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一歩先の未来を見据えたアウトプットのすゝめ
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Daiki Katsuragawa
December 09, 2023
Business
1
360
一歩先の未来を見据えたアウトプットのすゝめ
Developers CAREER Boost 2023 (2023.12.09):
https://event.shoeisha.jp/devboost/20231209/session/4752
Daiki Katsuragawa
December 09, 2023
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Transcript
一歩先の未来を見据えた アウトプットのすゝめ (Developers CAREER Boost 2023) 桂川 大輝
自己紹介 • 名前:桂川 大輝(GitHub:daikikatsuragawa[1]) • 職業:機械学習エンジニア/サーバーサイドエンジニア • 使用頻度の高いプログラミング言語:Python • アウトプット経験(プライベート):
◦ コミュニティ活動 ◦ OSS活動 ◦ 執筆活動 ◦ イベント・セミナー登壇 2 これまでの経験に基づきアウトプットの魅力を紹介 [1] daikikatsuragawa (Daiki Katsuragawa)(https://github.com/daikikatsuragawa)
自己紹介 • 名前:桂川 大輝(GitHub:daikikatsuragawa[1]) • 職業:機械学習エンジニア/サーバーサイドエンジニア • 使用頻度の高いプログラミング言語:Python • アウトプット経験(プライベート):
◦ コミュニティ活動 ◦ OSS活動 ◦ 執筆活動 ◦ イベント・セミナー登壇 3 私見に基づく発表であるため一意見として捉えてください [1] daikikatsuragawa (Daiki Katsuragawa)(https://github.com/daikikatsuragawa)
目次 • はじめに • 本発表におけるアウトプットの定義 • アウトプットの利点 • アウトプットへのハードルと乗り越え方 •
アウトプットの価値を高めるための心得 • アウトプットの事例 • まとめ 4
目次 • はじめに • 本発表におけるアウトプットの定義 • アウトプットの利点 • アウトプットへのハードルと乗り越え方 •
アウトプットの価値を高めるための心得 • アウトプットの事例 • まとめ 5
Developers CAREER Boost 2023[2] • 概要:エンジニアの“キャリア”にフォーカスしたカンファレンス • テーマ:「一歩先の未来を見据える」 • 目標:エンジニアの皆さんの“一歩先の未来”を、
明るく見据えるきっかけとなる場 6 [2] Developers CAREER Boost 2023 (2023.12.09)(https://event.shoeisha.jp/devboost/20231209)
本発表における「一歩先の未来を見据える」とは? • 参加者の理想:一歩先の未来の可能性が広がっている状態 • キャリア戦略:エンジニアとして活躍できる状態に近づくこと • 打ち手:アウトプット ◦ その過程で、技術への理解が深まる ◦
その成果物により、知見の再利用が可能に 7 一歩先の未来を見据えた打ち手=アウトプット
想定する参加者と本発表における目標 • 想定する参加者:アウトプットの初級者〜中級者 • 本発表における目標: ◦ 共通:理想に近づくための打ち手としての、 アウトプットの魅力を認識(再認識)/価値を高める方法を理解 ◦ 初級者:まずはアウトプットを始めるきっかけに(
0→1) ◦ 中級者:今後のアウトプットの価値を高めるきっかけに( ?→?+1) 8
目次 • はじめに • 本発表におけるアウトプットの定義 • アウトプットの利点 • アウトプットへのハードルと乗り越え方 •
アウトプットの価値を高めるための心得 • アウトプットの事例 • まとめ 9
目次 • はじめに • 本発表におけるアウトプットの定義 • アウトプットの利点 • アウトプットへのハードルと乗り越え方 •
アウトプットの価値を高めるための心得 • アウトプットの事例 • まとめ 10
本発表におけるアウトプットの定義 11 対象 目的 手段 具体例 他者/未来の自分 知識の修得/共有 文章で書く ブログでの執筆
言葉で話す イベントでの発表 ※比較的多くの方が実施できる手段に限定 ※恩恵の大きさからオープンに公開するものに限定
目次 • はじめに • 本発表におけるアウトプットの定義 • アウトプットの利点 • アウトプットへのハードルと乗り越え方 •
アウトプットの価値を高めるための心得 • アウトプットの事例 • まとめ 12
目次 • はじめに • 本発表におけるアウトプットの定義 • アウトプットの利点 • アウトプットへのハードルと乗り越え方 •
アウトプットの価値を高めるための心得 • アウトプットの事例 • まとめ 13 どうして アウトプットをした 方が いいのか?
