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持続可能なアクセシビリティ開発

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November 19, 2025

 持続可能なアクセシビリティ開発

持続可能なアクセシビリティ開発は「誰が書いても80%の要件を満たす状態を目指す」ことです。なぜ私たちのチームではこの目標を設定したのか、持続可能なアクセシビリティ開発を達成するためにどのようなアプローチを取っているのかについて発表します。

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November 19, 2025
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Transcript

  1. • デザイナーが AI を使ってコードを書き、Pull Request を 作成している • 一般的に AI

    で生成されたコードは一見正しく動作するよ うに見えても、エッジケースやエラー処理が不十分なこ とが多い • AI が生成したコードはプロフェッショナルな開発者によ るコードレビューが必要なことは、よく知られている 生成 AI の普及による開発体制の変化
  2. AI 時代のアクセシビリティ開発 生成AI時代のWebアプリケーションアクセシビリティ改善 - やまのく(yamanoku) • Human or LLM? A

    Comparative Study on Accessible Code Generation Capability という論文が紹介されてい る ◦ LLM はアクセシブルなコードを書けるか?
  3. 解決策 (1):コンポーネントライブラリ • 標準的な UI コンポーネントをまとまった形で提供する • WCAG に準拠したアクセシビリティ対応を集中管理 •

    コンポーネントを利用する開発者はアクセシビリティの 実装の詳細を理解していなくても、アクセシブルな UI を 実装できる
  4. • ヘッドレス UI ライブラリを使うのがおすすめ ◦ Headless UI ◦ Radix UI

    ◦ Ark UI ◦ React Aria • スタイルがなく、機能のみが提供されている • プロダクトのデザインに合わせた形でラップして提供 コンポーネントライブラリの実装