Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
AIで変わるPdMの役割──思考する力が武器になる
Search
Itsuki Kakitani
August 06, 2025
Business
19
15k
AIで変わるPdMの役割──思考する力が武器になる
「生成AI時代のPdM - 活用と未来戦略」での登壇資料
https://timeedev.connpass.com/event/362307/
Itsuki Kakitani
August 06, 2025
Tweet
Share
More Decks by Itsuki Kakitani
See All by Itsuki Kakitani
「つくる」から「考える」へ ― PdMの重⼼をシフトさせるために
itsukikacky
0
1.2k
Other Decks in Business
See All in Business
VISASQ: ABOUT DEV TEAM
eikohashiba
6
40k
株式会社モノクレア 採用ピッチ
monocrea
0
1k
「要はバランス」を見極める - ADR実践で目指す技術的卓越への道 / It Depends: Practicing ADRs Toward Technical Excellence
ewa
0
1.2k
Akatsuki AI Technologies Company Deck
akatsuki_ai_technologies
0
230
「2025年のAI」と「2026年のAI」
masayamoriofficial
1
800
AI × アジャイルで、エンタープライズを動かす:文化に寄り添い、ビジネス価値を拡大する実践知 / AI × Agile: Driving Enterprise Transformation
yosuke_matsuura
PRO
0
870
「回復の場」としてのコミュニティ
emi0726
0
430
(4枚)マネジメントと3つの評価基準との関係(成果評価・能力評価・情意評価)
nyattx
PRO
0
130
【新卒向け】株式会社リブに興味のある方へ
libinc
0
10k
(7枚)営業プロセス・パイプライン・予材管理・カスタマージャーニーの基本
nyattx
PRO
3
170
株式会社スマートラウンド 会社紹介資料 / CompanyDeck
smartround
0
2k
株式会社Domuz会社紹介資料(採用)
kimpachi_d
0
49k
Featured
See All Featured
Evolution of real-time – Irina Nazarova, EuRuKo, 2024
irinanazarova
9
1.1k
Product Roadmaps are Hard
iamctodd
PRO
55
12k
[RailsConf 2023 Opening Keynote] The Magic of Rails
eileencodes
31
9.8k
Reflections from 52 weeks, 52 projects
jeffersonlam
355
21k
Redefining SEO in the New Era of Traffic Generation
szymonslowik
1
190
Cheating the UX When There Is Nothing More to Optimize - PixelPioneers
stephaniewalter
287
14k
The Cost Of JavaScript in 2023
addyosmani
55
9.4k
Design and Strategy: How to Deal with People Who Don’t "Get" Design
morganepeng
133
19k
Skip the Path - Find Your Career Trail
mkilby
0
43
Self-Hosted WebAssembly Runtime for Runtime-Neutral Checkpoint/Restore in Edge–Cloud Continuum
chikuwait
0
280
CoffeeScript is Beautiful & I Never Want to Write Plain JavaScript Again
sstephenson
162
16k
Are puppies a ranking factor?
jonoalderson
0
2.6k
Transcript
© 2025 Timee, Inc. All rights reserved. ⽣成AI時代のPdM - 活⽤と未来戦略
AIで変わるPdMの役割──思考する⼒が武器になる 2025/08/06 株式会社タイミー 柿⾕ 樹
© 2025 Timee, Inc. All rights reserved. ⾃⼰紹介 柿⾕ 樹
| Itsuki Kakitani 株式会社タイミー プロダクトマネージャー @_kacky バックグランド/ 職歴 • 新規事業開発 (Biz) • 業務⽀援プロダクトの⼤規模開発/グロース (toB特化のPdM) • バーティカルな市場での顧客単価の最⼤化に注⼒ (2-side-platformなので、toCもtoBもやります) 株式会社リクルート 株式会社タイミー 趣味:⼭登り⛰
© 2025 Timee, Inc. All rights reserved. 会社紹介
タイミーとは 4 「働きたい時間」と「働いてほしい時間」を マッチングするスキマバイトサービス 従来の「求人サイト」でも「派遣」でもない
タイミーの使われ方 働き手と雇い手がいるBtoCプラットフォームを提供しています。外からは見えづらいですが、スポットワークを実現するための雇い手の 手続きや課題は多く、そのプロセスのほとんどをシステム化しています。 5
© 2025 Timee, Inc. All rights reserved. 本題
© 2025 Timee, Inc. All rights reserved. 本⽇のテーマ: AIで変わるPdMの役割──思考する⼒が武器になる AIの急速な進化により、「プロダクト開発の前提」が⼤きく変わりつつあり、 PdMの役割も再定義され始めています。
特に最近感じるのは、PdMの価値が「思考」へとシフトしていること。 本質的な役割に向き合えているかが、これまで以上に問われています。 今回は「AI活⽤」を軸に、PdMのこれからの在り⽅を考えてみたいと思います。
© 2025 Timee, Inc. All rights reserved. 本⽇のアジェンダ 3つのポイント 1.
