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ClaudeCodeによる高専MCC準拠教材生成パイプラインの実装と運用

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September 28, 2026

 ClaudeCodeによる高専MCC準拠教材生成パイプラインの実装と運用

K-007 Claude Codeによる高専MCC準拠教材生成パイプラインの実装と運用
◎瀬尾 敦生(弓削商船高等専門学校)・長尾 和彦(釧路工業高等専門学校)

https://www.ipsj.or.jp/event/fit/fit2026/abstract/data/html/program/k.html

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September 28, 2026

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  1. 弓削商船高等専門学校 / 釧路工業高等専門学校 背景 -高等教育機関の教育を取り巻く環境• • 大学教職員の職務時間に占める教育活動の割合は増加傾向 – 2002年度 23.7%

    → 2023年度 30.1%に増加 研究時間割合は46.5%から32.1%に低下 学生やそれを取り巻く環境の変化・多様化。 授業・学生指導に使う時間を多く取る必要が出てきている。 [引用] 文部科学省, ” 大学等におけるフルタイム換算データに関する調査(2023 年度)”, https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/itaku/1418390_00008.htm (参照:2026-08-01) 2026/9/3 9:30 ~ 12:00 FIT2026 4Q-1 受付番号: 1035 4
  2. 弓削商船高等専門学校 / 釧路工業高等専門学校 背景 -高等教育機関の教育を取り巻く環境• • 教職員の職務時間に占める教育活動の割合は増加傾向 – 上記は大学教員の例 –

    2002年度 23.7% → 2023年度 30.1%に増加 研究時間割合は46.5%から32.1%に低下 働き方改善に伴い、単純な労働時間増で賄うのもNG 研究活動を削らざるをえない現状 [引用] 文部科学省, ” 大学等におけるフルタイム換算データに関する調査(2023 年度)”, https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/itaku/1418390_00008.htm (参照:2026-08-01) 2026/9/3 9:30 ~ 12:00 FIT2026 4Q-1 受付番号: 1035 5
  3. 弓削商船高等専門学校 / 釧路工業高等専門学校 背景 -高専の教育を取り巻く環境• • 教職員の職務時間に占める教育活動の割合は増加傾向 – 高専の場合も同様 高専でも前項で教員の教育能力向上(FD活動)が制度化

    – MCC(モデルコアカリキュラム)に基づく到達目標との整 合性が取れた授業が求められる – MCCと連動した授業設計=シラバス作成に始まり、 定期試験・レポート課題・授業資料/スライドを整備する必 要がある 定期試験、レポート課題、授業資料作成の時間確保が課題 [引用] 高専機構, ” 高専モデルコアカリキュラム(令和 5 年度版) ”, https://www.kosen-k.go.jp/wp/wp-content/uploads/2023/12/2c383e29-7e20-4b20-af19-ca3737450665.pdf 2026/9/3 9:30 ~ 12:00 FIT2026 4Q-1 受付番号: 1035 6
  4. 弓削商船高等専門学校 / 釧路工業高等専門学校 背景 -業務内容も多岐になり続ける• • 寮指導 高専特有の事情として以下も ある –

    ホームルーム対応 – 部活動顧問 – 寮務指導 多忙ゆえ、教員間での ナレッジ共有も進んでいない 属人化も進んでいる 部活指導 2026/9/3 9:30 ~ 12:00 FIT2026 4Q-1 受付番号: 1035 7
  5. 弓削商船高等専門学校 / 釧路工業高等専門学校 背景 -生成AIの活用• • ChatGPT、Gemini、Claudeをはじめとする汎用LLMサービス を使った資料作成なども考えられる 高専のMCCとの整合性に関する問題 –

    • 高専の授業として品質がOKか? シラバス・テスト・レポート・資料など作った成果物間での整 合性・再現性については検討が必要 – テストで〇〇を聞くが、資料で説明ができてるか?など 2026/9/3 9:30 ~ 12:00 FIT2026 4Q-1 受付番号: 1035 8
  6. 弓削商船高等専門学校 / 釧路工業高等専門学校 生成AIパイプラインの構想 • • 教職員の経験値によらず、一定の品質を持つ授業資料を生成す るためには以下の要件が必要だと仮定した。 要件 –

