Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

SIer Who Leapt Through Time

SIer Who Leapt Through Time

2021.7.10 DevLOVE350 ( https://devlove.doorkeeper.jp/events/123216 )で発表した内容です

Kent Ishizawa

July 10, 2021
Tweet

More Decks by Kent Ishizawa

Other Decks in Technology

Transcript

  1. ソフトウェア工学の諸問題(1968年) • 顧客と設計者側のシステム要件に対する理解の欠如 • 見積もり技術の未熟さ • プログラマーの生産性レベルの大きなばらつき • 設計に関する判断が、製造(コーディング)時にもなお発 生していることに起因する、設計とコーディング間の作業

    分担の困難性 • 「プログラムの構築は、組み立て作業の各工程を完了し たうえで次の段階に進むというような、単純な段階的作業 とは限らない」がゆえの、ソフトウェア・プロジェクトの監視 の困難性 • 以下省略・・・ 永遠なるソフトウェア工学の諸問題 - 勘と経験と読経 https://agnozingdays.hatenablog.com/entry/2012/06/09/155034 8
  2. ループ初期(20代~) • 社会人の最初の5~6年は、割と素朴にSIerでシステム開 発 • 若手時代に所属した部署グループが「技術雑誌や新しい 技術書を読む」文化だった。この影響は大きかった。デマ ルコ「デッドライン」等に強く影響を受ける。 • 社会人5年目に転職

    • SE→TL→PjM • 転職後、ちょっとホットなプロジェクトで3年くらい苦労した けど、トラウマになるようなものではなかった ラーニング・アニマルの道 - 勘と経験と読経 https://agnozingdays.hatenablog.com/entry/2014/12/22/223159 11
  3. DevLOVERのちから 抵抗勢力を倒す力をDevLOVERは持っている • 外を知っている • いい子でいたくない • 対立を避けない + 加齢により以下の能力をゲット

    • トップを使う • シニア層を倒す • 現場に「明るい未来」を見せる (図は「仕事の問題地図」より引用) 34
  4. ありそうな質問:でもつまらない仕事も多いでしょう? 回答:ボールを落とすことを学ぶ “Software Engineering at Google” Chapter 6. Leading at

    Scale Learn to Drop Balls 『最初は嫌な気分になるかもしれませんが、意図的に多くのボールを落と していくうちに、2つの素晴らしい発見があります。 1つ目は、中間の60% のタスクを委任しなくても、サブリーダーが気づいて自動的に拾ってくれる ことです。2つ目は、中間のバケツに入っているものが本当に重要なもの であれば、どのみちあなたのところに戻ってきて、最終的には上位 20% に移行します。トップ20%以下のものは、適切に処理されるか、あるいは 適切に進化すると信じていればよいのです。一方で、重要なことだけに集 中しているので、増え続けるグループの責任をカバーするために、時間と 注意を拡大することができます』 35