アウトプットの利点 • 技術への理解が深まる • 知見の再利用が可能に 14 エンジニアとして活躍できる状態に近づくこと
アウトプットの利点_技術への理解が深まる • 例:学んだ技術やこれまでに経験した課題や解決方法を 知見/備忘録として公開(技術の解説/手順書など) • 技術への理解が深まる ◦ 公開までの過程で技術や課題や解決方法を体系立てて整理、必要があれば追加の調査 ◦ 共感した他者からのフィードバック(新たな情報/誤認の指摘)も
15
アウトプットの利点_知見の再利用が可能に • 例:これまでに経験した課題や解決方法を知見/備忘録として公開 (課題の打ち手としての技術の解説/手順書など) • 知見の再利用が可能に ◦ 類似した経験をする他者や未来の自分が活用 ◦ 他者が読むことを意識したクオリティ
=後から読んでも理解が可能な状態まで体系立てて整理(簡潔かつ正確) 16 知見 知見
アウトプットの利点(再掲) • 技術への理解が深まる • 知見の再利用が可能に 17 エンジニアとして活躍できる状態に近づくこと
アウトプットの利点(更新) • 技術への理解が深まる • 知見の再利用が可能に 18 エンジニアとして活躍できる状態に近づくこと(一歩先の未来を見据ること)
目次 • はじめに • 本発表におけるアウトプットの定義 • アウトプットの利点 • アウトプットへのハードルと乗り越え方 •
アウトプットの価値を高めるための心得 • アウトプットの事例 • まとめ 19 アウトプットをした い!
目次 • はじめに • 本発表におけるアウトプットの定義 • アウトプットの利点 • アウトプットへのハードルと乗り越え方 •
アウトプットの価値を高めるための心得 • アウトプットの事例 • まとめ 20 とはいえ、 難しい…
アウトプットへのハードル • 意味があるのかが心配 • クオリティが心配 • 実施コストが高い 21
アウトプットへのハードルと乗り越え方 22 ハードルの乗り越え方=まずはやりきる&繰り返す まずはやりきる (ベストを尽くす) アウトプットに慣れる 繰り返す
• まずは過去の自分のためにアウトプット (つまり、知識不足を心配する必要はない) • 後にその情報が嬉しい他者や未来の自分への貢献に (後に意味が生まれる) アウトプットへのハードルと乗り越え方_意味があるのかが心配 23
• まずはやりきるための基準の例: まずは締め切りを設定してその時のベストを尽くす アウトプットへのハードルと乗り越え方_クオリティが心配 24 アウトプットをする (まずはやりきる) より良いアウトプットを生 み出せるようになる(クオ リティの向上)
繰り返す
• まずはやりきるための基準の例: まずは締め切りを設定してその時のベストを尽くす アウトプットへのハードルと乗り越え方_実施コストが高い 25 アウトプットをする (まずはやりきる) より早くアウトプットを生み 出せるようになる (実施コストの削減)
繰り返す
アウトプットへのハードルと乗り越え方(再掲) 26 ハードルの乗り越え方=まずはやりきる&繰り返す まずはやりきる (ベストを尽くす) アウトプットに慣れる 繰り返す
まずはやりきる&繰り返す=一歩先の未来を見据える 27 毎度のアウトプットも「一歩先の未来を見据えたアウトプット」 アウトプット (一歩先の未来) アウトプットに慣れる 繰り返す
目次 • はじめに • 本発表におけるアウトプットの定義 • アウトプットの利点 • アウトプットへのハードルと乗り越え方 •
アウトプットの価値を高めるための心得 • アウトプットの事例 • まとめ 28 アウトプット、 できそう!
目次 • はじめに • 本発表におけるアウトプットの定義 • アウトプットの利点 • アウトプットへのハードルと乗り越え方 •
アウトプットの価値を高めるための心得 • アウトプットの事例 • まとめ 29 どのように アウトプットを すると良いか?
