Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

240516「のうさば」から紐解く サメの郷土料理のお話

240516「のうさば」から紐解く サメの郷土料理のお話

2024/05/16 (木) ssmonline #42 ヤマサキ春のサメまつり 2024にて発表した登壇資料。
https://ssmjp.connpass.com/event/314122/

Takumi Abe

May 16, 2024
Tweet

More Decks by Takumi Abe

Other Decks in Education

Transcript

  1. Takumi Abe (X: @east_takumi)
 {  "普段" : {   "会社": "KDDIアジャイル開発センター株式会社

    (24/02~)",   "職種": "Webバックエンドエンジニア",   "Skill": [ "Ruby", "Vue.js", "Java", "AWS", "Cloudflare"],   "ニックネーム": "あべたく",   "好きなAWSサービス": ["Step Functions", "Amplify"]  },  "コミュニティ活動": [   "AWS Samurai 2023"   "JAWS-UG おおいた",   "Cloudflare Meet-up Oita",   "AWS Comunity Builder(Serverless)",  ], } }
  2. 天日干しする理由 - 一般的にサメはアンモニア臭が強い(ホシザメも例外ではない - 食べる方法 - 死後、アンモニア臭が強くなる前にたべる(鮮度優先 - 水洗いや茹でたりなど(アンモニア臭を取り除く /減らす

    - 天日干し(アンモニア臭を取り除く /減らす - 紫外線、熟成、酵素によるタンパク質の分解 - 約2週間ほどかかり、温度湿度によって変化する
  3. 天日干しする理由 - 一般的にサメはアンモニア臭が強い(ホシザメも例外ではない - 食べる方法 - 死後、アンモニア臭が強くなる前にたべる(鮮度優先 - 水洗いや茹でたりなど(アンモニア臭を取り除く /減らす

    - 天日干し(アンモニア臭を取り除く /減らす - 紫外線、熟成、酵素によるタンパク質の分解 - 約2週間ほどかかり、温度湿度によって変化する - 熟成によるうまみの凝縮、日持ちを長くする - (冬にする理由) - アンモニア臭による虫のよりつき(ハエなど)を防ぐため (アンモニア臭の広がりが夏より狭くなったりするのもある
  4. 天日干しする理由 - 一般的にサメはアンモニア臭が強い(ホシザメも例外ではない - 食べる方法 - 死後、アンモニア臭が強くなる前にたべる(鮮度優先 - 水洗いや茹でたりなど(アンモニア臭を取り除く /減らす

    - 天日干し(アンモニア臭を取り除く /減らす - 紫外線、熟成、酵素によるタンパク質の分解 - 約2週間ほどかかり、温度湿度によって変化する - 熟成によるうまみの凝縮、日持ちを長くする 出典: https://mainichi.jp/articles/20171228/k00/00e/040/218000c
  5. 天日干しする理由 - 一般的にサメはアンモニア臭が強い(ホシザメも例外ではない - 食べる方法 - 死後、アンモニア臭が強くなる前にたべる(鮮度優先 - 水洗いや茹でたりなど(アンモニア臭を取り除く /減らす

    - 天日干し(アンモニア臭を取り除く /減らす - 紫外線、熟成、酵素によるタンパク質の分解 - 約2週間ほどかかり、温度湿度によって変化する - 熟成によるうまみの凝縮、日持ちを長くする 出典: https://www.asahi.com/articles/photo/AS20171219004178.html?iref=sp_photo_gallery_next_arrow
  6. 「のうさば」の成り立ちは? - 「のうさば」の語源 - 「のう」:はえ縄漁に使う針掛けの通称 - 「さば」:「さめ → さみ(砂身)→ さば」のように訛ったもの

    - 「鐘崎かずのこ」とは? - 正月の数の子が手に入らなかったときに、数の子用の調味液につけて食べた - サメは手に入りやすく、高値の取引は当時少なかった - 当時、さめは神様の遣いと言われていた - →数の子の代わりの縁起物として食べられる をという歴史からきた別名
  7. ほかの地域のサメ料理 - 鮫のすくめ(津軽地方) - 湯がいたサメの頭の身をほぐし、大根 or キャベツと酢味噌で和える料理 - さめなます(伊勢志摩) -

    湯通し&&冷水で締めたサメの身を、発酵 &&塩分の強い味噌ダレにつける - モロの煮付(栃木県) - モウカザメ(モロ)の身を醤油や砂糖でやわらかく煮付けた料理 - ワニの刺身(広島) 出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/31_10_tochigi.html              https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/42_1_hiroshima.html)
  8. まとめ • 「のうさば」は福岡県宗像市で現在でも食される、数の子の代わりが成り立ち のお正月料理 • 多くのサメが「サメが目的の漁」よりも、他の漁にひっかかった副産物が多かっ た • サメは昔、安価&&高タンパク&&保存がしやすいため、山間部で食べられる ケースが多かった

    • 種類にもよるがアンモニア臭をどう解決するかに様々な手法がもちいられ、そ れが地域のやり方として定着している傾向が強い • サメは日本人のなんでも美味しく食べる精神がとても実感する食材だと思った 👀