Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
組織を意識したAWS構成管理プロセスを考える_20180112
Search
kaojiri
January 15, 2018
Technology
0
740
組織を意識した AWS構成管理プロセスを考える_20180112
2018/01/12、JAWSUG-TOHOKU@仙台での発表資料です。
OpsJAWSとのコラボで実現しました。
kaojiri
January 15, 2018
Tweet
Share
More Decks by kaojiri
See All by kaojiri
コンテナ監視って何見るの?~初心者編~
kaojiri
8
5.6k
Kubernetesモニタリングのベストプラクティス_JAWSDays2021_20210320
kaojiri
0
970
AWS SummitTokyo2019-reCap_20190620
kaojiri
1
71
JAWS-UG_SAITAMA_20190420
kaojiri
1
190
OpsJAWS-JAWSUG-KANAZAWA_20181123
kaojiri
1
270
AWS Systems ManagerとAWS Configのちょっといい話
kaojiri
3
1.6k
JAWS Days2017 EXCEL構成管理からの脱却と次世代MSPとDevOps 2.0 by OpsJAWS
kaojiri
0
1.8k
OpsJAWS#7 20160729 SIerにおけるDevOpsの現状 ~terraformを使ったAWS開発~
kaojiri
1
1.2k
OpsJAWS#5 20160420 背伸びをしないAWS構成管理
kaojiri
0
2.9k
Other Decks in Technology
See All in Technology
ハイテク休憩
sat
PRO
2
140
プロダクト開発を加速させるためのQA文化の築き方 / How to build QA culture to accelerate product development
mii3king
1
260
権威ドキュメントで振り返る2024 #年忘れセキュリティ2024
hirotomotaguchi
2
740
オプトインカメラ:UWB測位を応用したオプトイン型のカメラ計測
matthewlujp
0
170
マルチプロダクト開発の現場でAWS Security Hubを1年以上運用して得た教訓
muziyoshiz
2
2.2k
Oracle Cloudの生成AIサービスって実際どこまで使えるの? エンジニア目線で試してみた
minorun365
PRO
4
280
Amazon VPC Lattice 最新アップデート紹介 - PrivateLink も似たようなアップデートあったけど違いとは
bigmuramura
0
190
継続的にアウトカムを生み出し ビジネスにつなげる、 戦略と運営に対するタイミーのQUEST(探求)
zigorou
0
530
株式会社ログラス − エンジニア向け会社説明資料 / Loglass Comapany Deck for Engineer
loglass2019
3
32k
宇宙ベンチャーにおける最近の情シス取り組みについて
axelmizu
0
110
1等無人航空機操縦士一発試験 合格までの道のり ドローンミートアップ@大阪 2024/12/18
excdinc
0
160
あの日俺達が夢見たサーバレスアーキテクチャ/the-serverless-architecture-we-dreamed-of
tomoki10
0
440
Featured
See All Featured
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
51
7.3k
The Invisible Side of Design
smashingmag
298
50k
Git: the NoSQL Database
bkeepers
PRO
427
64k
A Modern Web Designer's Workflow
chriscoyier
693
190k
Making the Leap to Tech Lead
cromwellryan
133
9k
Done Done
chrislema
181
16k
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
356
29k
Bootstrapping a Software Product
garrettdimon
PRO
305
110k
Keith and Marios Guide to Fast Websites
keithpitt
410
22k
Visualization
eitanlees
146
15k
Thoughts on Productivity
jonyablonski
67
4.4k
Fireside Chat
paigeccino
34
3.1k
Transcript
組織を意識した AWS構成管理プロセスを考える 2018/01/12 @JAWS-UG TOHOKU
Agenda 1. 手軽さ <> 統制 2. 組織の壁 3. 解決策 4.
ポイント 5. 結果
1. 手軽さ <> 統制 • AWSは簡単に構築・修正できる反面、暗黙知が埋没しやすい • ちょっとした修正をしたっきり、誰にも共有してない etc… •
このSecurity groupのルールって何?なんで必要なんだっけ? • Infrastructure As CodeとGit flowで解決 • SIerにおけるDevOpsの現状 @OPSJAWS #7 2016/07/29 https://speakerdeck.com/kaojiri/opsjaws-number-7-20160729-sierniokerudevopsfalsexian-zhuang-terraformwoshi- tutaawskai-fa
2. 組織の壁 (顧客)構成管理はどうしてる?効率化・自動化してるのか? (私) はい。Infrastructure As Codeってやつです (顧客)パラメーターシートを見せろ (私) プロビジョンコードに対するinputファイル(JSON)があるので、
それで管理してます (顧客)俺はプログラムは読めん。JSON?なんだそれ? パラメーターシートはないんか? (私) …… (顧客)プログラムのinputと環境が一致してるのは当然だ。 パラメーターシートとの整合性を取りなさい (私) ……
3. 解決策 ~ツール作成~ • 所定のルールに則ったJSONを入力とし、以下を自動生成 • terraformプロビジョンコード • awspecテストコード •
EXCELパラメーターシート
3. 解決策 ~ツールイメージ~ JSON .tf _spec.rb .xlsx プロビジョン後に リソースIDに変換
3. 解決策 ~採用技術根拠を少し~ • Why Golang • クロスコンパイル環境が提供されている • Artifactは1バイナリ―ファイルなので、利用開始までのハードルが低い
• Why JSON • JSONは構造が規定されているので、EXCELのように行や列の使い方などのルールを設ける必要がな く、作業の標準化が可能 ※ EXCELフォーマットのバリデーションチェックに忙殺されたくなかったのが本音 • Why terraform • スタックテンプレート(.tf)を複数分割してもパラメーターの受け渡しが可能 • Dry run(plan)や差分実行がやりやすい • plan結果もgit flowでレビュー可能 • Why awspec • スモールスタートする際に極力イチからつくるのは避けたかったから • ぶっちゃけ、未対応リソースやプロパティがあったりして、awspecではカバーしきれない部分あり、 aws sdk for rubyでdescribeする形も多かったりもする
4. ポイント • 全ての変更をJSONで行い、ツール経由で生成・更新する • EXCELはViewerとしてのみ利用し、編集させない
5. 結果 • 全ての成果物と実環境の整合性が保たれるようになった • 各自が見たい成果物で状況確認可能に • 自分たちで好きにできるならJSONが正でよいが、コードという単語にアレルギーを もつ顧客が多い(主観) •
たしかにViewerとしてのEXCELは秀逸 • 顧客も納得 • エンジニアのエゴを貫き、組織に対して波風立てるより、 うまく乗り越えられる部分は、乗り越え方が後々よい関係が築ける
Let’s share the tips later!!