本発表における「一歩先の未来を見据える」とは?(再掲) • 参加者の理想:一歩先の未来の可能性が広がっている状態 • キャリア戦略:エンジニアとして活躍できる状態に近づくこと • 打ち手:アウトプット ◦ その過程で、技術への理解が深まる ◦
その成果物により、知見の再利用が可能に 30 一歩先の未来を見据えた打ち手=アウトプット
アウトプットの利点(再掲) • 技術への理解が深まる • 知見の再利用が可能に 31 エンジニアとして活躍できる状態に近づくこと
アウトプットの価値 • 価値の高いアウトプット =「エンジニアとして活躍できる状態に近づく」ための打ち手として 恩恵が大きい/小さくない(アウトプットの利点がどれだけ得られるか) 32
アウトプットの恩恵が大きい/小さい例 33 アウトプットの利点 恩恵が大きい例 恩恵が小さい例 技術への理解が深まる • 新たな知見や経験が 得られた •
理解が役に立った • 既存の情報で 十分だった • 理解が役に立たない 知見の再利用が可能に • 類似の経験をする 他者や未来の自分が 新たに活用できた • 成果物が役に立った • 既存の情報で 十分だった • 成果物が役に立たない
アウトプットの恩恵が大きい/小さい例 34 アウトプットの利点 恩恵が大きい例 恩恵が小さい例 技術への理解が深まる • 新たな知見や経験が 得られた •
理解が役に立った • 既存の情報で 十分だった • 理解が役に立たない 知見の再利用が可能に • 類似の経験をする 他者や未来の自分が 新たに活用できた • 成果物が役に立った • 既存の情報で 十分だった • 成果物が役に立たない 新規性(新しいこと)が重要
アウトプットの恩恵が大きい/小さい例 35 アウトプットの利点 恩恵が大きい例 恩恵が小さい例 技術への理解が深まる • 新たな知見や経験が 得られた •
理解が役に立った • 既存の情報で 十分だった • 理解が役に立たない 知見の再利用が可能に • 類似の経験をする 他者や未来の自分が 新たに活用できた • 成果物が役に立った • 既存の情報で 十分だった • 成果物が役に立たない 有効性(役に立つこと)が重要
アウトプットの価値を高める要素 • 新規性(新しいこと) • 有効性(役に立つこと) 36 アウトプットの価値を高めるための心得=新規性と有効性にこだわる
新規性を見出すコツ • 自分の+αの情報(差分)を含める 37
新規性を見出すコツ_自分の+αの情報を含める 38 既存コンテンツ +αの情報 • “自分”の状況(課題)や体験 • “自分”の困ったことと対応 (解決までの過程) •
“自分”の疑問と調査 • “自分”の感想や見解 “自分”の+αの情報を含めることで新規性を見出す
有効性を見出すコツ • 課題への打ち手として発信する 39
有効性を見出すコツ_課題への打ち手として発信する 40 課題への打ち手として発信することで有効性を見出す • アウトプット経験の有効性が高い例 ◦ アウトプット経験によって得られた「理解」が業務で活用できる =得られた「理解」が業務における課題への打ち手となる • アウトプット自体の有効性が高い例
◦ 抱えている目標と現状の間に存在する課題に対する打ち手として「成果物」を参照できる =「成果物」が課題への打ち手となる • 有効性を見出す例 ◦ 技術の解説(仕様など) →課題への打ち手としての技術の紹介(どのように役に立つのか+仕様)
アウトプットの価値を高める要素(再掲) • 新規性(新しいこと) • 有効性(役に立つこと) 41 アウトプットの価値を高めるための心得=新規性と有効性にこだわる
アウトプットの価値を高める要素(更新) • 新規性(新しいこと) • 有効性(役に立つこと) 42 新規性と有効性にこだわる=一歩先の未来を見据えること
目次 • はじめに • 本発表におけるアウトプットの定義 • アウトプットの利点 • アウトプットへのハードルと乗り越え方 •
アウトプットの価値を高めるための心得 • アウトプットの事例 • まとめ 43 アウトプットの価 値を 高められる!
