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参加型デザイン評価フレームワーク

hironobu aoki
December 28, 2020

 参加型デザイン評価フレームワーク

参加型デザイン評価フレームワーク

hironobu aoki

December 28, 2020
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  1. 5 ⽬的 / 現状の課題 デザイナーの課題 ビジネスステークホルダーの課題 クライアント案件でのヒューリスティック評価において、ステークホルダーがデザイナーの専⾨性を 実感できない状態にあったため、フレームワーク/ツールを開発し現状課題の解決を図る 1. 共通の評価観点でデザインが評価できること

    2. 評価観点が体系的に整理されていること 3. 評価結果を定量化できること 4. 評価結果からデザインコンセプトに繋がるインサイトが得られること 1. 評価者が共有可能で扱いやすいツールであること 2. 専⾨家の知⾒が反映できるツールであること 3. 定量化、グラフ化が⾃動化されていること 4. 評価から得られたインサイトを記述できること デザイン評価フレームワーク設計と評価ツール開発 デザイン評価フレームワークの原則 デザイン評価ツールの原則 個⼈により評価観点が 異なるため、同じモノ /サービスを評価しても デザイナー間で結果が 異なる 経験の浅いデザイナー は評価観点の勘所がつ かめないため、関与が 限定的になる 評価結果から得られた インサイトの粒度感に ばらつきがあり、構造 化に⼿間がかかる 評価観点の共通化 評価⼿法が属⼈的なた め、組織内での継承が できない 共有可能なツール 数値化されていないと モノ/サービスの良し 悪しの判断がつかない 評価結果の定量化 体系的な評価結果でな いと信頼できない デザインの専⾨領域に 関するインサイトを理 解することが困難 評価観点の構造化
  2. 9 デザイン評価フレームワーク / ⼤項⽬ 出典:Peter Morville / User Experience Honeycomb

    デザイン評価フレームワークの⼤項⽬の構造 desirable credible useful usable findable accessible UXハニカムの要素を情緒的価値と機能的価値に分類 情緒的価値 機能的価値 利⽤者が魅⼒を感じるか 情緒的価値 インターフェースが 適切に機能しているか 機能的価値
  3. 10 デザイン評価フレームワーク / 中項⽬ ̒つの要素を公開されている複数の知⾒を参照し、中項⽬に構造化 デザイン評価フレームワークの⼤項⽬の構造 େ߲໨ େ߲໨ʹର͢Δ࿦఺ த߲໨ த߲໨ର͢Δ࿦఺

