Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
ユーザーに向き合うために 普段から意識していること
Search
KoichiKato
May 18, 2022
Design
0
550
ユーザーに向き合うために 普段から意識していること
2022/5/18(水)
【iCARE Dev Meetup #33】デザイナー目線のユーザーとの向き合い方
https://icare.connpass.com/event/245470/
KoichiKato
May 18, 2022
Tweet
Share
More Decks by KoichiKato
See All by KoichiKato
限られたリソースで実現した UXリサーチ事例
koichikato
0
75
自社サービスのお客さんに インタビューしたときの カスタマージャーニーマップ作成の ポイント
koichikato
1
470
あなたの知らない変わりたい焼きの世界
koichikato
0
440
東海地方における UXデザイン普及の取り組み
koichikato
2
360
Other Decks in Design
See All in Design
Designing User Experience through Interaction Design
lycorptech_jp
PRO
0
350
【最新】マズロー安達の弟子実績(1期-4期の26人分)
maslow_akkun
0
1.8k
サービスリブランディングにおけるイラストレーションシステムの構築と活用事例 / Building and Utilizing an Illustration System in Service Rebranding
lycorptech_jp
PRO
0
550
Yahoo!フリマ:生成AI利用機能ならではのインターフェース設計について / Yahoo! JAPAN Flea Market: Interface Design Specific to Generative AI Utilization Features
lycorptech_jp
PRO
0
430
Tools for Design Engineers other than LLM in the LLM era
takanorip
1
450
Building Experiences: Design Systems, User Experience, and Full Site Editing
marktimemedia
0
200
プロジェクト内でデザイナーができること 日経電子版アプリ機能開発「For You」#nikkei_tech_talk
nikkei_engineer_recruiting
8
4.5k
CMS管理画面のアクセシビリティ
magi1125
8
2.4k
AIで加速するアクセシビリティのこれから
magi1125
3
660
UX & Accessibilité cognitive : et si vous simplifiiez vraiment l’expérience utilisateur ?
marietournelle35
0
120
Yumika Yamada Portfolio
yumii
0
1.3k
【PoCで終わらない】運用フェーズまで見据えたAI駆動UIデザイン/フロントエンド開発実践
kitami
1
320
Featured
See All Featured
Dealing with People You Can't Stand - Big Design 2015
cassininazir
367
27k
Designing for humans not robots
tammielis
253
25k
Making Projects Easy
brettharned
117
6.3k
Building Adaptive Systems
keathley
43
2.7k
Design and Strategy: How to Deal with People Who Don’t "Get" Design
morganepeng
131
19k
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
358
30k
Bootstrapping a Software Product
garrettdimon
PRO
307
110k
GitHub's CSS Performance
jonrohan
1031
460k
Become a Pro
speakerdeck
PRO
29
5.5k
The Invisible Side of Design
smashingmag
301
51k
Git: the NoSQL Database
bkeepers
PRO
431
65k
The Success of Rails: Ensuring Growth for the Next 100 Years
eileencodes
46
7.6k
Transcript
ユーザーに向き合うために 普段から意識していること
自己紹介 加藤公一 @ko1katoU 名古屋在住 メーカー勤務 UXリサーチャー HCD-Net理事、東海支部支部長 大学:情報工学専攻
→会社:ソフトウェア品質保証 →デザイン(リサーチ) かとう こういち
普段どんなことをしているのか • メーカー勤務 UXリサーチャー 製品のユーザビリティ評価やユーザ調査 • HCD-NetでUXデザイン関連のセミナー開催 • スタートアップ支援(UXデザイン担当) ユーザーに向き合うこと
ユーザーに向き合うために 普段から意識していること インタビューの場だけでなく普段の生活から意識する
1.様々な人と会い、人と話すこと 同僚、友人、パートナー、参加したセミナーの参加者 セミナーの懇親会は色んな人の思考を知ることができる場 想定外の答えや意外な行動をしている人はインタビューチャンス! 例:趣味:たい焼き屋巡り、カルガモ観察、コロナ禍で家庭菜園始めた ※ただし、あまりやりすぎると鬱陶しがられるのでほどほどに 色んな人の思考を知る機会を広げましょう
2.自分と違う思考の人を受け入れること 自分と違う意見や行動を取る人を素直に受け入れること 決めつけや自分の考えを押し付けるのはNG! 相手の思考を受け入れた上で話せるので優しくなれます! 相手の行動や思考に興味を持ちましょう
3.常に疑いの心を持つこと インタビューでの回答はその場では素直に受け入れるが 鵜呑みにしてはいけない 人は(つこうと思っていなくても)ウソをつく 人は全て自分のことを言語化できるわけではない →言葉だけでなく声のトーンや発言の間、 時間をおいて別の角度でもう一度聞いてみる、行動観察
ユーザーの言葉を鵜呑みにしないことが大事
4.人間の思考って複雑 人間の思考ってとても複雑です。単純でも論理的ではありません。 数学やプログラムとは違っていつも一定の出力があるとは限りません。 まずそれを受け入れることが大事です 例: 「シェアカーの場所に歩いて行く300mは面倒だ」 「街の景色を見ながら地下鉄1駅(800m)分歩くのは楽しいです」
4.人間の思考って複雑だ ユーザーの言う「欲しい」はウソなのか? UXデザイナーが教える「本当のユーザー理解」 https://webtan.impress.co.jp/e/2022/04/22/42605
5.自分自身で体験する 積極的に自分自身で体験する 自分で体験したものに勝るものはない またその体験がインタビューのときに 役立つ 例:コンポスト(生ゴミを堆肥にできる 仕組み)体験 積極的に自分自身で体験しよう
6.自分の行動・思考を言語化する 他人のことを言語化する前に、自分自身の行動・思考を言語化しよう これが意外と難しい なぜそれを買ったのか?なぜその行動を選んだのか? 「なんとなく」ではなく必ず小さくても判断した理由はある
6.自分の行動・思考を言語化する 例:名古屋→長崎・佐世保の旅行 🛩飛行機+電車 約4.5時間 🚅新幹線+特急 約6時間 ←こちらを選んだ 短時間、効率化だけがいいわけではない。 時間がかかってもその行程が楽しい(景色が見れたり、お弁当を食べたり)方を 選ぶこともある 他人の前に、まず自分の思考を理解!
Service Design Global Conference 2019- カンファレンス終了後のセンチメンタルジャーニーマップを描いてみた https://note.com/corobutika/n/n4bfbfa30592f
ユーザーに向き合うために 普段から意識していること • 様々な人に会い、人と話すこと • 自分と違う思考の人を受け入れること • 常に疑いの心を持つこと • 人間の思考って複雑
• 自分自身で体験する • 自分の行動を言語化する
Thank you! @ko1katoU