Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
odc2020-teckbook
Search
Cybozu
PRO
December 24, 2020
Technology
0
1.3k
odc2020-teckbook
Cybozu
PRO
December 24, 2020
Tweet
Share
More Decks by Cybozu
See All by Cybozu
サイボウズQAの紹介
cybozuinsideout
PRO
1
31
試験仕様書の英語化をやってみたら試験仕様書の本質が見えてきた
cybozuinsideout
PRO
0
21
販売管理オペレーターが開発チームの一員となった話
cybozuinsideout
PRO
0
25
主体的な活動で巨大な影響範囲のテストを乗りこなしていく話
cybozuinsideout
PRO
1
28
Garoon 開発チーム / Garoon development team
cybozuinsideout
PRO
2
2.9k
OSSの脆弱性との向き合い⽅
cybozuinsideout
PRO
2
70
既存プロセスからの脱却と変化に適応するために必要なこと
cybozuinsideout
PRO
2
320
スプリント内で試験を完了させるには?アジャイル・スクラム開発に参加したQAエンジニアの悩みと対策
cybozuinsideout
PRO
1
290
サイボウズのQAエンジニア育成
cybozuinsideout
PRO
4
1.2k
Other Decks in Technology
See All in Technology
Data and AI Governance: Existing Challenges and Emerging Trends
scotthsieh825
0
150
検証を通して見えてきたTiDBの性能特性
lycorptech_jp
PRO
6
3.1k
開発生産性向上サービスを作るFindyが自分たちで開発生産性を爆上げした組織づくりの歩み / Findy's path to boosting its own development productivity 2024-04-17
ma3tk
3
310
PHPカンファレンス小田原2024
ysknsid25
3
660
マルチアカウント環境への発見的統制の導入
ch1aki
1
1.3k
20240416_devopsdaystokyo
kzkmaeda
1
180
最近たまに見かけるTiDBってなんだ? - Findy
pingcap0315
2
560
Algyan イベント振り返り
linyixian
0
180
4年前、あるじゃん老害エンジニアLT合戦に登壇、米国西海岸コンピュータ歴史博物館体験記の続編
toshi_atsumi
0
190
Signals Unleashed: The Full Guide
rainerhahnekamp
0
360
疲弊しない!AWSセキュリティ統制の考え方 #devio_osakaday1
masahirokawahara
6
5.9k
コードを書く隙間を見つけて生きていく技術/Findy 思考の現在地
fujiwara3
24
4.9k
Featured
See All Featured
Typedesign – Prime Four
hannesfritz
36
2k
A designer walks into a library…
pauljervisheath
199
23k
個人開発の失敗を避けるイケてる考え方 / tips for indie hackers
panda_program
60
14k
Design and Strategy: How to Deal with People Who Don’t "Get" Design
morganepeng
115
18k
Building Applications with DynamoDB
mza
88
5.6k
Designing on Purpose - Digital PM Summit 2013
jponch
110
6.4k
Designing for Performance
lara
602
67k
CoffeeScript is Beautiful & I Never Want to Write Plain JavaScript Again
sstephenson
154
14k
Teambox: Starting and Learning
jrom
128
8.4k
Clear Off the Table
cherdarchuk
83
310k
Design by the Numbers
sachag
274
18k
Let's Do A Bunch of Simple Stuff to Make Websites Faster