    desirable αʔϏεΛ௨ͯ͠ɺαʔϏεࣗ ମɺͦΕΛఏڙ͢Δاۀʹັྗ Λײ͡Δ͔ ৹ඒੑ αʔϏεͷσβΠϯʹඒ͠͞Λײ͡Δ͔ Ұ؏ੑ αʔϏεɺؔ࿈͢ΔνϟωϧͰͷσβΠϯ͕Ұ؏͍ͯ͠Δ͔ ϙδςΟϒͳҹ৅ αʔϏεΛར༻͢Δલ޲͖ͳҙཉ͕෸͔͘ ར༻ऀͷଚॏ αʔϏεͷར༻ऀʹରͯ͠ެฏͰܟҙ͕͋Δͱײ͡Δ͔ ڞײͷ͠΍͢͞ αʔϏεʹରͯ͠ڞײ͕Ͱ͖Δ͔ ίϛϡχςΟײ αʔϏεΛར༻͢Δ͜ͱͰɺؼଐҙࣝΛײ͡Δ͔ credible αʔϏε΍ؔ࿈͢Δνϟωϧʹ ͓͍ͯɺݸਓͷ৘ใΛ༬͚Δ͜ ͱʹ఍߅͕ͳ͘৴པ͕Ͱ͖Δ͔ اۀ࢟੎ αʔϏεΛ௨ͨ͠اۀ࢟੎ʹ৴པΛײ͡Δ͔ ৘ใͷ৴པੑ αʔϏεʹؚ·ΕΔ৘ใʹ৴པΛײ͡Δ͔ ৘ใͷ࠷৽ੑ αʔϏεΛ௨ͯ͠ৗʹ࠷৽ͷ΋ͷಘΔ͜ͱ͕Ͱ͖Δ͔ ޿ࠂදݱ αʔϏεΛ௨ͨ͠޿ࠂ͕༗ӹͰ৴པͰ͖Δ͔ ݸਓ৘ใ αʔϏεΛ௨ͯ͠ݸਓ৘ใ͕อޢ͞Ε͍ͯΔͱײ͡Δ͔ ର࿩࢟੎ αʔϏεΛհͨ͠اۀͷର࿩࢟੎ʹ৴པΛײ͡Δ͔ useful ར༻ऀͷαʔϏεͷར༻໨త͕ ୡ੒Ͱ͖ɺ෇ՃՁ஋͕ಘΒΕΔ ͜ͱͰܧଓར༻Λͨ͘͠ͳΔ͔ ࣮ߦՄೳੑ αʔϏεͷར༻໨త͕ୡ੒Ͱ͖Δ͔ ఏҊ αʔϏεΛར༻͢Δ͜ͱͰɺൃݟ΍ؾ͖͕ͮಘΒΕΔ͔ ύʔιφϥΠζ ར༻ऀݸਓʹ࠷దԽͨ͠৘ใ͕ಘΒΕͨΓɺݸਓͰ৘ใ/ػೳΛ࠷దԽͰ͖Δ͔ ٬؍తධՁ αʔϏεͷΛհͯ͠ୈࡾऀ͔ΒͷධՁΛಘΔ͜ͱ͕Ͱ͖Δ͔ αϙʔτ αʔϏεΛ௨ͯ͠ద੾ͳαϙʔτ͕ಘΒΕΔ͔ usable ૢ࡞্ෆศ͕ͳ͘ɺ࢖͍΍͢͞ ʹ഑ྀ͕͋Δ͔ շదੑ αʔϏεΛར༻͢Δ্ͰετϨεͳ͘ར༻Ͱ͖Δ͔ ࢹೝੑ ໨Ͱݟͨͱ͖ʹɺ֬ೝ͠΍͍͔͢ ೝ஌ੑ ೝ஌ෛՙͳ͘ར༻͕Ͱ͖Δ͔ ޮ཰ੑ ར༻͠ଓ͚Δ͜ͱͰɺޮ཰తʹར༻Ͱ͖Δ͔ findable Ϣʔβʔ͕໨తͷ৘ใΛݟ͚ͭ Δ͜ͱ͕Ͱ͖Δ͔ αΠτߏ଄ ߏ଄͕෼͔Γ΍͘͢ɺ΄͍͠৘ใʹͨͲΓண͚Δ͔ φϏήʔγϣϯ φϏήʔγϣϯཁૉ͕Ͳ͜ʹ͋Δ͔Θ͔Γɺ໎͏͜ͱͳ͘ར༻Ͱ͖Δ͔ ݕࡧ ݕࡧػೳΛ༻͍ͯɺར༻ऀ͕΄͍͠৘ใΛಘΔ͜ͱ͕Ͱ͖Δ͔ ίϯςϯπ৘ใ ར༻ऀ͕ඞཁͳ৘ใɺػೳΛݟ͚ͭΔ͜ͱ͕Ͱ͖Δ͔ αϙʔτ ͲͷΑ͏ͳαϙʔτΛͲ͜Ͱड͚ΒΕΔ͔Θ͔Δ͔ accessible ର৅Ϣʔβʔͷ೥ྸɺੑผɺো ֐ͷ͋Δͳ͠ʹ͔͔ΘΒͣɺί ϯςϯπʹΞΫηεͰ͖Δ͔ ஌֮ ஌֮ʹ͔͔ΔΞΫηγϏϦςΟ͕ߴ͍͔ ૢ࡞ ૢ࡞ʹ͔͔ΔΞΫηγϏϦςΟ͕ߴ͍͔ ཧղ ཧղʹ͔͔ΔΞΫηγϏϦςΟ͕ߴ͍͔ ಡղ ಡղʹ͔͔ΔΞΫηγϏϦςΟ͕ߴ͍͔ デザイン評価フレームワークの⼤項⽬から中項⽬の構造 desirable credible useful usable findable accessible 情緒的価値 機能的価値
  4. 11 デザイン評価フレームワーク / 中項⽬ / 参考⽂献 ஶऀ / ػؔ λΠτϧ

