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1on1の要点とコーチ的な関わり方をするために / To know the points about 1on1, and behave as a coach

Builders Box
October 16, 2020

1on1の要点とコーチ的な関わり方をするために / To know the points about 1on1, and behave as a coach

■イベント 

Builders Box Workshop ~エンジニアリング組織を強くする1on1ワークショップ~
https://sansan.connpass.com/event/190715/

■登壇概要
タイトル:
1on1の要点とコーチ的な関わり方をするために
発表者:
CTI認定 Professional Coach (CPCC)
国際コーチング連盟(ICF) アソシエイト認定コーチ(ACC:Associate Certified Coach)
谷内 真裕 氏

▼Builders Box
https://buildersbox-online.com/

Builders Box

October 16, 2020
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Transcript

  1. @tany3_ 谷内 真裕 (たにさん) Masahiro Taniuchi いまやっていること やってきたこと 開発部内の人事&社内コーチ パーソナルコーチ(米国CTI認定CPCC・ICF認定ACC)

    趣味はアプリづくり ※エンジニアをやってました ΤϯδχΞɾνʔϜϦʔμʔɾΤϯδχΞϦϯάϚωʔ δϟʔɾϓϩμΫτϚωʔδϟʔ डୗ։ൃɾݚڀ։ൃɾࣗࣾ։ൃɾ4BB4 ҩྍܥɾۚ༥ܥɾ໊ࢗ؅ཧαʔϏε
  2. ピープルマネジメントがより重要になってきた マネジメントは「ピープルマネジメント」の時代へ。その定義や実践法・事例を徹底解説 | SELECK [セレック] • 以前は計画と実行を最重視 ◦ 牽引する幹部・リーダー ◦

    指揮と命令・管理・成果主義 ◦ 組織目線&ワークグループ • 現在はとにかく不確実 ◦ VUCA・標的は常に動く ◦ 個々のリーダーシップ・権限移譲 ◦ 企業文化・エンゲージメント ◦ 人目線&チームワーク
  3. 1on1の全体的な流れ • 事前準備 ◦ 話したいテーマをあらかじめ決めてもらう(所定のフォーマットに書いてもらうなど) • 実施 ◦ 前回からの振り返りやアップデートについて話す ◦

    テーマについて対話(ティーチング・フィードバック・メンタリング・コーチングなど) ◦ 気づきなどをまとめ、ネクストアクションを決めて終える • 事後フォロー ◦ ネクストアクションのフォロー • 定期フォロー ◦ 1on1自体の振り返りをする(対話する・1on1のアンケートを取るなど)
  4. よく言われる分類まとめ ティーチング フィードバック メンタリング コーチング 特定の知識・ルール などを伝える。 軌道修正・動機付けのために 結果・指摘・評価を伝える。 経験に基づく知恵とガイダンスを

    提供する。助言、カウンセリング、 コーチングを含む。 助言やカウンセリングを行わず、 成長・主体性・目的設定と達成に 焦点を当てて関わる。
  5. その他:1on1で気になるアレコレ • 頻度 ◦ はじめは細かめで、安定したら調整(1週間~4週間ぐらいの間) • 時間 ◦ はじめは長めで、安定したら調整(15分~60分ぐらいの間) •

    宿題・ネクストアクション ◦ 相手の状態に応じて、ネクストは必須じゃなくていいと思います (みんな、つらいときもある。にんげんだもの)
  6. パートナーシップがあれば相手はこう思う • この人は、私の話を聴いてくれる • この人には、何を言っても大丈夫 • この人は、私を信じてくれている • この人に、私はNOを言える •

    この人は、私を後押ししてくれる • この人は、私に厳しいことも言ってくれる • この人は、自分について新しい発見をもたらしてくれる
  7. 話を「聴いてくれない」 アンチパターン例1 • 注意をそらす 「へ〜そうなんだ、そんなことより〜」 • 物語を語る(会話ジャック) 「私も昔に〜があってさ〜」 • アドバイスをする

    「それなら〜したほうがいいよ、そうしてみなよ」 • 油を注ぐ 「それはあなたが〜したからじゃないかな」 • 評価・批判をする 「いつもあなたは〜ができないね」 • 質問攻めにする 「いつ?どこで?だれが?それで?どうして?どんな?」
  8. 話を「聴いてくれない」 アンチパターン例2 • 感じさせない 「悪く考えても仕方ないよ。楽しくやろう。忘れよう。」 • 1つ上をいく 「それならまだマシだろう。私の場合は〜だから」 • 分析する

    「それはあなたが〜と考えているからでは?思考のクセでは?」 • 同情・同調する 「わかる〜そうだよね〜私もさ〜」 • 説教・教育する 「それはあなたの〜が悪い。考えを改めなさい。」 • ずっとPCの画面見てタイピングしてる 「カタカタカタ…ッターン!」
  9. 聞き手として注意したいポイント • 自分の意識がどこに向いていますか? ◦ 相手の話を聴いている?それとも、自分の心の声を聞いている? • 評価判断していませんか? ◦ 「もっといい方法があるのに」「できないヤツだ」「勉強が足りない」「能力がない」 •

    役割を演じたり、よく見せようとしていませんか? ◦ 「リーダーだから分からないと言えない」「ダメだと思われたくない」「本音は言えない」 • まだ気づいていない、自分のビリーフ(色眼鏡)はありませんか? ◦ 「年上は敬うべき」「仕事は丁寧にやるもの」「HRTが無いヤツはダメだ」 ◦ 「成長し続けなければならない」「努力は報われるものだ」
  10. • 3人1組 - 話し手・聞き手・オブザーバー ◦ 4分:セッション ◦ 5分:振り返り ▪ 1分:聞き手から一言

    ▪ 2分:オブザーバーからフィードバック ▪ 2分:話し手からフィードバック • 役割を交代する ★オブザーバーはミュート・画像OFFでタイムキープお願いします! ★別途シェアタイムがありますので、時間キープお願いします! ワークの流れ
  11. 1. 話し手は、取り上げたい話題を手短に話す a. 聞き手は、話し手の言葉、しぐさ、雰囲気を聴き取る 2. 聞き手は、以下を1回以上をする a. 話し手の言葉を「おうむ返し」をする b. 話し手その人にフォーカスした「拡大質問」をする

    c. 感じたことをそのまま「鏡のように伝える」 d. 聞き手が感じたその人の「人となりを伝える」 3. 話し手は、聞き手の言葉を受けて話を続ける セッションの流れ
  12. ❏ 良かった点 ❏ より良くなるとしたら、どんなことが挙げられますか? ❏ 観点 ❏ おうむ返し ❏ 拡大質問

    ❏ 鏡のように伝える ❏ 人となりを伝える オブザーバーチェックシート
  13. 10分でできる 傾聴の練習 微動だにしない 短い相槌だけする 相手の表情を伝える 都度おうむ返しする たまに要約 SOUND ONLY で話す

    腕を組む・あごを上げて聴く 座る位置を変えてみる エディタを見続ける 話をする人・聴く人に分かれて3分間 話をする 終わったら、どんな感じがしたか話し合う 「聴いてくれている」と感じるのはどんなときか? 聴く人の言動を以下からランダムに選んで遊んでみる 大げさに話す・聴く