目次 • はじめに • 本発表におけるアウトプットの定義 • アウトプットの利点 • アウトプットへのハードルと乗り越え方 •
アウトプットの価値を高めるための心得 • アウトプットの事例 • まとめ 44
自己紹介(再掲) • 名前:桂川 大輝(GitHub:daikikatsuragawa[1]) • 職業:機械学習エンジニア/サーバーサイドエンジニア • 使用頻度の高いプログラミング言語:Python • アウトプット経験(プライベート):
◦ コミュニティ活動 ◦ OSS活動 ◦ 執筆活動 ◦ イベント・セミナー登壇 45 これまでの経験に基づきアウトプットの魅力を紹介 [1] daikikatsuragawa (Daiki Katsuragawa)(https://github.com/daikikatsuragawa)
事例①:まずはアウトプットを始める(文章を書く) • 概要 ◦ 自分の直近の学びを整理した記事を投稿( Qiita[3]) ◦ いつかソフトウェアエコシステムへの貢献をしたかった ◦ スキルの向上のためにアウトプットのサイクルが重要な気がしていた
• 所感 ◦ まずは「自分の直近の学び」という題材にすることで、 過去の自分のための(自分なりの)アウトプットとし、ハードルは乗り越えられた ◦ 過去の自分のための記事とはいえ、他者に読まれることを意識したクオリティに (=後から読んでも理解が可能) ◦ その後、アウトプットのハードルは下がり、必要に応じて記事を投稿する習慣がついた ◦ 気合いを入れて公開したのにも関わらず、タイトルに誤字を含んでしまった 46 [3] Qiita(https://qiita.com/)
事例②:まずはアウトプットを始める(言葉で話す) • 概要 ◦ ある技術コミュニティの LTの機会において発表 ◦ その頃はすでに習慣がついた記事の投稿では得られないであろう、 インタラクティブなやりとりによるフィードバックを得たかった ◦
まずはやりきるために connpass[4]でLTのような短い発表の機会を探した • 所感 ◦ 記事よりは確実に何らかのフィードバックが得られた ◦ フィードバックを得たい場合に必要に応じて発表する習慣がつく (後の技術カンファレンスでの発表につながる) ◦ これをきっかけにコミュニティのメンバーと情報交換を続ける 47 [4] connpass(https://connpass.com/)
事例③:新規性と有効性の高いアウトプットを実施する • 概要 ◦ ある課題に対する打ち手となる技術を発見 ◦ 当時、その課題と技術が関連づけられた記事が存在していなかった ◦ また、その技術を扱う日本語で書かれた記事がわずかだった ◦
自分と同じ課題を抱えている人がいるはずだと考え、発信した • 所感 ◦ 自分の抱いている課題に対する打ち手として、自分の馴染みの深い言語で、 発信することでアウトプットの新規性と有効性を高めた ◦ 限定された人の中で反響があった(少なくとも検討のきっかけになったらしい) ◦ 日本語の記事が少なかったため、一次情報であるドキュメントを頼りに、 手探りに調査したこともあり、知見が溜まった 48
事例④:過去のアウトプットに助けられる(知見の再利用) • 概要 ◦ 過去、普段よく使うコードスニペットを整理しアウトプット ◦ 直近以降、過去のアウトプットに助けられ続けている • 所感 ◦
必要になったタイミングで、過去のアウトプットが最も良いドキュメント(参考)になる ◦ 他者に読まれることを意識したクオリティにしたことによって、 後からでも見返すことができる ▪ コードスニペットを再利用が可能な状態にし参考文献などを丁寧に記載することが大事 ◦ インターネット上での参照が可能であることで、状況を問わずアクセスが可能 49
目次 • はじめに • 本発表におけるアウトプットの定義 • アウトプットの利点 • アウトプットへのハードルと乗り越え方 •
アウトプットの価値を高めるための心得 • アウトプットの事例 • まとめ 50
目次 • はじめに • 本発表におけるアウトプットの定義 • アウトプットの利点 • アウトプットへのハードルと乗り越え方 •
アウトプットの価値を高めるための心得 • アウトプットの事例 • まとめ 51
まとめ • 本発表におけるアウトプットの定義 ◦ 一歩先の未来を見据えた打ち手 ◦ 他者/未来の自分を対象とし、知識の修得/共有を目的とし、文章で書く/言葉で話すこと • アウトプットの利点 ◦
エンジニアとして活躍できる状態に近づく • アウトプットへのハードルと乗り越え方 ◦ 「まずはやりきる&繰り返す」 • アウトプットの価値を高めるための心得 ◦ 新規性と有効性にこだわること 52
まとめ • 本発表におけるアウトプットの定義 ◦ 一歩先の未来を見据えた打ち手 ◦ 他者/未来の自分を対象とし、知識の修得/共有を目的とし、文章で書く/言葉で話すこと • アウトプットの利点 ◦
エンジニアとして活躍できる状態に近づく • アウトプットへのハードルと乗り越え方 ◦ 「まずはやりきる&繰り返す」 • アウトプットの価値を高めるための心得 ◦ 新規性と有効性にこだわること 53 「一歩先の未来を見据えたアウトプット」をしましょう!