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広報の肩書き、超えてみませんか?#PRLT /PRLT20190425
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Hiroko_tzm
April 25, 2019
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広報の肩書き、超えてみませんか?#PRLT /PRLT20190425
「技術ブランディング」を知る広報LT大会#19@Speee
5分LT登壇資料
Hiroko_tzm
April 25, 2019
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Transcript
広報の肩書き、超えてみませんか? 「技術ブランディング」を知る広報LT大会#19@Speee 株式会社サイバーエージェント AI・技術広報/経営管理 田爪 裕子
株式会社サイバーエージェント 田爪 裕子 (たづめ ひろこ) @hiroko_tazume 自己紹介 ▼今 AI・技術広報、経営管理 ▼これまで ・2005年 サイバーエージェント入社 ・インターネット広告代理事業にて、アカウントプランナー (営業)
・メディア事業にて、アプリ企画・クリエイティブ採用人事・経営管理 ・広告・アドテク事業にて、経営管理 /推進・人事。たまにオフィスもつくったり。 →色々な職種を経験
今日伝えたいこと4つ •「広報」の肩書きを超えよう •「自社の広報」を超えよう • その世界の住人になろう • 「楽しむ力」はスキルのひとつ
「技術ブランディング」をするための、打ち手(ざっくり) ・オウンドメディアの作成、自社発信強化 -人軸・組織軸のインタビュー -技術ブログ ・エバンジェリストの活動推進・サポート ・各メディアへのインタビュー記事掲載 (Web、専門誌、新聞等)
・寄稿 (Web、専門誌、新聞等) ・技術カンファレンスへのスポンサー・登壇 ・OSSやコミュニティ活動サポート ・技術者の働きやすい環境づくりとその打出し (制度やオフィス、組織づくり) ・自社主催の技術イベントの開催 ・・・などなど
結論、どれも大事。 必要なのは工夫 工夫の仕方や学びは、 今日のように#PRLTなどから学べる(感謝) 今、各社で必要な打ち手を「ちゃんと工夫してやる」
「+α」の広報施策が思いつかない…! 「技術広報ネタが尽きた…」 「そんなにたくさん広報できる切り口がない…」 「オウンド運用だけでいいの・・?」
「エンジニアの協力を得るのが難しい…」 これから困るかもしれないこと
そんな時に、ヒントになるかも? •「広報」の肩書きを超えよう •「自社の広報」を超えよう • その世界の住人になろう • 「楽しむ力」はスキルのひとつ
2018年 AI技術広報 本格化! ・研究者たちの頑張りで、外に出せる成果が出てきた!
2018年 AI技術広報 本格化! ・研究者たちの頑張りで、外に出せる成果が出てきた! 国際会議 での 論文採択 プロダクト への
AI実装 ロボットを 活用した 実証実験 学会や イベント 登壇 産学連携
2018年 AI技術広報 本格化! ・研究者たちの頑張りで、外に出せる成果が出てきた! 通常の打ち手とセットで、 +α の「企画×広報」をたくさん実施した
露出 最大化
実際に実施した、 +α「企画×広報」の例
+α企画その1 ※国が、学術研究の助成・研究者への資金支給を行う。 特別研究員は採択率約 20%の狭き門! ただ、そんなに大きな金額ではない … 何かこのニュース 活かせないかな よさそう なにかやりたい。
民間企業として、 何ができるかな 研究者A わたし
① 博士後期課程の学生を対象とした、研究サマーインターン ・研究テーマ選択型 ・月額報酬50万 ・トップカンファレンスへの投稿を目指す。採択された場合の渡航費はCA負担。 ・日本学術振興会の特別研究員、同等の経験や実績の方は参加や報酬についても優遇
・研究テーマ選択型 ・月額報酬50万 ・トップカンファレンスへの投稿を目指す。採択された場合の渡航費はCA負担。 ・日本学術振興会の特別研究員、同等の経験や実績の方は参加や報酬についても優遇 ※それまで、学振対象者 (超優秀)はインターン参加厳しかった = 生活も厳しくなる 規制緩和をうけての、博士インターンを企画 CAの研究人材に対する考え・姿勢を知ってもらいたい! ① 博士後期課程の学生を対象とした、研究サマーインターン
