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フルリモートワークでのスクラムのスケール

Kenji Morita
January 09, 2024

 フルリモートワークでのスクラムのスケール

3人から、3年間で30人6チームまでのスケールした時の課題と、Scrum@Scale及びLeSSのプラクティス適用

Kenji Morita

January 09, 2024
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Transcript

  1. 3人から、3年間で30人6チームまでのスケールした時の課題と、
    Scrum@Scale及びLeSSのプラクティス適用
    フルリモートワークでのスクラムのスケール
    守田憲司
    Preferred Networks, Inc.

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  2. 守田 憲司
    2
    共訳
    1991~2018 Canon Inc.
    2018~ Preferred Networks, Inc
    社内Agile Coach
    Scrum X
    Scale
    Hardware
    Research
    AI

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  3. 最新の研究成果を、早く、高い品質で
    研究成果を早く高品質に届けたい
    3
    Research/AI/Hardwareを含めたScrum
    複数チームのScrum

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  4. Matlantis (対象プロダクト)
    バーチャル実験
    汎用原子レベルシミュレータ
    高速に材料探索
    ~1万回オーダ
    有望な
    材料
    結果・考察
    フィードバック
    次の
    バーチャル実験
    リアル実験
    触媒
    潤滑油 吸着材
    合成燃料の触媒探索
    添加剤の鉄表面への作用 MOFへの水吸着
    新たな研究開発サイクルによる開発期間短縮 適用事例
    高い
    成功確率
    4

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  5. Matlantisの特徴
    5
    ブラウザ上で
    すぐに使用可能
    従来手法の
    10,000倍以上
    高速
    72元素の
    組み合わせに
    対応

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  6. LeSSとScrum@Scale
    6
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    9チームまで1チームのように
    CPO
    PO
    PO
    PO
    PO
    PO
    LeSS Scrum@Scale

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  7. ● 成功するか分からない
    ● リソース不足
    ● 激しいスキルと知識の乖離
    スタート時(3年前)の状況
    研究者
    コア技術 サービス開発

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  8. ● 成功するか分からない
    ● リソース不足
    ● 激しいスキルと知識の乖離
    スタート時(3年前)のRetrospective
    研究者
    コア技術 サービス開発
    Daily 無駄では?

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  9. ● 1チームをキープ
    ● クロスファンクショナルチームで共通言語を作る
    ● MVPしか作れない
    ⇨ Jupiter notebookのシミュレーション環境
    1チームをキープ(3年前のスタート時)
    研究者
    コア技術 サービス開発

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  10. Problem-Solution Fit の感触
    ● 少しずつ顧客が増えていく
    ● チームも徐々に成長
    Problem-Solution Fit
    10

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  11. ● どうやっても全体は1チームに収まらない。
    1年後の状況
    研究者 コア技術 サービス開発

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  12. ● どうやっても全体は1チームに収まらない。
    1年後のRetrospective
    研究者 コア技術 サービス開発
    Daily 無駄でしょ!

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  13. LeSSとScrum@Scale
    13
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    9チームまで1チームのように
    CPO
    PO
    PO
    PO
    LeSS Scrum@Scale
    依存関係を少なく分割する

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  14. ● Backlog, Meeting(Sprint Review以外) 分割
    ● 研究者チームはScrum離脱、Product Backlogだけ共有
    ● Scrum@Hardwareでエンジンと胴体作ったらこんな感じかも?
    専門性で分割(スタートから1年後)
    研究者 コア技術 サービス開発
    数ヶ月での
    技術革新
    研究成果を仕上げる
    のに時間がかかる
    日~週単位でリリース
    最先端
    独自性
    精度評価、確認
    過去との互換性担保
    車輪の再発明しない
    OSS活用して効率よく
    リズムの違い
    価値観の違い
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  15. ● サービス開発チームが成長
    ○ 多すぎるよな~
    ○ 不満がでるまで待ってみよう
    スタートから2年後の状況
    研究者 コア技術 サービス開発


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  16. スタートから2年後のRetrospective
    研究者 コア技術 サービス開発
    Dailyの共有はSlackで、、
    ちょっと待って
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    起きていたこと
    ● ミーティングが長く感じる
    ● チーム内の事を把握しきれない

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  17. LeSSとScrum@Scale
    17
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    9チームまで1チームのように
    CPO
    PO
    PO
    PO
    LeSS Scrum@Scale
    依存関係を少なく分割する

