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GMOペパボのエンジニアリング@2019 / Engineering at GMO Pepab...
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Kentaro Kuribayashi
August 21, 2019
Technology
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GMOペパボのエンジニアリング@2019 / Engineering at GMO Pepabo, Inc. 2019
ペパボ鹿児島ぶち上げ隊募集!〜エンジニアUIターン説明会〜@東京
https://pepabo.connpass.com/event/141879/
Kentaro Kuribayashi
August 21, 2019
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Transcript
1 GMOペパボの エンジニアリング ペパボ鹿児島ぶち上げ隊募集 〜エンジニアUIターン説明会〜@東京 取締役CTO 栗林健太郎
2 自己紹介 2 • 栗林 健太郎 • GMOペパボ株式会社 • 取締役CTO
• 鹿児島オフィスチーム責任者 2012年入社。技術基盤整備エンジニアを経て、 取締役CTOへ。現在は、GMOペパボガーディア ン社でのセキュリティ事業立ち上げにも取り組 む。 鹿児島県奄美市出身。
3 今日お話しすること • エンジニアリング領域 • エンジニアリング文化 • エンジニアリング組織 • おわりに
3
4 エンジニアリング領域 Section 1 4 事業領域の幅・技術スタックの深さにおいて、とても広い領域でエ ンジニアリングを実践しています。
5 5 エンジニアリング領域の特徴 • 幅広い事業領域 ◦ ホスティングから金融まで • 深い技術スタック ◦
フロントエンドからプラットフォーム開発まで
6 事業領域の幅広さ(1/3) • ホスティング • EC支援 • ハンドメイド • コミュニティ
6 GMOペパボ社の主なセグメントは4つ
7 事業領域の幅広さ(2/3) • ホスティング: ロリポップ!等 • EC支援: カラーミーショップ 等 •
ハンドメイド: minne • コミュニティ: JUGEM (すべて自社で企画・開発のサービスです) 7 4セグメントに属するサービスの合計が13
8 事業領域の幅広さ(3/3) • GMOクリエイターズネットワーク ◦ 編集プロダクションのStudio Woofoo ◦ ファクタリング事業のフリーナンス •
GMOペパボガーディアン ◦ セキュリティ事業の立ち上げ中 8 グループ会社が2社
9 9 技術スタックの奥深さ(1/3) フロントエンド モバイル Web バックエンド SRE セキュリティ フロントエンドからプラットフォーム開発まで
全サービスにおいて、それぞれエン ジニアが所属したり、担当していたり する。 組織横断で仕事をしている。 プラットフォーム開発
10 10 技術スタックの奥深さ(2/3) フロントエンド モバイル Web バックエンド SRE 常に進化する技術をよいサービスの実現に使う Swift,
Objective-C, Kotlin, Java JavaScript, TypeScript, Vue.JS, etc. PHP, Ruby, Rails, Go, etc. OpenStack, AWS, 自社管理のデータセ ンター, 各種ミドルウェア, etc.
11 11 技術スタックの奥深さ(3/3) セキュリティ 安定したサービス実現のための技術を作り出す プラットフォーム開発 社内向けプライベートクラウド、k8sによる アプリ実行基盤, ユーザ向けPaaS等、ク ラウドプラットフォームそのものの開発
フロントからプラットフォームまでサービス に関する技術領域全てが対象, DevSecOpsを実現する仕組みづくり
12 エンジニアリング文化 Section 2 12 創業以来の強いカルチャーをベースにした、フォロワーシップ重 視のカルチャーがあります。
13 13 エンジニアリング文化の特徴 • 創業以来の強いカルチャー ◦ 形を変えつつも継続している ◦ エンジニアのみならず、全社のカルチャー •
フォロワーシップの重視
14 企業理念・ミッション 理念に基づきミッションを遂行する 企業理念 もっとおもしろくできる(MOD) ミッション インターネットで可能性をつなげる、ひろげる 14
15 わたしたちが大切にしている3つのこと 行動基準として内面化、日々実行している • みんなと仲良くすること • ファンを増やすこと • アウトプットすること (エンジニア評価基準としても用いています)
15
16 やっていき・のっていき リーダーシップもフォロワーシップもだいじ やっていき いわゆるリーダーシップ。目標の宣言と行動による 実現。 のっていき いわゆるフォロワーシップ。支援による実現。 16
17 ナイストライ(NT, :nicetry:) 失敗を責めるのではなくチャレンジを評価する 我々が取り組んでいるのは、新しいこと。つまりリス クのあること。 • だから、チャレンジを評価する。ほめる。 • そもそも、失敗しても大丈夫な仕組みづくりをす
るのがエンジニアリングのひとつ 17
18 18 文化に基づくからこそのよい開発プロセス 開発プロセス • エンジニアも企画から参加。提案歓迎 • スクラムをベースとした開発プロセス • Slackによるコミュニケーション
• GitHub Enterpriseによるコード管理 • コードレビューの手厚さ • チーム外のエンジニアとの教え合い, etc.
