高専5年次に,卒業研究の発表のためにBeamerで作成したスライド。以下概略。
テーマ:統計的因果推論による労働状態の推定
目的:2022 年において,COVID-19 が人々の労働状態(雇用されているか失業しているか)にどのような影響を与えているのか,平均処置効果で評価.
使用したデータ:The Labor Force Survey(LFS) in Canada. 家計を対象とした 2022 年 1 月から 2022 年 11 月のアンケートデータ(サンプルサイズ=748390)
分析手法:ランダム化比較実験,傾向スコアマッチング
ソフトウェア名:Python
仮定1:COVID-19が全ての人にランダムにかかる(ランダム比較化実験)
仮定2:人によってCOVID-19への感染確率が異なる(傾向スコアマッチング)
結果
仮定1:平均処置効果=-0.008(p-value=0.149)より,COVID-19による影響はない
仮定2:平均処置効果=-0.269(p-value<0.05)より,COVID-19による労働状態への影響がないとは言えない