Upgrade to PRO for Only $50/Year—Limited-Time Offer! 🔥
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
動画データのポテンシャルを引き出す! Databricks と AI活用への奮闘記(現在進行形)
Search
Databricks Japan
September 30, 2025
Technology
2
270
動画データのポテンシャルを引き出す! Databricks と AI活用への奮闘記(現在進行形)
「第2回 Youは何しにDatabricksへ!?」でお話いただいたブイキューブ様の資料です
Databricks Japan
September 30, 2025
Tweet
Share
More Decks by Databricks Japan
See All by Databricks Japan
[2025年10月版] AI/BI 最新機能アップデート / AIBI update on Oct
databricksjapan
1
110
[2025年10月版] Databricks Data + AI Boot Camp
databricksjapan
2
360
Microsoft Tech Brief 【2025年10月最新版!】 Fabric & Databricks が導く "未来型 AI Agentic Analytics" の最新アップデートを徹底解説!
databricksjapan
1
340
RedshiftからDatabricksに引っ越してみたら、 想像以上に良かった話
databricksjapan
1
270
Azure SynapseからAzure Databricksへ 移行してわかった新時代のコスト問題!?
databricksjapan
1
370
Databricks連携で実現する DWHモダナイゼーション
databricksjapan
1
210
[2025年7月版] AI/BI 最新機能アップデート / AIBI update on July
databricksjapan
0
200
AIもデータも、もっと身近に。Databricksで広がる金融業界の可能性 / FDUA-Study
databricksjapan
0
300
OTFSG勉強会 / Introduction to the History of Delta Lake + Iceberg
databricksjapan
0
340
Other Decks in Technology
See All in Technology
Digitization部 紹介資料
sansan33
PRO
1
6k
MAP-7thplaceSolution
yukichi0403
2
210
信頼性が求められる業務のAIAgentのアーキテクチャ設計の勘所と課題
miyatakoji
0
190
IPv6-mostly field report from RubyKaigi 2026
sorah
0
230
段階的に進める、 挫折しない自宅サーバ入門
yu_kod
5
2k
TypeScript×CASLでつくるSaaSの認可 / Authz with CASL
saka2jp
2
160
DDD x Microservice Architecture : Findy Architecture Conf 2025
syobochim
13
6.8k
LangChain v1.0にトライ~ AIエージェントアプリの移行(v0.3 → v1.0) ~
happysamurai294
0
130
Claude Code はじめてガイド -1時間で学べるAI駆動開発の基本と実践-
oikon48
22
13k
事業状況で変化する最適解。進化し続ける開発組織とアーキテクチャ
caddi_eng
1
9.1k
.NET 10 のパフォーマンス改善
nenonaninu
2
2.1k
MySQL AIとMySQL Studioを使ってみよう
ikomachi226
0
110
Featured
See All Featured
Measuring & Analyzing Core Web Vitals
bluesmoon
9
680
Faster Mobile Websites
deanohume
310
31k
The World Runs on Bad Software
bkeepers
PRO
72
12k
Fashionably flexible responsive web design (full day workshop)
malarkey
407
66k
How to train your dragon (web standard)
notwaldorf
97
6.4k
Done Done
chrislema
186
16k
Cheating the UX When There Is Nothing More to Optimize - PixelPioneers
stephaniewalter
285
14k
Building Adaptive Systems
keathley
44
2.8k
