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品質と速度の両立:生成AI時代の品質保証アプローチ

 品質と速度の両立:生成AI時代の品質保証アプローチ

2025/7/3 開発生産性Conference 2025にて使用したスライドです。

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odasho

July 03, 2025
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Transcript

  1. Speaker Profile odasho (Shohei Oda) Quality Advocate / Product Marketing,

    mabl Japan 国内SIerにてインフラやPaaS App開発まで幅広く経験。その後 コミュニティ活動をきっかけにMicrosoftに入社。Evangelistと してAudience Marketingに従事。2022年10月にmablにJoin、 TestingやQAの啓蒙活動に取り組む。現在もDevRel/Tokyoを中心 に複数のコミュニティを運営/支援。 iPhone絶対並んで買うおじさん(2011 - 2024) 一般社団法人DevRel 理事、名城大学情報工学部 非常勤講師 odashoDotCom odasho0618 odasho odasho0618
  2. 短期的な記憶 計画立案 判断力 推論 集中力 長期記憶 視覚 認識 知覚 読解

    言語理解 行動の協調 AIによる破壊的変化への対応 テストは過小評価されてきた
  3. 多岐にわたるスキルセット AIによる破壊的変化への対応 Webブラウザのコントロール クリックと ナビゲーション フォームの送信 と検証 Shadow DOM との連携

    PDFとメールの 検証 データベースの クエリと検証 認証フローの 処理 Android/iOS アプリとの連携 タップ、ピンチ 、スワイプ操作 フォームの送信 と検証 Webviewとの 連携 UI要素の 視覚的検出 位置情報サービ スのテスト デバイスの 向きの変更 APIの呼び出しと検証 APIリクエスト の送信 APIレスポンス の検証 APIからの データ抽出 リクエストへの 変数利用 API認証の処理 API負荷テスト の実行
  4. 自然言語によるアサーションでカバレッジを拡大 17 AIによる破壊的変化への対応 自然言語で検証可能: アプリケーションの「こう動作して 欲しい」を伝えるだけ 旧来のアサーションを超えて: 旧来のテストでは検証しきれ なかったAIが生成する動的なコンテンツを検証可能 旧来のテスト対象を超えて:

    • イメージの検証: 「画像中に自転車があるか検証」したり「社名 ロゴが正しく追加されているか確認」することが可能 • ビデオの検証: 「ビデオ上に字幕が表示されているか検証」する ことが可能 • テキストの分析: 「ページが全て日本語化されているか チェック」することが可能 • AIチャットボット: 「チャットボットの応答が適切、かつ役に たつもので、アクションボタンが表示されているかを確認」する ことが可能
  5. チームや開発環境との連動 統合&コラボレーション Jiraで欠陥を 起票・更新 Slack/Teamsで 共有 CI/CDフックと 連携 テストのオーケ ストレーション

    レポート生成 テストアセットの 共有 テスト結果の分析 CI/CDインテグレーション コラボレーション レポーティング バグトラッキング テスト環境の管理 生成AIによる破壊的変化への対応
  6. 実行する - あらゆるブラウザアプリ、API、モバイルアプリと簡単に連携し、テストを実行 統合する - チームメンバーと協業し、既存の環境やワークフローにシームレスに適合 学習する - アプリケーションの挙動と「正常」な状態を理解し、状況に応じてテスト アプローチを調整

    観察する - 画面情報、ログ、トレースなどから深いインサイトを生成 考える - テスト計画を立案し、データに基づいて推論し、品質に関する的確な意思決定を行う 熟練のQAのように機能するmabl 生成AIによる破壊的変化への対応
  7. 直近のプロダクトリリース テスト作成エージェント • テストの意図をタスクに分解 • 適切な再利用可能フローの発見と活用 • エンドツーエンドテスト全体を自律的に構築 • テスト作成時に変数とテストデータを生成

    自動TFA (テスト失敗分析) • すべてのテストおよびプランの失敗を バックグラウンドで自動分析 • 迅速な問題解決のため、即座にテスト結果から インサイトと推奨事項を提供 ビジュアルアシスト • 生成AIを活用し、画面中のUI要素を ビジュアルに学習することで信頼性を向上 • これまでロケーターが位置づけできなかった ピクセルベースで描画されたボタン等の要素 であっても位置づけ可能に 適応型の自動修復機能 • アプリケーションの変更に合わせてテストを インテリジェントに修正 • 複数のAIモデルを活用し、市場をリードする 信頼性を実現 • コンテキストに応じた柔軟性を実現するために 生成AIを活用