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【自己流 Lambda(SAM)活用のTips】スタートアップ×AWS オンラインLT大会 Coral Developers Night

【自己流 Lambda(SAM)活用のTips】スタートアップ×AWS オンラインLT大会 Coral Developers Night

Lambda 活用の Tips 紹介してきました。

https://coralcapital.connpass.com/event/165260/

#CoralDevelopers

Hironori Tanaka

February 27, 2020
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Transcript

  1. ⾃⼰紹介 2 2012年〜2016年 ヤフー アドテクのインフラエンジニアや社内システムの開 発・保守を主に担当。 その他に、新卒研修のメンター・次世代リーダー育成 Yahoo!アカデミアにも参加をし、育成⼒とリーダーシ ップ⼒を向上させる。 2013年頃から副業も⾏い、AWSや開発などの技術サ

    ポートを初めて経験。 2016年〜 空 ホテル向け料⾦設定サービス「MagicPrice」の⽴ち上 げ期からエンジニアとして携り、2016年6⽉取締役兼 エンジニアとして参画。現在はプロダクト責任者 (Chief Production Officer)。
  2. Components Frontend クローリング結果 Backend 顧客データDB クローリング結果 DB Proxy Crawler Batch

    クロール対象の⼀部 ログ保存 集計結果保存 MagicPrice 共通基盤 Machine Learning データ基盤 予約サイト イベント 予約台帳・料⾦更新連携 サイトコントローラ PMS Batch 12
  3. クローリングに利⽤している構成 14 AWS Lambda Amazon S3 Amazon SQS queue クロール対象サイト

    1. ホテル単位など分割して、 SQSにキューを貯める 2. キューをフックにLambdaを 起動させ、クローリングする 3. 2と同時にスクレイピングし、 S3にデータを保存する
  4. LocalStackと繋げる(1) 21 • AWSサービスを疑似的に環境構築 • よく利⽤するサービスはオールインワンで備わ っている • Lambdaあるけど、sam を利⽤しているのは、

    - sam init でデフォルトの環境構築 - zipで固めて、LocalStack上のLambdaに展開 など 実⾏に⼿間がかかるので、利⽤していません • よく利⽤するサービスは、S3 / SQS / ElasticSearch あたりです。
  5. LocalStackと繋げる(2) 22 Makefile docker-compose • docker-compose に実⾏記述 • aws コマンドの

    --endpoint-url オプションで接続先を指定する • この環境では、`make start-platform` で準備完了
  6. LocalStackと繋げる(3) 23 Makefile • LocalStack と SAM を同⼀ネットワークにする必要がある • Dockerで構築されている

    LocalStack の NETWORK ID を取得して `sam local invoke` 実⾏時に `--docker-network` オプションで 同⼀ネットワークに所属させて実⾏する • この環境では、`make invoke` で実⾏可能
  7. LocalStackと繋げる(4) 24 Makefile Cloudformation • 実際にプログラム上で利⽤する場合、 環境変数の準備を⾏う必要がある - 主にAWSサービス接続URL •

    sam コマンドに `--env-vars`オプションがあるので、 作成したJSONファイルを読み込んで、 利⽤してください
  8. ライブラリは、Layer 使おう(1) 25 • インストールしたライブラリのパス追加や イメージビルドなどしなくても、 デフォルトでパス追加されている • 別のLambda関数で利⽤したい場合、 共通で扱うこともできます。

    ⾃作したライブラリの共通化もできる • バイナリやスクリプトも配置できる 例.クローリングでは、HeadlessChromeで遷 移していきたいケースがある (参考︓https://github.com/hirontan/sam- template/tree/master/scraping_using_headless_c hrome_from_lambda) CloudFormation
  9. ⼀つだけ、Layer のハマりポイント 28 • Rubyのバージョンが揃っていないとライブラリの読み込みされない可能性がある。 • イメージ「 lambci/lambda:build-ruby2.5 」を利⽤して、ビルドした結果をローカルに配置 し直した結果を利⽤する

    • スクリプト⽤意しているので参考にしてください layers/ ├── builds │ └── build_ruby-serverless-crawling-gems.sh ├── docker │ └── Dockerfile_ruby-serverless-crawling-gems └── gemfiles ├── Gemfile_ruby-serverless-crawling-gems └── Gemfile_ruby-serverless-crawling-gems.lock https://github.com/hirontan/sam-template/tree/master/scraping_from_lambda/layers
  10. イベント︓⾮同期的に呼び出す(1) 29 • リアルタイムに実⾏できる • S3 / SQS / CloudWatch

    Events など 扱えるイベントはデフォルトで備わっている • ローカルでは、JSONファイルで擬似的に実⾏でき る sam local generate-event でイベント作成 • 本番環境では、プロパティに Events を書いて、 デプロイする。CloudFormationの yaml ファイル に記述するだけ CloudFormation
  11. 同時実⾏数 32 • クローリング対象サイトにダメージを与えない ように同時アクセス数は気にしなければいけない。 そのコントロールとして、同時実⾏数の制御を⾏う (もちろんソースコード内でもスリープも考える) • プロパティ ReservedConcurrentExecutions

    で 同時実⾏の予約数を制御することを忘れない • もしRDSも接続するなら、データベースへの 同時接続数制御にも。 情報があまり変わらないのであれば、 DataPipelineなどでデータベースのテーブルを CSV化して、CSVにアクセスする⽅法もあります。 CloudFormation
  12. まとめ • Lambda(SAM) x LocalStack でローカル開発が簡単に • Lambda(SAM) x Layer

    で共有して、同⼀ソースコードを防ぐ • CloudFormation・AWSサービスを理解していれば、 組み合わせだけで簡単に仕組みが作れる • (全然話していなかったですが、、、) Lambda使いはじめてから、⼤規模な開発でなければ、 100⾏もソースコード書かずに開発済んでます 35
  13. 36

  14. 参考⽂献 • AWS サーバーレスアプリケーションモデル https://aws.amazon.com/jp/serverless/sam/ • AWS Lambda レイヤー https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/lambda/latest/dg/configuration-

    layers.html • AWS CloudFormation https://aws.amazon.com/jp/cloudformation/ • AWS::Lambda::EventSourceMapping https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSCloudFormation/latest/User Guide/aws-resource-lambda-eventsourcemapping.html 37