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製造業のクラウド活用最適解〜AI,DXを加速するデータ基盤の作り方〜

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 製造業のクラウド活用最適解〜AI,DXを加速するデータ基盤の作り方〜

Factory Creative Camp大阪での登壇内容。ハノーバーメッセ2026で見た世界の製造業AIの最前線と、日本の現場で今すぐ始められる段階的なデータ基盤の作り方を、ロッテ浦和工場の実践事例とともに紹介します。

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濱田孝治

June 08, 2026

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  1. 2 濱田孝治(ハマコー)製造ビジネステクノロジー部 スマートファクトリーチーム マネージャー 製造業向けAI・クラウドソリューションの企画 導入支援 コミュニティ運営 • JAWS-UG コンテナ支部運営

    • Grafana Meetup Co-organizer, Grafana Champion AWS認定関連 • SAP, DOP, DBS, SOA, SAA, DVA, SCS, CLF, AIF, MLA, MLS • AWS APN Ambassador 2020 執筆書籍 • みんなのAWS • SoftwareDesign 2022年11月号 コンテナ特集
  2. 26 Opening Ceremonyの登壇者 Friedrich Merz 氏 • ドイツ連邦共和 国首相 Luiz

    Inácio Lula da Silva 氏 • ブラジル連邦共 和国大統領 Dorothee Bär 氏 • ドイツ連邦研究・ 技術・宇宙大臣 Julie Sweet 氏 • Accenture 会長 兼CEO Dr. Gunther Kegel 氏 • ドイツ電気・デジ タル産業連盟 (ZVEI)会長 Belit Onay 氏 • ハノーバー市長 (開催都市ホス ト)
  3. 27 Opening Ceremonyのメッセージ 産業AIのEU規制緩和(EU AI Actからの切り 出し)の推進 「Made for Germany」を掲げた8,000億ユー

    ロの巨額投資 事業の「Reinvention(再発明)」の必要性と グローバルな連携強化
  4. 30 AWS – ブース全体「Built for Industrial AI」 1,400㎡の大型ブース、25パ ートナー+9 Amazonキオスク

    会期中50以上のセッションを 連続開催 3つのソリューション領域:エ ンジニアリング/スマート製造 /スマート製品
  5. 31 AWS – AI-Powered Production Line(中央の動くライン) ブース中央に実際に動く製造 ラインを設置 ドリンクコースター製造の体 験型デモ

    AMR(自律移動ロボット)→ 協働ロボット → レーザー彫 刻機 → AI品質検査 → ヒュー マノイド の完全自律フロー
  6. 32 AWS - The Complete Stack for Physical AI(5層) 1.

    Data — 現場データ取り込み 2. Training & Model Optimization — モデル学習(NVIDIA連携) 3. Simulation — Isaac Sim/Lab 4. Sim2Real & Edge Operations — IoT Greengrass + Jetson Thor 5. Agentic AI — Bedrock AgentCore + Strands Agents
  7. 33 AWS - Agentic AIが既存システムを束ねる • 中央エージェントがMCP(Model Context Protocol)経由で疎結合 に接続

    • MES/MOM/PDM/在庫管理を既存のまま叩く • 「置き換える」のではなく「上から束ねる」アプローチ
  8. 34 Smart Products and Services — Kiroで組み込みアプリを構築 • HVAC(空調機器)のコンパ ネを想定したミニデバイス

    • 中身の組み込みアプリの開発 をKiroを用いて実施 • 産業機器のテスト/デバッグ は一般的なITアプリケーショ ンに比べて手間が多いが、そ れをKiroを用いて短縮化する 内容 • ワークショップも公開されて いて誰でも体験可能
  9. 35 AWS - Zoomlion事例:自社製造×AWS Marketplace • Zoomlion(中聯重科):中国の建機・産業機械メーカー • 自社製造現場でロボットを多用、AI開発環境としてAWSを採用 •

    構築した製造管理システムをAWS Marketplaceで販売 • 他のお客様がワンクリックで導入・スモールスタートできる流通モ デル
  10. 38 Microsoft:AIが「領域の壁」を越えた Fabric IQ / Work IQ / Foundry IQ:データ層・現場層・AI開発