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  18. ● サービス開発をLess的に分割
    ● 1、2週間で当たり前になって、皆楽そう(ふりかえり難しい)
    ● チーム名はBlueとOrange、責任の分割無し
    ○ PO、Product Backlogは共通
    ○ Muralのポストイットの色に対応させた(一つのKanban)
    ○ 結果としては、インフラよりとUXよりのチームができた
    スタートから2年後の分割結果
    研究者 コア技術 サービス開発
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  19. ● サービス開発は2チームでも厳しい感じに
    ● コア技術のチーム人数多め
    ● 研究者チームとは、少し疎な良い関係
    さらに成長(半年前くらいの状況)
    研究者 コア技術 サービス開発

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  20. ● チームの意味を理解
    ● チーム分割を理解
    半年前くらいのRetrospective
    研究者 コア技術
    分けてみよっか?
    サービス開発
    LeSS的にいきますか。
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  21. ● サービス開発は3チームへ分割
    ● コア技術のチームも試しに分割
    現在の状態
    研究者 コア技術 サービス開発
    ● 3つのProduct Backlog
    ● 1つのSprint Review
    ● 5つのDaily Scrum
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  22. スケールと役割の分離
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    PdM
    EM
    PO
    PdM
    EM
    CPO
    PO
    PO
    PO
    EM
    PO
    PdM
    EM
    CPO
    PO
    PO
    EM
    PO PO
    EM
    EM
    PO
    PdM
    CPO
    少人数
    チーム毎のPO EM 追加
    EM分離
    PdM, CPO
    分離
    全体 Green
    Team
    Orange
    Team
    Blue
    Team
    Purple
    Team
    1人

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  23. 現在のミーティング (1週間Sprint)
    研究者 コア技術 サービス開発
    Daily Daily Daily Daily Daily
    Planning Part 1,2 Planning Part 1,2
    Review準備 Review準備
    Sprint Review
    Planning 3 Planning 3 Planning 3 Planning 3 Planning 3
    Retrospective Retrospective Retrospective Retrospective Retrospective
    全体Retrospective
    全体 Backlog Refinement
    Refinement Refinement Refinement Refinement Refinement

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  24. ● 人数が多すぎる
    ○ Dailyが長くて退屈
    ○ Daily Slackで済ませたい
    ○ ミーティングがムダ
    ○ 全部理解しきれない
    ○ Kanbanが縦に長い
    チーム分割まとめ
    24
    ● リズムが合わない
    ○ Deploy頻度
    ○ Reviewの反応
    ● 価値観が合わない
    ○ 車輪の再発明は避けたい
    ○ 最先端技術を創りたい
    LeSS的に分割 Scrum@Scale的に分割

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  25. 非言語コミュニケーション
    困ったときの相談
    偶発的な会話
    リモートワークで失われたこと
    25
    常に課題に上がる事
    ● ミーティング時間のムダ
    ● コミュニケーション不足

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  26. 偶発的な会話を増やすために考えたこと
    26
    リモートワークの有利な点
    ● 会議への移動のロスが少ない。
    起こりがちな事
    ● ミーティングの参加者が増える
    ● 会議の数を減らす
    意識した事
    ● ミーティングの数を増やす
    ● 参加者を絞る

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  27. ミーティングの数と参加人数
    27
    多くの参加者
    少ないミーティング
    多くのミーティング
    少ない参加者
    2倍の発言量
    一人当たり同じミーティング時
    こうなりがち

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  28. 様々な場を通じて、豊かな会話を
    28
    経営陣
    PO
    &
    経営陣
    PdM
    POs
    Biz
    Biz &
    Service
    開発
    研究
    コア
    技術
    研究&
    コア技

    サービ

    開発
    ステー
    クホル
    ダー
    PO & ス
    テークホ
    ルダー
    サービス
    開発 & ス
    テークホ
    ルダー
    場をたくさん作る
    ● チーム内と代表者
    ○ 参加者は絞って

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  29. リモートワークとスケールまとめ
    研究者 コア技術 サービス開発
    リズムと価値観で大きく分割 (Scrum@Scale)
    8~10人になったら責任分担なく分割(LeSS)
    リモートワークの特性を活かし
    会議を増やして、人数を絞る
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  30. Making the real world computable

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