Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
ちょっとヒヤッとした昔話
Search
daigoto
August 08, 2019
Technology
0
730
ちょっとヒヤッとした昔話
ITエンジニア怪談
~背筋も凍る、ゾッとする話Night~ #2
daigoto
August 08, 2019
Tweet
Share
Other Decks in Technology
See All in Technology
Android Audio: Beyond Winning On It
atsushieno
0
2.4k
「どこから読む?」コードとカルチャーに最速で馴染むための実践ガイド
zozotech
PRO
0
550
現場で効くClaude Code ─ 最新動向と企業導入
takaakikakei
1
260
フルカイテン株式会社 エンジニア向け採用資料
fullkaiten
0
8.8k
品質視点から考える組織デザイン/Organizational Design from Quality
mii3king
0
210
要件定義・デザインフェーズでもAIを活用して、コミュニケーションの密度を高める
kazukihayase
0
120
「その開発、認知負荷高すぎませんか?」Platform Engineeringで始める開発者体験カイゼン術
sansantech
PRO
2
320
OCI Oracle Database Services新機能アップデート(2025/06-2025/08)
oracle4engineer
PRO
0
180
💡Ruby 川辺で灯すPicoRubyからの光
bash0c7
0
120
スマートファクトリーの第一歩 〜AWSマネージドサービスで 実現する予知保全と生成AI活用まで
ganota
2
310
バイブスに「型」を!Kent Beckに学ぶ、AI時代のテスト駆動開発
amixedcolor
2
580
AIエージェントで90秒の広告動画を制作!台本・音声・映像・編集をつなぐAWS最新アーキテクチャの実践
nasuvitz
3
340
Featured
See All Featured
Typedesign – Prime Four
hannesfritz
42
2.8k
Measuring & Analyzing Core Web Vitals
bluesmoon
9
580
Gamification - CAS2011
davidbonilla
81
5.4k
Fight the Zombie Pattern Library - RWD Summit 2016
marcelosomers
234
17k
Templates, Plugins, & Blocks: Oh My! Creating the theme that thinks of everything
marktimemedia
31
2.5k
Intergalactic Javascript Robots from Outer Space
tanoku
272
27k
XXLCSS - How to scale CSS and keep your sanity
sugarenia
248
1.3M
Fantastic passwords and where to find them - at NoRuKo
philnash
52
3.4k
Easily Structure & Communicate Ideas using Wireframe
afnizarnur
194
16k
Music & Morning Musume
bryan
46
6.8k
GraphQLの誤解/rethinking-graphql
sonatard
72
11k
[RailsConf 2023] Rails as a piece of cake
palkan
57
5.8k
Transcript
ちょっとヒヤッとした昔話 ITエンジニア怪談 ~背筋も凍る、ゾッとする話Night~ #2 @daigoto
◼ 2000年 新卒で中小SIer ◼ 当時からWebサービスの開発案件を中心に ◼ 2006年 株式会社カカクコム入社 ◼ JOINして13年目
◼ 現在はチーム作り、採用、育成、環境改善、技術戦略など ◼ コードを書かない仕事の方がメイン @daigoto
◼ 1997年5月 「¥CORE PRICE¥(コアプライス)」開始 ◼ 2000年3月 現在の「価格.com」にサービス名変更 ◼ 以来22年、パソコンや家電、通信費や保険など、様々なジャンルの 商品やサービスの価格を比較したり、クチコミやトレンドなどを集約 して提供 価格.com
PV 5億6,946万PV/月 UU 5,473万人/月 2019年6月現在
◼ もう7,8年前になる話 ◼ ショップさんへの送客の計測・課金のシステムで起こった話 ちょっとヒヤッとした昔話
テストデータの整理をしていました テストをするために課金データの元となるクリックデータの テストデータを開発DBから削除する作業です ある日、開発環境で
上司から割り込みで本番データの調査依頼が来ました まずは一旦今の作業の手を止め、 リモートデスクトップで本番サーバに接続し、 依頼通り調査を進め、内容を別途まとめて報告します そんな作業をしている真っ最中
と、開発環境につないである リモートデスクトップの画面を開き、 「さ~て、元の作業に戻ろう」
不要なテストデータを削除しました 皆さん、何が起こったか もうおわかりですね?
あたりまえの準備が大事 ◼ WeeklyでのDBのFull Backup ◼ DailyでのDBの差分Backup ◼ トランザクションログ
あたりまえの準備が大事 ◼ 復旧はインフラチームに協力を仰ぎ、DBAに復旧をお願い ◼ 直近のFull Backup をリストア ◼ Dailyの差分を当日までRollForward ◼
トランザクションログからDelete文を発行する直前までをRollForward 結果、1クリックの欠損もなく無事復旧
教訓 ◼ 開発環境と本番環境で同時に作業はしない方がよいんだけど ◼ けど恐らく実質的には避けることは難しい ◼ 必ずログイン/ログアウトするなどは、まどろっこしい ◼ ぱっと見で見分けがついて注意喚起出来ればよいのではないか
教訓 ◼ これ使ったことある? ◼ テーマ
教訓 ◼ デスクトップのテーマを 分かりやすく変えましょう となりまして、 こんな感じになりました
教訓 ◼ Windowsだと、デスクトップのテーマ変更が分かりやすい ◼ Linuxでも、bashrc などでpromptの色分けや、 terminalのクライアント側で背景色の色分けするなど工夫はできる 基本的なことかもしれないけど、仕組みで対応できることも、 人に寄り添った工夫することもとっても大事 export
PS1='\[\033[01;31m\]\u@\H\[\033[01;33m\] \w \$ \[\033[00m\]'
ご清聴ありがとうござました