Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
ドメイン知識解説 2021/06/16
Search
Sponsored
·
Your Podcast. Everywhere. Effortlessly.
Share. Educate. Inspire. Entertain. You do you. We'll handle the rest.
→
Grahamian
June 16, 2021
Business
0
450
ドメイン知識解説 2021/06/16
下記URLにてYouTubeで配信したドメイン知識解説の資料です。
質問などありましたら動画へコメントお願いします。
https://youtu.be/RD6Fp0axd_w
Grahamian
June 16, 2021
Tweet
Share
Other Decks in Business
See All in Business
re:Invent2025 re:Cap 〜技術的負債解消と AWS Transform Customと わたし〜
maijun
0
120
ネクストビート 新卒向け会社紹介資料
nextbeat
1
400
(15枚)NotebookLMのスライド生成機能で「絶対達成」「予材管理」「大量行動」の重要性を解説してもらう
nyattx
PRO
0
170
Just do it ! で 走り抜けてきたけど ちょっと立ち止まってみた
hakkadaikon
0
590
メドピアグループ紹介資料
medpeer_recruit
10
140k
giftee_Company introduction Febrary 2026
recruit_giftee
1
420
malna-recruiting-pitch
malna
0
14k
-生きる-AI時代におけるライターの生存戦略
mimuhayashi
0
210
全社員が使える環境を整える! n8n Enterprise導入と浸透施策の実践
enpipi
0
910
株式会社ファーマインド_グループ農園各社_会社紹介資料
farmind_farm
0
120
株式会社Oxxx Culture Deck
oxxxinc
0
610
エピックベース株式会社_会社概要資料_202601
takayoshimatsuda
PRO
1
540
Featured
See All Featured
Abbi's Birthday
coloredviolet
1
4.7k
Agile that works and the tools we love
rasmusluckow
331
21k
How to Think Like a Performance Engineer
csswizardry
28
2.4k
AI Search: Where Are We & What Can We Do About It?
aleyda
0
6.9k
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
54
8k
New Earth Scene 8
popppiees
1
1.5k
Building AI with AI
inesmontani
PRO
1
690
The Mindset for Success: Future Career Progression
greggifford
PRO
0
230
"I'm Feeling Lucky" - Building Great Search Experiences for Today's Users (#IAC19)
danielanewman
231
22k
DBのスキルで生き残る技術 - AI時代におけるテーブル設計の勘所
soudai
PRO
62
49k
Digital Projects Gone Horribly Wrong (And the UX Pros Who Still Save the Day) - Dean Schuster
uxyall
0
320
A Tale of Four Properties
chriscoyier
162
24k
Transcript
ドメイン知識 解説します
この解説はなに?
ドメイン知識がなにかわかる データ分析界隈でよく話題にあがる 「ドメイン知識」がなにかわかり どのように身につければいいのか足がかりができる
ドメイン知識とは?
wikipediaより引用 はっきり限定された、ある専門分野に特化した分野の知識であ り、一般知識またはドメイン独立の知識と対比される
自分なりの解釈 データサイエンスやエンジニアリング以外で 業務遂行に必要な知識 - ビジネスモデル - ユーザの特徴 - 法律・規則 -
慣習 - システム上の制約 ...etc
なぜドメイン知識が必要なのか? よりよい仮説を建てたり検証をおこなう 前提知識不足で誤った結論を導くことを防ぐ 分析の過程で “ハマる”ことを防ぐ
たとえば - 法律・規制・商習慣・システムの制約でデータに偏りがある - 法律や規制があるため推測のとき注意する必要がある - 現場の物理的な制約があるため作ったモデルが役に立た ない ...etc
ドメイン知識を分解してみる
ザックリと “ドメイン知識” を分解する 1. ビジネスモデルと市場構造 2. サービス領域の習慣や特性 3. サービスのユーザやシステムの特性 上にいくほど汎用的で
下にいくほど企業やサービス固有の性質
1. ビジネスモデルと市場構造 • サービスのビジネスが提供しているもの • 市場とサービスの関わり • 人・物・金・情報の動きや関係 • それらを示す数字や関係
• よく使われる指標
ビジネスモデルを理解できると嬉しいこと • ビジネスと数字を関連付けて整理できる • ビジネスの特徴を数字で表現できる • よりドメインに特化した指標を考える土台になる
