2022/5/18(水) 【iCARE Dev Meetup #33】デザイナー目線のユーザーとの向き合い方 https://icare.connpass.com/event/245470/
ユーザーに向き合うために 普段から意識していること
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自己紹介 加藤公一 @ko1katoU 名古屋在住 メーカー勤務 UXリサーチャー HCD-Net理事、東海支部支部長 大学:情報工学専攻 →会社:ソフトウェア品質保証 →デザイン(リサーチ) かとう こういち
普段どんなことをしているのか ● メーカー勤務 UXリサーチャー 製品のユーザビリティ評価やユーザ調査 ● HCD-NetでUXデザイン関連のセミナー開催 ● スタートアップ支援(UXデザイン担当) ユーザーに向き合うこと
ユーザーに向き合うために 普段から意識していること インタビューの場だけでなく普段の生活から意識する
1.様々な人と会い、人と話すこと 同僚、友人、パートナー、参加したセミナーの参加者 セミナーの懇親会は色んな人の思考を知ることができる場 想定外の答えや意外な行動をしている人はインタビューチャンス! 例:趣味:たい焼き屋巡り、カルガモ観察、コロナ禍で家庭菜園始めた ※ただし、あまりやりすぎると鬱陶しがられるのでほどほどに 色んな人の思考を知る機会を広げましょう
2.自分と違う思考の人を受け入れること 自分と違う意見や行動を取る人を素直に受け入れること 決めつけや自分の考えを押し付けるのはNG! 相手の思考を受け入れた上で話せるので優しくなれます! 相手の行動や思考に興味を持ちましょう
3.常に疑いの心を持つこと インタビューでの回答はその場では素直に受け入れるが 鵜呑みにしてはいけない 人は(つこうと思っていなくても)ウソをつく 人は全て自分のことを言語化できるわけではない →言葉だけでなく声のトーンや発言の間、 時間をおいて別の角度でもう一度聞いてみる、行動観察 ユーザーの言葉を鵜呑みにしないことが大事
4.人間の思考って複雑 人間の思考ってとても複雑です。単純でも論理的ではありません。 数学やプログラムとは違っていつも一定の出力があるとは限りません。 まずそれを受け入れることが大事です 例: 「シェアカーの場所に歩いて行く300mは面倒だ」 「街の景色を見ながら地下鉄1駅(800m)分歩くのは楽しいです」
4.人間の思考って複雑だ ユーザーの言う「欲しい」はウソなのか? UXデザイナーが教える「本当のユーザー理解」 https://webtan.impress.co.jp/e/2022/04/22/42605
5.自分自身で体験する 積極的に自分自身で体験する 自分で体験したものに勝るものはない またその体験がインタビューのときに 役立つ 例:コンポスト(生ゴミを堆肥にできる 仕組み)体験 積極的に自分自身で体験しよう
6.自分の行動・思考を言語化する 他人のことを言語化する前に、自分自身の行動・思考を言語化しよう これが意外と難しい なぜそれを買ったのか?なぜその行動を選んだのか? 「なんとなく」ではなく必ず小さくても判断した理由はある
6.自分の行動・思考を言語化する 例:名古屋→長崎・佐世保の旅行 🛩飛行機+電車 約4.5時間 🚅新幹線+特急 約6時間 ←こちらを選んだ 短時間、効率化だけがいいわけではない。 時間がかかってもその行程が楽しい(景色が見れたり、お弁当を食べたり)方を選ぶこともある 他人の前に、まず自分の思考を理解!
Service Design Global Conference 2019- カンファレンス終了後のセンチメンタルジャーニーマップを描いてみた https://note.com/corobutika/n/n4bfbfa30592f
ユーザーに向き合うために 普段から意識していること ● 様々な人に会い、人と話すこと ● 自分と違う思考の人を受け入れること ● 常に疑いの心を持つこと ● 人間の思考って複雑 ● 自分自身で体験する ● 自分の行動を言語化する
Thank you! @ko1katoU