    URL ൃߦ೥ / ࠷ऴߋ৽೔ Peter Morville User Experience Design http://semanticstudios.com/user_experience_design/ June, 2004 Don Norman Emotional Design: Why We Love (or Hate) Everyday Things https://www.amazon.co.jp/dp/B06XCCSHDQ December, 2003 The Interaction Design Foundation Norman's Three Levels of Design https://www.interaction-design.org/literature/article/norman-s- three-levels-of-design July, 2020 Stanford Persuasive Technology Lab Stanford Guidelines for Web Credibility http://credibility.stanford.edu/guidelines/index.html June, 2002 Lou Downe Good Services https://www.amazon.co.jp/dp/B0898F7HD7 March, 2020 Good Service Scale https://good.services/the-good-services-scale June, 2020 The World Wide Web Consortium (W3C) WCAG 2.0 Techniques that Apply to Mobile https://www.w3.org/WAI/GL/mobile-a11y-tf/MobileTechniques/ February, 2015 Mobile Accessibility: How WCAG 2.0 and 
 Other W3C/WAI Guidelines Apply to Mobile https://w3c.github.io/Mobile-A11y-TF-Note/ November, 2018 中項⽬の定義では、研究 / 実践に基づき体系化されたガイドライン、知識を活⽤することで、 主観的になりがちなデザイン評価の客観性を担保
  5. 12 デザイン評価フレームワーク / ⼩項⽬ 各中項⽬の論点に対し、評価対象サービス固有の設問(⼩項⽬)を設計 େ߲໨ େ߲໨ʹର͢Δ࿦఺ த߲໨ த߲໨ର͢Δ࿦఺ খ߲໨ʢઃ໰਺ͷΈهࡌʣ

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  6. 13 デザイン評価ツール ツールは複数の評価者が扱えて、かつ共有可能である必要があったため、スプレッドシートで作成 個別設問シート (̍要素/シート) • ⼤項⽬に紐づく中項⽬ • 中項⽬に紐づく⼩項⽬(設問) •

    対象サービスごとの評価 - ⼩項⽬のスコア、インサイトの記⼊欄 - 中項⽬のスコア(⼩項⽬の平均値)と     インサイトの記⼊欄 - ⼤項⽬のスコア(中項⽬の平均値)と     インサイトの記⼊欄 • 評価者が⼩項⽬(設問)に対するスコ アとインサイトを記⼊する • 相対⽐較も考慮して、⽐較対象サービ スの結果が⼀覧できる είΞ ධՁ؍఺ 5఺ ඇৗʹ༏Ε͍ͯΔ 4఺ ༏Ε͍ͯΔ 3఺ ಛʹෆศ΍໰୊Λײ͡ͳ͍ 2఺ վળ༨஍͕͋Δ 1఺ վળ༨஍͕ඇৗʹେ͖͍ 0఺ ػೳ͕උΘ͍ͬͯͳ͍ɺػೳ͍ͯ͠ͳ͍ シート内の要素 ⽬的 シート(記⼊済みデータ含むサンプル) データ管理シート • ⼤項⽬、中項⽬のスコア(平均値)と偏差 • レーダーチャート - ⼤項⽬(UXハニカム)の全体評価⽐較 • 棒グラフ - ⼤項⽬(UXハニカム)個別評価⽐較 - ⼤項⽬(情緒的価値と機能的価値)評価⽐ - 中項⽬の評価⽐較 • 個別設問シートのスコアリング結果を もとに、⾃動でグラフ化を⾏う • マニュアル操作のエラーリスクを考慮 し、グラフ化は評価者がメンテナンス する必要がないようにする
  7. 15 プロセス / デザイン評価 リードデザイナーの役割は、ステークホルダーが効果的にデザイン評価に関与できるように導くこと 1 WEEK • 評価対象サービスの理解 •

    評価対象ベンチマークの選定 • ペルソナの理解 • ユースケースの整理 • 設問項⽬の作成、⾒直し(⼤項 ⽬・中項⽬・⼩項⽬) • 評価シートの更新 / 作成 評価設計 1 WEEK - 2 WEEKS • リードデザイナーから評価者に対 して調査内容のインプット • 評価者に評価シートを配布 • 評価者ごとに個⼈評価実施 評価実施 1 WEEK • 評価者間で評価シートの結果共有 • 個々⼈の評価結果を、1つの評価 シートへ⼀元化(リードデザイ ナーが⾏うのが望ましい) インサイト共有 1 WEEK - • デザイン⽅針を受けてコンセプト デザインを実施 • デザイン⽅針の優先順位づけを⾏ い、実⾏施策に基づくデザイン検 討を実施 デザイン検討 1 WEEK - 2 WEEKS • 評価結果から得られたインサイト を、レポートとしてまとめる   (評価レポート詳細は別紙参照) 評価結果まとめ リードデザイナー 全評価者 リードデザイナー デザイナー ビジネスステークホルダー ソフトウェアエンジニア etc.. ※評価⽬的、リソース状況に応じて評価者は選定 リードデザイナー デザインチーム デザインチーム
  8. 16 プロセス / デザイン評価結果 定量情報のみならず、インサイトからデザインコンセプト / 施策、ビジネス仮説導出 / 検証を⾏う •

