Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
SRE課が開発中システムのCI/CDで取り組んでいるGitOpsの話 / GitOps wit...
Search
Imamoto Hikaru
December 09, 2022
Technology
1
1.5k
SRE課が開発中システムのCI/CDで取り組んでいるGitOpsの話 / GitOps with ArgoCD
Imamoto Hikaru
December 09, 2022
Tweet
Share
More Decks by Imamoto Hikaru
See All by Imamoto Hikaru
実践!RDRAを活用した既存システムの仕様変更 / Specification Changes in Existing Systems Utilizing RDRA
imamotohikaru
1
6.8k
RDRA/DDD/Goでモジュラーモノリスのアプリを開発してみた話 / developing a modular monolith application with RDRA DDD Go
imamotohikaru
3
2.3k
RDRAとDDDでGoのモジュラーモノリスアプリを設計してみた話
imamotohikaru
2
3.2k
Other Decks in Technology
See All in Technology
バックエンドエンジニアのためのフロントエンド入門 #devsumiC
panda_program
16
6.4k
7日間でハッキングをはじめる本をはじめてみませんか?_ITエンジニア本大賞2025
nomizone
2
1.3k
Moved to https://speakerdeck.com/toshihue/presales-engineer-career-bridging-tech-biz-ja
toshihue
2
530
Classmethod AI Talks(CATs) #15 司会進行スライド(2025.02.06) / classmethod-ai-talks-aka-cats_moderator-slides_vol15_2025-02-06
shinyaa31
0
160
Nekko Cloud、 これまでとこれから ~学生サークルが作る、 小さなクラウド
logica0419
2
710
エンジニアのためのドキュメント力基礎講座〜構造化思考から始めよう〜(2025/02/15jbug広島#15発表資料)
yasuoyasuo
15
5.4k
Developer Summit 2025 [14-D-1] Yuki Hattori
yuhattor
18
5.1k
AndroidデバイスにFTPサーバを建立する
e10dokup
0
230
偶然 × 行動で人生の可能性を広げよう / Serendipity × Action: Discover Your Possibilities
ar_tama
1
710
APIファーストで実現する運用性の高い IoT プラットフォーム: SORACOMのアプローチ
soracom
PRO
0
240
日経電子版 x AIエージェントの可能性とAgentic RAGによって提案書生成を行う技術
masahiro_nishimi
1
280
Developers Summit 2025 浅野卓也(13-B-7 LegalOn Technologies)
legalontechnologies
PRO
0
140
Featured
See All Featured
Being A Developer After 40
akosma
89
590k
How to Think Like a Performance Engineer
csswizardry
22
1.3k
The Straight Up "How To Draw Better" Workshop
denniskardys
232
140k
Build your cross-platform service in a week with App Engine
jlugia
229
18k
KATA
mclloyd
29
14k
Art, The Web, and Tiny UX
lynnandtonic
298
20k
Save Time (by Creating Custom Rails Generators)
garrettdimon
PRO
29
1k
Measuring & Analyzing Core Web Vitals
bluesmoon
6
240
Building a Modern Day E-commerce SEO Strategy
aleyda
38
7.1k
Become a Pro
speakerdeck
PRO
26
5.1k
The World Runs on Bad Software
bkeepers
PRO
67
11k
10 Git Anti Patterns You Should be Aware of
lemiorhan
