2019年8月28日に行われた、総務省主催「オープンデータ化支援研修」の資料です。
CC-BY 4.0CC-BY 4.0北海道ICT利活用推進計画とオープンデータ北海道総合政策部情報政策課2019オープンデータ化支援研修(新冠町Ver)
View Slide
CC-BY 4.0CC-BY 4.0ゼロデータで始めるオープンデータ北海道総合政策部情報政策課2019オープンデータ化支援研修(新冠町Ver)裏タイトル
CC-BY 4.0CC-BY 4.0オープンデータ化支援研修
CC-BY 4.0CC-BY 4.0って何だ?オープンデータ化支援研修
CC-BY 4.0CC-BY 4.0• 誰でも自由に二次利用できるライセンスで公開されたデータ• インターネットを通じて誰でも入手することができるデータ• 機械判読しやすい形式で公開されたデータオープンデータの定義
CC-BY 4.0CC-BY 4.0自治体のオープンデータをすすめる根拠
CC-BY 4.0CC-BY 4.0法律と計画
CC-BY 4.0CC-BY 4.0北海道では、「北海道ICT利活用推進計画」という平成30年から令和3年までの4カ年計画を策定しています。
CC-BY 4.0CC-BY 4.0この計画は
CC-BY 4.0CC-BY 4.0北海道全体で(道庁、市町村、民間など)でICTを進めていこうという計画
CC-BY 4.0CC-BY 4.0官民データ活用推進基本法平成28年(2016年)12月に施行された法律略して「官デ法」
CC-BY 4.0CC-BY 4.0官民データ活用推進基本法この法律の中で、都道府県に義務化されている「都道府県官民データ活用推進計画」に位置づけられています
CC-BY 4.0CC-BY 4.0官民データ活用推進基本法第9条都道府県は、官民データ活用推進基本法に則して、当該都道府県の区域における官民データ活用の推進に関する施策について、基本的な計画を定めなければならない。
CC-BY 4.0CC-BY 4.0官民データ活用推進基本法第11条国及び地方公共団体は、自ら保有する官民データについて、個人及び法人の権利利益、国の安全が脅かされることのないようにしつつ、国民がインターネットその他の高度情報通信ネットワークを通じて容易に利用できるよう、必要な措置を講じるものとする。
CC-BY 4.0CC-BY 4.0官民データ活用推進基本法第11条「オープンデータを進めましょう!」と法律に書いてます国及び地方公共団体は、自ら保有する官民データについて、個人及び法人の権利利益、国の安全が脅かされることのないようにしつつ、国民がインターネットその他の高度情報通信ネットワークを通じて容易に利用できるよう、必要な措置を講じるものとする。
CC-BY 4.0CC-BY 4.0法律と計画自治体のオープンデータは義務化されています
CC-BY 4.0CC-BY 4.0なので
CC-BY 4.0CC-BY 4.0北海道ICT利活用推進計画でも
CC-BY 4.0CC-BY 4.0北海道ICT利活用推進計画オープンデータは重点的に取り組む施策としています
CC-BY 4.0CC-BY 4.0何で法律でも、計画でもオープンデータオープンデータいうのか?
CC-BY 4.0CC-BY 4.0ご存じだと思いますが
CC-BY 4.0CC-BY 4.0平成 30 年版情報通信白書 by 総務省 is licensed under a CreativeCommons 表示 2.1 日本 License.
CC-BY 4.0CC-BY 4.0
CC-BY 4.0CC-BY 4.0人口減少
CC-BY 4.02050年人口増減予測ひなたGIS CC-BY-SA Openstreetmap contributors
CC-BY 4.0CC-BY 4.0そして
CC-BY 4.0CC-BY 4.0日本は少子高齢化社会に
CC-BY 4.02050年の65歳以上の割合年齢区分毎の人口及び割合(2015年は国勢調査、2050年推定値は国土のグランドデザイン2050推定値)
CC-BY 4.0CC-BY 4.0その結果
CC-BY 4.0CC-BY 4.0人手不足
CC-BY 4.0CC-BY 4.0行政サービスの維持困難
CC-BY 4.0CC-BY 4.0大幅な業務効率化が必要
CC-BY 4.0CC-BY 4.0データを活用する社会にしなくちゃ!©総務省(地⽅公共団体におけるデータ利活⽤ガイドブックVer. 2.0)
CC-BY 4.0CC-BY 4.0国のデータも
CC-BY 4.0CC-BY 4.0地方自治体のデータも
CC-BY 4.0CC-BY 4.0民間のデータも
CC-BY 4.0CC-BY 4.0誰でも自由にデータを活用できる社会にしないと
CC-BY 4.0日本ヤバい!
