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チームを『組成→安定→高速→最適化』に導くKAIZEN メソッド郡

チームを『組成→安定→高速→最適化』に導くKAIZEN メソッド郡

2018/08/18 カイゼンジャーニー・カンファレンス 登壇資料

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Transcript

  1. © DMM.com 2 私 石垣雅人(いしがきまさと) ・プラットフォーム事業本部 ~2018/07 : Account(ID) ,

    Auth , Personalinfo : Backend System ・DMM.com Labo(現:DMM.com) 2015/04~ Scrum Team : Product Owner(2017〜) @i35_267 2018/07 ~ : Customer Review, Push
  2. © DMM.com 4 Agenda About DMM.com DMM.comについて / 組織体質について 安定から高速フェーズ

    : 2017年4月〜 高速から最適化フェーズ : 2017年11月〜 4 4 組成から安定フェーズ : 2016年7月~ 最後に
  3. © DMM.com 6 6 DMM.comのサービス開発体制 SoR (B to B) System

    of Record SoE (B to C) Systems of Engagement Purchase ...etc Settlement Personalinfo Push ...etc Account Antifraud
  4. © DMM.com 7 7 Purchase ...etc Settlement Personalinfo Push ...etc

    Account Antifraud DX(DeveloperExperience) DMM.comのサービス開発体制 SoR (B to B) System of Record SoE (B to C) Systems of Engagement
  5. © DMM.com 8 Agenda About DMM.com DMM.comについて / 組織体質について 安定から高速フェーズ

    : 2017年4月〜 高速から最適化フェーズ : 2017年11月〜 8 8 組成から安定フェーズ : 2016年7月~ 最後に
  6. © DMM.com 13 13 組成から安定フェーズ : 2016年7月~ 早急に改善策を ・リリース手順書作成 ・ダブルチェック体制

    ・レビュアー追加 応急処置 多発ではないが時々ある。 障害はなくなったか
  7. © DMM.com 実施前 : シナリオ作成 設定ミスによるOutOfMemoryの発生。 アプリケーションの非同期処理のためにスレッドプールを利用していますが、 誤った設定値によりス レッドが過多に生成されて、 OutOfMemoryが発生します。外部API呼び出しの終了待ちが長く、スレッ

    ドがプールになかなか返却されない状況下で、スレッドプールの要素数が大きい場合は、ひとつのプロ セスで生成できるスレッド数の上限に達することを学んでもらいます。 ex. 19
  8. © DMM.com 25 Agenda About DMM.com DMM.comについて / 組織体質について 安定から高速フェーズ

    : 2017年4月〜 高速から最適化フェーズ : 2017年11月〜 25 25 組成から安定フェーズ : 2016年7月~ 最後に
  9. © DMM.com 32 4 STEPS プロセスのタイトル 1 2 プロセスタイム (PT

    ※+WT) 3 リードタイム(LT) 4 完成と正確性の割合(aka %C/A)
  10. © DMM.com 33 33 顧客 顧客 GitHub Ato GitHub Atom

    PT : 10h WT : 2h %C/A : 0% PT : 1h WT : 0h %C/A : 20% 12h 1h 100h 1h 開発チーム 1 1 会員登録機能作成 リリース作業 GitHub Atom GCP ブラウザ VSM (Value Stream Mapping) PT : 1h WT : 0h %C/A : 70% 承認MTG 84h 開発チーム ディレクター 5
  11. © DMM.com 34 34 STEP 0 PT : Process Time

    WT : Wasting Time リードタイム (LT) プロセスのタイトル GitHub Ato GitHub Atom PT : 10h WT : 2h %C/A : 0% 12h 1h 開発チーム 1 会員登録機能作成 PT : 1h WT : 0h %C/A : 70% 承認MTG 84h 完成と正確性の割合 (%C/A) ディレクター 5
  12. © DMM.com 35 35 STEP 1 PT : Process Time

    WT : Wasting Time リードタイム (LT) プロセスのタイトル GitHub Ato GitHub Atom PT : 10h WT : 2h %C/A : 0% 12h 1h 開発チーム 1 会員登録機能作成 PT : 1h WT : 0h %C/A : 70% 承認MTG 84h 完成と正確性の割合 (%C/A) ディレクター 5
  13. © DMM.com 36 36 STEP 2 PT : Process Time

    WT : Wasting Time リードタイム (LT) プロセスのタイトル GitHub Ato GitHub Atom PT : 10h WT : 2h %C/A : 0% 12h 1h 開発チーム 1 会員登録機能作成 PT : 1h WT : 0h %C/A : 70% 承認MTG 84h 完成と正確性の割合 (%C/A) ディレクター 5
  14. © DMM.com 37 37 STEP 3 PT : Process Time

