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フロントエンド開発者も知っておきたい AWS Lambda とサーバーレス / Serverless for frontend developers

Keisuke69
November 09, 2020

フロントエンド開発者も知っておきたい AWS Lambda とサーバーレス / Serverless for frontend developers

Front-End Study #1「Cloud Native時代のフロントエンド」での登壇資料です。

Keisuke69

November 09, 2020
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Transcript

  1. Amazon Web Services Japan K.K. Keisuke Nishitani @Keisuke69 Programming is

    a creative work. Love Music ♫ Love Camping ⛺ Blog: https://www.keisuke69.net/ Everything will be serverless. ⚡
  2. REST APIs with Serverless • Amazon API Gateway • HTTP(S)のエンドポイント

    • ロードバランサーやWebサーバ不要、もちろんネットワーク周りも • カスタムドメインOK • AWS Lambda • 関数 • ランタイムのセットアップ不要 • Node.js使える • 多くのAWSサービスと連携できる • Datastoreは⽬的に応じて使い分け
  3. GraphQL with Serverless • AWS AppSync • GraphQLのエンドポイントを公開 • もちろんサーバーのセットアップとか不要

    • 柔軟にデータソース選べる • AWS Amplify • フロントエンド開発者向けツールセット • AWSの各サービスをフロントエンド開発者がそこそこ簡単に使いやすくす るもの • AppSync使う場合におすすめ
  4. SPA with Serverless • Amazon S3とAmazon CloudFrontを使ってホスティング • S3はストレージサービスだが、単体で静的サイトの配信ができる •

    もちろん、カスタムドメイン使えるし、スケールもする • さらにCDNであるCloudFrontを使うことでキャッシュもできる • Amplify CLIだけでも簡単にセットアップして配信できる
  5. SSR with Serverless • SSRの場合、サーバーサイドでレンダリングするのでそのための サーバが必要になる • 最近だとよくあるのはNode.jsを⼊れたサーバをコンテナで⽤意するパ ターン •

    Dockerfile… • コンテナを実⾏するための基盤も必要 • サーバーサイドレンダリングのインフラ的な課題 • CPU負荷が⾼くなりがち • CPU負荷⾼くなった結果、さばけるリクエスト量が少なくなりがち • キャパシティ不⾜になってレスポンスが返せなくなってしまうと、ブラウ ザ上では真っ⽩な画⾯に…
  6. AWS Lambda is excellent with SSR (I think) • AWS

    Lambdaの場合は関数の裏側はコンテナが⽴ち上がる • 1リクエストは同時に1コンテナでしか処理されない • 同時にリクエスト発⽣した場合は⽔平⽅向にスケールしていく • つまりリクエスト数分だけコンテナが起動される • リクエストが集中してCPU負荷が⾼まっても、クライアントにレ スポンスが返せなくなることがない
  7. How 1. Next.js / Nuxt.js使う 2. Next.js / Nuxt.jsで作ったアプリをExpressで動かす 3.

    Expressで作ったアプリをLambdaで動かす • aws-serverless-expressを使う • Expressで書かれたアプリをLambdaで実⾏可能にするためのラッパーのよ うなもの 詳細はブログ⾒てください(Nuxt.jsの例) https://www.keisuke69.net/entry/2020/09/18/175941
  8. Thus, • 静的アセットはS3 + CloudFrontで配信する • これをやるにはビルドとかデプロイのタイミングで考慮する必要がある • ビルドしたものを何も考えずにごそっとあげるってのはダメ •

    CloudFrontのEdgeで動かすLambda@Edgeというものを使って動 かすこともできる • とはいえ、⾃前で実装するのは結構⼤変 • リクエストの振り分けやルーティングを頑張って実装する必要がある • 静的なものはS3に、そうじゃないものはLambdaでみたいな • 少し⾯倒くさい
  9. Serverless Next.js Component • Serverless frameworkのプラグインとしてServerless Next.js Componentが提供されている https://github.com/serverless-nextjs/serverless-next.js •

    SSRをLambda@Edgeでやる • Lambda@Edgeで静的ページへのリクエストをハンドルしてS3へとフォ ワード • ルーティングもされる • Dynamoc Routing相当のことも • ⽣成されたファイル/静的なAssetをS3でホスティング • CloudFront経由で配信される
  10. SSG with Serverless • 基本的にSSGの配信はSPAと同じ考え⽅でいい • つまりS3とCloudFrontによる配信が基本 • ビルドしたものをS3上にドンと置いて、CDN使いつつ配信 •

    SSGでも特にJamstackはビルドやCI/CDプロセスが重要 • コンテンツ/コードの更新タイミングでビルドして出⼒し、静的サイトとし てデプロイする • Amplify Console • Githubなどにプッシュしたらそれを検知して、事前に定義された内容でビ ルドしてデプロイ • Webサイトの構築などは不要 • ビルドの設定ファイルで細かい指定や処理の実施もできる
  11. Key Takeaways • サーバーレスにより、フロントエンド開発者が⼿を出せる領域が 増えた • サーバーサイド/バックエンドも⾃分たちでつくりたい場合 • アーリーステージなため、少ないエンジニアで全部やる必要がある場合 •

    API GatewayとLambdaはすでに事例も多く、参考ドキュメントも多い • 他システムとの連携やより複雑なシステムも同じような体験で開 発できる • Lambdaを使った定期処理 • アップロードされた画像や動画の変換処理とか • StepFunctions使えばより複雑なワークロードを実現できる