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
463
34k
Scaling GitHub
holman
464
140k
jQuery: Nuts, Bolts and Bling
dougneiner
65
8k
Optimizing for Happiness
mojombo
379
70k
Transcript
© V-cube, Inc. All Rights Reserved. ⾮構造化データのポテンシャルを引き出す! Databricks と AI活⽤への奮闘記(現在進⾏形)
© V-cube, Inc. All Rights Reserved. • 名前: 花輪 俊⾏
• 所属:株式会社ブイキューブ CDO (Data) • 職務経歴: 製造業向けITコンサル/SIer 企業 ( 2004 - 2009 ) プログラマー(Java/Oracle)、SE / PjM 株式会社ブイキューブ (2009 - ) ⾃社パッケージ開発導⼊の SE / PjM / PreSales ⾃社SaaS製品の PdM 海外案件担当 社内会計システムの導⼊ ⾃社データを活⽤したサービス開発‧データ基盤構築 2 ⾃⼰紹介
© V-cube, Inc. All Rights Reserved. 3 00 当社におけるデータ活⽤の事例
© V-cube, Inc. All Rights Reserved. 当社におけるデータ活⽤の事例 4 CONFIDENTIAL 2.エンタープライズDX事業
1.イベントDX事業 3.サードプレイスDX事業 ‧製薬講演会 ‧toB向け販促イベント ‧株主総会/決算説明会 ‧就職/採⽤説明会 ‧表彰式/内定式/⼊社式 防⾳個室ブース設置台数シェア No.1 !!※ 参加者の⼼を動かす イベントプランニング イベントは視聴者の意識を変える“きっかけ”となる最初のプロセスです。 ブイキューブは、企業のさまざまなビジネスイベントに対して、 企画‧運営‧分析‧レポート‧改善活動を総合⽀援します。 ビジネスイベントのコンサルタントとして、⼤⼿企業を中⼼にご⽀持をい ただいています。 事業特徴 私たちは、近年利⽤が広がっている個室ワークブースのパイオニアです。 現在では、その利⽤分析とともにオフィス環境改善コンサル‧マーケティング ⽀援などを⼿がけています。 これまで累計30,000台のテレキューブをオフィスや駅、空港などの 公共空間に設置し、業界圧倒的シェアNo.1を獲得しています。 事業特徴 Zoom販売実績3,400社 !! Zoomなどの聞き馴染みのあるコミュニケーションツールを提供するとともに それらの利⽤ログからさまざまな職種の業務パフォーマンス分析を⾏い、 個別化された育成プログラムの設計、提供をしております。 ビジネスコミュニケーションのコンサルタントとして急成⻑領域です。 事業特徴 ※2024年10⽉期_指定領域における市場調査 調査機関:⽇本マーケティングリサーチ機構
© V-cube, Inc. All Rights Reserved. 1.会社紹介 5 CONFIDENTIAL 2.エンタープライズDX事業
1.イベントDX事業 3.サードプレイスDX事業 ‧製薬講演会 ‧toB向け販促イベント ‧株主総会/決算説明会 ‧就職/採⽤説明会 ‧表彰式/内定式/⼊社式 防⾳個室ブース設置台数シェア No.1 !!※ 参加者の⼼を動かす イベントプランニング イベントは視聴者の意識を変える“きっかけ”となる最初のプロセスです。 ブイキューブは、企業のさまざまなビジネスイベントに対して、 企画‧運営‧分析‧レポート‧改善活動を総合⽀援します。 ビジネスイベントのコンサルタントとして、⼤⼿企業を中⼼にご⽀持をい ただいています。 事業特徴 私たちは、近年利⽤が広がっている個室ワークブースのパイオニアです。 現在では、その利⽤分析とともにオフィス環境改善コンサル‧マーケティング ⽀援などを⼿がけています。 これまで累計30,000台のテレキューブをオフィスや駅、空港などの 公共空間に設置し、業界圧倒的シェアNo.1を獲得しています。 事業特徴 Zoom販売実績3,400社 !! Zoomなどの聞き馴染みのあるコミュニケーションツールを提供するとともに それらの利⽤ログからさまざまな職種の業務パフォーマンス分析を⾏い、 個別化された育成プログラムの設計、提供をしております。 ビジネスコミュニケーションのコンサルタントとして急成⻑領域です。 事業特徴 ※2024年10⽉期_指定領域における市場調査 調査機関:⽇本マーケティングリサーチ機構 オンラインイベントの 出演者‧参加者の振る舞いを データ化‧分析し、 リアルイベントもしくは それ以上の インサイトを引き出す
© V-cube, Inc. All Rights Reserved. 1.会社紹介 6 CONFIDENTIAL 2.エンタープライズDX事業