CC-BY 4.0北海道もっとヤバい!
CC-BY 4.0データを活用しAIやロボットで人手不足を補完
CC-BY 4.0CC-BY 4.0技術の発展には利用しやすい大量のデータが必要
CC-BY 4.0CC-BY 4.0とならないために
CC-BY 4.0CC-BY 4.0活用できるデータを官民が公開しやすいように法律で義務化
CC-BY 4.0CC-BY 4.0パーソナルデータは、インターネットにおける新しい石油であり、デジタル世界における新たな通貨である出所:「パーソナルデータ:新たな資産カテゴリーの出現」(世界経済フォーラム・2011 年)©総務省(地⽅公共団体におけるデータ利活⽤ガイドブックVer. 2.0)
CC-BY 4.0CC-BY 4.0現在は自治体の持つデータは地中に埋もれた石油と同じCC-BY-SA3.0 Wikipedia 新冠町 Niikappu Town Office.jpg
CC-BY 4.0CC-BY 4.0 CC-BY-SA3.0 Wikipedia 新冠町 Niikappu Town Office.jpgこれ油田です
CC-BY 4.0CC-BY 4.0たくさんの資源(データ)が眠っていますCC-BY-SA3.0 Wikipedia 新冠町 Niikappu Town Office.jpg
CC-BY 4.0CC-BY 4.0資源を開放するためにオープンデータに取り組んだほうがいいですよね?
CC-BY 4.0CC-BY 4.0でも
CC-BY 4.0CC-BY 4.0国のアンケートへの市町村の回答を見ると
CC-BY 4.0CC-BY 4.0オープンデータに取り組もうと思っても
CC-BY 4.0CC-BY 4.0どの情報をオープンデータにするか決まってないし・・・オープンデータ
CC-BY 4.0CC-BY 4.0とか
CC-BY 4.0CC-BY 4.0それよりも推奨データを作らなくちゃ
CC-BY 4.0CC-BY 4.0それよりも推奨データを作らなくちゃだけど
CC-BY 4.0CC-BY 4.0人員も時間も無くてできない・・・
CC-BY 4.0CC-BY 4.0いろいろできない理由があるようですが、
CC-BY 4.0CC-BY 4.0安心してください
CC-BY 4.0CC-BY 4.0全部勘違いです
CC-BY 4.0確かに国の資料を見るとなんかたくさん準備が必要と思っちゃいますオープンデータをはじめよう〜簡易手引書〜
CC-BY 4.0このハードルが高い
CC-BY 4.0一度これは忘れてくださいオープンデータをはじめよう〜簡易手引書〜
CC-BY 4.0CC-BY 4.0町でオープンデータを始めるために
CC-BY 4.0CC-BY 4.0データは選ばなくてもいいんです!
CC-BY 4.0CC-BY 4.0データは作らなくてもいいんです!
CC-BY 4.0CC-BY 4.0オープンデータの世界オープンデータの壁た、たかい・・・
CC-BY 4.0CC-BY 4.0オープンデータの世界オープンデータの壁データを決めるデータを作るデータを公開する
CC-BY 4.0CC-BY 4.0オープンデータの世界オープンデータの段差データを公開するオープンデータを始めるのに、データを選ぶ必要も、作る必要もなし!
CC-BY 4.0CC-BY 4.0町でオープンデータを始めるために一番大事なステップは
CC-BY 4.0CC-BY 4.0うちの町はオープンデータに取り組んでま~す!
CC-BY 4.0CC-BY 4.0と宣言することがまずは大事です
CC-BY 4.0CC-BY 4.0なぜかというと
CC-BY 4.0CC-BY 4.0職員がオープンデータを公開しようと思ったらすぐに公開できるようにしておくことが重要
CC-BY 4.0CC-BY 4.0こんな事例も
CC-BY 4.0CC-BY 4.0ある市町村の職員の方が、担当の課のホームページの情報をオープンデータで公開した
CC-BY 4.0CC-BY 4.0ある市町村の職員の方が、担当の課のホームページの情報をオープンデータで公開した先進的で意欲のある職員の方です
CC-BY 4.0CC-BY 4.0うちの町はオープンデータに取り組んでいないからやめて!!