    対象者:教職員 – 対象端末:PC – 高専MCCに準拠することが前提 – インプット:授業のタイトル、ルーブリック、提出物・テス ト案(決まってる範囲) – アウトプット:シラバス、授業資料(スライド)、テスト 2026/9/3 9:30 ~ 12:00 FIT2026 4Q-1 受付番号: 1035 11
  7. 弓削商船高等専門学校 / 釧路工業高等専門学校 生成AIパイプラインの構想 -インプットのイメージ• 授業のタイトル – • プログラミング3 ルーブリック

    – 評価項目と理想的な到達レベルの目安、標準的な到達レベルの目 安、未到達レベルの目安 • これの壁打ちも必要と思われる 2026/9/3 9:30 ~ 12:00 FIT2026 4Q-1 受付番号: 1035 12
  8. 弓削商船高等専門学校 / 釧路工業高等専門学校 生成AIパイプラインの構想 -アウトプットのイメージ• • • アウトプットの対象者、利用想定 – シラバス:学校への提出、シラバス系システムへの反映

    – 授業資料(スライド):教職員が投影、印刷して配布を想定 – テスト:LMSでの実施、印刷して配布し利用を想定 本校の例 – シラバスはExcelファイルでの提出・管理 – LMSはMoodle 上記に対応できるようにする必要がある 2026/9/3 9:30 ~ 12:00 FIT2026 4Q-1 受付番号: 1035 13
  9. 弓削商船高等専門学校 / 釧路工業高等専門学校 生成AIパイプラインの構想 -生成AIツール• 以下に対応するため、今回はClaudeCodeを利用する 日本語・英語双方による指示 – エクセルファイルの操作・読み取り –

    Moodle連携用のファイル出力 – • • • テストに利用する問題バンクはxmlファイル ClaudeCode Skill 機構を使う – 再現性の担保、属人性の排除 なお、今回の検証は2026年3月末時点のClaudeCodeで実施 – ClaudeCode Opus 4.6 2026/9/3 9:30 ~ 12:00 FIT2026 4Q-1 受付番号: 1035 14
  10. 弓削商船高等専門学校 / 釧路工業高等専門学校 ClaudeCode Skillとは • 事前にマークダウンファイルに タスク(実行させたい内容)や リファレンス(事前知識)を ファイルにまとめておき、

    ユーザーが任意のタイミングで 1コマンドで仕事をさせる技術 • プログラムの実行や、 テキスト仕様を細かく指定した上で 生成することなどが可能 [引用] https://code.claude.com/docs/ja/skills 2026/9/3 9:30 ~ 12:00 FIT2026 4Q-1 受付番号: 1035 15
  11. 弓削商船高等専門学校 / 釧路工業高等専門学校 今回の成果物について • • • 生成AIのワークフローの コードについては 右QRコードの

    リポジトリから参照可能 以降の発表は このリポジトリの内容を ベースに発表します 発表資料ごと参照したい方は セッション発表者まで お問い合わせください 2026/9/3 9:30 ~ 12:00 https://github.com/atsuki-seo/NITYC-MCC-Tools FIT2026 4Q-1 受付番号: 1035 17
  12. 弓削商船高等専門学校 / 釧路工業高等専門学校 生成AIパイプラインの構想 -ClaudeCode Skillの流れ• MCC + タイトル +

    ルーブリック → ①シラバス作成 → → ②テスト・試験問題作成 → ③授業資料作成 • 赤字の部分に対してそれぞれClaudeCode Skillを作るイメージ – 今回は主要部分のみ説明する 2026/9/3 9:30 ~ 12:00 FIT2026 4Q-1 受付番号: 1035 18
  13. 弓削商船高等専門学校 / 釧路工業高等専門学校 生成AIパイプラインの仕様 -MCCを参照するため• • モデルコアカリキュラムには 各単元で学習内容・目標が定 義されている この内容を事前にパースし、

    テキストファイルとしておく – – • SSOT、単一の知識ソースとし て利用する スキルにリファレンスとして 組み込む 今回は情報工学系分野に限定して 単元・学習内容・目標を パースして検証した 2026/9/3 9:30 ~ 12:00 FIT2026 4Q-1 受付番号: 1035 19
  14. 弓削商船高等専門学校 / 釧路工業高等専門学校 生成AIパイプラインの仕様 -シラバスの操作• シラバスがエクセル ファイルで管理されて ることを想定し、入 力・読み取り処理を Python

    + openpyxl で事前に実装 – Vibe Codingで準備 – スキルに利用するプ ログラムとして組み 込む 2026/9/3 9:30 ~ 12:00 FIT2026 4Q-1 受付番号: 1035 20
  15. 弓削商船高等専門学校 / 釧路工業高等専門学校 生成AIパイプラインの仕様 -テスト生成• • Moodle XMLフォーマットは 直近の生成AIに仕様として 入っている

    多肢選択問題を前提にxmlを 生成するためのPythonコード も用意する – コンテキスト量の節約が 主な意図 – スキルに利用するプログラ ムとして組み込む 2026/9/3 9:30 ~ 12:00 FIT2026 4Q-1 受付番号: 1035 21
  16. 弓削商船高等専門学校 / 釧路工業高等専門学校 教材生成パイプライン -①シラバス作成• 1問1答形式で段階的に入力させる – Q: ルーブリック •

    ルーブリックが未定の場合は、未定のため壁打ちしたい 旨を伝えると相談が可能 • MCCの内容とタイトルからルーブリックや計画の逆算も させられる – ルーブリックの質問時、シラバスのテンプレートがあれば、 以降の情報はテンプレートのエクセルファイルに記入して読 み取らせることも可能 2026/9/3 9:30 ~ 12:00 FIT2026 4Q-1 受付番号: 1035 25
  17. 弓削商船高等専門学校 / 釧路工業高等専門学校 教材生成パイプライン -①シラバス作成• 1問1答形式で段階的に入力させる – Q. 授業回数 x

    時間 – Q. 授業構成案 • 講義中心/演習中心/講義+演習/反転授業 – Q. レポートの回数・有無 – Q. テスト・小テストの回数・有無 2026/9/3 9:30 ~ 12:00 FIT2026 4Q-1 受付番号: 1035 26
  18. 弓削商船高等専門学校 / 釧路工業高等専門学校 教材生成パイプライン -①シラバス作成• ユーザーから入力した情報から、授業案を掲示 – MCCの情報との対応付けも実施 – 各回ごとの授業設計も実施

    • – • 第1回で〇〇、第2回で〇〇とXX、第3回で小テストなど テストを指定した場合、各テストの推奨範囲を設計 掲示された案に問題がある場合は修正を指示し、 再度授業内容を設計させられる。 2026/9/3 9:30 ~ 12:00 FIT2026 4Q-1 受付番号: 1035 27
  19. 弓削商船高等専門学校 / 釧路工業高等専門学校 教材生成パイプライン -①シラバス作成• • • 掲示された授業案に問題なければ、OKを出す シラバス作成スキルは最後に テンプレートのエクセルファイルに情報を書き込む

    + マークダウンファイルとして決定事項を書き出す 以降のスキルは作成したシラバスのファイルを読み込む前提 2026/9/3 9:30 ~ 12:00 FIT2026 4Q-1 受付番号: 1035 28
  20. 弓削商船高等専門学校 / 釧路工業高等専門学校 教材生成パイプライン -②テスト作成• • • 作成したシラバスをユーザーが指定する ユーザー側に改めてテスト・小テストの数と範囲を確認する –

    問題があれば、この段階でもテスト計画を修正可能 テスト・小テストの各時間、要件を確認する – 50分なのか、90分なのか? – AIやPC・スマホの持ち込み可なのか? 2026/9/3 9:30 ~ 12:00 FIT2026 4Q-1 受付番号: 1035 30
  21. 弓削商船高等専門学校 / 釧路工業高等専門学校 教材生成パイプライン -②テスト作成• • テスト・小テストの各時間、要件を確認する – 50分なのか、90分なのか? –

    AIやPC・スマホの持ち込み可なのか? 持ち込み可能物、Webで調べながらの回答を許可するかどうか で問題の数と難易度を調整する – 主には数。 – 計算問題や間違っているものの選択など、1問ずつプロンプ ト入力してると時間が間に合わない量になるように調整 2026/9/3 9:30 ~ 12:00 FIT2026 4Q-1 受付番号: 1035 31
  22. 弓削商船高等専門学校 / 釧路工業高等専門学校 教材生成パイプライン -②テスト作成• • • 難易度・範囲を確定させ、テストごとの問題案を掲示 掲示された案に問題がある場合は修正を指示し、 再度テスト内容を設計させられる。

