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Yasunobu Kawaguchi
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March 26, 2026
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Why we keep our community?
Yasunobu Kawaguchi
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March 26, 2026
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Transcript
なぜ私たちは コミュニティを やってきたのか ― AI時代に「人が育つ」 環境をどう維持するか? コメ+ウニ+ティー
川口 恭伸 かわぐち やすのぶ YesNoBut株式会社 代表取締役社長 一般社団法人スクラムギャザリング 東京実行委員会 代表理事 金沢大学経済学部
卒 北陸先端科学技術大学院大学 情報処理研究科 修了 日本証券アナリスト協会 検定会員
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http://innovationsprint.com/ Innovation Sprint 2011 - 2011年1月14日 楽天タワー、365名 - 野中郁次郎先生と ジェフ・サザーランド
博士の歴史的な出会い - 16年間会いたかった 二人を引き合わせた日 - ここから全てが始まった
https://2026.scrumgatheringtokyo.org/ 15年間の数字 - 18秒完売 (2025年9月販売分) - 15年間継続 - ボランティア定着5年以上 -
全国にScrum Festとして発展 (開催のない月の方が少ない) …でも正直なところ、 ほとんどラッキーの積み重ね
土台 ― 人を信じる マクレガーのY理論 「人は本来やる気があり、 適切な環境があれば 自ら動く」 わいわい理論かも…
“ラグビー・アプローチでは、選び 抜かれた多分野のチームメンバーが、 最初から最後まで一緒に仕事をする ことで、製品開発プロセスが生まれ ます。製品開発プロセスは、高度に 構造化された段階を踏むのではなく、 チームメンバーの相互作用から生ま れます。” The New
New Product Development Game – 竹内・野中 https://www.nikkei.com/article/ DGKKZO49778250T10C19A9BC8000/
ソシアルの原点は ペアなんです。 俺と君は違うよねと。 (36:45) https://youtu.be/ipuwbFanqMY 知的コンバット
スクラムとは、多様な人々の自己組織化をエンジンにして、 リズムをもって進捗と価値を届ける仕組み。 https://www.infoq.com/presentations/The-Roots-of-Scrum/
https://www.infoq.com/presentations/The-Roots-of-Scrum/ Graphic by Conchango, Ken Schwaber, and Microsoft UK スクラムスプリントサイクル
プロダクトバックログ 顧客が求める機能の 優先順位付きリスト スプリント バックログ スプリント内で完 成させる機能 機能をより小さな タスクに分解する 新しい機能 スプリントの 終わりにデモする 毎日15分のミーティ ングを行う。 スクラムマスターは 3つの質問をする 1)昨日なにを達成し ましたか? 2)ゴールを満たすた めに障害になってい るのは? 3)明日までになにを た達成しますか? スプリント: 1か月 作業日: 1日
https://www.youtube.com/watch?v=DpboKObGKQY
スクラムは complex-to-complicated のメソッド 複雑な現実(complex)を スプリントで区切ることで、 チームが扱える粒度 (complicated) に変換する
https://youtu.be/nHIlMlpDWzg 組織は機械か、熱帯雨林か – Lyssa Adkins Lyssa Adkins "The Agilists’ Emerging
Superpower and Our Planetary Challenge" (日本語字幕つき)
エンジン ⊂ 細胞 ⊂ 熱帯雨林 規律とミニマ ルな構造 外との穴・通信・ 知恵のやり取り 多様性と継続性の
受け皿
役割分担として認める - 外に出ていく人 = 勝手にやっている人、ではない - これは組織の役割分担 - 飛び出す人を妬まず、怨まず、信用する組織 そして受け皿としてのコミュニティ
- 一つの細胞(企業)が死んでも、 熱帯雨林(コミュニティ)にノウハウが残る - 5社10社が同時に潰れることはない ― コミュニティは企業 より寿命が長い - 企業活動とコミュニティは補完関係。
AI時代に何が変わるか • これまで:「知恵を持つ者」と 資本を持つ者」の 協業で物事が進んできた • これから:AIが知識の統合を担えるように • →資本側が直接知的パワーを持てる •
結果:少数の人間+AIで十分なものが作れる → 広く人を育てる経済的合理性が薄れる • 「育てる余裕がなくなる」 という方向性がより鮮明になる可能性
AIが教えてくれなさそうなもの • 他の人とうまく働く力。 ケンカ・対立しながらでも前に進む力 • AIは常に丁寧に返してくれる → 摩擦耐性が育たなくなるリスク • でもイノベーションは
「違う意見がぶつかって、それでも前に進む」 プロセスから生まれる → 知的コンバット。隣に人がいないと育たない
コミュニティの価値を見直す • コミュニティの場もエンジン。参加者の実践がぶ つかり合うことで、次の行動が生まれる • スクラムガイドを読めばできる、ではない。やっ てみて、失敗して、初めて血肉になる • 大人の学びの場を作り直す •
会社は細胞。細胞はちゃんと穴が開いてこそ機能 する。外と栄養(知恵)をやり取りする • 社内コミュニティと社外コミュニティが連携しな がら、人を育てていく
「場を作るだけ」は無責任か? • フレームワークを用意する、場を催す。一見無責 任に見えるかも • でも、そこに来る人が何かを起こしていくことが 重要だと、責任感を持って考えている • 長年やりながら、参加する人がやりやすいかどう か、真面目に作り込んでいる
10年経って何が残るか コミュニティの成果とは • コミュニティを催すだけで、その先何が起こるか は参加者の主体的な実践に依存する • だから成果は「みんなが同じやり方をする」では ない • 1チームでは起きえないほどの多様な実践、多様
なチャレンジが広い世界で起きていくこと
10年経って何が残るか 目指していないもの • 「スクラムコミュニティ参加 者が5万人になりました」 • 「世の中みんなスクラムを採 用しています」 • 言葉だけ普及して
「ああ、前に流行ってました よね」になっている状態
10年経って何が残るか 目指しているもの • 目の前の問題をどうしたらいいか悩んでいる 人たちが、10年経ってもそこにいること • 一緒にやった人が増え、語り合った人が増え、 そのネタで酒が飲める人が増えていること • 知恵を作れる人を育てていく。
そのための場を、みんなで語り合う • AI時代だからこそ、 喧嘩しながら前に進む力を育てる場が必要
10年経って何が残るか たぶん10年たっても 同じようなことで悩むことを 繰り返している。 (なぜなら、次の環境・人にも 同じ努力が必要であろうから) しかし、結果的に、 世の中が結構変わっている んじゃないだろうか?
Robert I. Sutton ロバート・サットン • スケール成功≠従業員急増 • 「マインドセット」が 共有されていること •
何をすべきで、 何をすべきでないか。 なぜそうするのか。 • スケーリングは 毎日コツコツ行う(地上戦) Agile 2012 基調講演 https://kawaguti.hateblo.jp/ entry/20120815/1344965025