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化学工学におけるデータの扱い~基礎研究から実装まで~(論文誌に関するところのみ抜粋)
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Hiromasa Kaneko
December 08, 2017
Science
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化学工学におけるデータの扱い ~基礎研究から実装まで~(論文誌に関するところのみ抜粋)
Hiromasa Kaneko
December 08, 2017
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Transcript
化学工学におけるデータの扱い 〜基礎研究から実装まで〜 (論⽂誌に関するところのみ抜粋) 2017年12月8日 (⾦) プロセスシステム工学第143委員会 平成29年度第4回研究会 テーマ『若⼿研究者による PSE 最先端研究』
0 明治大学 理工学部 応用化学科 データ化学工学研究室 専任講師 ⾦⼦弘昌 Website: http://datachemeng.com/ Twitter: @hirokaneko226
これからも研究者は論⽂を論⽂誌に投稿するのか︖ http://datachemeng.com/paperjournalfuture/ 前提 • 少なくとも10年は論⽂を書いて論⽂誌に掲載されることが、 研究者としての評価になるはず • 学生には研究成果を論⽂としてまとめるよう指導する 予測 •
論⽂誌というシステムは終わるだろう 1
研究者と論⽂、研究サイクル ① 新しいテーマの研究を始める ② 研究成果をあげる ③ 論⽂を書く 学会発表、特許、社内に還元 なども ④
論⽂を論⽂誌に投稿し、掲載される ⑤ 研究成果が評価される ⑥ 研究資⾦を調達したり人材を雇う、①へ 2
論⽂を書いて論⽂誌に掲載されるということ 論⽂は研究者を評価するための⼀つの材料 • 論⽂誌に掲載されている論⽂の数が多いほど • 論⽂が掲載されている論⽂誌が有名なほど • 論⽂が他の論⽂から引用されている数が多いほど 研究者として優秀とみなされる 研究者が、次の研究資⾦を獲得するため、研究内容と⼀緒に重要
研究成果をあげたら、 評価され、次の研究資⾦を獲得するために、論⽂を論⽂誌に 投稿するのは効率的な⽅法なのか︖ 3
論⽂が論⽂誌に掲載されるとどうなる︖ 研究者が評価される・・・間接的なメリット 直接的なメリットは︖ 論⽂誌が儲かる • 論⽂を投稿するにも、読むにも、お⾦が必要 (なことが多い) 研究者が直接的なメリットを受けられるようにすればよいのでは︕︖ 4
例 近畿大学、クラウドファンディングによる資⾦調達 Readyfor College︓大学向けのクラウドファインディング クマムシ博士の堀川大樹さん、⾃⾝で管理するメールマガジンで 研究資⾦を調達 5
論⽂の役割 研究者の評価材料の⼀つとなる 研究成果を公表する媒体となる 研究者間のコミュニケーションの場となる → WEBサービス・SNS の発達により、研究者個人もしくは 研究者グループで、論⽂誌より効率的にその役割を担えるだろう 6
これからの研究者に求められること 研究成果をあげたら、 研究成果によって人や社会からの信用を作り、貯める • 必要に応じて信用を研究資⾦に換⾦する • 信用経済 論⽂誌に頼ることなく、⾃⾝のプラットフォームを作る • 研究者個人もしくは研究者グループで、研究成果の公表や
研究者同士・研究成果の恩恵を享受する⽅々との コミュニケーションの場 7