    層の3層基盤 フィジカルAI:ヒューマノイド × Hexagon検査ロボの統合デモ Azure IoT Ops × Omniverse:情報AI × 物理AI × OT が一つに →情報・物理・OTという「面」をAIが 一気通貫で動作
  11. 39 Microsoft - ブース全体「産業インテリジェンスの解放」 • テーマ:産業インテリジェン スの解放 • 4つのヒーローデモゾーン: 製品ライフサイクル/工場運

    営/人間×エージェント/サ プライチェーン • パートナー総動員: Hexagon、Advantech、 Siemens NX、Ansys、 NVIDIA、Krones
  12. 40 Microsoft - フィジカルAI(Hexagon × Siemens NX) • Siemens NXで設計

    → エー ジェントがCAM展開 • ヒューマノイドがワークを CNCに運搬 • Hexagonロボットが良/不良 判定 • エッジ側にAIが入って自律 的に判断・動作(クラウド指 令なし)
  13. 41 Microsoft - Microsoft IQ for Manufacturing × Copilot Studio

    シフト引き継ぎのデモ: • 前シフトが「歩留まり低下」 「メンテ必要」をCopilotに 引き継ぎ • 次シフトが「シフトブリー フ」を依頼 → サマリーが自 動生成 • 「振動が大きい」アラートに 対しCopilotが根本原因分析 • Copilot Studio(ローコー ド)上で動く=現場の人が触 れる
  14. 42 Microsoft - エージェント型サプライチェーン(Fractal) • Microsoft Foundry上のAIエージェ ントがシグナルを常時モニタ • 内部:POと出荷紐付け、サプライヤ

    ーキャパシティ • 外部:船舶位置データ・港湾混雑・ 気象・需要シグナル • アラートではなくプランA/B/Cを生 成 → 人間が選ぶ
  15. 43 Microsoft - Krones × Industrial Copilot:4時間→30分 ボトリングのチェンジオーバー(段取り替え): • 従来:4時間

    → 改善後:30分 • AnsysシミュレーションをNVIDIA GPUで実行 • Copilotが裏でシミュレータを呼び出し、機械設定を自動提案
  16. 47 Siemens - ブース全体「CPGをショーケースに」 CPG(消費財)業界の3つのチ ャレンジを起点に • バリエーションの多さ(SKU 爆発) •

    トレンドが変わりやすい(短 サイクル) • 各国の規制対応 → データ統合 → 標準化 → ソ フトウェアディファインド → AIの4レイヤーで提案
  17. 49 Siemens -ラボから生産への加速 — デジタルツインで時間を圧縮 デジタルツインのフル活用 • レシピ完成後のプロダクショ ンライン構築のリードタイム 短縮

    • ビューラーのミキサーをデジ タルツイン化し、中の環境を シミュレーション、マシンパ ラメータを最適化
  18. 50 Siemens – マルチベンダーをつなぐPLC統合制御 「シーメンスのPLCがマルチ ベンダーのロボットを束ね る」 という思想 現場には様々なロボットメー カーの機器が存在

    ベースになっているのは PROFINET協会が定めるロボ ットコントロール規格で、 PROFINET経由で特定のコマ ンドを叩くと、メーカーが違 っても同じ枠組みで動作可能
  19. 51 Siemens - TIA Portal × Industrial Copilot PLCエンジニアリング環境のAI 支援:

    • PLCラダーの自動生成 • HMI画面の自動生成 • 仕様書 → プログラム雛形 → エラーをCopilotにフィード バック • バーチャルコミッショニン グ:実機なしで試運転完了
  20. 52 Siemens - ポップアップファクトリー 必要なときに、必要な場所で、 必要なものを作る • ワールドカップ会場で一時的 にジュース需要が急増 •

    既存工場から配送 vs スタジ アム近くにコンテナ工場 • AIが需要予測 → サプライチ ェーンスイートでコスト比較 • メタバース/デジタルツイン で設備配置を確認
  21. 53 Siemens - Innovation Hub:エージェンティックAI×カスタムシューズ 来場者の足型を実演スキャン: • 足の形状・圧力分布をスキャ ン •

    エージェンティックAIが CADソフトNXに「ソール設 計して」と指示 • NXのCopilotが個別最適なソ ール形状を自動生成 • そのまま製造工程へ投入 → 「自律型工場」の解=エージ ェンティックAI
  22. 58 SAP - ブース全体「Trusted Orchestration. Smarter Execution.」 題材はジンジャーショット(エ ナジードリンク) •