思考する ── ⽂脈を設計し、出⼒を⾒極め、対話で共有する 2. 思考を⽌めない ── 継続的ディスカバリーが競争⼒の源泉に 3. 思考環境を整える ── Bullshit Jobを減らし、意味ある仕事に集中する
© 2025 Timee, Inc. All rights reserved. 本⽇のアジェンダ 3つのポイント 1.
思考する ── ⽂脈を設計し、出⼒を⾒極め、対話で共有する 2. 思考を⽌めない ── 継続的ディスカバリーが競争⼒の源泉に 3. 思考環境を整える ── Bullshit Jobを減らし、意味ある仕事に集中する
© 2025 Timee, Inc. All rights reserved. そもそも、「思考」とは
© 2025 Timee, Inc. All rights reserved. 1.思考する ── ⽂脈を設計し、出⼒を⾒極め、対話で共有する
「思考」は関数的な処理として表現できる ※波頭亮『思考‧論理‧分析』より引⽤ 「思考」とは、思考対象に対して何らかの意味を得るために、 頭の中で情報‧知識を加⼯すること。 X:事象(情報) Y:知識(前提‧常識) f : 思考 意味づけ‧メッセージ‧判断 ⼊⼒ 出⼒
© 2025 Timee, Inc. All rights reserved. 1.思考する ── ⽂脈を設計し、出⼒を⾒極め、対話で共有する
AIの処理は、思考と構造的に類似するが、本質的には異なるもの X:指⽰ (プロンプト‧命令) Y:コンテキスト (設定‧履歴‧知識) f : LLM等での推論 応答 (回答、判断、要約、創造、提案等) X:事象(情報) Y:知識(前提‧常識) f : 思考 意味づけ‧メッセージ‧判断 思考 AIによる 処理 ⼊⼒ 出⼒ AIは不完全な⼊⼒でも“それらしい”出⼒を⽣成できてしまうため、⼈間による品質担保が不可⽋である → 結局は、⼈間の思考が品質担保の前提となる
© 2025 Timee, Inc. All rights reserved. 1.思考する ── ⽂脈を設計し、出⼒を⾒極め、対話で共有する
AIを活かす鍵は、「コンテキスト設計」と「出⼒への審美眼」にあり 「なぜその出⼒なのか」を理解し、AIに任せきりにせず、 説明責任を果たせることが不可⽋。 AIの出⼒は、プロンプトや背景情報の質に⼤きく依存する。 思考を⾔語化し、正しく渡す⼒が求められる。 ①コンテキストを設計する (=⼊⼒の質を⾼める) ②出⼒を⾒極める (=妥当性を判断する)
© 2025 Timee, Inc. All rights reserved. 1.思考する ── ⽂脈を設計し、出⼒を⾒極め、対話で共有する
AIの登場により、アジャイル開発で否定されたドキュメント主義への回帰があるのでは Before:暗黙知ベースの開発 After:AI 駆動の開発 • 対話で⽂脈を共有 • 最⼩限のドキュメント • 認知のズレはチームで補正 • ドキュメントがAIのインプットに • WHYの構造化がPdMの基礎スキルに • PdMは「コンテキスト設計者」になる ただし、ドキュメントへの回帰といいつつ、コミュニケーションで認知のズレを無くす営みは、 チームで活動をする限りにおいては、不変だと思っている。
© 2025 Timee, Inc. All rights reserved. 1.思考する ── ⽂脈を設計し、出⼒を⾒極め、対話で共有する
PdMにより求められるのは、「思考の構造化」と「納得を⽣む対話⼒」ではないか 対AI • 思考を⾔語化し、⽂脈を設計する(=ドキュメント化) ドキュメントはAIへのインプットであり、チームの共通認識の⼟台 • 思考し、出⼒の妥当性を⾒極める(=審美眼) 「なぜその出⼒なのか」を理解し、説明できることが求められる • 対話によって、納得感と共感を育む 「Why」を腹落ちさせるには、⼈間の⾔葉とストーリーテリングが不可⽋ ここまでの話をまとめてみると 対⼈間
© 2025 Timee, Inc. All rights reserved. 本⽇のアジェンダ 3つのポイント 1.
