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Garden Hori
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Tasuku Hori
September 02, 2015
Technology
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18
Garden Hori
IBM Bluemix Challenge 2015, Bluemix賞受賞プレゼン資料
Tasuku Hori
September 02, 2015
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Transcript
Garden Hori 2015/09/02 IoT DemoFirst Foundation
[email protected]
ベースコンセプト ITで痩せる ..をできるトコロから (C) Tasuku Hori, IoT DemoFirst Foundation, 2015
2 新しい未来を予感できる、アプリやサービス =
利用者 ペルソナ • 年齢は30から40歳くらい • 多少お金には余裕がある独身 • 年1度の健康診断で警告が出始める • ワーカホリックで仕事中心生活
• メタボリックで肉食中心生活 • 生活習慣病、あるいは予備軍 • 外食中心の食事、土日もだんだん自炊敬遠 • 改善する気はあるが、なかなか実行に.. • 医師、両親からはしつこく言われるのだけど.. • 野菜は嫌いではないが、大好きでもない (C) Tasuku Hori, IoT DemoFirst Foundation, 2015 3 ※リッチピクチャ 痩せるアクション自体を意識しないで継続できる方法があれば良い
基本定義 Z: 目的 ~するために 意識せずに野菜中心の食生活へシフトするために Y: 手段 ~して 自宅やオフィスに水耕栽培器を置き、 Web経由で状態を常に確認できる環境を提供して
X: 活動 ~するシステム 生活の中で野菜が視野に入る機会を増やす (C) Tasuku Hori, IoT DemoFirst Foundation, 2015 4
CATWOE分析 • C: Customer – メタボから離脱したいけど意志が弱い独身者 • A: Actor –
IoT DemoFirst Foundationメンバ(サービス担当者) • T: Transformation Process – 野菜を育てる→たまには野菜でも→自分で育てた野菜は旨い – 野菜を育てているうちに食事の指向を野菜中心へ変換 • W: Weltanschauung (世界観) – ダイエットの考え方を北風作戦から太陽作戦へ • O: Owner – 出資者(メタボな役員) • E: Environment – 強力な訴求力のあるテーマは、英語、ダイエット、自己啓発の3 つ(勝間和代、談) (C) Tasuku Hori, IoT DemoFirst Foundation, 2015 5
ユースケース (C) Tasuku Hori, IoT DemoFirst Foundation, 2015 6
システム化範囲 水耕栽培器 ピタゴラ装置 Bluemix 自宅・オフィス システム化範囲 栽培状況 スマート デバイスから PCから
外出先など 警告 栽培状況 警告 外出先など ! 警告 栽培状況 Think Vegetable.. Think Vegetable.. Think Vegetable.. Think Vegetable.. 手入れ 利用者 利用者 利用者 利用者 (C) Tasuku Hori, IoT DemoFirst Foundation, 2015 7
Garden Horiが提供する機能 • 環境系センサ付き水耕栽培器を設置 • 離れた場所でも栽培状況を確認できる • 養水補充が必要になったら警告 水耕栽培器は市販のものを 流用
ユーイング社「グリーン ファーム」 ※離れている場合 ※近くにいる場合 水位が低下 Twitterメッセージ で受け取る ピタゴラ 装置起動 で認識 スマートデバイス経由 PC経由 (C) Tasuku Hori, IoT DemoFirst Foundation, 2015 8
Garden Horiシステム全体構成 センサ ゲートウェイ ブローカ ディスパッチャ ストア アプリケーション 温度・湿度 光量
水位 Arduino IBM IoT Foundation NodeRED Cloudant Node.js D3.js REST REST ブラウザ HTTP Bluemix 水耕栽培器 Twitter REST 有線 MQTT REST MQTT モータ ピタゴラ装置 WordPress (C) Tasuku Hori, IoT DemoFirst Foundation, 2015 9
水耕栽培器 グリーンファーム自体 の機能説明は省略 (C) Tasuku Hori, IoT DemoFirst Foundation, 2015
10
ピタゴラ装置 • ゲートウェイはYUN + 4 Relays Shieldで 実装 • 以下の部品でピタゴラ装置を構築
– 楽しい工作シリーズ戦車工作基本セット – ダンボール戦車 ティーガー1 ワークショップ 版(動画あり) – ジェンガ – ピタゴラゴール1号 • 実際に動作している動画 (C) Tasuku Hori, IoT DemoFirst Foundation, 2015 11
センサ 温度・湿度両方計測可能 水位計測 光量計測 基板付きのものは、直接ゲートウェイへ接続可能 基盤なし →ドキュメントを読み、自分で回路を組む データ補正は実測 水位計測を線形データ化する回路は 国内販売されていなかった
※写真はスイッチサイエンス社、Milone社社、Amazon社サイトより引用 Seeed Studio Grove - Temperature and Humidity Pro Milone Technologies eTape 8inch Seeed Studio Grove - Light Sensor (C) Tasuku Hori, IoT DemoFirst Foundation, 2015 12
