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国土地理院からの話題提供

 国土地理院からの話題提供

2022-01-20T14:00/16:00@Online
地理空間情報サービス部門連絡会

Hidenori FUJIMURA

January 21, 2022
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Transcript

  1. Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism Geospatial Information Authority

    of Japan 国土地理院からの話題提供 国土地理院 地理空間情報部 企画調査課長 藤村 英範(ふじむら ひでのり) 2022-01-20T14:00/16:00@Online 地理空間情報サービス部門連絡会 1
  2. 話題 UNVT 国連ベクトルタイルツールキット 地図に自由を Adopt Geodata 里親ジオデータ データに愛着を EV 地球観測xベクトルタイル

    地球観測は難解じゃない FTS Kit 現場をめざして PtGI 地理空間情報によるパートナーシップ 地理空間情報の専門性で統治に貢献する 8
  3. UNVT: 開発の経緯 1. 地理院の本業はコンテンツ 2. コンテンツをウェブ地図にする技術を自由で開かれたものにする 3. 国連事務局での能力構築の機会にツールキット化 4. 既存の

    OSS を組み合わせ、内製でもスケーラブルなウェブ地図を作る ことができるノウハウをツールキットにした 5. ソフトウェアプロジェクトとしては空であることを本質とする 6. オープンで空でノウハウであることから、能力構築に適する 7. 自由で開かれたものであることから、現場展開の可能性を持つ 10
  4. 11

  5. https://github.com/un-vector-tile-toolkit/tsukuba 40 2020年の国連 GGIM 防災会議での 能力構築のために UNVT を超小型 PC Raspberry

    Pi に詰め込んでみた のがはじまり Raspberry Pi を使ってウェブ地図 をポータブルにする → FTS Kit
  6. FTS Kit でできるようになったこと • 現場のネットワークに接続して、あるいは現場にネット ワークを作って、現場ローカルでウェブ地図を運用する 手段を得ることができた。 → 例:南極で雪上車内ネットワークでサービスする想定 →

    例:国際会議の会場内ローカルでサービスする想定 • 超小型 PC に USB HDD 等を接続すれば簡単かつ安価に 容量を増やせるので、容量の制約感が緩和された。 → 静岡県のポイントクラウドデータをボクセルタイルに してみよう! 42
  7. 事実の構造→データの構造→標準化 「地理空間」は「ほとんど2次元に縮退する5次元」 lng: 一周 40,000 km かつ高精度・高分解能まで攻めたい lat: 一周 40,000

    km かつ高精度・高分解能まで攻めたい h: ざっくり+- 10km だが、人は地面・海面を離れては生きら れず、精度要求も限定的 t: 随意移動は不可で「戻ることはない」ため、「薄い」 z: 縮尺。ズームレベルが増えるとデータ量・要求精度・要求粒 度が苛烈に増加 lng, lat に比べて h は非常に薄く、t や z は変数というよりは パラメータ 51
  8. Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism Geospatial Information Authority

    of Japan 国土地理院からの話題提供 国土地理院 地理空間情報部 企画調査課長 藤村 英範(ふじむら ひでのり) 2022-01-20T14:00/16:00@Online 地理空間情報サービス部門連絡会 56