テレワーク環境では、認証後にアカウント操作者のなりすましが生じても検証できず、不適切な遠隔アクセスによる機密データの漏洩が危惧されます。先行研究ではアカウント操作者が組織外部者/内部者の検証を実現していましたが、本研究ではヒト毎に一意な識別特徴を計測して正しいアカウント保持者本人であることの検証法を設計し、アクセス制御機構に搭載しました。具体的にはクリックや打鍵の際に生じる行動・認知差を計測可能なバイオメトリクスを新たに設計してゼロトラストアクセス制御に導入し、アカウント保持者本人でなければ即時遮断する仕組みの実現を行いました。