第12回Network講座2019

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1. ネットワークチーム 第１２回 2019 北海道科学大学 電子計算機研究部
2. INDEX ⚫ データベース ⚫ SQL ⚫ 演習 2
3. データベース
4. データベースとは ⚫ データを蓄積するシステムのこと ⚫ 検索や閲覧が 超高速で できる ⚫ 一般的には関係データベース （Relational Database, RDB）を指す ⚫ 近年では、より柔軟性が高い NoSQL（非リレーショナル）な DBが台頭しつつある 4
5. 関係データベースとは ⚫ Excelのような２次元の表で構成されており この表をテーブルという ⚫ テーブルの列を Column 行を Row という ⚫ 関係データベースを管理するシステムを Relational Database Management System （RDBMS）と呼ぶ ⚫ SQL で操作する 5
6. 使ってみよう Raspberry Pi にSSH接続し Maria DB にログインする 6 pi@raspberrypi:~ $ sudo mariadb １． MariaDB [(none)]> show databases; ログインできたら データベース一覧を確認してみる ２．
7. 使ってみよう データベースを切り替える 7 ３． MariaDB [(none)]> use nwdb; テーブルを確認してみよう ４． MariaDB [nwdb]> show tables;
8. 使ってみよう テーブルの内容を表示してみよう 8 ５． MariaDB [nwdb]> select * from members; 自分のデータを追加してみよう ６． MariaDB [nwdb]> insert into members values(番号, ‘名前');
9. SQL
10. SQLとは ⚫ データベースを操作するための言語 ⚫ 操作の命令はたったの４つだけ！ →４大命令, データ操作言語（DML） ⚫ DML + 修飾語 のように記述する 10 SELECT * FROM members; DML
11. SQL – ４大命令
12. 1. SELECT（検索） 12 構文 SELECT 列 FROM テーブル [WHERE 条件] SELECT id FROM members; 例 SELECT * FROM members WHERE id=1; SELECT * と記述すると 全ての要素を対象とする [ ] の中はオプション
13. 2. UPDATE（更新） 13 構文 UPDATE テーブル SET 列=値 [WHERE 条件] UPDATE members SET name = 'TEACHER’ WHERE id = 0; SELECT * FROM members; 例 ,（カンマ）で区切ることで 複数の条件や値を指定できる
14. 3. DELETE（削除） 14 構文 DELETE FROM テーブル [WHERE 条件] DELETE FROM members WHERE id = 0; SELECT * FROM members; 例 WHERE句で条件を指定しないと テーブルが全て削除される！ DELETE FROM members; 全削除！！
15. 4. INSERT（追加） 15 構文 INSERT INTO テーブル [列1, 列2…] VALUES (値1, 値2…) INSERT INTO members (id, name) VALUES(0, 'Kagawa Seigo’); SELECT * FROM members; 例 すべての列に値を入れる場合 [列1, 列2…]は省略可能
16. その他 16 SELECT id AS '番号' FROM members; AS 句をつけることで別名を定義できる SELECT id, name FROM members; ,（カンマ）で区切ることで 複数の条件や値を指定できる 予約語（SELECT, FROMなど）は小文字でも良い
17. 演習 １１－１ 1. 前ネットリーダーの名前のみを 表示してください 2. ３桁のidと名前を持つデータを 追加してください（内容は適当でOK） 3. 2で追加したデータの name を id を絞り込み条件とするSQLで 表示してください 4. 2で追加したデータと自分のデータの２つの id と name を表示してください 17
18. SQL – 演算子
19. WHERE（絞り込み） 19 構文 WHERE 条件式 id が1 以下のデータを表示したい SELECT * FROM members WHERE id < 1; 例 JavascriptやPythonのように 演算子を使用することができる！
20. LIKE 演算子（パターンマッチング） 20 構文 条件式 LIKE パターン文字列 name が K から始まるデータを表示したい SELECT * FROM members WHERE name LIKE 'K%'; 例 パターン 意味 % ０文字以上の文字列 _ １文字