CC-BY 4.0CC-BY 4.0これは非常に残念なことです
CC-BY 4.0CC-BY 4.0名寄市立病院の職員の方は、個人的にデータ利活用の勉強会に参加され、オープンデータがいいものだと理解したので、独自でオープンデータのページを作成、公開
CC-BY 4.0CC-BY 4.0情報をオープンデータで公開したい市町村職員の方はたくさんいる
CC-BY 4.0CC-BY 4.0情報をオープンデータで公開したい市町村職員の方はたくさんいる自分でデータを使っている人はデータを自由に使える重要さを知っている
CC-BY 4.0CC-BY 4.0市町村職員の方がデータを公開しようと思ったらすぐにできるようにしておく
CC-BY 4.0CC-BY 4.0内部的には色々説明が必要でしょうが、
CC-BY 4.0CC-BY 4.0なにより法律で義務化されているし
CC-BY 4.0CC-BY 4.0なによりもオープンデータに取り組むことを決めないと何も始まらない
CC-BY 4.0CC-BY 4.0わたしの経験で恐縮ですが
CC-BY 4.0CC-BY 4.0平成27年、当時森林室の職員だった私は、職員提案でオープンデータを進めたいという提案をさせていただきました
CC-BY 4.0CC-BY 4.0この提案
CC-BY 4.0CC-BY 4.0北海道庁がすでにオープンデータに取り組んでいたから提案できたと思っていますオープンデータがスタートしていなければ、原課職員には、重すぎて提案はできなかった
CC-BY 4.0CC-BY 4.0ちなみにこのとき(H27年11月現在)の北海道庁のオープンデータは9種類16データのみ
CC-BY 4.0CC-BY 4.0ところで
CC-BY 4.0CC-BY 4.0といいましたが
CC-BY 4.0CC-BY 4.0でもデータも無いのにオープンデータ?
CC-BY 4.0CC-BY 4.0オープンデータは新しいことではありません
CC-BY 4.0CC-BY 4.0オープンデータはホームページと同じ情報公開引用:新冠町ホームページ(https://www.niikappu.jp/)
CC-BY 4.0CC-BY 4.0ホームページで公開できる
CC-BY 4.0CC-BY 4.0ホームページで公開できるオープンデータにできる
CC-BY 4.0CC-BY 4.0情報公開できるデータオープンデータにできる
CC-BY 4.0CC-BY 4.0基本的ホームページにある情報はオープンデータにできる引用:新冠町ホームページ(https://www.niikappu.jp/)
CC-BY 4.0CC-BY 4.0オープンデータは「自由に使える」という良いライセンスが付加されるだけ
CC-BY 4.0CC-BY 4.0ただし、業者が撮影した写真やポスターなど他の方に権利のあるものは許可が無ければオープンデータはできません引用:新冠町ホームページ(https://www.niikappu.jp/)
CC-BY 4.0CC-BY 4.0つまり
CC-BY 4.0CC-BY 4.0オープンデータにできる情報はすでにある
CC-BY 4.0CC-BY 4.0今データを作らなくてもオープンデータは始められます
CC-BY 4.0CC-BY 4.0オープンデータを始める順番を見直そう
CC-BY 4.0CC-BY 4.01.オープンデータにするデータを決める2.オープンデータにする推奨データを作る3.オープンデータに取り組むことをきめる4.オープンデータスタート!いま多くの方が考えるオープンデータを始めるまでの行程
CC-BY 4.0CC-BY 4.03.オープンデータにするデータを決める4.オープンデータにする推奨データを作る1.オープンデータに取り組むことをきめる2.オープンデータスタート!本当のオープンデータを始めるまでの行程
CC-BY 4.0CC-BY 4.03.オープンデータにしないデータを決める4.オープンデータにする推奨データを作る1.オープンデータに取り組むことをきめる2.オープンデータスタート!本当のオープンデータを始めるまでの行程
CC-BY 4.0CC-BY 4.0情報を公開する、しないは個人情報保護と著作権の問題のみ
CC-BY 4.0CC-BY 4.0オープンデータにするデータを決める
CC-BY 4.0CC-BY 4.0オープンデータにするデータを決めるのではなく
CC-BY 4.0CC-BY 4.0オープンデータにしないデータを決める
CC-BY 4.0CC-BY 4.0オープンデータにしないデータを決める正解!
