Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
ハイブリッドクラウドで変わるインフラストラクチャ設計
Search
gree_tech
PRO
January 20, 2015
Technology
390
0
Share
ハイブリッドクラウドで変わるインフラストラクチャ設計
究極のハイブリッドクラウド活用セミナーで発表された資料です。
http://www.f2ff.jp/hbc/2014/
gree_tech
PRO
January 20, 2015
More Decks by gree_tech
See All by gree_tech
変わるもの、変わらないもの :OSSアーキテクチャで実現する持続可能なシステム
gree_tech
PRO
0
4.3k
マネジメントに役立つ Google Cloud
gree_tech
PRO
0
52
今この時代に技術とどう向き合うべきか
gree_tech
PRO
3
2.7k
生成AIを開発組織にインストールするために: REALITYにおけるガバナンス・技術・文化へのアプローチ
gree_tech
PRO
0
370
安く・手軽に・現場発 既存資産を生かすSlack×AI検索Botの作り方
gree_tech
PRO
0
380
生成AIを安心して活用するために──「情報セキュリティガイドライン」策定とポイント
gree_tech
PRO
1
2.2k
あうもんと学ぶGenAIOps
gree_tech
PRO
0
500
MVP開発における生成AIの活用と導入事例
gree_tech
PRO
0
520
機械学習・生成AIが拓く事業価値創出の最前線
gree_tech
PRO
0
390
Other Decks in Technology
See All in Technology
R&D 祭 2024 UE5で絵コンテ・作画の制作支援ツールをつくる話
olmdrd
PRO
0
190
アプリブロック機能のつくりかたと、AIとHTMLの不合理な相性の良さについて
kumamotone
1
260
20260515 ログイン機能だけではないアカウント管理を全体で考える~サービス設計者向け~
oidfj
1
790
Fラン学生が考える、AI時代のデザインに執着した突破口
husengs7
1
210
エムスリーテクノロジーズ株式会社 エンジニア向け紹介資料 / M3 Technologies Company Deck
m3_engineering
0
190
生成AI時代に信頼性をどう保ち続けるか - Policy as Code の実践
akitok_
1
490
いつの間にかデータエンジニア以外の業務も増えていたけど、意外と経験が役に立ってる
zozotech
PRO
0
670
可視化から活用へ — Mesh化・Segmentation・アライメントの研究動向
gpuunite_official
0
230
AI時代に、 データアナリストがデータエンジニアに異動して
jackojacko_
0
1k
Directions Asia 2026 | Beyond Buildable AI Agents: Let’s Visualize Partner Value in the AI Era
ryoheig0405
0
110
[みん強]AIの価値を最大化するデータ基盤戦略:Self-Service型Data Meshへの転換とAgentic AI Meshに向けた取り組み with Snowflake他
y_matsubara
1
140
最新技術を"今は選ばない"という技術選定
leveragestech
PRO
0
230
Featured
See All Featured
First, design no harm
axbom
PRO
2
1.2k
Claude Code どこまでも/ Claude Code Everywhere
nwiizo
65
55k
How to make the Groovebox
asonas
2
2.2k
Getting science done with accelerated Python computing platforms
jacobtomlinson
2
200
Lessons Learnt from Crawling 1000+ Websites
charlesmeaden
PRO
1
1.2k
Agile Leadership in an Agile Organization
kimpetersen
PRO
0
150
Digital Ethics as a Driver of Design Innovation
axbom
PRO
1
290
How GitHub (no longer) Works
holman
316
150k
Utilizing Notion as your number one productivity tool
mfonobong
4
300
The Cost Of JavaScript in 2023
addyosmani
55
9.9k
Six Lessons from altMBA
skipperchong
29
4.2k
Done Done
chrislema
186
16k
Transcript
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. Copyright © GREE,
Inc. All Rights Reserved. ハイブリッドクラウドで変わる インフラストラクチャ設計 インフラストラクチャ本部 データセンターチーム マネージャー ⿊河内 倫
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. ⽒名 ⿊河内 倫(くろこうち
おさむ) 所属 グリー株式会社 インフラストラクチャ本部 データセンターチーム マネージャー プロフィール 2002年 イッツ・コミュニケーションズ株式会社 2006年 楽天株式会社 ネットワーク構築・運⽤チーム 2011年 グリー株式会社 データセンターチーム ⾃⼰紹介
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. 会社紹介 従業員数 1,867⼈(グループ全体・2014年09⽉末時点)
事業内容 ソーシャルゲーム事業 ソーシャルメディア事業 プラットフォーム事業 広告・アドネットワーク事業 ライセンス&マーチャンダイジング事業 ベンチャーキャピタル事業
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. 1. HybridCloudのモチベーション 2.