    – この際テスト問題はもちろん、配点も調整可能 テスト生成スキルは最後に Moodle XML形式で問題文を生成する – Moodleの問題バンクにそのままインポート可能 2026/9/3 9:30 ~ 12:00 FIT2026 4Q-1 受付番号: 1035 32
  23. 弓削商船高等専門学校 / 釧路工業高等専門学校 教材生成パイプライン -③授業資料作成• • • • 作成したシラバスをユーザーが指定する ユーザー側に改めて授業資料作成

    範囲・内容を確認する – 問題があれば、この段階で授業資料の作成計画を修正可能 Marp(Markdownからスライド生成する技術)を利用し、 スライド形式の各単元の資料を生成する 授業資料生成スキルは最後に PDF + Markdown で各回用の授業資料を生成する(15~30回) 2026/9/3 9:30 ~ 12:00 FIT2026 4Q-1 受付番号: 1035 35
  24. 弓削商船高等専門学校 / 釧路工業高等専門学校 評価(教員1名) • • 本パイプラインで授業シラバスの生成 〜 テスト生成まで実施 –

    2科目(プログラミング3、アルゴリズム) – 生成工数の計測 • シラバス生成スキル起動 ~ 資料生成完了までの時間 – 教材作り直しの回数の計測 • ワークフロー外の修正ループの回数 実際の授業で資料の運用 2026/9/3 9:30 ~ 12:00 FIT2026 4Q-1 受付番号: 1035 37
  25. 弓削商船高等専門学校 / 釧路工業高等専門学校 評価(教員1名) • • 生成工数の計測 – シラバス生成スキル起動 ~

    資料生成完了までの時間 – 初回30分、差分更新を10~15分。合計40分~45分。 教材作り直しの回数の計測 – ワークフロー外の修正ループの回数 – 0回 2026/9/3 9:30 ~ 12:00 FIT2026 4Q-1 受付番号: 1035 38
  26. 弓削商船高等専門学校 / 釧路工業高等専門学校 授業での運用した上での評価 • 実際の授業で資料の運用 – 単元ごとに授業資料として説明用には十分使えた • ハルシネーションは確認されなかった

    – 生成AI特有の以下が見られた • 冗長な説明 • 特にプッシュすべき項目、間違えやすい項目などは 反映されていない 2026/9/3 9:30 ~ 12:00 FIT2026 4Q-1 受付番号: 1035 39
  27. 弓削商船高等専門学校 / 釧路工業高等専門学校 生成したテストの結果 • 期末試験で実運用 – 範囲 • •

    • • • – 日本語 マークダウン、git、システム開発に関するテスト 50分のテスト時間を想定 持ち込みか、事前に解かせた練習問題のみ表示負荷 他メンバーとの相談もなし 実際のテスト時間: 10分〜20分(留学生込み) • AIとしては50分の難易度として、難しめに設定させた 2026/9/3 9:30 ~ 12:00 FIT2026 4Q-1 受付番号: 1035 41
  28. 弓削商船高等専門学校 / 釧路工業高等専門学校 考察と今後の課題 • シラバス作成、テスト作成については一気通貫で実施 できる 1時間未満で1科目。本校の担当科目が多い人で3~5科目な ことを鑑みても、半日も確保しておけば計画策定は無事完了 できる

    – 毎年ごとに授業計画をアップデートすることも現実的に – • 授業資料作成スキルについては改善が必要 – 回数ではなく、単元ごとの生成やアウトラインのみの生成 などのオプション対応なども考慮することが必要そう 2026/9/3 9:30 ~ 12:00 FIT2026 4Q-1 受付番号: 1035 43
  29. 弓削商船高等専門学校 / 釧路工業高等専門学校 考察と今後の課題 • テストの難易度については、より上昇させるための 考え方を言語化してAIスキル化した方が良さそう 設問テクニック – 点数配分

    – そもそも時間をより短くする – • 持ち込み不可のテストだった場合は、難易度が適切だった可能性も あるので追加検証した方が良い 2026/9/3 9:30 ~ 12:00 FIT2026 4Q-1 受付番号: 1035 44
  30. 弓削商船高等専門学校 / 釧路工業高等専門学校 考察と今後の課題 • • • 評価についても教職員1名分のみなので、 他教員からの評価もとっていく必要がある テンプレートが本校専用なので、汎用テンプレートの

    設計や他校のテンプレートへの対応 利用する生成AIのバリエーションで違いがあるかの 検証 – 例)Codex、Github Copilot、Cursor 2026/9/3 9:30 ~ 12:00 FIT2026 4Q-1 受付番号: 1035 45