JAWS Days2017 [email protected]五反田メッセの登壇資料です。
EXCEL構成管理からの脱却と次世代MSPとDevOps 2.0~by OpsJAWS~2017/03/11JAWS days 2017Twitter : #opsjaws
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What’s OpsJAWS?• 対象者:“運用”と言うワードに反応した方すべての方• CDPとかアーキテクティングの話は結構よく聞きますが、作ったものをどうやって維持・管理していますか?• 結構独自のノウハウもっていたりする• それを共有する場• 月に1度(程度)Meetupを開催• MSPの運用現場紹介• ツール&サービス紹介• LT大会• AWS運用サービスハンズオン• Partner SAブログに運用Tips記事を掲載中• やってみようシリーズなど . . .• http://aws.typepad.com/aws_partner_sa/2015/06/aws-ops.htmlTwitter : #opsjaws
Agenda1. EXCEL構成管理からの脱却1. 私なりのDevOpsの現状理解SoEとSoR、DevとOpsみたいな観点で2. Cloud時代のOpsに向けて現状維持作業の効率化、補完+α2. 次世代MSP考察
DevOpsとは?• 「開発チーム(Development)と運用チーム(Operations)がお互いに協調し合うことで、開発・運用するソフトウェア/システムによってビジネスの価値をより高めるだけでなく、そのビジネスの価値をより確実かつ迅速にエンドユーザーに届け続ける」という概念• Devの役割が“システムに新しい機能を追加する”である一方、Opsの役割は“システムの安定稼働”である。そのため、Devが新しい機能を追加したくても、Opsはシステムの安定稼働のために変更を加えたがらない、という対立構造が作られてしまっていた• 「10+ Deploys Per Day: Dev and Ops Cooperation at Flickr(1日10回以上のデプロイ: Flickrにおける開発と運用の協力)」
SoE?? SoR??• スタートアップ、Web系企業• ビジネスの価値に直結するようなシステム、サイトがほとんど• 細かい機能追加・カイゼンがビジネスに直結していくので、リードタイムを短縮することが至上命題• エンタープライズ(≒基幹系)• もともと(事務的な)業務効率を上げるためであり、ビジネスに直結するようなものではないという性質• コストカット目的
今日の対象者?SoE SoRDevOpsDevOps
エンタープライズでDevOps?• Web系が積極的に採用した“クラウド”が、エンタープライズへ浸透していったことで、Web系からバズりだしたDevOpsもエンタープライズが興味を示し始めるようになった• 最初は単純移行した基幹システムも、クラウドの進化に合わせて継続的な最適化が求められるように• Blackbeltでも紹介あり「失敗例を成功に変える AWSアンチパターンのご紹介 2016 」http://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/aws-black-belt-online-seminar-antipattern
DevとOpsの分業制は悪か?• エンタープライズにおけるDevとOpsは別組織・別契約・別企業(のいずれか)であることが多い• しっかりとしたインターフェースを持ち、統率されている分業制は、それはそれでのDevOps• 安全性が保たれてさえいれば、自動化・効率化がKPIにならない場合※求められるリードタイムが早くない場合• ただし、中央集中型の定型業務のOpsだけでは、顧客満足を得られないケース• プラスαが必要• システム特性や目的に合わせて、選択や融合していくのが現実解• 大事なのは、DevもOpsも継続的によりよくしていこうという意志が存在すること
• よりよくしようという一例としてのSystems managerの紹介
Systems manager 概要• AWSの基本• OSより下位レイヤーの部分はAWSで管理• Systems managerのすごいところ• OS以上の管理ができる(ログインなしで)• 責任範囲は利用者だけど、AWSの機能を使って管理できるように• なんか構成変更されたみたいだけど大丈夫?みたいな発信ができるようになる
お見合いAPミドル・各種SWOS周りAWSインフラDevOps誰???初期導入時はインフラ側に任せて構築してもらったので、その後のメンテもOpsでお願いできると思いがち。こういうところの状態管理って、EXCELで手で更新とかそういう文化が残ってる初期開発が終わりOpsフェーズに入ると、Opsは、OS以下の安定稼働に注力しがち…
Systems managerで解決APミドル・各種SWOS周りAWSインフラDevOpsSystems managerで、EC2内の各種コンポーネント情報を管理可能
実現方法• ソフトウェアインベントリ• AWS Configと連携、変更検知、通知可能• 追跡だけで物足りない場合は、CLIや各種SDKで、各種コンポーネントの状況を取得し、一覧化や可視化• ViewerとしてのEXCELは秀逸
コンポーネントの一覧を確認可能
変更を追跡可能(AWS Config)
Snapshotから可視化確認顧客AWS ConfigAWS ConfigSnapshot(json)Excel生成AWS構成パラメーターシートLambda functionSnapshot取得本番環境Ops複製環境+複製
その他Systems managerでできること• Run command• OSログイン不要でOS内処理実行可能• 複数のインスタンスに対して同時に実行可能• パッチ管理(Windows)• ベースラインを定義し、必要なパッチが当たっているか監査可能• パッチ適用処理は、メンテナンスwindowで自動化可能
中締め• Opsもコードを書いて手作業メンテを減らしていこう• AWSは、さまざまな情報やトリガーを提供してくれるし、おろそかになりがちな部分を補足する機能も充実している• 地味系サービスに目を向けて!!• Opsの価値をレイヤーと一緒に上げていこう• SoEの素養を取り入れ、Dev側との相互理解を深める• 現状維持管理の効率化 → Systems manager(一例)• プラスα → 次世代MSP!?