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JAWS Days2017 EXCEL構成管理からの脱却と次世代MSPとDevOps 2.0 by OpsJAWS

kaojiri
March 21, 2017

JAWS Days2017 EXCEL構成管理からの脱却と次世代MSPとDevOps 2.0 by OpsJAWS

JAWS Days2017 [email protected]五反田メッセの登壇資料です。

kaojiri

March 21, 2017
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Transcript

  1. EXCEL構成管理からの脱却と
    次世代MSPとDevOps 2.0
    ~by OpsJAWS~
    2017/03/11
    JAWS days 2017
    Twitter : #opsjaws

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  2. What’s OpsJAWS?
    • 対象者:“運用”と言うワードに反応した方すべての方
    • CDPとかアーキテクティングの話は結構よく聞きますが、
    作ったものをどうやって維持・管理していますか?
    • 結構独自のノウハウもっていたりする
    • それを共有する場
    • 月に1度(程度)Meetupを開催
    • MSPの運用現場紹介
    • ツール&サービス紹介
    • LT大会
    • AWS運用サービスハンズオン
    • Partner SAブログに運用Tips記事を掲載中
    • やってみようシリーズなど . . .
    • http://aws.typepad.com/aws_partner_sa/2015/06/aws-ops.html
    Twitter : #opsjaws

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  3. Agenda
    1. EXCEL構成管理からの脱却
    1. 私なりのDevOpsの現状理解
    SoEとSoR、DevとOpsみたいな観点で
    2. Cloud時代のOpsに向けて
    現状維持作業の効率化、補完
    +α
    2. 次世代MSP考察

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  4. DevOpsとは?
    • 「開発チーム(Development)と運用チーム(Operations)がお互いに
    協調し合うことで、開発・運用するソフトウェア/システムによってビジ
    ネスの価値をより高めるだけでなく、そのビジネスの価値をより確実かつ
    迅速にエンドユーザーに届け続ける」という概念
    • Devの役割が“システムに新しい機能を追加する”である一方、Opsの役割
    は“システムの安定稼働”である。そのため、Devが新しい機能を追加した
    くても、Opsはシステムの安定稼働のために変更を加えたがらない、とい
    う対立構造が作られてしまっていた
    • 「10+ Deploys Per Day: Dev and Ops Cooperation at Flickr(1日10回以上のデプロイ: Flickrにおける開
    発と運用の協力)」

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  5. SoE?? SoR??
    • スタートアップ、Web系企業
    • ビジネスの価値に直結するようなシステム、サイトがほとんど
    • 細かい機能追加・カイゼンがビジネスに直結していくので、
    リードタイムを短縮することが至上命題
    • エンタープライズ(≒基幹系)
    • もともと(事務的な)業務効率を上げるためであり、ビジネスに直結
    するようなものではないという性質
    • コストカット目的

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  6. 今日の対象者?
    SoE SoR
    DevOps
    Dev
    Ops

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  7. エンタープライズでDevOps?
    • Web系が積極的に採用した“クラウド”が、エンタープライズへ
    浸透していったことで、Web系からバズりだしたDevOpsもエ
    ンタープライズが興味を示し始めるようになった
    • 最初は単純移行した基幹システムも、クラウドの進化に合わせ
    て継続的な最適化が求められるように
    • Blackbeltでも紹介あり「失敗例を成功に変える AWSアンチパターン
    のご紹介 2016 」
    http://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/aws-black-belt-online-seminar-antipattern

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  8. DevとOpsの分業制は悪か?
    • エンタープライズにおけるDevとOpsは別組織・別契約・別企業(の
    いずれか)であることが多い
    • しっかりとしたインターフェースを持ち、統率されている分業制は、
    それはそれでのDevOps
    • 安全性が保たれてさえいれば、自動化・効率化がKPIにならない場合
    ※求められるリードタイムが早くない場合
    • ただし、中央集中型の定型業務のOpsだけでは、顧客満足を得られないケース
    • プラスαが必要
    • システム特性や目的に合わせて、選択や融合していくのが現実解
    • 大事なのは、DevもOpsも継続的によりよくしていこうという意志が存在する
    こと

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  9. • よりよくしようという一例としてのSystems managerの紹介

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  10. Systems manager 概要
    • AWSの基本
    • OSより下位レイヤーの部分はAWSで管理
    • Systems managerのすごいところ
    • OS以上の管理ができる(ログインなしで)
    • 責任範囲は利用者だけど、AWSの機能を使って管理できるように
    • なんか構成変更されたみたいだけど大丈夫?みたいな発信ができるようになる

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  11. お見合い
    AP
    ミドル・各種SW
    OS周り
    AWSインフラ
    Dev
    Ops
    誰???
    初期導入時はインフラ側
    に任せて構築してもらっ
    たので、その後のメンテ
    もOpsでお願いできると
    思いがち。
    こういうところの状態管
    理って、EXCELで手で更
    新とかそういう文化が残
    ってる
    初期開発が終わり
    Opsフェーズに入ると、
    Opsは、OS以下の安定
    稼働に注力しがち…

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  12. Systems managerで解決
    AP
    ミドル・各種SW
    OS周り
    AWSインフラ
    Dev
    Ops
    Systems managerで、
    EC2内の各種コンポー
    ネント情報を管理可能

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  13. 実現方法
    • ソフトウェアインベントリ
    • AWS Configと連携、変更検知、通知可能
    • 追跡だけで物足りない場合は、CLIや各種SDKで、各種コンポーネン
    トの状況を取得し、一覧化や可視化
    • ViewerとしてのEXCELは秀逸

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  14. コンポーネントの一覧を確認可能

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  15. 変更を追跡可能(AWS Config)

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  16. Snapshotから可視化
    確認
    顧客
    AWS Config
    AWS Config
    Snapshot
    (json)
    Excel生成
    AWS構成
    パラメーターシート
    Lambda function
    Snapshot
    取得
    本番環境
    Ops
    複製環境

    複製

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  17. その他Systems managerでできること
    • Run command
    • OSログイン不要でOS内処理実行可能
    • 複数のインスタンスに対して同時に実行可能
    • パッチ管理(Windows)
    • ベースラインを定義し、必要なパッチが当たっているか監査可能
    • パッチ適用処理は、メンテナンスwindowで自動化可能

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  18. 中締め
    • Opsもコードを書いて手作業メンテを減らしていこう
    • AWSは、さまざまな情報やトリガーを提供してくれるし、
    おろそかになりがちな部分を補足する機能も充実している
    • 地味系サービスに目を向けて!!
    • Opsの価値をレイヤーと一緒に上げていこう
    • SoEの素養を取り入れ、Dev側との相互理解を深める
    • 現状維持管理の効率化 → Systems manager(一例)
    • プラスα → 次世代MSP!?

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