思考する ── ⽂脈を設計し、出⼒を⾒極め、対話で共有する 2. 思考を⽌めない ── 継続的ディスカバリーが競争⼒の源泉に 3. 思考環境を整える ── Bullshit Jobを減らし、意味ある仕事に集中する
© 2025 Timee, Inc. All rights reserved. 2.思考を⽌めない ── 継続的ディスカバリーが競争⼒の源泉
⾼速で⼀次情報に触れ、思考をアップデートし続ける営みが求められる デリバリーが早くなったからこそ、ディスカバリーがますます重要に。 現場の声に触れ、仮説を更新し、構造化する。このサイクルを⽌めない仕組みが鍵になる。 Reserach Release What should we build next? Learn Feedback Discovery Delivery
© 2025 Timee, Inc. All rights reserved. 2.思考を⽌めない ── 継続的ディスカバリーが競争⼒の源泉
継続的ディスカバリーを⽀える営みを、効率化‧加速する • インタビューのリードタイムを短縮する ⽇程調整の⾃動化や顧客とのリレーションですぐに話を聞ける状態をつくる • 議事録‧⽰唆抽出をAIで⾃動化する 記録作業を⼿放し、考察に集中できる環境を整える • OSTを育て続ける(Opportunity Solution Trees) 仮説や機会領域の構造化を繰り返し、思考の⼟台をアップデートし続ける ⼤体、書籍『Continuous Discovery Habits』に書いてあるようなことではあるが
© 2025 Timee, Inc. All rights reserved. 本⽇のアジェンダ 3つのポイント 1.
思考する ── ⽂脈を設計し、出⼒を⾒極め、対話で共有する 2. 思考を⽌めない ── 継続的ディスカバリーが競争⼒の源泉に 3. 思考環境を整える ── Bullshit Jobを減らし、意味ある仕事に集中する
© 2025 Timee, Inc. All rights reserved. 3.思考環境を整える ── Bullshit
Jobを減らし、意味ある仕事に集中する PdMは「意味をつくる仕事」へシフトしている AIの進化で、進捗管理‧会議要約‧競合調査などの「戦術的な労働」から開放され、 PdMは浮いた時間を「意味の創造」に充てられるように。 本質的な価値に集中するには、Bullshit Jobを減らし、思考しやすい環境を整えることが重要といえる。 問い:チームや組織に対して、どうAI活⽤を進めていくのが良いか。
© 2025 Timee, Inc. All rights reserved. 3.思考環境を整える ── Bullshit
Jobを減らし、意味ある仕事に集中する チーム‧組織でのAI活⽤の⽅向性は⼤きく2つに分けられるのでは 個⼈ チーム‧組織 ルーティーン 定型化 アドホック 反復作業を ⾃動化する 思考‧創造を 拡張する 集合知に変換し、 再現性を⾼める AI前提の Opsを設計する 🟨 1. 個の成功事例を横展開し、チーム全体の⽣産性を底上げする営み (ex.Cursor rule配布) 🟦 2. Ops設計を⽬的とした営み (ex.n8nやDifyでops設計) 横展開
© 2025 Timee, Inc. All rights reserved. 具体的なユースケースについては 懇親会でお話できると嬉しいです!
© 2025 Timee, Inc. All rights reserved. まとめ 1. 思考する
── ⽂脈を設計し、出⼒を⾒極め、対話で共有する 2. 思考を⽌めない ── 継続的ディスカバリーが競争⼒の源泉に 3. 思考環境を整える ── Bullshit Jobを減らし、意味ある仕事に集中する
© 2025 Timee, Inc. All rights reserved. We are Hiring!!
一緒に社会のインフラを作りましょう タイミー 採用情報
© 2025 Timee, Inc. All rights reserved. ご清聴ありがとうございました