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開発生産性 超入門 / development productivity introduction

igsr5
May 31, 2024

開発生産性 超入門 / development productivity introduction

CTOA若手エンジニアコミュニティ勉強会 #5 の発表資料です。
https://ctoa-wakate.connpass.com/event/318007/

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May 31, 2024
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Transcript

  1. © 2024 Wantedly, Inc. ⾃⼰紹介 名前 市古 空 (Sora Ichigo)

    所属 • ウォンテッドリー株式会社 • バックエンドエンジニア • DevOps 推進チームリード SNS • X: @igsr5_
  2. © 2024 Wantedly, Inc. Business Wantedly Visit iOS, Android and

    Web 気軽に会社訪問 ミッションや価値観への共感でマッチング • 給与や福利厚⽣などの条件ではなく、想いがあれば会社 の規模にとらわれない まず「話を聞きに⾏く」という新しい体験 • 個⼈と企業がフラットな⽬線で出会えることで、より魅 ⼒的な場所を⾒つけることが可能に
  3. © 2024 Wantedly, Inc. Business Engagement Perk, Pulse, Story ⾃律型組織づくりをサポート

    3つのプロダクトから構成 • 仕事に夢中になり最⾼のパフォーマンスを発揮するために 必要な環境づくりを後押し リモートワークの課題にも • 会社との⼼理的距離の拡⼤によるモチベーションの低下を 防ぎ、退職リスクの増⼤など組織課題を解決
  4. © 2024 Wantedly, Inc. Business Engagement - Perk(パーク) 福利厚⽣ 仕事環境を整える話題のサービスを

    提供する「福利厚⽣」 • ⼀⼈ひとりの快適な挑戦を⽀えるサービスを特別価格で提供し、福 利厚⽣の充実を⼿軽に実現 • 特典掲載数 1,000サービス以上
  5. © 2024 Wantedly, Inc. Business Engagement - Story(ストーリー) 社内報 メンバー間で⽬的意識と⼀体感を

    共有するオンラインの「社内報」 • ⾯と向かって想いを伝えることが難しい環境においても、 会社のビジョンやバリューの浸透を⽀援
  6. © 2024 Wantedly, Inc. Business Engagement - Pulse(パルス) チームマネジメント チームメンバーの現状把握と

    改善を⽀援「チームの状態」 • Slackを通じてチームの価値観を浸透させ、 メンバーの抱える課題や隠れた貢献を可視化
  7. © 2024 Wantedly, Inc. ⽬標 開発⽣産性の基本を why から理解する 󰢃 具体的なプラクティス

    󰢏 抽象的な理論 󰢄このスライドを読めば開発⽣産性の全てがわかる 󰢐このスライドを読めば開発⽣産性の基本がわかる
  8. © 2024 Wantedly, Inc. 開発⽣産性とは 定義は様々。視点によって変わる。 例. 経営‧財務 視点 現場

    視点 アウトプット効率 アウトプット = ⼈数規模 (インプット) x ⽣産性 (係数) 開発者体験 (アクティビティ) ある作業にかかる時間、ストレス度合い...etc
  9. © 2024 Wantedly, Inc. 余談) 誤解されがちな DevOps 「各視点の利害を統合する」がまさに DevOps の関⼼

    DevOps は単なる⾃動化やプロセス効率化を指す⾔葉ではない。 黎明期は Development (開発) と Operations (運⽤) の対⽴を無くすことが⽬的だったが、 現代ではあらゆる部署の利害を統合して組織全体のパフォーマンスを⾼めるムーブメントと して発展している。 DORA | Get Better at Getting Better
  10. © 2024 Wantedly, Inc. ② 分析 全ての施策が 2 週間で終わったと仮定すると...? •

    Q あたりにリリースできる施策数は 4 つ増える! • 同時並⾏する施策数を 3~4 つ → 2 つまで減らせる!
  11. © 2024 Wantedly, Inc. ③ 対応 ⽬標設定「施策のリードタイム 2 週間」 伸び代を探るため、さらに個々の施策ごとに「把握‧分析」を進める

    • 施策リードタイムの内訳分析 • 上⼿くリリースできた施策‧時間がかかった施策の⽐較
  12. © 2024 Wantedly, Inc. ③ 対応 Daily Sync Up のフォーマット改善

    MTG の⽬的を再確認。個⼈単位の共有 → 施策単位の共有へ。 仕様議論の進め⽅改善 1 トピックあたりのラリー数を減らして複雑性を減らす。 仕様を議論する順番を最適化する。 ペアプロ‧モブプロの推進 軽量なレビュープロセス。知⾒の伝搬。 実際にあった改善例
  13. © 2024 Wantedly, Inc. まとめ • プロダクト開発とは「継続的な仮説検証サイクル」p. 10 • 周囲より早く、顧客が本当に欲しいものを⾒つけ提供することが重要

    ◦ ≒ 開発⽣産性の重要性 • 開発⽣産性の定義はさほど重要ではない (視点によりけり) p.15 • 真に重要なのは「各視点の利害を統合すること」p.16 ◦ = DevOps ◦ 特にアクティビティとアウトカムを統合して考えるべし • 開発⽣産性の取り組みでは「改善」と「改⾰」の2⾯性を意識する p. 19