    WT : Wasting Time リードタイム (LT) プロセスのタイトル GitHub Ato GitHub Atom PT : 10h WT : 2h %C/A : 0% 12h 1h 開発チーム 1 会員登録機能作成 PT : 1h WT : 0h %C/A : 70% 承認MTG 84h 完成と正確性の割合 (%C/A) ディレクター 5
  15. © DMM.com 38 38 STEP 3 PT : Process Time

    WT : Wasting Time リードタイム (LT) プロセスのタイトル GitHub Ato GitHub Atom PT : 10h WT : 2h %C/A : 0% 12h 1h 開発チーム 1 会員登録機能作成 PT : 1h WT : 0h %C/A : 70% 承認MTG 84h 完成と正確性の割合 (%C/A) ディレクター 5
  16. © DMM.com 39 39 STEP 4 PT : Process Time

    WT : Wasting Time リードタイム (LT) プロセスのタイトル GitHub Ato GitHub Atom PT : 10h WT : 2h %C/A : 0% 12h 1h 開発チーム 1 会員登録機能作成 PT : 1h WT : 0h %C/A : 70% 承認MTG 84h 完成と正確性の割合 (%C/A) ディレクター 5
  17. © DMM.com 41 41 41 顧客 顧客 GitHub Ato GitHub

    Atom LT : 12h PT : 10h WT : 2h %C/A : 0% LT : 1h PT : 1h WT : 0h %C/A : 20% 12h 1h 100h 2h 開発チーム 1 1 会員登録機能作成 リリース作業 GitHub Atom GCP ブラウザ VSM (Value Stream Mapping) LT : 1h PT : 1h WT : 0h %C/A : 70% 承認MTG 84h 開発チーム ディレクター 5 大事なのは、改善ポイント(=ムダ)を見つけること ※ どう改善するかはまた別のレイヤーの話
  18. © DMM.com 43 43 VSMから見える共通点 グループ ステークホルダーとの調整 開発作業 リリース準備 +

    作業 Featureをリリースするために必要な調整。MTGが多い コーディング作業 リリースするための申請やリリース作業 1 2 3
  19. © DMM.com 44 44 ステークホルダーとの調整 開発作業 リリース準備 + 作業 VSMから見える共通点

    リードタイム : 268.5h Featureをリリースするために必要な調整。MTGが多い コーディング作業 リリースするための申請やリリース作業 1 2 3 グループ
  20. © DMM.com 45 45 ステークホルダーとの調整 開発作業 リリース準備 + 作業 約85%

    約5% 約10% VSMから見える共通点 (228.25h) (14h) (26.25h) Featureをリリースするために必要な調整。MTGが多い コーディング作業 リリースするための申請やリリース作業 1 2 3 グループ リードタイム : 268.5h
  21. © DMM.com 46 46 カテゴリー ステークホルダーとの調整 開発作業 リリース準備 + 作業

    約85% 約5% 約10% 4つのVSMから見える共通点 ほぼすべてのVSMがこの比率になった。 チームの行動パターン(開発プロセス)は一緒である。 この時点で「開発効率」をあげてもムダだと判断できた。
  22. © DMM.com 47 47 カテゴリー ステークホルダーとの調整 開発作業 リリース準備 + 作業

    約85% 約5% 約10% VSMから見える共通点 (228.25h) (14h) (26.25h) Featureをリリースするために必要な調整。MTGが多い コーディング作業 リリースするための申請やリリース作業 1 3 2 リードタイム : 268.5h
  23. © DMM.com 50 Agenda About DMM.com DMM.comについて / 組織体質について 安定から高速フェーズ

    : 2017年4月〜 高速から最適化フェーズ : 2017年11月〜 50 50 組成から安定フェーズ : 2016年7月~ 最後に
  24. © DMM.com 当時の問題点 何をするか / 何をしないか 現状にあった役割定義 仕事量・質は変えない 左にあるようにこの改造で仕事が 増えたり減ったりはしません。

    この改造によって今の仕事のスタイル を変えることはありません。あくまでも 現状にあった役割を定義します。 提案を通す際のポイント 55
  25. © DMM.com POの負荷が大きい。 ビジネスレイヤーと開発レイヤーとの 情報共有ができていなかった。 なんちゃってスクラム状態 PO, SMの人事交代(現状にあった役割を当てはめる ) 当時の問題点

    POTeam発足。 コミュニケションライン追加 POP(ProductOwnerProxy) 配置 役割を細分化し、疎結合の部分をつなぐ コミュニケーションラインを増やすことで さらに開発プロセスが明確になった。 効果 60
  26. © DMM.com 61 Agenda About DMM.com DMM.comについて / 組織体質について 安定から高速フェーズ

    : 2017年4月〜 高速から最適化フェーズ : 2017年11月〜 61 61 組成から安定フェーズ : 2016年7月~ 最後に