・研究テーマ選択型 ・月額報酬50万 ・トップカンファレンスへの投稿を目指す ・日本学術振興会の特別研究員、同等の経験や実績の方は参加や報酬についても優遇 完全に 広報ではなく、 人事領域 ① 博士後期課程の学生を対象とした、研究サマーインターン
・研究テーマ選択型 ・月額報酬50万 ・トップカンファレンスへの投稿を目指す ・日本学術振興会の特別研究員、同等の経験や実績の方は参加や報酬についても優遇 ・・・でもいいんです。 「広報」は経営課題を解決するための 「手段」のひとつ 「広報」の肩書を超えて、企画を考えるのが大事 完全に 広報ではなく、
人事領域 ① 博士後期課程の学生を対象とした、研究サマーインターン
・ツイッター投稿が、研究者、博士学生界隈でバズった ・学会等で出会う学生からの好意的な反応 ・大学や研究機関の先生からの好意的な反応 ▪とても優秀な博士学生から応募が!!! インターン後… 「サイバーがAIやってるの知らなかった。
絶対に自分とは違う人種の集まる会社だと思ってたけど、楽しかった」 良かったこと この企画で、どう受け止めてもらえたか
伝えたい人(研究者界隈)に、 伝えたいこと(研究に対するCAの取組み、姿勢)が伝わった。
企業の研究開発について、 議論する場が欲しい。 企業の研究組織と R&Dもりあげたい いいかも アカデミック業界の 社会的課題、 最近気になる 研究者A
わたし 普段の雑談から… 若手研究者に 企業の研究所で働くキャ リアの可能性も みせてあげたい +α企画その2
② 企業の研究所があつまり、研究議論する場を企画開催 ・非営利・楽天、メルカリ等と共同開催 ・NOT採用目的 ・純粋に、研究議論がされる場づくり
・非営利 ・NOT採用目的・研究議論がされる場づくり もはや 「自社の広報視点」だけではない ・企業研究所、全体を盛り上げたい ・若手研究者へ、キャリアの選択肢みせたい 「自社の広報」の枠を超えて企画に参加 ② 企業の研究所があつまり、研究議論する場を企画開催
高学歴 ワーキングプア… アカデミアを敬遠す る学生が増加 少子化でアカデミアの 教員ポスト空かない AI人材・博士後期課程の人材・アカデミックの世界における 社会的課題は多い。 若手研究者の
6割超が 任期付きポスト ポスドク問題
•これからの社会に必要とされる研究者育成に 貢献したい •企業研究のあり方や特徴を知る機会をつくり、 若手研究者のこれからのキャリアの幅 を広げてあげたい •優秀な若手研究者が、 限られた時間で実務経験価値を向上させることができる機会 を提供したい •企業における研究がより活発化し、研究がスピーディーに発展する機会をつくりたい。研究業界全体にメリットが できるはず
(企業⇔大学然り) •研究者たちがつくりたい世界を一緒につくりたい +α企画2つとも、 アカデミック業界の課題・背景を踏まえ、 企画を考えつづけた
•これからの社会に必要とされる研究者育成に貢献したい •企業研究のあり方や特徴を知る機会をつくり、 若手研究者のこれからのキャリアの幅 を広げてあげたい •優秀な若手研究者が、 限られた時間で実務経験価値を向上させることができる機会 を提供したい •企業における研究がより活発化し、研究がスピーディーに発展する機会をつくりたい。研究業界全体にメリットが できるはず (企業⇔大学然り)
•研究者たちがつくりたい世界を一緒につくりたい +α企画2つとも、 アカデミック業界の課題・背景を踏まえ、 企画を考えつづけた ・その社会が抱える課題 ・そこの住人が求めるこれからの社会 ココを理解・共感・シンクロできれば 自然と「企画×広報」は出てきやすいと実感 & エンジニアや研究者と一緒に考えられる その世界の住人になろう
技術、 楽しんでますか?
技術、 楽しんでますか? 技術者はみんな、とても貪欲に、 そしてピュアな気持ちで 技術や研究に向き合っている! 自分自身も技術をもっと楽しもう! 楽しむと、周りも協力してくれる。 やりたい事がでてきて、アイディアも出てくる! 「楽しむ力」もスキルのひとつ
今日伝えたいこと / おさらい •「広報」の肩書を超えて、思考してみよう 広報は経営課題を解決するための「手段」のひとつでしかない。 肩書きで思考を狭めず、企画 →広報アウトプットへ! •「自社の広報視点」を超えて、思考してみよう 業界、マーケットにある共通する課題や目指したい世界観。そこから何ができるか。 •
その世界の住人になろう その世界にはその世界なりのルールや課題、目指したい未来がある。 そこを理解できると強い。 →共通認識/共感から生まれる新しいアイディア • 楽しむ力はスキルのひとつ 何事も楽しめるのはスキル。その世界の住人になれたら。一緒に良い世界つくりたくなる。 楽しむことで協力者も増えるし、打ち手がみえてくる!
なにか皆さんのヒントになれば幸いです。 ご清聴ありがとうございました!