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ブロックチェーンとはどのような技術か

 ブロックチェーンとはどのような技術か

ブロックチェーンの基礎的な知識や応用先などについてのスライドです。
ブロックチェーン社会に関するシンポジウム&交流会」における基調講演資料です (2019/05/17)。
プロフィールは: https://n-hassy.info/ja/

Nobuho Hashimoto

May 17, 2019
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Transcript

  1. ブロックチェーンとは どのような技術か 2019年5月17日 東京大学理学部情報科学科3年 橋本 信歩 レッド・オーシャンを航れ「ブロックチェーンに関するシンポジウム&交流会」

  2. 自己紹介 レッド・オーシャンを航れ「ブロックチェーンに関するシンポジウム&交流会」 2014年 2016年 2017年 2018年 2019年 1か月間オーストラリアへ交換留学 第12回物理チャレンジ2016にて銀賞受賞 東京大学理科一類に入学

    特定非営利活動法人アイセック・ジャパンに入会 アイセックを通して国際会議に3度参加 ブロックチェーンベンチャーで2か月間インターンシップに参加 2か月間タイのバンコクにてインターンシップに参加 東京大学理学部情報科学科に進学
  3. ブロックチェーンとの出会い 自己紹介 ブロックチェーンという技術が世界を変えるかもしれない、 その可能性に魅了された

  4. ブロックチェーンの具体例 ブロックチェーンとは 仮想通貨 (ビットコイン) 銀行 (FinTech) 保険 (InsurTech) IoT 不動産

    公的記録 選挙・投票 教育 クラウド ファンディング
  5. ブロックチェーンの定義 ブロックチェーンとは 1)「ビザンチン障害を含む不特定多数のノードを用い、時間 の経過とともにその時点の合意が覆る確率が0へ収束するプロ トコル、またはその実装をブロックチェーンと呼ぶ。」 2)「電子署名とハッシュポインタを使用し改竄検出が容易な データ構造を持ち、且つ、当該データをネットワーク上に分散 する多数のノードに保持させることで、高可用性及びデータ同 一性等を実現する技術を広義のブロックチェーンと呼ぶ。」 出典:日本ブロックチェーン協会

    https://jba-web.jp/archives/2011003blockchain_definition
  6. ブロックチェーンの定義 ブロックチェーンとは 1)「ビザンチン障害を含む不特定多数のノードを用い、時間 の経過とともにその時点の合意が覆る確率が0へ収束するプロ トコル、またはその実装をブロックチェーンと呼ぶ。」 不特定多数の人がデータの承認作業を行うことで データが間違っていないことを保証する

  7. ブロックチェーンの定義 ブロックチェーンとは 2)「電子署名とハッシュポインタを使用し改竄検出が容易な データ構造を持ち、且つ、当該データをネットワーク上に分散 する多数のノードに保持させることで、高可用性及びデータ同 一性等を実現する技術を広義のブロックチェーンと呼ぶ。」 改ざんが難しい データは多数の人が協力して管理している システムが止まる可能性が低い どの人が見ても同じデータである

  8. 仮想通貨の変遷 ブロックチェーンの始まり 正体不明の人物Satoshi Nakamotoがビットコインに関する論文 (ホワイトペーパー)を発表 初めてのブロックが公開され、Satoshi Nakamotoがビットコイ ンを初めて送金 国内初の交換所マウントゴックスがサイバー攻撃を受け、巨額 のビットコインが消失

    政府は「仮想通貨は通貨ではない」との見解を発表 急激に仮想通貨が高騰 コインチェックハッキング事件で約620億円が流出 マーシャル諸島共和国が、国家公認の仮想通貨「Sovereign」の 発行計画を発表 2008年 あ 2009年 あ 2014年 あ 2017年 2018年
  9. 非中央集権的である ブロックチェーンの仕組み 従来の中央集権的モデル 非中央集権的モデル ⇒分散型台帳とも呼ばれる

  10. ブロックとチェーン ブロックチェーンの仕組み 台帳にはブロックチェーンが生まれてから今までの取引データ すべてが記録される ブロック ブロック ブロック ブロック チェーン チェーン

    チェーン チェーン チェーン ブロックは一定期間内の取引の情報の塊である それがチェーンによってつながっている
  11. マイニング ブロックチェーンの仕組み ブロックに入っている取引情報が正しいことを確かめる作業 前のブロックと今のブロックの情報を使って大変な計算をし、 一番最初に成功させると報酬がもらえる チェーンが二本できてしまうこともあり、その時は基本的には 長い方が正しいと判断される(改ざんするためには一番長い偽の チェーンを作らなければならないが、他のコンピューターすべ てを合わせた計算速度より速いコンピューターを用いないとい けないため現実的に不可能)

  12. ブロックチェーンの特徴 ブロックチェーンの仕組み 参加を制限する者がいない(ただし、プライベート チェーンという仕組みでは参加が制限される) 誰もが参加可能 : 全員でデータを管理しているため、データの改ざん、 削除、追加が難しい 中央管理システム・サーバーが必要ない どれか一つのサーバーが落ちても他のサーバーが動

    いているのでシステムが止まらない : : : 高セキュリティ 低コスト 高可用性
  13. ブロックチェーンの適用領域 ブロックチェーンの仕組み 仲介者をなくしたい ex) P2P取引 トレーサビリティに優れた、信頼性の高い、唯一の情報源 である必要がある ex) 医療記録 スマートコントラクト(契約を機械的に実行する仕組み、あ

    るいは特定の条件が揃ったら自動的に実行するように実装 された契約)により効率化したい ex)保険