chriscoyier
501
140k
Transcript
サイボウズと技術同人誌と部屋とkintoneとセンサーと私 サイボウズ株式会社 ⻄原翔太 恵良知左⼦ Open Developers Conference 2020 Online 2020年12⽉19⽇(⼟)
セミナー概要 ▌サイボウズの技術同⼈誌の誕⽣秘話 ▌企業と技術同⼈誌 ▌サイボウズ⼊社半年の⼈が初めて同⼈誌を書いた実体験 ▌ 質問は以下でセミナー中いつでも受付ております n Zoomチャット n Twitterで「#opendevcon」「#CybozuTech」の2つのハッシュタグをつけてtweet
恵良 知左⼦(エラ チサコ) ▌システムコンサルティング本部 Developer Leading 部 n ⼊社 9年ぐらい
▌仕事 n kintoneと他サービスとの連携ハンズオン、カスタマイズ勉強会などを主催しているチームで kintoneを知らないエンジニア向けの認知活動 ▌サイボウズと技術同⼈誌と私 n 2017年春 技術同⼈誌に出会う n OSC2017 Kyotoのスポンサーブースにkintone技術同⼈誌を出す
⻄原 翔太 (ニシハラ ショウタ) ▌開発本部 コネクト⽀援チーム n ようやく⼊社半年を過ぎました ▌仕事 n
志す⼈も含めた IT エンジニアにサイボウズを知ってもらうことがチームのお仕事 n 「地⽅ IT コミュニティ」を通じ,地域や業界の育成環境整備をするのが個⼈の⽅針 ▌サイボウズと技術同⼈誌と私 n 2020年7⽉,恵良さんからお誘いで「技術書典9」での頒布決定,右往左往しながら書く
kintone技術同⼈誌を作った 恵良 知左⼦
kintone技術同⼈誌とは︖ ▌ターゲット n kintoneを知らないエンジニア ▌⽬的 n kintoneを知って興味を持ってもらう n ⾃分の関⼼分野でkintoneを使ってみたくなる n
⾃分もkintoneの技術同⼈誌を書いてみたくなる ▌内容 n kintoneを使っていればなんでもOK n できればギークなエンジニアに刺さる内容
なぜ、技術同⼈誌︖ ▌Webや勉強会の課題 n Web、勉強会によるエンジニアへの発信では、限られた⼈にしか情報が届かない ▌商業本の可能性とハードル n kintoneを知らないエンジニアが⽬にした時に⼿に取ってくれる可能性がある n 商業本にできるほどの知名度がない ▌技術同⼈誌との出会い
n 社内からのアドバイス〜技術書典3
企業と技術同⼈誌 ▌受け⼊れられる︖ n 多くのエンジニアに知ってほしい、誰かの助けになるような知識を共有したい思いは同じ n サークルではない ▌⼼掛けたこと n ⽂化を学ぶ n
イベントに参加するときは、1サークルメンバーとしてイベントを盛り上げることを第⼀に考える n 企業だからできるイベントへの貢献
やってよかったこと ▌購⼊者との距離の近さ n 購⼊に⾄らなくても伝えられることがあり、フィードバックもいただける n さまざまなエンジニアとの接点ができる ▌活動の広がり n ビジネス系に限らず、エンジニアが集まるであろうイベントへの参加 n
技術書典、オープンソースカンファレンス、コミックマーケット、Maker faire
最新作『部屋とkintoneとセンサー』 ▌偶然⾒つけたグループウェアへの書き込み n ⼆酸化炭素を計測した話 n 感染症対策が求められる今、エンジニア向けにピッタリ
はじめて技術同⼈誌を書いたよの感想⽂ ⻄原 翔太 @tomio2480
技術同⼈誌を書く前の印象 ▌わからないことだらけ n 作業内容,時間の掛けよう,内容の深さ,難易度,対象層 などなど ▌書くことで勉強になるだろうから,まずやってみるかという気持ち n 前前職の⾼校教諭,現副業の専⾨学校講師の経験からも明らか n 「勉強したから書く」「書くから勉強する」は各々の性格や特性と強く関係
n 「とりあえず挑戦」と「元ネタが整っているから挑戦」の差でもある
技術同⼈誌を書いているときの印象 ▌ここまで説明がいるだろうか vs こんな説明で⼤丈夫だろうか n 図か,表か,⽂字かわかりやすさとページ数のせめぎあい ▌作り込みたくなる気持ち vs 妥協する気持ち n
これは本に限った話ではないけれども…… n 想像していなかったような説明が必要になり⼯数が膨れていく n これは調査不⾜でしかないので,実はそうならない⼈も多いのかも︖ n 動いていたけれども,最近のバージョンではこう書くとかそういうのもある
技術書同⼈誌を書いた後の印象 ▌読み直すことで「もっとこうすればよかった」がわかる n モノ⾃体も本も⼿元にあるから,すぐに作り直すことができる n 学習しようとすることの差分が⼩さいため,学習労⼒が⼩さくやる気になりやすい ▌わかりやすい本とわかりにくい本の違いがわかってくる(ような気がする) n 難儀した説明があっさりすっきり書かれていると感動もひとしお n
勉強するための基礎体⼒が鍛えられる