1.イベントDX事業 3.サードプレイスDX事業 ‧製薬講演会 ‧toB向け販促イベント ‧株主総会/決算説明会 ‧就職/採⽤説明会 ‧表彰式/内定式/⼊社式 防⾳個室ブース設置台数シェア No.1 !!※ 参加者の⼼を動かす イベントプランニング イベントは視聴者の意識を変える“きっかけ”となる最初のプロセスです。 ブイキューブは、企業のさまざまなビジネスイベントに対して、 企画‧運営‧分析‧レポート‧改善活動を総合⽀援します。 ビジネスイベントのコンサルタントとして、⼤⼿企業を中⼼にご⽀持をい ただいています。 事業特徴 私たちは、近年利⽤が広がっている個室ワークブースのパイオニアです。 現在では、その利⽤分析とともにオフィス環境改善コンサル‧マーケティング ⽀援などを⼿がけています。 これまで累計30,000台のテレキューブをオフィスや駅、空港などの 公共空間に設置し、業界圧倒的シェアNo.1を獲得しています。 事業特徴 Zoom販売実績3,400社 !! Zoomなどの聞き馴染みのあるコミュニケーションツールを提供するとともに それらの利⽤ログからさまざまな職種の業務パフォーマンス分析を⾏い、 個別化された育成プログラムの設計、提供をしております。 ビジネスコミュニケーションのコンサルタントとして急成⻑領域です。 事業特徴 ※2024年10⽉期_指定領域における市場調査 調査機関:⽇本マーケティングリサーチ機構 商談を録⾳してテキストデータ化 案件や顧客情報などの メタデータと関連付けて 商談分析や市場の課題抽出‧予測 個室ブースに⼈感センサーを 取り付け、利⽤状況の把握 稼働率の分析や予測
© V-cube, Inc. All Rights Reserved. 7 本⽇のアジェンダ 1 データ基盤の「理想」と「現実」
2 Databricksとの出会い 3 Lakehouseで動画‧⾳声‧PDFを宝の⼭に変える 4 これからやりたいこと
© V-cube, Inc. All Rights Reserved. 8 01 1. データ基盤の「理想」と「現実」
© V-cube, Inc. All Rights Reserved. 9 それまでのデータ基盤 BigQuery にプロダクトのデータを集める形のデータ基盤
😅 実態はプロダクトDBのバックアップ置き場に近かった - 正式的な管理者はおらずデータ基盤とはいえない状態 - 内部的な ETL は揃っておらず、必要に応じて要対応 - データ同期もデータソース側任せで、⼀貫性がなかった 👍 PoC や検討をするには事⾜りていた - データ量はそれほど多くないので調査や実験もしやすかった - 実業務に組み込まれていないので⾃由に扱えた - Google Colab 、 Google Drive (Spreadsheet) との連携が容易
© V-cube, Inc. All Rights Reserved. 10 基盤として整備したいと思ったときに訪れた3つの壁 DWH どうする?
ETL どうする? エンジニア どうする? • BigQuery か Redshift か • スモールスタートにはランニングコストが重たい • ⾮構造化データの扱いどうしよう • ETL ツールはどれがいい? • 何を選んだらいいかの調査が⼤変 • 学習コストも別途かかりそう • プロダクト開発チームやインフラチームは既存業務で忙しい • 特に社内にノウハウや知⾒があるわけでもなく調査から • 他チームに頼らずに機敏に動けるようにしたい
© V-cube, Inc. All Rights Reserved. 11 02 2. Databricksとの出会い
© V-cube, Inc. All Rights Reserved. 12 Databricks を知る これまでのご縁で
Databricks を知る → 悩んでいたことにドンピシャなソリューションでは?
© V-cube, Inc. All Rights Reserved. 13 Databricks を知る DWH
どうする? ETL どうする? エンジニア どうする? レイクハウスで 構造化データと⾮構造化データを⼀元的に扱える ETL、DWH、分析、AIなどが 統合されたプラットフォーム フルマネージドなので データベース運⽤のエンジニア負担が低い
© V-cube, Inc. All Rights Reserved. 14 Databricks を知る DWH
どうする? ETL どうする? エンジニア どうする? レイクハウスで 構造化データと⾮構造化データを⼀元的に扱える ETL、DWH、分析、AIなどが 統合されたプラットフォーム フルマネージドなので データベース運⽤のエンジニア負担が低い
© V-cube, Inc. All Rights Reserved. 15 Databricks を知る DWH
どうする? ETL どうする? エンジニア どうする? レイクハウスで 構造化データと⾮構造化データを⼀元的に扱える ETL、DWH、分析、AIなどが 統合されたプラットフォーム フルマネージドなので データベース運⽤のエンジニア負担が低い
© V-cube, Inc. All Rights Reserved. 16 Databricks を知る DWH
どうする? ETL どうする? エンジニア どうする? レイクハウスで 構造化データと⾮構造化データを⼀元的に扱える ETL、DWH、分析、AIなどが 統合されたプラットフォーム フルマネージドなので データベース運⽤のエンジニア負担が低い 本当かな‧‧‧試してみよう!