なぜビジネスモデル? • ビジネスモデルの基本は大きく変わらないので典型例を 知っておくと汎用性が高い • ビジネス全体に関わる指標なので最初に分析すべきなので 優先度が高い • 個別のビジネス理解度が低くても分析に着手して示唆を生 み出しやすい
具体例1: BtoC SaaS • サービスは自社のクラウド上で展開し価値提供も情報もそ こに集まる • 代表的な指標としてCACやLTV、churn rate、ARR/MRRな ど
具体例2: EC • 商品やターゲットユーザによって指標の基準や重要度が変 わってくる • CACやLTVが重要で特にLTVのうち顧客単価とリピート率 が重要
2. サービス領域の習慣や特性 • 法律 • 規制 • 倫理的にNGなこと • 商習慣やユーザの習性
習慣や特性を理解すると嬉しいこと • データの偏りを把握できる ◦ 習慣的に発生しやすい・しにくい傾向がわかる ◦ ドメイン由来で発生しないデータの存在に気がつく • 推測しても使えない領域を理解できる ◦
倫理的に使えない方法で解いても意味がない
具体例1: 医療系SaaS • 法律や規制がたくさんある • 倫理的にNGというケース • 素人が想定できないオペレーションがたくさんある
具体例2: Fintechサービス • 法律や規制がたくさんある • 金融機関が絡むため多くのNGがある • 不正対策やユーザ層の偏り • お金とリスクが複雑に絡み合っている
法律・規制・慣習 • 特に医療や金融は厳しいので理解していないと思いもよら ないところでハマる • 作業が遅れるだけなら良いが、場合によっては致命的な失 敗につながる(ヘタしたら会社が一発退場!) • 身につけるには複雑で幅広いので時間をかけて身につけて いく
3. サービス・ユーザ・システムの特性 • 実際のサービスのユーザ層によるデータの偏り • 施策による非連続的な変化や偏り • システム起因のデータの偏り
よくある問題 • 一般的なサービスと異なるユーザ層なので業界のベンチ マークとデータの偏りが異なる • 広告を打ったので、そのタイミングだけデータが偏っている • システム上の問題でデータが取得できていなかったタイミン グがある •
サービスの設計的に入力に偏りがある
具体例1: ECサービス • 大きな広告を打ったので普段と異なるユーザ層が流れ込ん でいるタイミングがある • アンケート形式を変えたので入力に差がある • 導線がわかりにくい機能があって使っている人に偏りがあ る
• 高級路線にピボットしたのでユーザ層が変化している
具体例2: スマホゲーム • 障害があったのでログイン時間に偏りがある • 機能追加により導線が変更されファネルが変わった • SNSのバズでスパイクがある
サービス・ユーザ・システムの特性 • 社内のスペシャリスト(エンジニアやPMなど)に確認すること が大事。常に誰かにレビューしてもらう。 • 知らないとハマるけど事前に知ることは難しい •
身につけ方と順番
身につけるべき順番 1. ビジネスモデルと市場構造 2. サービス領域の習慣や特性 3. サービスのユーザやシステムの特性
ビジネスモデルと市場構造 ビジネスがわかれば各サービスに 詳しくなくても着手できる 定番の指標を理解しておいて 面談の前に検討をつけられるようになろう
身につけるには? • 定番を理解しておく ◦ リーンアナリティクスが最強 • 事例をたくさん知る ◦ ネットでも大手サービスがみているKPIが紹介されています ◦
株主向けの決算報告も参考になる • 普段からビジネスと数字の関係を考えてみる
サービス領域の習慣や特性 法律や規制は難しいので地道に理解していく 同じ業界で仕事をしていると理解が深まるので 可能であればそうしたほうがいい 長期的には本などで勉強しながら 現場ではスペシャリストに確認する
身につけるには? • 業界に関する書籍などでサーベイする • 公的な団体や大手企業の発表を随時チェックする ◦ 特に金融や医療はこれが読めると強い • 社内外のスペシャリストやユーザ、現場と話す ◦
わからないことは聞く
サービスのユーザやシステムの特性 事前に知ることは無理なので仕事をしながら理解していく 知らないでハマることが多いので誰かに 確認してもらったり質問することが大事 なんかうまくいかなかったら誰かに頼ろう
身につけるには? • 普段から社内の人に相談しておく ◦ いつでも相談できる関係をつくっておきましょう • エンジニアやマーケなど関係してきそうな人とコミュニケー ションを増やす • 困ったら質問する!
ドメイン知識の身につけ方 長期的にはビジネスモデルや業界知識を 本などから学んでいく 目の前のプロジェクトを上手くやるには 専門家に頼る つまり 知ったかぶりをせず学び、質問するという 最も基礎的なスタンスが大事
まとめ
ドメイン知識 ドメイン知識の3レイヤー • ビジネスモデルと市場構造 • サービス領域の習慣や特性 • サービスのユーザやシステムの特性 身につけ方の指標 •
日頃からビジネスモデルや業界の理解を深める • 現場やユーザの声を聞く • システムや施策の特性を確認する
ドメイン知識のファネル(イメージ) ビジネスの理解 業界の知識 サービスの知識 汎用的 影響範囲大きい 専門・限定的 知らずにハマりがち 現場で質問・確認して理 解を深めていく
書籍やレポート、経験を とおして地道に身につける
FAQ
Q: 質問・相談できる人がいません! A: 自分からつくりにいきましょう。それも仕事です。 マネージャや現場で気軽に質問できる関係は大事。 日頃から質問したりレビューをお願いしたり 定期的に相談するスケジュールをつくるとよいです。
Q: ドメイン・技術知識の境目がわからん A: 技術不足が原因なのでがんばって勉強しましょう! あと瞬発的に検索したり気軽に質問できる人を事前につくりま しょう 昨今は非専門家でもデータサイエンスを理解した人材が 増えているのでスキルがないと一瞬でバレますよ…