HybridCloudを選定する上で重視すること 3. HybirdCloudを利⽤する上での問題 4. グリーの展望 目次
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. HybridCloudのモチベーション (OnPremisesの課題と HybridCloudに期待すること)
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. 現状のシステム設計⽅針(On Premisesのみ) システムとして用意する必要があるリソース
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. 現状のシステム設計の問題点 用意したが未利用となっているリソース ピークでシステムを用意する必要があるため
システムの未利用時間が多くなってしまう
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. HybridCloudを導⼊した際のシステム設計 用意したが未利用となっているリソース HybirdCloudに向けるリソース
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. ジャスト・イン・タイム ※ToyotaHPより http://www.toyota.co.jp/jpn/company/vision/production_system/just.html
“必要なものを、必要なときに、必要なだけ” という考え方がCloudにマッチした
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. コストの特徴の違い On Premises
Cloud 最小単位が1年(通常のデータセンター契約) 1時間つかっても1年つかってもコストは同じ →長期利用するベースのシステムで利用する 最小単位が1時間(クラウド事業者によっては日単位もある) ただし1年利用した場合は、オンプレミスの方が安価である →短期利用するシステムで利用する
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. システム構成の分離 ベースラインのインフラ 定常的に負荷があるシステム
→ ベースの売り上げのシステム 自社でコントロールしたいシステム → ネットワークTrafficなど 会社として守らなければならない情報 → 会員情報、課金情報など 突発的なインフラ イベントトラフィックのシステム → 行事、新規リリースなど ピークトラフィックのシステム → 夜間帯などの繁忙時刻
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. HybridCloudで展開できる構成 Webアプリケーションの一般的なシステム構成と移設可能なコンポーネント Proxy
Web Slave DB Storage (Hadoop) KVS Master DB Application Batch LoadBalancer Hybrid Cloudとして 利用可能なコンポーネント ↓ スケールアウトが 簡単なコンポーネント
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. まとめ OnPremisesの課題とHybridCloudに期待すること OnPremisesの課題
今まではピーク帯に合わせたインフラ設計が必要であった 1日のうちピーク帯は4-5時間のため、全体としての利用率が低かった HybridCloudへの期待 必要なリソースを一時的に柔軟に投入/削除をしていきたい 特にスケールアウトできるシステムコンポーネントを 中心に展開していきたい
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. Hybrid Cloudの選定基準
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. Hybrid Cloudの特徴 自社システム
クラウドシステム (Private Cloud) 専用線 Private IP Private IP 特徴 Private IP間で通信が可能 そのため既存システムへの変更インパクトが少ない クラウドシステム側は提供会社に対してPrivateCloudを提供する 例 AWS Direct Connect Sorftlayer Direct Link
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. Hybrid Cloudの選定基準 そもそも提供している会社が少ないため選択肢が少ない
日系クラウドではサービスメニュー化している業者はゼロ 接続性 専用線での接続が必要であるため、 専用線が接続可能なデータセンターであること Secureな接続が担保される 間違って他の業者にRoutingされるようなことがあってはならない トラブル対応 トラブル発生時の対応の迅速性
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. HybirdCloudを利⽤する上での問題
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. Hybrid Cloudの課題 SLAの違い
自社システム クラウドシステム (Private Cloud) 専用線 Router Router Server Cloud 1つのシステムを複数のインフラストラクチャで賄う必要がある サービス上低いSLAのインフラストラクチャに合わせて設計せざるえない ※一般的にはクラウドシステムの方がSLAは低い 乗せるサービスのSLAを落とすことが出来るか?
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. Hybrid Cloudの課題 ベースラインの確保
上記図の赤色の部分と灰色の部分を区分けする必要がある ここの線引きが難しい
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. Hybrid Cloudの課題 ベースラインの確保
そもそもハイブリッドクラウドを利用する目的としては コスト削減が主な目的になることが多い そのため、自社システムとハイブリッドクラウドの割り合いについて どこかしらの損益分解点がある しかし、Traffic量/Trafficトレンドは毎日違う 毎日、損益分岐点を出し、システムの比率を変えることは難しい
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. Hybrid Cloudの課題 トラブル編
自社システム クラウドシステム (Private Cloud) 専用線 DC事業者A 事業者A DC事業者B 事業者B 回線事業者 Maker A Maker B MDF MDF Router Router Server Cloud 契約形態 でも、通常のWAN側の回線なども同じ構成では…?
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. Hybrid Cloudの課題 トラブル編(WAN側との違い)
通信遅延がWAN側よりもシビア 遅延が発生した場合、データの整合性が取れなくなる可能性がある 復旧や回復させる作業に工数がかかる これはネットワークエンジニアでは出来ない 事業者B網内の問題が解決しないことが多い クラウドなのでVMの動きなどがわからない クラウド事業者の都合で、急にスペックの悪いホストに 割り当てられたり、違うDCのVMが配属されることもある
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. グリーの展望
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. グリーの展望 インフラの設計 ピーク帯での設計が不要になった
クラウドとの付き合い方 もはや“Cloud”と”On Premises”は敵対関係では無くなった 共存していく関係にある 人材の問題 ただ、 “Cloud”も”On Premises”も理解している⼈間は少ない 全体を通したシステム設計ができる人材が必要とされる
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved.