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AWSの基本情報の歩き方/walk-around-aws-basics

 AWSの基本情報の歩き方/walk-around-aws-basics

社内のミニ勉強会で使った入門者向けの資料です。

iwasiman

May 16, 2022
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Transcript

  1. 先端技術勉強会 技術講習会
    2022/5
    @iwasiman
    Advanced
    -STUDY GROUP-
    第2回 AWSの基本情報の歩き方
    Technology
    TECH-SESSION

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  2. 2
    この技術講習会(先端技術勉強会)について
    ⚫ 頻度は月1回?程度、基本1H。時間は夕方がよさそうです。
    ⚫ とりあえず始めてみて様子を見ながら続けます。
    ⚫ 今回もスライドで資料を作りましたが、Web上のリソースなどの参照が
    メインになる回もあるかもしれません。
    ⚫ 説明中も適宜間を挟むので、リアクションはその都度音声でもチャット
    でもOKです!
    ⚫ テーマはフリー、参加者から聞いたりして決めていきます。
    次回アイデアはAWSなら認定の話やサーバーレス周り、他の言語なら
    JavaScriptの歴史やTypeScriptとか、Pythonとか。
    ゆるくやっていくので、気軽にいきましょう!

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  3. 第2回
    の基本情報の歩き方
    目的:AWSの基礎周り、主なサービスを
    知り、今後自分で情報を探していく時の
    手がかりにしてもらう
    今度はクラウドだよ

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  4. 1. AWS(Amazon Web Services)とは
    2. サービス群の呼び出し方
    3. サービスのネーミング
    4. サービスの把握のしかた
    5. メタファーからサービスの理解へ繋げる
    6. サービス名からサービスの理解に繋げる
    7. 自分なりの喩えでイメージしてみる
    8. ワードの嵐に対応する
    9. 体系的な情報を得るには?
    10.付録 最新のAWS認定(2022/4-)
    11.本日のまとめ
    の基本情報の歩き方

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  5. 5
    1. AWS(Amazon Web Services)とは
    ◆Amazon発のパブリッククラウドサービス/クラウドプラットフォーム
    ◆プラットフォーマー市場のリーダー。
    シェア32-33%、続くのがAzure、GCP
    ◆2021年売上51兆円、うち日本が2.5兆円。
    Amazon売上の12%、営業利益の6割。
    ◆2006年のS3、EC2のサービス開始が始まりと
    言われるが、2003年のSQSが最初とも。
    ◆最初は自社のEC事業のクラウド化が目的。
    ◆2010年代に主要サービスが揃い、2015年の
    Lambdaからサーバーレス登場、さらに増えて
    サービス数237前後(諸説あり)
    https://www.publickey1.jp/blog/22/20214aws3321googlesynergy_researchcanalys.html
    https://tech.nri-net.com/entry/aws_history_and_chronology_all (各サービスの登場年が分かります)
    2018/10~
    AWSアーキテクチャ
    アイコン
    公式ロゴ
    2022/4~
    2017頃?~
    Web情報の鮮度の
    目安になります
    AWS認定
    デジタルバッジ
    https://aws.amazon.com/jp/

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  6. 6
    コードかアプリ
    バッチやWebの
    アプリケーション
    2. サービス群の呼び出し方
    ◆3通り
    AWS Cloud
    ふつうのWindows
    やLinuxマシン
    Amazon Web Services
    各種API
    ①Management Console
    管理コンソール、”マネコン”。
    UIがよく変わる
    ②AWS CLI
    (Command Line Interface)
    コマンドで全ての
    操作が可能
    Python製CLI
    ③AWS SDK (Software Development Kit)
    JavaScript(Node.js)/Python/PHP/
    .NET(C#)/Ruby/Java/Go/C++
    言語に即したライブラリやパッケージで提供、
    コード内からAWS側のサービスを呼び出せる
    AWS上の
    EC2インスタンス
    AWS上の
    Lambda関数
    アプリケーション
    雲の王国の領域
    RDPや
    SSHで接続
    後ろに沢山のサービス…
    コンテナも大体同じ
    統合(integrate)可
    能な(=繋がる)
    AWSサービス群

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  7. 7
    3. サービスのネーミング
    ◆間違えやすいサービス名や用語諸々に注意
    ◆EC2: Elastic Computing Cloud Electric Commerce
    ◆VPC: Virtual Private Cloud Virtual PC
    ◆SNS: Simple Notification Service Social Networking Service
    ◆サーバーレス(Serverless): サーバーはあるけど意識しなくて良い サーバーがない
    ◆ネーミングの法則
    ◆数字が使われているのはEC2, S3, Route 53ぐらい
    ◆記号は Lambda@Edgeぐらい (CloudFrontの機能)
    ◆プレフィックスには基本法則がある:
    ◆①単体で動作する基本サービス、初期のもの、IaaS系:”Amazon”始まり 例) Amazon S3
    ◆②裏で他のサービスを使ったり連携したり、PaaS/SaaS系:”AWS”始まり 例) AWS Lambda
    ◆③特定サービス配下の機能やサブサービス系:無印 例) S3 Glacier, Aurora Serverless
    ◆プレフィックスの後のサービス名のルール
    ◆①半角スペース区切り 例) AWS Systems Manager
    ◆②アッパーキャメルケース区切り 例) Amazon CloudWatch, AWS CloudTrail
    ◆大文字で略するサービス名はほぼ3文字
    ◆AWSワールドでEと言ったらElasticのE (形容詞。名詞はElasticity)
    ◆弾力性、伸縮性と訳される。クラウドアーキテクチャの基本原則のひとつ。
    ◆Eが入ったサービス名は多い。例) EC2, EBS, EFS, ECR, ECS, EKS, …
    SNS/SES/SQSは
    試験のひっかけに頻出!
    プレフィックス間違いは
    試験には出ません
    AWS Auto Scaling

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  8. 8
    4. サービスの把握のしかた
    ◆階層: カテゴリ>サービス>サービス内の機能やサブサービス
    ◆カテゴリ:[コンピューティング] [コンテナ] [ストレージ] [データベース] [セキュリ
    ティ、アイデンティティ、コンプライアンス] [暗号化とKPI] [機械学習] [マネジメント
    とガバナンス] [デベロッパーツール][移行と転送]…など計30
    ◆全カテゴリと全サービス名を覚える必要はまったくない。
    ◆サービス内の話にサービス名が使われることもある。
    例) DynamoDB Accerelator : DynamoDBをキャッシュで高速化する機能。
    ◆サブサービス的な位置づけだったが別サービスっぽくなっているものもある。
    例) S3 Glacier, Amazon Aurora
    ◆サービスがとにかく200以上あるが…
    ◆リリースされたがその後あまり更新されないもの、黒歴史になったものもある。
    例) Amazon SimpleDB
    ◆実際は後ろで他のサービスが動いているものもある。
    例) Elastic Beanstalk, CodeStarなど。 CodeCommitも内部はS3に保存
    https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/index.html
    →中核になるサービスを
    体系的に理解するのが大事
    +Amazon RDS
    +Oracle
    +SQL Server
    +MySQL
    +MariaDB
    +Aurora
    +DynamoDB
    +Amazon RDS
    +Oracle
    +SQL Server
    +MySQL
    +MariaDB
    +Amazon Aurora
    +Aurora Serverless
    +DynamoDB
    RDSエンジンとしては
    この階層なのだが…
    サービス分類としては
    別っぽい扱い
    複数カテゴリに跨る
    サービスもあります

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  9. 9
    5. メタファーからサービスの理解へ繋げる
    Elastic Beanstalk
    ≒豆の茎。上った雲海の上
    に雲の王国がある。
    Webアプリとバッチの環境
    を構成してくれるサービス。
    Amazon Aurora
    ≒ローマ神話の曙の女神
    オーロラ。
    クラウド生まれの高性能
    データベース。
    Amazon Athena
    ≒ギリシャ神話の戦いや知
    恵の女神アテナ。
    S3内のデータをSQLで分
    析できるサービス。
    S3 Glacier
    ≒氷河の奥底にしまう。
    使う頻度の低いオブジェクト
    を低価格で保存しておける
    サブサービス。
    Amazon CloudWatch
    ≒Watchは見張りや番人も
    意味もあり。雲の王国の異常
    を見張るモニタリングの基本
    サービス。
    一般
    internet
    AWSの雲の王国の領域
    雲の王国の入り口に
    いるからCloudFront。
    端っこをエッジと
    呼びます
    S3静的ホスティング

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  10. 10
    6. サービス名からサービスの理解に繋げる
    ◆英語名からもサービスの機能は類推できる
    ◆GuardDuty : “守護の使命”、ログを見て攻撃を検知してくれるサービス。
    ◆AWS X-Ray: “X線”で透視、分散アプリを分析してデバッグの助けに。
    ◆CodeCommit/CodeBuild/CodeDeploy: Code3兄弟。GitやSVNの代わり。
    ◆WAF: Web Application Firewall でそのまんまの意味。
    ◆Snowball Edge: “雪玉”, Snowmobileも含めた”Snowファミリー”が移行系サービス。
    ◆セキュリティや運用・監視系サービスになると、直球のネーミングが多い。
    例) AWS Config, Amazon Inspector
    Snowcone ~8TB) Snowball Edge ~80TB Snowmobile ~100PB
    1024ギガ=1テラ
    1024テラ=1ペタ

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  11. 11
    7. 自分なりの喩えでイメージしてみる
    カテゴリ サービス 喩え話
    コンピュー
    ティング
    EC2 置き場所不要でサーバーを簡単に立てられる。マシン=サーバー≒インスタンス
    Lambda サーバー不要、自動で動きだすコンテナ上で好きなプログラムを動かせる。
    ストレージ S3 ファイルアップローダー&静的コンテンツ専用の簡単Webサーバー。
    S3 Glacier 偉い人の命令でほぼ使われない書類を一応しまっておく長期保存キャビネ。
    EBS Windowsマシンに追加するE:やF:ドライブ。
    EFS ネットワーク上の共有サーバーを使ったファイル置き場。
    Auto Scaling サーバーの台数が自動的に増えて落ちずに済む。休み中は台数を減らしてくれる。
    データベース RDS Oracle/SQLServer/MySQL/PostgreSQLなど各種DBをサーバーを立てずに使える。
    ElastiCache メモリ上の一時保存用のキャッシュのすごいやつ。
    デベロッパー
    ツール
    Code
    シリーズ
    AWS上にあるGit的なコード置き場。ビルドやデプロイもできるやつ。
    ネットワーキ
    ングと~
    API Gateway JSONのやりとり専用のWebアプリのバックエンド部分の
    代わり。AWS版のすごいやつ。
    アプリケー
    ション統合
    SNS TwitterやLINE、Teamsの通知をいろんなとこに飛ばせて
    サービスと連動できるやつ。
    SQS 命令書が溜まっていく机の上の書類置き場。 Lambdaと合わせて
    サーバーレスの中核
    以下すべて、個人的な覚え方の例です…

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  12. 12
    8. ワードの嵐に対応する
    ◆「公式は正義」なのだが…
    ◆AWSの公式ドキュメントは長かったり、機械翻訳で日本語が微妙なときも
    ◆特に日本語の翻訳揺れに注意 例)加重ルーティング と 重み付けルーティング
    ◆入門で要約を知りたいなら、クラスメソッドさんのブログや各種二次情報、
    最初から日本語で書かれた情報の方が分かりやすい。
    ◆AWSのサービス名やサービス内で独自のワード、略語も多い
    ◆リージョン(region)、アベイラビリティゾーン(AZ)
    ◆ネットワークACL(NACL)とかセキュリティグループ(SG)とか
    ◆クラウド全般でよく使う言い回しも多い
    ◆レイテンシー:通信の遅延時間
    ◆スパイク:急激なアクセス増加 などなど
    ◆一般的なIT用語もかなり登場する
    ◆DDoS攻撃とかセキュリティ用語、HTTP周りのネットワーク用語、開発で使う用語…な
    どなど
    ◆各種情報処理試験の知識や、開発/インフラ構築の経験も役に立つ
    ◆目の前のワードがAWSサービス/その中の機能/AWS用語/クラウド用語/IT用語なのか
    意識するとよい。索引のある本が便利。
    ◆AWS自体がモダンなIT技術のトレンドや設計技法の集大成になっている。
    楽しみながら学ぶとGood。
    →信頼できる情報源で
    体系的に学ぶと吉
    リージョン、AZは
    Azureにも登場かつ
    微妙に違ったりします
    故障に備えた設計、疎結合、弾力性、並列化、
    DevOps、CI/CD、IaC、コンテナ技術、サーバーレス、
    マイクロサービス、間接的にアジャイル、AI、機械学習/深層学習…

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  13. 13
    9. 体系的な情報を得るには?
    ◆Web上の情報リソース
    ◆英語も日本語もたくさん。公式YouTubeも

    ◆入門書を読んでみる
    ◆包括して書いてあるので入り口に良い
    ◆AWS認定の本を読んでみる
    ◆認定に出るサービス=主要サービス
    ◆実務的な資格なので体系的に学べる
    ◆まずはCLF,SAAの本から(次頁)
    ◆ついでに認定もチャレンジするとGood!
    2019/11 2022/2
    2022/4
    2019/4 2021/3 2021/1
    ベストセラー
    クラスメソッド
    さんの本
    NRIネットコムさんの本
    定評ある著者陣による本
    Webも本も発信時期
    に注意、なるべく
    新しいものを
    https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/2022-aws-beginner-learning/
    AWS 初学者向けの勉強方法 6 ステップ!2022 年版!

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  14. 14
    10.付録 最新のAWS認定(2022/4-)
    基礎情報を得るには、
    まずはこの線で
    囲ったあたりから…
    AWS認定については、また別
    テーマでやりたいと思います。
    CLF
    SAA DVA SOA
    SAP DOP
    ANS DAS DBS
    MLS SCS PAS
    公式の
    3文字略称
    7-8割は
    RDSの話
    SageMaker
    に集中
    DBの
    RedShift等
    2022/4
    NEW!!
    設計
    開発,
    サーバーレス
    運用,
    監視系
    全体入門,
    コスト系
    難易度
    高め
    最難関!!
    DevOps,
    プロビジョニング

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  15. 15
    11. 本日のまとめ
    ◆ゲームチェンジャーとして世界を変えた3大クラウドプラットフォーマー。
    ずっと首位をキープしているのがAWS!
    ◆AWSのサービスは200以上あり進化し続けていますが、その中核と
    なるサービス群はだいたい一定でそれほど大きくは変わりません。
    ◆他の技術分野と同様に押さえていくと理解が捗ります。
    ◆基本→応用の順
    ◆中核の主要サービス→応用的サービスや専門目的のサービス の順
    ◆階層構造を意識して体系的に学ぶ
    ◆AWS認定試験の知識も有用、Webも本も情報鮮度に注意
    Creative Commons Attributions 3.0
    The Gopher character is based on the Go mascot designed by Renée French.
    それではまた次回!
    Amazon Web Servicesロゴ、およびその他の AWS 商標は、米国その他の諸国におけるAmazon.com, Inc. またはその関連会社の商標です。

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