© V-cube, Inc. All Rights Reserved. 17 導⼊へ 〜⼿探りの第⼀歩〜 •
最初は概念理解に少し⼾惑ったが、構築⾃体はスムーズ • 半信半疑で進めたら、「それっぽい」形がすぐに完成 • 既存のBigQuery連携フローの向き先を Databricks に変えるだけで 始められたのが⼤きかった 意外と簡単にそれらしきものができた
© V-cube, Inc. All Rights Reserved. 18 03 3. Lakehouseで⾮構造化データから
価値あるデータを取り出す
© V-cube, Inc. All Rights Reserved. 19 ⾮構造化データ活⽤の取組 動画やPDFなど、これまで分析が難しかったデータをどう活⽤しようとしているか、その事例をご紹介します ⽬的:
どの講演が、なぜ盛り上がったのか?をデータつかって可視化したい
© V-cube, Inc. All Rights Reserved. 20 ⽂字起しテキストを多段階でデータに変えていく 動画ファイル ⾳声ファイル
⽂字起し ai_query 特定の⽬的で サマリ‧ トピック抽出 ai_query 構造化 (JSON) Databricks 内部実⾏ 過去分のデータが1万以上あったため、 SQL⼀括実⾏ができることで⼤幅な⼿間削減 Databricks 導⼊前からあったデータ 19:00:02 みなさんこんにちは 19:00:05 本⽇は◯◯先⽣の 19:01:12 今⽇取り上げるテーマは‧‧‧ ‧ ‧ ‧ ‧ 講演テーマ:〇〇製剤の効果について 演者:AAAA先⽣(司会)、BBBB先⽣(講師) テーマ分類:抗がん剤 タグ:講演会、抗がん剤、座談会 トピック: 19:00-19:10 イントロ。演者紹介 19:10-19:30 〇〇製剤をつかった感想 { "講演テーマ": "〇〇製剤の効果について", "テーマ分類": "抗がん剤", "タグ": [ "講演会", "抗がん剤", "座談会" ],
© V-cube, Inc. All Rights Reserved. 21 過去に作られた案内状(PDFやPPT)に書かれている情報をデータ化 OCR 案内状
ファイル ⽂字起し ai_query 特定の⽬的で サマリ‧ トピック抽出 ai_query 構造化 (JSON) Databricks 内部実⾏ 過去分のデータが1万以上あったため、 SQL⼀括実⾏ができることで⼤幅な⼿間削減 Databricks 導⼊前からあったデータ □□□□主催 第◯回 XXXXXXXセミナー 00:00〜00:00 テーマ「◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯」 主催企業:□□□□ 共催企業:株式会社△△△、株式会社□□□ 開催⽇: 開催時間:00:00〜00:00 講演会タイトル:第◯回 XXXXXXX セミナー 演者:⼭⽥ 太郎、⽥中 花⼦、⽊村 次郎 演者の所属:xxxx病院、yyyy病院、zzzz病院 { "主催企業": "□□□□", "共催企業": [ "株式会社△△△", "株式会社□□□" ], "演者": [ "⼭⽥ 太郎", "⽥中 花⼦", "⽊村 次郎" ], ai_query さらに 使えるよう データマート化
© V-cube, Inc. All Rights Reserved. 22 過去の⾮構造化データを多段階でAIで処理してデータマートにしていく ⽬的: どの講演が、なぜ盛り上がったのか?をデータで可視化したい
1 動画 → ⽂字起こし (with GenAI): 動画から⾳声を抽出し、で⽂字起こし&サマライズ 2 案内状PDF → OCR & AI: フライヤーから登壇者やキーワードをAIで抽出‧JSON化 3 表情解析: 参加者の表情をスコア化 4 ⾃動化: この⼀連の処理をDatabricksの ai_query を使ってSQLライクに実⾏ 他にも同様な取組はあるが、考え⽅は同じ。 新しく取り始めるデータについては最初からワークフローとして流していくが、 過去データを⼀括で⾏う場合などに特に便利だった
© V-cube, Inc. All Rights Reserved. 23 04 4. まとめと未来
© V-cube, Inc. All Rights Reserved. 24 1年弱の取組を振り返って Databricks でよかったところ
• 専⾨家でない3〜5名の少⼈数チーム でもここまでできた • PoCやスモールスタートには⾮常に やりやすい • Databricks の概念に慣れるのに少し ⼿間取ったが、その後はPythonなど ⼀般的な技術でやれる ⾃社データを掘り起こしての感想 • 各社が眠らせている⾮構造化データ は宝の⼭になるかもしれない • インフラやプロダクト側の影響を気 にせず「やりたい分析」に集中でき る環境は⼤事 • 今後のデータはレイクハウスをベー スにしてあらかじめデータ化してい くことを考えたい
© V-cube, Inc. All Rights Reserved. 25 これからの挑戦 (Next Steps)
データ基盤の本格化 データガバナンス強化と 増えてきたカタログの効率的な運⽤ データ活⽤の深化 全社的にデータ⺠主化を推進し 価値あるデータを提供し、 さらに多様な社内データを取り込む
© V-cube, Inc. All Rights Reserved. 26