理回路など),オープンデータを用 いた探究活動のレポート,プログラミング課題 主体性…オープンデータを用いた探究活動のテーマ設定・振り返り・発表,単元ごとの 振り返り
今年度の総括 ・学校全体に関わる授業として捉える教員が増えた。(入試への関心?) ・「情報×〇〇」という横断的な学びの可能性 →すべての教科の根幹に情報がある ・エバリュエーション評価にとらわれすぎない ・プログラミングやシミュレーションにかける時間を増やしたい ・来年度は2年次の課題研究で「プログラミング分野」(80名),「オープンデータ利活用分 野」(80名)を新設 →今年度の学びを探究を通して深化させる
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ご清聴ありがとうございました
[email protected]
ご指導・ご助言いただけますと幸いです。 探究活動の独自教材などもお渡しいたします。