Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
問い合わせ対応当番を自動化で業務効率化している話
Search
Retu Fukui
April 22, 2022
Technology
0
720
問い合わせ対応当番を自動化で業務効率化している話
2022.04.22 YUMEMI.自動化 feat. note tech meetupで登壇しました
Retu Fukui
April 22, 2022
Tweet
Share
More Decks by Retu Fukui
See All by Retu Fukui
Amplifyを使ったWebサイト構築 〜 Nstockの事例を添えて 〜
fukuiretu
0
110
開発生産性と品質の横断的な課題を解決する!エンジニアリング支援室の挑戦 -1Qで取り組んだことを添えて-
fukuiretu
2
6.5k
EMになって最初の失敗談 - コミュニケーション編 -
fukuiretu
2
6.3k
サーバーレスで始める ゆるふわデータ基盤 - noteの事例 -
fukuiretu
2
7.6k
191109_sacss.pdf
fukuiretu
1
2.3k
noteをNuxt.jsで再構築した話 -2nd-
fukuiretu
6
12k
CloudFront use cases - noteの事例 -
fukuiretu
0
8.6k
181117_wannatech.pdf
fukuiretu
1
500
noteをNuxt.jsで再構築した話
fukuiretu
22
56k
Other Decks in Technology
See All in Technology
Fanstaの1年を大解剖! 一人SREはどこまでできるのか!?
syossan27
2
160
re:Invent をおうちで楽しんでみた ~CloudWatch のオブザーバビリティ機能がスゴい!/ Enjoyed AWS re:Invent from Home and CloudWatch Observability Feature is Amazing!
yuj1osm
0
120
KnowledgeBaseDocuments APIでベクトルインデックス管理を自動化する
iidaxs
1
260
アップデート紹介:AWS Data Transfer Terminal
stknohg
PRO
0
170
Amazon Kendra GenAI Index 登場でどう変わる? 評価から学ぶ最適なRAG構成
naoki_0531
0
100
20241220_S3 tablesの使い方を検証してみた
handy
3
250
Amazon VPC Lattice 最新アップデート紹介 - PrivateLink も似たようなアップデートあったけど違いとは
bigmuramura
0
190
祝!Iceberg祭開幕!re:Invent 2024データレイク関連アップデート10分総ざらい
kniino
2
250
10分で学ぶKubernetesコンテナセキュリティ/10min-k8s-container-sec
mochizuki875
3
320
オプトインカメラ:UWB測位を応用したオプトイン型のカメラ計測
matthewlujp
0
170
re:Invent 2024 Innovation Talks(NET201)で語られた大切なこと
shotashiratori
0
300
DevOps視点でAWS re:invent2024の新サービス・アプデを振り返ってみた
oshanqq
0
180
Featured
See All Featured
Rails Girls Zürich Keynote
gr2m
94
13k
Build your cross-platform service in a week with App Engine
jlugia
229
18k
ピンチをチャンスに:未来をつくるプロダクトロードマップ #pmconf2020
aki_iinuma
111
49k
The Success of Rails: Ensuring Growth for the Next 100 Years
eileencodes
44
6.9k
Six Lessons from altMBA
skipperchong
27
3.5k
Helping Users Find Their Own Way: Creating Modern Search Experiences
danielanewman
29
2.3k
Understanding Cognitive Biases in Performance Measurement
bluesmoon
26
1.5k
Cheating the UX When There Is Nothing More to Optimize - PixelPioneers
stephaniewalter
280
13k
Building Your Own Lightsaber
phodgson
103
6.1k
Building Applications with DynamoDB
