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限られたリソースで実現した UXリサーチ事例
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Turn features on and off without deploys. Used by thousands of Ruby developers.
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KoichiKato
June 10, 2023
Design
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限られたリソースで実現した UXリサーチ事例
2023年5月25日(木)の登壇スライドです。
https://popinsight.jp/seminar/?p=39895
限られたリソースで実現した UXリサーチ事例
KoichiKato
June 10, 2023
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Transcript
限られたリソースで実現した UXリサーチ事例 2023.5.25 ポップインサイト
自己紹介 加藤公一 @ko1katoU 名古屋在住 メーカー勤務 UXリサーチャー HCD-Net理事、東海支部支部長 HCD-Net認定 人間中心設計専門家
コンポスペット(スタートアップ) かとう こういち
アジェンダ • コンポストとは • コンポスペットとは • UXリサーチで実施したこと ◦ 競合調査 ◦
定性調査 ◦ 定量調査 • 大事なポイント
「コンポスト」って知ってますか?
コンポストとは コンポストは生ごみを 微生物の力を借りて堆肥 にするものです。 基材と言われるものの中に生ごみを入れてかき混ぜる、これを繰り返すことで微生物の力に よって生ごみが分解され、堆肥になっていきます。 通常、捨ててしまっている生ごみを循環することができるとても環境に良いものです。 設置型コンポスト
ダンボールコンポスト 引用:https://www.oakvillehomes.jp/info/2018/03/29/1886/ 引用:https://www.city.nagoya.jp/kankyo/page/0000060262.html
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Success!
UXリサーチを実施した経緯 コンポスペットの代表Hさん(エンジニア)に頼まれた Hさんが想定しているコンポストが普及しない原因(仮説)が 正確かどうか分からない。 よし、ユーザー調査が重要だ!加藤に手伝ってもらう! 新しい事業の立ち上げには、ユーザー理解が必要不可欠
UXリサーチで実施したこと 競合体験 定性調査 定量調査
UXリサーチで実施したこと 競合体験 定性調査 定量調査
競合体験 まずは自分が体験して、ユーザーの気持ちを理解するところから始めた LFCコンポスト(バック型のコンポスト) 2021年7月スタート
競合体験 <良かったこと> ・可燃ゴミの量が減った。 ・生ごみを放置することがなくなり、生ごみ特有の匂いが軽減 ・ダメにしてしまった野菜もコンポストに入れると罪悪感が軽減 <迷った点> ・入れていいものを迷う お肉はいれていいの?卵の殻はOK?ヨーグルトの液はとても良い。 動物系の肉や魚も入れて分解はされるが匂いが出やすい ・分解しやすくするためには野菜クズを刻む→面倒だな
ポイント:自分の気持ちを言語化していくこと
競合体験 2〜3ヶ月ほど続けて、これはいい! 生ごみを入れ続けると生ゴミを入れるのをやめて熟成必要。 生ごみが入れられなくなるので 新しいバッグを購入し2個体制へ すっかりコンポストユーザーに😉
UXリサーチで実施したこと 競合体験 定性調査 定量調査
定性調査:目的 調査目的: 以下のことを把握するため 1.どのような人がコンポストをやっているのか(興味をもっているのか) 2.コンポストが普及していなくて、続けることができない要因は何か
定性調査:サービス 調査設計 リクルート 調査実施 分析 リクルートが手軽にできる サービスが増えている 質の高い調査をするためには、調査設計が超重要!
定性調査:リクルート条件 目的2:コンポストが普及しなくて、続けることができない要因は何か コンポスト開始前 (したいと思っているけど開 始できていない) コンポスト脱落者 (実施したけど、 途中で断念した人)
定性調査:リクルート条件 目的2:コンポストが普及しなくて、続けることができない要因は何か コンポスト開始前 (したいと思っているけど開 始できていない) コンポスト脱落者 (実施したけど、 途中で断念した人) このような人はリクルートできるのか?
→出現率が低いのではないか
定性調査:リクルート条件 目的2:コンポストが普及しなくて、続けることができない要因は何か コンポスト実践者 実践している人から開始時の苦労や途中の難しい点を 聞き出すことにした
定性調査:リクルート条件 目的2:コンポストが普及しなくて、続けることができない要因は何か コンポスト実践者 実践している人から開始時の苦労や途中の難しい点を 聞き出すことにした 20人
定性調査:リクルート条件: 目的2:コンポストが普及しなくて、続けることができない要因は何か コンポスト開始前 (したいと思っているけど開 始できていない) コンポスト脱落者 (実施したけど、 途中で断念した人) 15人
5人 異なる条件の被験者を40人調査することができた
定性調査:分析結果 目的1. どのような人がコンポストをやっているのか
定性調査:分析結果 目的2. コンポストが普及しなくて、続けることができない要因は何か • 虫や匂いが心配、気になる • 始め方ややり方がわからない • 途中で面倒になってしまう、続けられるか心配
• 堆肥の使い道がない • 置き場所がない
定性調査:分析結果 実践者、開始前、脱落者を比較して分かったこと 普及や継続断念の要因は 環境意識が高ければ、越えられるハードルである しかし、生ゴミを減らしたい、堆肥をつくりたいというだけのモチベーションでは、継 続しにくい。 手軽さやモチベーションを継続していく仕組みが必要!
定性調査 印象的だった言葉:コンポストを「育てる」 微生物は目に見えないが、面倒を見て 「育てる」という感覚になっている人 デジタルペットというコンセプトは いいのではないか?
UXリサーチで実施したこと 競合体験 定性調査 定量調査
定量調査:目的 調査目的: ・コンポストの潜在ユーザー ・定性調査で分かった課題を持っている割合 →ビジネスコンテストなどで市場規模を示すため サンプル数:300人(Webアンケート) →以前の調査で認知度が6〜70%。認知している人が200人
定量調査:サービス 調査設計 リクルート 調査実施 分析 アンケート回収が安価で できるサービスが増えている アンケート画面の作成も手軽で、集計結果や簡単なクロス集計も可能 価格帯:今回使用したサービス300サンプル6問で18,000円
定量調査:分析結果 コンポストの始めた経緯(定性調査で分かった結果)
定量調査:分析結果 潜在ユーザー:今後やってみたいと思っている人 86/300サンプル = 28.7%
定性調査 始められない理由(定性調査結果から選択肢を作成)
大事なポイント 定性✖定量(定性と定量を繰り返す) 定性:ユーザーのことを深く理解する プロトタイプを使ったあとのヒアリング 定量:理解したユーザーがどのぐらいの割合いるか調査
大事なポイント ユーザー調査が手軽にできるサービス(特にリクルートする)は多数 安価な料金でできるところも増えてきている 調査設計、画面作成は自ら行うことになる 質の高い調査をするためには、調査設計、超重要! 調査目的→リクルート条件、設問やヒアリング項目の検討 調査設計 リクルート
調査実施 分析
UXリサーチで実施したこと 競合体験 定性調査 定量調査
コンポスペット:事前登録
Thank you! @ko1katoU