2024/7/12開催された、「製造業における脆弱性管理の課題と対応方法@大阪」セミナーの「SSVC Supplier Treeの概要と自動化」セッションのスライドです。
■ブログ
https://vuls.biz/blog/articles/20240717a/
■概要
米国CISAがオススメする脆弱性管理の優先順位付け手法として注目されているSSVC(Stakeholder-Specific Vulnerability Categorization)の概要を説明し、PSIRT用の決定木であるSupplier Treeを紹介します。SSVCは検知した脆弱性をリスクベースで優先度付けを行うフレームワークでありますが、そのまま組織へ適用しても人間が判断する部分が残り人的工数と専門知識が必要です。講演者は、SSVCの組織への導入には自動化が肝であると考えており、自動化の方法を模索しています。本セッションでは、SSVC Supplier Treeを用いて製造業のPSIRTの脆弱性トリアージを自動化する方法を探求します。具体的には、Supplier Treeの各Decision Pointを分解し、最近CISAから公開されたNVDを補完する脆弱性情報「Vulnrichment」等の判断に利用できるデータソースとロジックを参加者に共有し、自動化のための現実的な実装方法を模索します。