21. BETWEEN 演算子（範囲） 21 構文 式 BETWEEN 値1 AND 値2 id が 1以上3以下のデータを表示したい SELECT * FROM members WHERE id BETWEEN 1 AND 3; 例 値1 以上 値2 以下 値1 <= x <= 値2
22. IN 演算子（複数） 22 構文 式 IN (値1, 値2, …) id が 0, 1, 2, 3 と一致するデータを表示したい SELECT * FROM members WHERE id IN (0, 1, 2, 3); 例 式 NOT IN (値1, 値2, …)
23. AND OR 演算子（条件の組み合わせ） 23 構文 条件式1 AND 条件式2 id が 1以上 かつ name が前ネットリーダーのデータを表示したい SELECT * FROM members WHERE id >= 1 AND name = 'Kagawa Seigo'; 例 条件式1 OR 条件式2 データなし！
24. 演習 １１－２ 1. id が 1, 3, 5 以外のデータを 表示してください 2. name に a が含まれるデータを 表示してください 3. id が 1以上5以下 かつ name が i で終わる データを表示してください。 24
25. SQL – 加工
26. ORDER BY（ソート） 26 構文 SELECT 列 FROM テーブル ORDER BY 列 [ASC/DESC] payment の内容を日付順に降順で表示したい。 SELECT * FROM payment ORDER BY time DESC; 例 ASC：昇順 DESC：降順 省略した場合は昇順
27. DISTINCT（重複除外） 27 構文 SELECT DISTNICT 列 FROM テーブル payment で使われているidの種類を知りたい。 SELECT DISTINCT id FROM payment; 例
28. JOIN（結合） 28 構文 SELECT 列 FROM テーブル JOIN テーブル ON 結合条件 members と account を結合して表示したい SELECT account.id, name, memo FROM account JOIN members ON account.id = members.id; 例 ＋ ＝
29. 演習 １１－３ 1. payment の内容を購入金額順に 昇順で表示してください。 2. SQLを使用して以下の表を表示してください。 29
30. SQL – 関数とグループ化
31. COUNT（カウント） 31 構文 SELECT COUNT(列) FROM テーブル WHERE 条件式 payment テーブルで、idが0の出金回数を知りたい。 SELECT COUNT(id) FROM payment WHERE id = 0; 例
32. SUM（合計） 32 構文 SELECT SUM(列) FROM テーブル payment の cost 列の合計を算出したい。 SELECT SUM(cost) as "出金額合計" FROM payment; 例 他にも、代表的な関数として MAX, MIN, AVG などがある
33. GROUP BY（グループ化） 33 構文 式 GROUP BY 列 payment の cost 列の合計をidごとに算出したい。 SELECT id, SUM(cost) as "idごとの出金額" FROM payment GROUP BY id; 例
34. 条件を追加したグループ化 34 構文 SELECT 列 FROM テーブル WHERE グループ化前の条件式 GROUP BY 列 HAVING グループ化後の条件式 payment の cost 列で2000円以上の出費の合計を id ごとに算出し 合計が10000円以上のものを表示したい。 SELECT id, SUM(cost) as “idごとの出金額” FROM payment WHERE cost >= 2000 GROUP BY id HAVING SUM(cost) > 10000; 例
35. 演習 １１－４ 1. payment テーブルの支払額の 平均を表示してください。 2. payment テーブルで、5000以下の 買い物の回数をidごとに表示してください。 35
36. SQL – 副問合せ
37. 副問合せ 37 構文 SELECT 列 FROM テーブル WHERE (SELECT …) payment テーブルに出金履歴がある人の名前を表示したい。 SELECT name FROM members WHERE EXISTS (SELECT * FROM payment WHERE members.id = payment.id); 例 など 検索結果に基づいて表を操作することを副問合せという。
38. 本日の講座はここまで お疲れ様でした