PRO
656
59k
Transcript
#RAKUSMeetup ©2022 RAKUS Co., Ltd. SRE課が開発中システムの CI/CDで取り組んでいるGitOpsの話 株式会社ラクス 今本光
#RAKUSMeetup 今本光(いまもとひかる) SI企業でのエンジニア経験を経て 2021/10にラクスに入社。 SRE課 BusinessPlatform チーム所属。 社内の複数サービスを横断したビ ジネス基盤となるアプリケーション の開発に携わっています。 趣味:野球観戦、サウナ、日向坂46
休日はコワーキングスペースで勉 強したりGoのコードを書いたりす ることが多いです。
#RAKUSMeetup 本日お話しする内容 • 現在開発中のシステムについて(Kubernetesを利用) • Kubernetesのデプロイについて • ArgoCDを使ったGitOpsへの取り組み • GitOpsによって得られるメリット
#RAKUSMeetup 現在開発中のシステムについて
#RAKUSMeetup 現在開発中のシステムの概要 • 業務運用課の要望を元に現在開発中の新規システム • 運用コスト削減や運用作業品質向上を目的としたWebアプリ ◦ 現在は人の手で判断・作業している運用業務を削減 • AWS上にKubernetesを構築してアプリケーションを運用する
想定
#RAKUSMeetup デプロイ環境ごとの構成
#RAKUSMeetup 全体図
#RAKUSMeetup Kubernetesのデプロイについて
#RAKUSMeetup コマンドによるデプロイ方法 • Kubernetesマニフェスト上のコンテナイメージ情報を更新し て、以下のコマンドでデプロイ実施可能 $ kubectl apply -f deployment.yml
#RAKUSMeetup kubectl applyにおける課題 • (1) 誰がいつ変更を適用したかのログが取りづらい ◦ 開発者のローカル環境で直接コマンド実行したりすると誰がコマンド実行したか 追えなくなる •
(2) コマンドミスが発生する可能性がある ◦ 人の手でコマンド実行する場合、コピペミスや反映する環境の設定ミスで事故が 発生する可能性がある • (3) クラスタの認証情報を外部に公開する必要がある ◦ Kubernetesクラスタの認証情報をコマンド実行者や実行元システムが保持す る必要がある
#RAKUSMeetup kubectl applyは課題がいっぱい! • kubectl applyを打たずにアプリをデプロイしたい!! →この課題に対する解決策としてGitOpsに取り組んでいます。
#RAKUSMeetup ArgoCDを使った GitOpsへの取り組み
#RAKUSMeetup GitOpsとは • デプロイに関する問題を解消する手段として、GitOpsという手 法に取り組んでいます。 • GitOpsとは「アプリだけでなくインフラも含めてシステム全体の コードをGitを使って管理する手法」です。 • CIだけでなくCDも含めてGit操作だけで完結するようになりま
す。
#RAKUSMeetup GitOpsを実現するためのツール • CI:GitHub Actions ◦ GitHub上のリポジトリへのPushやPRマージをトリガーに特定の処理を 実行する • CD:ArgoCD
◦ Kubernetes環境でGitOpsを実現するためのCDツール ◦ Gitリポジトリ上のKubernetesマニフェストを監視して、変更を検知した らKubernetesクラスタに適用(=デプロイ)
#RAKUSMeetup GitOpsの実現方法
#RAKUSMeetup GitOpsの実現方法
#RAKUSMeetup GitOpsの実現方法
#RAKUSMeetup GitOpsの実現方法
#RAKUSMeetup GitOpsの実現方法
#RAKUSMeetup GitOpsの実現方法
#RAKUSMeetup GitOpsによって得られるメリット
#RAKUSMeetup GitOpsによって得られるメリット • デプロイ手順の簡略化 ◦ GitHubのCIとPRマージのみで完結するのでデプロイ手順がシンプル • デプロイ情報のログが残せる ◦ GitHub上でのPRマージがデプロイの契機となるので、操作者やデプロイ時刻、デプ
ロイ内容のログが自動的に残る • セキュアなデプロイ手順となる ◦ kubectlコマンドでのデプロイと比較して、デプロイ手順ミス等のヒューマンエラーが 起きない ◦ クラスタの認証情報もAWS内部で保持すれば良いので、外部に持つ必要があない
#RAKUSMeetup まとめ • Kubernetesクラスタへのデプロイの手法としてGitOpsの実 現に取り組んでいます。 • GitOpsを実現するツールとしてArgoCDを採用しています。 • GitHub+ArgoCDでCI/CDを実行することで、kubectlコマ ンドでのデプロイと比較して様々なメリットがあります。
#RAKUSMeetup ご清聴ありがとうございました。