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医療DX令和ビジョン2030の全体像.pdf

CLINICS
January 08, 2025
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 医療DX令和ビジョン2030の全体像.pdf

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January 08, 2025
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  1. 2 ©MEDLEY, INC. CONTENTS 令和ビジョン2030の全体像 • DX化が遅れる医療分野の課題 • 医療DX令和ビジョン2030とは 3つの柱について

    • 令和ビジョン2030の3つの柱 • 1-1.「全国医療情報プラットフォーム」の創設 • 1-2.「全国医療情報プラットフォーム」のメリット • 1-3.「全国医療情報プラットフォーム」の工程 • 2-1.「電子カルテ情報の標準化」とは • 2-2.「電子カルテ情報の標準化」に向けて2030年までに電子カルテ導入率100%を目指す • 3-1.「診療報酬改定DX」とは • 3-2.「診療報酬改定DX」によるクリニックへのメリット P03 P06 01 02 CLINICSオンライン診療について • CLINICSオンライン診療とは • CLINICSオンライン診療でできること • CLINICSオンライン診療の機能 • CLINICSオンライン診療 利用開始までの流れ • CLINICSオンライン診療が選ばれる理由・特徴 03 P15
  2. 4 ©MEDLEY, INC. DX化が遅れる医療分野の課題 現在、多くの業界においてデジタルトランスフォーメーション(DX)の導入が加速していますが、医療分野においてはその進展が依 然として遅れているのが現状です。DX化が進まないことで、以下のようなデメリットが考えられます。 1.医療の質の低下 医療情報が分散して管理されていると、患者の受診歴や治療経過を一目で確認できないため、適切な診断や治療が難しくなり、医療ミスや誤 診のリスクが増加します。また、情報の重複や取り違えも生じやすくなります。 2.医療の効率の低下と医療費の増加

    高齢化に伴い、1人の患者が複数の疾患を抱えるケースが増え、その結果として複数の医療機関を受診することが多くなっています。しかし、そ の際に「各病院で同じ検査が重複して行われる」「同様の問診が繰り返される」といった問題も発生しています。それにより無駄な手間や時間、 コストがかかり、医療の効率が低下するだけでなく、医療経済的にも医療費の増加を招くことになります。 3.カルテ情報の有効活用が出来ない 電子カルテの導入率は未だに 50%ほどにとどまり、また導入していたとしても情報を活用できず、患者の診断・治療への活用や健康管理、医療 連携、医学・医療・医薬品の研究開発への活用が限定的になってしまっています。
  3. 5 ©MEDLEY, INC. 医療DX令和ビジョン2030とは 「医療DX令和ビジョン2030」は、自由民主党政務調査会が2022年に公表した方針です。日本の医療分野における情報の あり方を根本から解決するための取り組みを示しています。 医療DX令和ビジョン2030で総合的に進めていく3つの取り組みは以下の通りです。 全国医療情報プラットフォームの創設 電子カルテ情報の標準化 診療報酬改定DX

    これらの取り組みを進めることの具体的な目的は、次のようにまとめられます。 • 効率的かつ質の高い医療の提供を通して、国民の健康の維持・向上を図る • デジタル技術の活用により、医療機関の業務効率を改善する • システム関連の人材を効果的に活用し、医療システムの改善を図る 次章では各取り組みについて解説します。 出典:⾃由⺠主党|「医療DX令和ビジョン2030」の実現に向けて https://www.jimin.jp/news/policy/203565.html
  4. 8 ©MEDLEY, INC. 1-1.「全国医療プラットフォーム」の創設 全国医療情報プラットフォームとは医療機関、 介護施設、公衆衛生機関、自治体でバラバラに 保存・管理されている患者の医療関連情報を、 一つに集約して閲覧共有・管理するための新し いシステムで、全国的にリアルタイム共有でき る状態を目指しています。

    これが実現すると、医師も他の医療機関での患 者情報を簡単に確認でき、診療に活用できるの はもちろん、患者自身が健康情報を確認しやす くなります。またこうした取り組みを通じて、 重複していた診察・検査が減ることによるコス ト削減、医療ミスの防止など、医療サービスの 質の向上や業務効率化が期待されています。 出典:厚⽣労働省|全国医療情報プラットフォームの全体像 chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.mhlw.go.jp/content/10808000/001140173.pdf
  5. 9 ©MEDLEY, INC. 1-2. 「全国医療情報プラットフォーム」のメリット 全国医療情報プラットフォームが構築されることで、以下のメリットがあるとされています。   救急・医療・介護現場での途切れない情報連携 ・意識不明の場合でも、検査結果や処方薬の情報が把握され、迅速かつ適切な治療を受けることが可能になる。 ・入退院時に医療・介護関係者の間で情報が共有されることで、効率的かつ質の高いケアを提供できるようになる。

      医療機関・自治体サービスの効率化・負担軽減 ・診察時に、公費助成の対象となる制度の紙の受給者証を持参する必要がなくなる。 ・情報登録作業の手間や誤入力のリスクが減少し、費用処理に伴う事務作業コストが削減される。   健康管理、疾病予防、適切な受診等のサポート ・診察時に、公費助成制度の紙の受給者証を携行する手間が不要となる ・情報登録の負担や誤入力の可能性が減り、費用処理に伴う事務手続きのコストが大幅に軽減される。   公衆衛生、医学・産業の振興に資する二次利用 ・政策立案のための分析が可能になることで、次の感染症危機に対する対応力の向上に寄与する。 ・医薬品などの研究開発が促進され、よりよい治療や検診が可能になる。
  6. 12 ©MEDLEY, INC. 2-2.「電子カルテ情報の標準化」に向けて2030年までに電子カルテ導入率100%を目指す 厚生労働省から発表されたデータによると、電 子カルテ普及率は、令和2年時点で一般病院 57.2%、診療所49.9%となっています。半分近 くの医療機関が導入できていない現状があるた め、普及をいかに上げるかが課題となっていま す。

    政府は電子カルテを導入していない医療機関が 少ないことを踏まえ、クラウドベースの「標準 型電子カルテ」を国主導で開発しており、2030 年には、概ねすべての医療機関が電子カルテを 導入することを目指しています。 chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000938782.pdf 出典:厚労省「電子カルテシステム等の普及状況の推移」
  7. 19 ©MEDLEY, INC. CLINICSオンライン診療 利用開始までの流れ Step.1 初回面談 ◯オンライン診療の概要を 説明します。 ◯今後貴院にて対応いただ

    きたい項目をご案内しま す。 Step.2 Step.3 Step.4 研修の受講 施設基準の届出 ◯厚生労働省が指定するオ ンライン診療研修を受講し ていただきます。 ◯地方厚生局への施設基準 の届出を出していただきま す。 オペレーション確認 ◯CLINICSの操作方法の説 明と院内オペレーションの 構築をサポートします。 ◯デモ診察を実施します。 ご利用の開始 ◯CLINICSページを公開し ます。 CLINICSオンライン診療は弊社カスタマーサクセスチームが利用開始から運用まで徹底サポートしていきます。 そのため、システムに不安を感じている医療機関様でも安心して使用開始できます。 また、ご契約後、最短3日(※) 〜最長1ヶ月で利用開始可能です。 ※最短でご利用されたい場合はSTEP2:研修の受講と施設基準の届出を事前にご対応をお願いいたします。