    複数の仮想企業を横断するシ ナリオ:プロセス製造/ディ スクリート製造/サプライヤ ーCNC • ブースを左から右へ歩くと、 サプライチェーンの上流から 下流を辿る動線 • ERPとMES、Business Network、PLMまで自社フル スタック
  23. 59 SAP - Operations and Insights(経営の見える化) • 2拠点工場(ミキシング側/ パッケージング側)を一元監 視

    • 外部シグナルを取り込みAIが アラート化 • 「Asian Shipment Delayed」が Critical に自動 スコアリング • 財務(売上・利益)と現場 KPI(OEE・在庫)が同じ画 面
  24. 60 SAP - マルチエージェント基盤(Joule+40以上のエージェント) シナリオ:原材料の輸送遅延4〜 6週間 → 経営インパクト1,800 万ドル •

    Inventory Balancing Agent (EWM内蔵) • Supplier Discovery Agent (Business Network内蔵) • Trade-off Analyst(全エージ ェントを統合) • → プランA/B/Cを生成 → 「Accept All Tasks」で担当 者にタスク配信
  25. 61 SAP - SAP Digital Manufacturing × Uhlmann(実機) ドイツUhlmannの本物のパッケ ージング機が動いている

    • 「SAPはMESもやっている」 (20年前に買収、現在クラウ ドMES化) • S/4HANA → SAP Digital Manufacturing → 実機 のデ ータ連携 • 通信規格はOPC UAで標準化
  26. 62 SAP - 企業を越えるオーケストレーション(DMG MORI × Business Network) 包装機の補修部品をサプライヤ ー企業のCNCで製造:

    • Uhlmann包装機の部品が摩耗 → センサーで予兆検知 • AAS(Asset Administration Shell)でパーツ情報をスキャン • SAP Business Network経由で サプライヤーに連携 • サプライヤー側 S/4HANA → MES → DMG MORI CNC • 企業を越えてスペアパーツが削り 出される → Factory-X/Catena-Xに対応済み
  27. 63 SAP - フィジカルAI × 設備保全(4足ロボット) ミキシング設備の異常傾向シナリオ: 1. システムがデータドリブンに異常傾 向を検知

    2. AIエージェントが4足ロボットに検 査指示 3. ロボットが該当設備まで物理的に移 動 4. 搭載カメラで外観検査、過去データ と照合 5. 必要に応じてメンテナンスオーダー 自動発行 → 「指示の受け手は人でもロボットで もいい」
  28. 67 なぜ今、OPC UAが「製造業の共通言語」なのか OPC = Open Platform Communications(元は OLE for

    Process Control) •元々はWindows COM/DCOMベースの規格 (1996年〜)→ 2008年にプラットフォーム非 依存の OPC UA に再設計 •Industry 4.0の提唱と合わせて普及が加速 現在「OPC」と言えば実質「OPC UA」を指すこ とがほとんど
  29. 70 なぜ今、OPC UAが「製造業の共通言語」なのか 認証・暗号化・証明書管理を標準で扱えるOPC UAは、 欧州市場で必須選択肢に。 •主要ベンダーのブースで「OPC UA対応」が共通前提 •欧州での採用が加速 •EU

    CRA(Cyber Resilience Act)の本格適用が近い •セキュリティ非対応の製品は市場で受け入れられに くい •認証・暗号化・証明書管理を 標準仕様 で扱える
  30. 72 Open Process Automation(OPA) OPAブースの展示デモ: - 横河電機のコントローラー - Phoenix Contact

    のデバイス - メーカーバラバラでも OPC UA を共 通言語に動作 - 制御アプリケーションは コンテナ化
  31. 73 OPC UA のセキュリティ Modbus(従来型) → OPC UA - 認証

    :プロトコル外 → 証明書ベース相互認証を標準装備 - 暗号化:なし → メッセージ署名・暗号化を標準装備 - 防御層:ネットワーク分離・FW頼み → プロトコルレベルで構築 クラウド連携 - MQTTSによる暗号化は可能 - OPC UA はさらに 鍵管理・体系的暗号化 を持つ → 「ネットワークを守る」から「通信そのものを守る」設計。EU CRA 時代に効くセキュリティ設計
  32. 74 証明書管理の運用解=GDS(Global Discovery Server) - 工場単位で構成可能 - ライン単位でも構成可能 - CA

    of CA(工場の上の親玉)階層も組める - 信頼リスト配布・有効期限更新を 一元化 → 大規模工場・複数拠点を抱える製造業の 現実解
  33. 75 OPC UA for AI:情報モデルとAIの親和性 OPC UA は単なる通信プロトコルでは ない: -

