新卒研修用の小噺として参照したついでに解説を追加しました。
IT業界で長く語り継がれてきた風刺画「顧客が本当に必要だったもの」(英語版 "What the customer really needed"/通称 Tree Swing Cartoon)を、10コマそれぞれに分解し、1コマずつ日本語の解説を付けたスライドです。
顧客の説明、プロジェクトリーダの理解、アナリストの設計、プログラマのコード、営業の約束、書類、運用、請求、サポート、そして顧客が本当に必要だったもの。要件定義から保守までの各段階で「ブランコ」がどうねじれていくのかを、コマごとに読み解きます。
■ この絵の来歴
・原型は1970年代初頭、米国のシステム設計方法論PRIDEの教材としてミルト・ブライス氏が考案し、長男ケヴィン氏が描いたとされる6コマのモノクロ線画です(日経xTECH 2020年12月の谷島宣之氏の記事による)。
・1973年3月の University of London Computer Centre Newsletter に掲載され、1975年にはクリストファー・アレグザンダー『オレゴン大学の実験』にも引用されています。
・現在広く知られるカラー10コマ版は2003年9月に英語ブログに登場したもので、作者は不明です。2004年2月に日本語訳が投稿され、以後「顧客が本当に必要だったもの」の名で定着しました。
■ 画像の出典について
本スライドの絵は、2000年代からネット上で流布している作者不詳のカラー10コマ版(日本語キャプション付き)を、解説の目的で引用しています。原画の著作権は原作者に帰属します。権利者の方からのご連絡があれば対応いたします。