mza
91
6.1k
Documentation Writing (for coders)
carmenintech
66
4.5k
BBQ
matthewcrist
85
9.4k
Transcript
問い合わせ対応当番を自動化 で業務効率化している話 〜noteの事例〜 2022.04.22 YUMEMI.自動化 feat. note tech meetup /
福井 烈
自己紹介 略歴 2006年:日本インサイトテクノロジー (SIer) 2010年:ジークレスト 2013年:ガンホー・オンライン・エンターテイメント 2014年:八面六臂 2015年:note 2021年:noteのエンジニアリングマネージャーに就任 ジークレスト、ガンホー・オンライン・エンターテイメント
などを経て2015年にnoteに入社。サービス黎明期か らnoteの開発に携わり、Nuxt移行、データ基盤、会計 などを担当。現在はエンジニアリングマネージャーとし て、主に組織開発、採用、広報などを行う。青森から フルリモート勤務している3児の父。 #フォートナイト #Notion #大豆ミート #HHKB #マネジメント 福井 烈 / @fukuiretu
アジェンダ 1. 問い合わせ対応当番とは 2. 自動化アーキテクチャ全体像 3. 各プロセス詳細 4. まとめ
問い合わせ対応当番とは
問い合わせ対応当番とは カスタマーサポート ディレクター エンジニア当番隊 (@help_me_dev) 🧔営業 @help_me_dev ユーザから課金できないと 問い合わせがきてます @help_me_dev
管理ツールが動きません @help_me_dev 〇〇の数値の見方が わかりません ・エンジニアへの問い合わせの 1次受け ・1-2日レベルで完了する不具合対応 を担う
詳しく知りたい方は | 問い合わせ対応当番とは https://note.jp/n/nedb40032d36f
エンジニア当番隊 | 問い合わせ対応当番とは • 構成 ◦ 全6クラン ◦ 1クランあたり5〜6名を割り振り ◦
普段のチームを跨いでごった煮 • 周期 ◦ 日替わりでローテ ◦ 当番を迎える度にリーダーをランダムで選出
エンジニア当番隊 | 問い合わせ対応当番とは • 構成 ◦ 全6クラン ◦ 1クランあたり5〜6名を割り振り ◦
普段のチームを跨いでごった煮 • 周期 ◦ 日替わりでローテ ◦ 当番を迎える度にリーダーをランダムで選出 自動化対象
自動化アーキテクチャ全体像
自動化アーキテクチャ全体像 当番リスト ①今日の当番対象を 抽出する ②当番対象のユーザリ ストを引き渡す ③当番に関する情報を Slackに通知する ※ベースを作ったのは私ではありません
各プロセス詳細
自動化アーキテクチャ全体像 当番リスト ①今日の当番対象を 抽出する ②当番対象のユーザリ ストを引き渡す ③当番に関する情報を Slackに通知する
GoogleAppScript(GAS)の責務 | 各プロセス詳細 1. 日時でスケジューラーを起動 2. 休日判定 3. スプレッドシート取得 4.
今日の当番を取得 5. 当番のユーザリストを取得 6. Zapierで用意したWebhookにユーザ情報をPOST
自動化アーキテクチャ全体像 当番リスト ①今日の当番対象を 抽出する ②当番対象のユーザリ ストを引き渡す ③当番に関する情報を Slackに通知する
Zapierの責務 | 各プロセス詳細 1. WebhookでGASからのリクエストを受け取る 2. 受け取ったユーザリスト(当番)をストレージに保管 3. 受け取ったユーザリスト(当番)からリーダーを抽選 4.
リーダー(抽選されたユーザ)の IDをストレージに保管 5. クラン当番用のSlackグループメンション(@help_me_dev)にユーザリスト(当番) を追加する 6. Slackに通知する
おまけ
リーダーの再抽選コマンド| おまけ • Slack上で /clan_leader_lottery <簡単に理由を> を実行 • 用意した経緯 ◦
お休みやリリース間近の状況でリーダーに当たってしまっ た場合に交代の心理的ハードルを下げるため
リーダーの再抽選コマンドアーキテクチャ全体像 ③現リーダーを除いた ユーザからランダム選 出しSlack通知 ①コマンド実行 ②Webhook実行 ストレージに保管したユー ザーリストと リーダーのIDが役立つ
まとめ
まとめ • 頑張ればGAS or Zapierいずれかで完結できるが、それぞれの得意なことは得意 な方に任せた方が良い ◦ 休日の制御 → GAS
◦ グローバルな状態保持 → Zapier ◦ ローコードでの実現 → Zapier • 心理的障壁が発生し得るやりとりもシステムを介することでハードル を下げる • GAS, Zapierはブラックボックスになりがちなのでドキュメントもセットで用意するの が吉
noteではたらく社員を知る エンジニア PM デザイナー インタビューまとめ note社ではたらくメンバーが書いた記事や、社員 / プロジェクトインタビューをまとめています。