    データ構造を 「情報モデル」として 標準化 - センサーの生データ - タグ付け・意味付けされた構造化デ ータ → 生成AIがデータの 「意味」を理解 できる
  34. 76 Cloud Library / Cloud Initiative Reference Architecture クラウド時代の取り組み: -

    OPC UA Cloud Library - UA Cloud Initiative Reference Architecture 公開されている構成例: - MES / ERP - 時系列データベース - 可視化(Grafana 等) → ワーキンググループに 主要クラウドベン ダーが総揃い → OPC UA は「OT内で閉じる規格」ではな く、クラウドエコシステム前提で進化
  35. 78 OPC UA via REST:IT基盤からもそのまま叩ける OPC UA via REST(プロトタイ プ):

    - REST API 経由で OPC UA データ にアクセス - AWS の API Gateway、ロードバ ランサー、認証・認可、監視と接続 可能 - IoT Core / SiteWise 以外の 一般 的なIT基盤 からも素直に扱える - 現時点ではプロトタイプ段階 → ITエンジニアにとっての OPC UA の敷居が一気に下がる可能性
  36. 79 Digital Product Passport with OPC UA:トレーサビリティの規格化 Digital Product Passport(DPP):

    - 欧州主導のトレーサビリティ規制 - 「どこで・誰が・どのように」作ったか - 原材料から カーボンフットプリント ま で紐付け - SAPブースでも大きく展示されていた 機器側からの情報拾い上げ: - プロトコル層に OPC UA が選択肢 - 製造記録・品質データを OPC UA で上 位に流す → そのまま DPP対応のインフラ として使 える
  37. 80 OPC UA Field eXchange(FX):コントローラーがフラット通信 OPC UA Field eXchange(FX): -

    コントローラー同士が 「フラットに」OPC UA で通信 - Pub/Sub の UDP でセッション問題を解消 - 従来:階層構造(上にボスが居る) - FX:フラットネットワーク(ボスがいない 世界観) ブース展示の事実: - 三菱、オムロン、富士電機など 日本の主要 PLC ベンダーも対応 → 日本の現場で使われているPLCも、すでに FX 対応が進んでいる
  38. 81 OPC UA Safety:機能安全領域への拡張 - Safety 通信を OPC UA の枠組みで扱う

    - 確実性・冗長性を満たす - OPC UA の情報モデル・セキュリティ機能 と統合 - 従来のベンダー固有プロトコルからの脱却 → 「製造業の通信規格を1本に統一する」野 心が Safety まで及ぶ → セキュリティ・情報モデル・クラウド・ AI・FX・Safety、全てがOPC UAの傘の下 に
  39. 91 AWS re:Inventにおけるインダストリーブースの流れ データ活用のアプローチ:集約型から分散連携型へ 2024年(DWH集約・可視化) • データを全て意味づけし、物理的な一つのデータソースに集約する方 向性 2025年(エージェントによる連携) •

    データを必ずしも一箇所に集めるだけでなく、エージェントに「どの データがどこにあるか」を教えることで、分散したデータソース(サ イロ化されたデータ)をAIが横断的に活用するアプローチ
  40. 92 AI Readyの3要素 • サイロ化されていない、必要なときにアクセスできる アクセス可能(Accessible) • 異なるソースのデータが関連付けられている 統合済み(Integrated) •

    正確性・鮮度が担保、メタデータが整備されている 品質担保(Quality): AI Ready = これら3要素がすべて揃った状態
  41. 93 (改めて)AI Readyの3要素 • サイロ化されていない、必要なときにアクセスできる アクセス可能(Accessible) • 異なるソースのデータが関連付けられている 統合済み(Integrated) •

    正確性・鮮度が担保、メタデータが整備されている 品質担保(Quality): AI Ready = これら3要素がすべて揃った状態 これらの要件が満たされていれば、AI Ready。 整備された業務フローで管理されたExcel もAI Readyなデータソースとなりうる。
  42. 94 段階的とは? データ基盤構築の3フェーズ フェーズ 状態 主眼 Phase 1: 可視化 データを集めて「見える」状

