GREE Tech Conference 2022で発表された資料です。 https://techcon.gree.jp/2022/session/TrackB-3
グリー株式会社 QAマネージャー 福田 圭佑ゲームQAにおけるTPI NEXT®の導入とその活用事例グリー株式会社 QAエンジニア 野澤 周平
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講演者プロフィール2 氏名と所属経歴福田 圭佑(ふくだ けいすけ)グリー株式会社Customer & Product Satisfaction部2014年 グリー株式会社に新卒として入社GREE Platformで提供しているタイトルのQA統括海外展開しているタイトルのLQA統括
講演者プロフィール3 氏名と所属経歴野澤 周平(のざわ しゅうへい)グリー株式会社Customer & Product Satisfaction部医療系情報システムのQAを8年間経験後、2015年にグリー株式会社に入社ゲームアプリのQAを5年、直近では、非ゲーム領域のQA業務を中心に担当
•取り組みの背景•テストプロセスの診断•まとめと今後の展望目次4
5 取り組みの背景• タイトルごとにQAプロセスの詳細が異なる• テストプロセスについての評価が不透明TPI NEXT®を用いたプロセス診断を実施現状の課題
TPI NEXT®とは6 ■TPIを前身としたテストプロセス改善のフレームワーク• オランダの Sogeti が提供するテストプロセス改善モデルTPI(1998)• ビジネス主導のテストプロセス改善モデル (BDTPI)TPI NEXT(2008)
7 導入のステップテストプロセスの診断■4つの段階を経てプロセス診断を実施チェックリストの適用- 1on1ミーティング形式でのアセスメントマトリクスの適用- テスト成熟度マトリクスへのマッピング改善項目の決定- テスト成熟度に応じた改善項目の決定改善案の適用- 実業務への改善案の適用
■アセスメントにより各項目の達成状況を評価8 チェックポイントの適用テストプロセスの診断① ② ③ ④アセスメント結果
■アセスメントにより各項目の達成状況を評価9 チェックポイントの適用テストプロセスの診断① ② ③ ④アセスメント結果タイトルごとに評価
■アセスメントにより各項目の達成状況を評価10 チェックポイントの適用テストプロセスの診断① ② ③ ④アセスメント結果達成済み / 未達成を記載
■テスト成熟度マトリクスへのマッピング11 マトリクスの適用テストプロセスの診断① ② ③ ④マッピング結果各タイトルでの強み / 弱みを明示化
■テスト成熟度マトリクスへのマッピング12 マトリクスの適用テストプロセスの診断① ② ③ ④マッピング結果次に着手すべき改善項目を特定
13 改善項目の決定テストプロセスの診断① ② ③ ④• 利害関係者のコミットメント• 欠陥管理組織の強み• テスト戦略• 見積もりと計画組織の弱み軽量テストプランの導入を決定
14 改善案の適用テストプロセスの診断① ② ③ ④ゲームQAに対応した軽量テストプランを作成■軽量テストプランの項目• テストアプローチ• テストスコープ内 / 外• スケジュール / 予算• 品質予測• テスト開始、中止、再開、終了条件• 不具合レポート / 合否基準• プロジェクトリスク
■軽量テストプランの導入により弱みだった項目が改善15 改善案の適用テストプロセスの診断① ② ③ ④評価結果 狙い通り改善が実現プロセスへの理解度が上がり評価が下がった可能性
16 まとめと今後の展望まとめ• TPI NEXT®を用いてテストプロセス評価を実施• 改善案として軽量テストプランを適用• 結果として弱みであった項目の改善に成功今後の展望• 継続的なモニタリングの実施• 改善点に対するアプローチの精査
17 ご清聴ありがとうございました
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