ゲートウェイ • AVRマイコンArduino YUNを採用 – UNO+ネットワーク機能=YUN – 安価かつ安定、ライブラリやドキュメントが豊富 • MQTTプロトコルを採用
– IoT/M2M向けプロトコルでHTTPより軽量 – PubSubClientライブラリ(OSS)を使用 • プログラムはSketchで記述 – 温度・湿度センサはDHT ライブラリ(OSS)を使用 (C) Tasuku Hori, IoT DemoFirst Foundation, 2015 13
ダンボール戦車 • 大野萌菜美氏主催ワークショップで使用されたダン ボール戦車ティーガIキットがベース • 駆動系はタミヤ社楽しい工作シリーズタンク工作基本 セットを組み付け • Subscriberプログラムを組み込んだArduino YUNに純正
4-Relay Shieldを搭載しゲートウェイとして使用 (C) Tasuku Hori, IoT DemoFirst Foundation, 2015 14
水位センサ接続/モータ接続 プルアップ抵抗2kΩ Arduino 4Relays Shieldの3番リレーのみ 使用(モータON/OFF) (C) Tasuku Hori, IoT
DemoFirst Foundation, 2015 15
ブローカ • BluemixのInternet of Thingsサービスを使用 – IBM IoT Foundation Traial版(MQTTブローカ)
• Publisher – 環境センサ用:Arduino YUN 3デバイス – Basic認証、QoS:0 • Subscriber – ディスパッチャ(Node-RED) – ピタゴラ装置用:Arduino YUN 1デバイス – Basic認証、QoS:0 (C) Tasuku Hori, IoT DemoFirst Foundation, 2015 16
ディスパッチャ 《IBMIoTノード》 IoTFから温度・湿度センサ データを受信する 《Functionノード》 現在時刻を追加 《Functionノード》 温度データを抽出 出力形式に記述 《Functionノード》
湿度データを抽出 出力形式に記述 《Cloudantノード》 データベースへinsert 《Cloudantノード》 データベースへinsert 《Switchノード》 温度5度未満の場合 《Templateノード》 温度警告メッセージ作成 《Twitterノード》 Tweetする 《Twitterノード》 Tweetする 《Switchノード》 湿度10%以下の場合 《Templateノード》 湿度警告メッセージ作成 時刻を取得するためのリソースが Arduino側にないため ①Subscriber処理:Cloudantへ格納、しきい値超えた場合Tweet ②REST API処理:Cloudant/IoT Foundationから所定データJSON化し返却 Node-REDを使って主に2つの機能を実装 ※フロー省略 (C) Tasuku Hori, IoT DemoFirst Foundation, 2015 17
ストア JSON形式データをそのま まCloudant(Node-REDボイ ラープレート同梱)へ格納 1時間ごとデータを 格納するデータベー スを別途用意 データ間引きはディ スパッチャ側で実施 Cloudantコンソール画面
(C) Tasuku Hori, IoT DemoFirst Foundation, 2015 18
アプリケーション • スマートデバイス兼用HTMLを提供 – WordPressをベースとしたWeb UI • スマートデバイス対応テーマを使用 • 画面サイズ操作はWordPress準拠でコンテンツ作成
• PHP/mysqlサービス(英国)上にインストール – グラフ表示はSVG対応のD3.jsを使用 • 画面サイズに合わせてグラフ表示可能 • SVGなのでエッジは綺麗なはず – 外出先の警告はTwitterメッセージで実現 • Node-REDで簡単実装 • Webサーバ代わりにNode.jsサービス使用 – Node.jsプログラムは一切書かない – すべてHTML5/CSS3で実現 (C) Tasuku Hori, IoT DemoFirst Foundation, 2015 19 ※リンクはBluemix 試用期間終了すると切れます
提供している全グラフ • 最新の状態(IoT Foundation) – 全センサ、温度・湿度、光量、水位 • 直近100件(IoT Foundation) –
定期更新ありAjax版(温度、湿度、光量、水 位) • 1時間ごとの推移 – 定期更新なし版(温度、湿度、光量、水位) 利用者の方々には上記のリンクを直接公開せず、 WordPressサイトの固定ページ経由で参照していただく。 (C) Tasuku Hori, IoT DemoFirst Foundation, 2015 20 ※これらのリンクはBluemix 試用期間終了すると切れます
操作手順書 • 水耕栽培環境 – 水耕栽培器にセンサおよびゲートウェイを配 置するまでの手順を説明 • ピタゴラ装置 – ピタゴラ装置の起点となるダンボール戦車を
配置するまでの手順を説明 • Webサイト – WebサイトのURLおよび使い方を説明 (C) Tasuku Hori, IoT DemoFirst Foundation, 2015 21 ※これらのリンクはBluemix 試用期間終了すると切れます
Garden Hori 成果物例 (C) Tasuku Hori, IoT DemoFirst Foundation, 2015
22 ※この後、スタッフが美味しくいただきました
Just Do IoT! 本資料に記載の企業名称、製品名称は、米国および その他の国における各社の登録商標です。 (C) Tasuku Hori, IoT DemoFirst
Foundation, 2015 23