    態に 現場の困りごとを解消、小 さな成功体験 Phase 2: 統合・分析 複数ソースを関連付けて分 析 全体最適、相関の発見 Phase 3: 新サービス創出 / AI活用 予測・最適化・自律化、外 向きの価値 予知保全・品質予測・ナレッ ジ活用 経産省「DX推進指標」の成熟度レベル(0〜5)でいえば、多くの企業 がレベル1〜2で停滞している。自社の現在地を把握し、次の1段を明 確にすることが出発点
  43. 95 どこから着手するか? 判断軸 • 課題の緊急度 • データの取得しやすさ • 効果の見えやすさ •

    経営インパクト 問いかけ • 今最も現場が困っていることはどこか • すでにデジタル化されているデータはあるか • 成果を定量的に示しやすい領域はどこか • コスト削減・売上向上に直結するのはどこか
  44. 96 どこから着手するか? 判断軸 • 課題の緊急度 • データの取得しやすさ • 効果の見えやすさ •

    経営インパクト 問いかけ • 今最も現場が困っていることはどこか • すでにデジタル化されているデータはあるか • 成果を定量的に示しやすい領域はどこか • コスト削減・売上向上に直結するのはどこか 典型的な着手パターン 設備稼働データ → 可視化 → 予知保全 品質データ → 不良率改善 エネルギーデータ → カーボンニュートラル
  45. 97 製造業のチェーンと関連データ チェーン 役割 主なデータ例 エンジニアリングチ ェーン 製品の企画〜設 計〜開発 CAD/CAEデータ、BOM(部品表)、技術仕

    様書、試験・検証データ、設計変更履歴 サプライチェーン 調達〜物流〜販 売 発注・納期データ、在庫データ、物流・配送 データ、需要予測、サプライヤー評価 プロダクションチェ ー ン(製造) 生産計画〜製造 〜品質管理 設備稼働データ(PLC/センサー)、生産実 績、品質検査データ、作業日報、環境データ (温度・湿度)、エネルギー消費量 これら全てを一度にやるのは非現実的 → どこから着手するか?
  46. 101 よくある失敗パターン 失敗 何が起きるか フィードバックがあれば 最初から全社展開 複雑すぎて頓挫 1ラインの成果が次への後 押しに ROIを先に求めすぎ

    投資判断できず停滞 手触りある成果がROIの証 拠に IT部門だけで推進 現場の協力が得られない 最初から現場と組むので 分断しない
  47. 106 システム構成 • PLC Data to Cloud でPLCデータをAWS 上に収集 •

    データベース構築、 Grafanaで数十個のダ ッシュボード • 紙帳票をデジタル化 (タイムライン型UI を新規設計) • アジャイル開発で現 場要望を迅速反映
  48. 107 生産設備ダッシュボード例:設備監視 レポート例 • OEE(総合設備 効率) • サイクルタイム • 生産状況

    • 時間損失内訳 • OEE構成要素ト レンド • OEE改善推奨事 項 • アクチュエータ 基準値超過 • アクチュエータ 動作時間
  49. 108 生産設備ダッシュボード例:品質管理 パネル例 • 保管温度 • 温度トレンド • 原材料歩留ま り

    • 充填重量トレ ンド • 殺菌温度推移 • 異物検知回数 • 日別異物検知 数 • 現在製造ロッ ト情報
  50. 120 小さく始めて大きく育てる AI Readyなデータ基盤を 作ること自体は手段。 現場が本当に価値を感じて いるかが重要であり、それ が全てのプロジェクトの推 進要素となる。 大きくなればなるほど、こ

    の方向性の修正が難しい。 1 スコープを 絞る 2 現場に触っ てもらう 3 フィードバ ックを得る 4 方向を修正 する 5 横展開 現場のフィ ードバック が羅針盤
  51. 121 小さく始めて大きく育てる 1 スコープを 絞る 2 現場に触っ てもらう 3 フィードバ

    ックを得る 4 方向を修正 する 5 横展開 現場のフィ ードバック が羅針盤 ここのコストが高い(時間 がかかる、お金がかかる、 都度ベンダー見積もりが必 要、自社で対応できない) ものの導入は、将来的に足 かせになる可能性があるの で、要注意