19 エンジニアリング組織 Section 3 19 「いるだけで成長できる環境」を実現し、ペパボの飛躍的発展の 競争力となるために組織づくりをしています。
20 20 エンジニアリング組織の特徴 • 先述のエンジニアリング領域・文化を、エンジニ アの成長に最大限活用していく制度 • エンジニアの成長 → ペパボの成長
• 自薦による「やっていき」の表明による昇格 • エンジニアリングマネジメントが充実
21 エンジニアリング組織の目的 「いるだけで成長できる環境」を実現する • よいエンジニアリング文化の醸成 • 優れたエンジニアが集まる、なっていく • 広く深い領域ですごいエンジニアがいる •
アウトプットして情報共有を広く行う文化 • それらを支えるエンジニア制度的な整備 → いるだけで成長してしまう!会社も↑↑ 21
22 22 専門職系と管理職系が明示的にわかれている エンジニア専門職制度(1/2) 職種共通 シニア 執行役員 デ ザ イ
ナ ・ス ペ シ ャ リ ス ト その他専門職 等 級 プリンシパル シニア プリンシパル チーフ TL テクニカルリード CTL チーフ テクニカルリード 技術責任者 エ ン ジ ニ ア・ ス ペ シ ャ リ ス ト エ ン ジ ニ ア・ マ ネ ジ メ ン ト 管理職 シニア プリンシパル
23 23 昇格は立候補制。上位エンジニアと面談で決定 エンジニア専門職制度(2/2) • エンジニア全員が、プルリ クエストの形で半期ごとの 評価根拠資料を書く • 昇格の立候補について
も、その資料に付記する • 面談の上、昇格可否決定
24 24 エンジニアリング組織モデルに基づく組織作り エンジニアリングマネジメント(1/2) グループA チームB グループC A A B
C B C Web テックリード iOS テックリード Android テックリード EM 事業部A チームD グループE グループF D D E F E F Web テックリード iOS テックリード Android テックリード EM 事業部B ・・・ VPoE ミドル層エンジニア エンジニア ・・・ エンジニアリングマ ネージャー 技術部 技術部のエンジニア ・・・ 部長 部長
25 25 現代の複雑な開発には技術的な舵取り役が必須 エンジニアリングマネジメント(2/2) • 事業の難易度が上が るとともに、技術要件 も複雑化 • 事業責任者とエンジ
ニアリング側が一体 で施策実行 チーフテクニカル リード 部長(副部長) テクニカル リード テクニカル リード ビッグピクチャ 事業施策 CTO VPoE 全社技術 セキュリティ方針 部署技術 方針の策定 個別方針の策 定・実行
26 26 生産性向上に役立てるべくよいものを使う 機材、ファシリティ、制度 • 開発PC: ほとんどのひとがMac, 一部Linux • ディスプレイ:
4K、24〜27インチのもの • 椅子: バロンチェア • 席: 自席の他、気分を変えて仕事できる場所 • リモート会議: Google Hangouts Meet設置 • 資格取得支援: IPA試験など、随時更新中
27 おわりに Section 4 27 これまでの説明をふりかえり、まとめとします。
28 まとめ • 幅広い事業領域、深い技術スタックで活躍でき るので、技術力が大きく成長します • やっていき・のっていきを支えることで成長が促 進される、よい文化があります • 事業領域や技術スタックと、よい文化とをつな
げ、「いるだけで成長できる環境」の実現を目指 しています 28