    UXハニカム全体の観点や、情緒的価 値、機能的価値の観点での評価結果を 提⽰し、インサイトを明らかにする UXハニカム全体の⽰唆 情緒的価値・機能的価値の ⽰唆 中項⽬での⽰唆 中項⽬での⽰唆 中項⽬での⽰唆 中項⽬での⽰唆 代表例 代表例 代表例 代表例 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 中項⽬での⽰唆 中項⽬での⽰唆 中項⽬での⽰唆 中項⽬での⽰唆 代表例 代表例 代表例 代表例 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 中項⽬での⽰唆 中項⽬での⽰唆 中項⽬での⽰唆 中項⽬での⽰唆 代表例 代表例 代表例 代表例 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 • 中項⽬の中から特筆すべき項⽬を抜粋 し、評価結果と代表例(ウェブ/アプ リ評価の場合は代表画⾯)を提⽰した 上で、インサイト明らかにする • インサイトからデザイン⽅針を明らか にする … 中項⽬での⽰唆 中項⽬での⽰唆 中項⽬での⽰唆 中項⽬での⽰唆 代表例 代表例 代表例 代表例 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 中項⽬での⽰唆 中項⽬での⽰唆 中項⽬での⽰唆 中項⽬での⽰唆 代表例 代表例 代表例 代表例 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 • UXハニカムの各要素における評価結 果を提⽰し、インサイトを明らかにす る Usableの評価に対する⽰唆 Findableの評価に対する⽰唆 Accessibleの評価に対する⽰唆 Desirableの評価に対する⽰唆 Credibleの評価に対する⽰唆 Usefulの評価に対する⽰唆 • UXハニカムの各要素とデザイン領域 で、得られたデザイン⽅針を再整理 • デザイン評価を通じて得られたインサ イトから、ビジネス戦略上の仮説定 義、仮説検証を⾏う Desirable Credible Useful Usable Findable Accessible 機能 構造 インタラクション レイアウト UIコンポーネント コンテンツ カラー フォント アイコン デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 デザイン⽅針 傾向を把握する デザインの前提を得る 顧客体験向上 / 創出や、ビジネス戦略につながるインサイトを得る 情報の抽象度 低 ⾼ ⼤項⽬から得られたインサイト UXハニカム各要素のインサイト デザイン⽅針の定義 デザイン⽅針の整理 ビジネス戦略の仮説導出 / 検証
  9. ビジネス戦略設計 デザイン評価結果 デザイン⽅針 デザインコンセプト 等を提供 19 成果 / デザイン評価の効果 社内では評価実施を通じて、社外では結果共有を通じて、ステークホルダーとの連携を強化できる

    クライアント ビジネスステークホルダー 対象サービスのデザインの価値を体系的に理解できる ベンチマークとの⽐較を通じて、対象サービスの戦略を検討できる 対象サービスの強化に向けた改善施策の意思決定ができる デザインコンセプトの背景を理解できる ⾃社 デザイナー以外のステークホルダー デザイン評価指標を理解できる 評価結果を共有することで、評価観点の理解が深まる デザインコンセプトの背景を理解できる デザイン評価で得られたインサイトを専⾨領域に活⽤できる デザイナー デザインを体系的・多⾯的に捉える視点が⾝につく 評価結果を共有することで、評価観点の理解が深まる デザインコンセプトの背景を伝えることができる 対象サービスの深い理解に基づくコンセプト / デザイン施策を検討 コラボレーションを通じて、 組織/チームのデザインに対する知⾒が深まる ビジネス以外のステークホルダー 対象サービスのデザインの価値を体系的に理解できる ベンチマークとの⽐較を通じて、対象サービスの実態を把握できる 対象サービス改善の具体施策の検討ができる デザインコンセプトの背景を理解できる デザイン評価結果の共有を通じて、 戦略 / 戦術の⽅針の合意形成が図れる