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Kubernetesモニタリングのベストプラクティス_JAWSDays2021_20210320

kaojiri
March 22, 2021

 Kubernetesモニタリングのベストプラクティス_JAWSDays2021_20210320

2021/03/20 JAWS Days2021の登壇資料です。

kaojiri

March 22, 2021
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  1. 会澤 康二 - Solutions Consultant at New Relic 国産SIerに新卒入社し、プロジェクトマネジメントを叩き込まれる その後、自社サービスビジネス立ち上げ支援、クラウドネイティブ開発、基盤の設計・

    構築などの案件支援に従事し、 New RelicにJoin 趣味: ランニング、登山、サッカー観戦、畑 AWS Solutions Architect Pro Certified Kubernetes Administrator • facebook: https://www.facebook.com/koji.aizawa.7 • Twitter : @kaojiri • speakerdeck: https://speakerdeck.com/kaojiri • New Relic ブログ: https://blog.newrelic.co.jp/author/kaizawa/
  2. Agenda 1. Kubernetesとは? a. コンテナの課題とオーケストレーションの必要性 b. KubernetesアーキテクチャとEKS c. Kubernetes運用でよくある課題 2.

    Kubernetesのオブザーバビリティを実現するために抑えるべきポイント 3. Kubernetesモニタリングで利用するサービス群 4. まとめ
  3. コンテナの課題 本番環境では各コンポーネントを冗長化するのが基 本 • コンテナの障害対策 ◦ 複数台のコンテナを起動 ◦ ロードバランサーでアクセス分散 •

    サーバの障害対策 ◦ 各コンテナは別々のサーバで起動 出典:『Kubernetes on AWS』(リックテレコム刊  2020年)
  4. 利用するAWSサービス群 No. ポイント 利用サービス 1 Podが乱立してクラスターリソースが枯渇する ・CloudWatch - Dashboard ・CloudWatch

    - Metrics ・CloudWatch - Logs ・CloudWatch - Container Insights ・CloudWatch - Alarm 2 マイクロサービス間のパフォーマンス状況が わからない ・AWS X-Ray ・CloudWatch - ServiceLends - Service Map, Traces ・AWS Distro for OpenTelemetry 3 何を異常と見なすべきかわかりづらい No1と同じ
  5. Kubernetes管理もNew Relicで Kubernetes Cluster Explorer • 色分けによる異常を視覚化 • リソース使用量を可視化 •

    Kubernetesだけでなく、アプリケー ションまで一気通貫な原因追求 ◦ APM連携 ◦ ログ連携 ◦ Distributed Tracing連携 kubectlコマンドを叩かなくても、ノードやPodの状況がひ と目で分かります。問題箇所から深掘りしていくことで、 アプリケーションレベルでの問題までトレース可能
  6. まとめ 1. Kubernetesとは? 2. Kubernetesのオブザーバビリティを実現するために抑えるべきポイント a. Podが乱立してクラスターリソースが枯渇することを防止しよう b. マイクロサービス間のパフォーマンス状況を可視化しよう c.

    単体の事象にこだわりすぎず、相関関係をみながら一定時間異常な状態が継続した場合にア ラートしよう 3. Kubernetesモニタリングで利用するサービス群 a. CloudWatchフル活用 b. Prometheus / Grafanaも待ち遠しい c. New Relicもよろしくね