CC-BY 4.0CC-BY 4.0室蘭市、函館市、森町のホームページは掲載する情報は基本オープンデータ引用:室蘭市ホームページ(http://www.city.muroran.lg.jp/)引用:函館市ホームページ(https://www.city.hakodate.hokkaido.jp/)
CC-BY 4.0CC-BY 4.0画像など、他に著作権のあるもの以外はすべてオープンデータとして公開引用:室蘭市ホームページ(http://www.city.muroran.lg.jp/)引用:函館市ホームページ(https://www.city.hakodate.hokkaido.jp/)
CC-BY 4.0CC-BY 4.0オープンデータにしないデータを決めて公開つまり
CC-BY 4.0CC-BY 4.0国の省庁のホームページもすべてオープンデータ
CC-BY 4.0CC-BY 4.0あと
CC-BY 4.0CC-BY 4.0市町村の皆さんが一生懸命集めて国や道に報告した情報もオープンデータで公開されている
CC-BY 4.0CC-BY 4.0クリック
CC-BY 4.0CC-BY 4.0こういうデータはオープンデータなので自由に使ってください
CC-BY 4.0CC-BY 4.0自分の市町村分を切り取ってもOK
CC-BY 4.0CC-BY 4.0CSVファイルはこちらホームページにポータルへのリンクを貼ってもOK
CC-BY 4.0CC-BY 4.0オープンデータしてないってダサい
CC-BY 4.0CC-BY 4.0そういう時代は必ずきます
CC-BY 4.0CC-BY 4.0今ホームページの無い自治体ありますか?
CC-BY 4.0CC-BY 4.0でもホームページ黎明期には
CC-BY 4.0CC-BY 4.0ホームページなんて必要ない!ホームページなんて何の役に立つのじゃ?こんな意見があったでしょう?
CC-BY 4.0CC-BY 4.0オープンデータも同じです
CC-BY 4.0CC-BY 4.0オープンデータしてない自治体ってなんか信用できないオープンデータしてない自治体ってなんかダサい
CC-BY 4.0CC-BY 4.0そういうふうになります
CC-BY 4.0CC-BY 4.0ちなみにオープンデータはホームページと違い新しい予算は全くかかりません
CC-BY 4.0CC-BY 4.0オープンデータは、行政と住民が同じデータを同じ土俵で使うことができる取組
CC-BY 4.0CC-BY 4.0地域の課題解決するためには自治体と住民が同じ情報を使える必要があります
CC-BY 4.0CC-BY 4.0そもそも自治体の情報は税金で作ったもの住民が使えて当たり前
CC-BY 4.0CC-BY 4.0それを自治体だけで囲ってしまうなんてズルい
CC-BY 4.0CC-BY 4.0今後、国や道などからも「データの公開はオープンデータで」という要求も出てきます
CC-BY 4.0CC-BY 4.0すでに都道府県には国からそのような要求が来ています• 生活衛生・食品衛生関係施設一覧• 建設工事等に伴うボーリング調査結果• 犯罪発生情報など
CC-BY 4.0CC-BY 4.0いざそうなっても慌てないように
CC-BY 4.0CC-BY 4.0うちはオープンデータ始めているから安心!
CC-BY 4.0CC-BY 4.0今のうちからオープンデータに取り組んだほうが楽でしょう
CC-BY 4.0CC-BY 4.0何が言いたいかというと
CC-BY 4.0北海道すげーヤバい!
CC-BY 4.0CC-BY 4.0となる前に
CC-BY 4.0CC-BY 4.0まずはオープンデータを始めましょう
CC-BY 4.0CC-BY 4.0CC-BY-SA3.0 Wikipedia 新冠町 Niikappu Town Office.jpg油田の貴重な資源を開放しましょう
CC-BY 4.0CC-BY 4.0そんなに難しくありません
CC-BY 4.0CC-BY 4.0情報を秘密にするのはやめましょう信用を失います
CC-BY 4.0CC-BY 4.0やらない理由を考えるよりどうしたらやれるか考えましょう今日はそういう研修です
CC-BY 4.0CC-BY 4.0道庁はいつでも相談に乗りますいつでもお気軽にご相談ください
CC-BY 4.0CC-BY 4.0このスライドに使われているイラスト、画像の出典• 背景の木材の画像:BEIZ images(https://www.beiz.jp/)• 人物などのイラストなど:いらすとや(https://www.irasutoya.com/)• その他の画像には個別に出典明示このスライド資料はCC-BY 4.0のオープンデータとして利用できますが、イラスト、写真、スクリーンショットを、それのみ抜き出して別に使う場合は、その出典元の利用規約に従ってください。