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QGISを使ったICT機器等による 森林現況把握手法演習
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kou_kita
August 07, 2018
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QGISを使ったICT機器等による 森林現況把握手法演習
2018年林野庁路網整備推進技術者育成研修の研修資料
kou_kita
August 07, 2018
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Transcript
ICT機器等による森林現況把握手法演習 ICT機器等による 森林現況把握手法演習 H30路網整備推進技術者育成研修
ICT機器等による森林現況把握手法演習 2 この講義の狙い 森林・地形データの処理の演習 (森林情報のGIS出力、情報統合化)を 通じて、林分データと地形データを 用いたGIS上での森林現況把握手法を 学ぶ。
ICT機器等による森林現況把握手法演習 演習の成果 3 • QGISに触れる • 小班のha当たり材積を表示 する • 標高データから傾斜図を
作成する • CS立体図を追加する • 空中写真を追加する • 地すべり位置図を表示する 林分、地形データを GIS上で作成し、 伐採計画、路網整備 計画立案の際の 基礎情報を整理する。 <ゴール> <演 習>
ICT機器等による森林現況把握手法演習 4 目次 1. QGIS2.18の起動 2. 森林情報をQGISに表示 3. 地図の座標参照系の設定 4.
プロジェクトファイルを保存 5. QGISの地図の操作方法 6. 小班レイヤのスタイルの設定 7. 小班にラベルを表示する 8. 樹種とha材積で小班を抽出する 9. 標高データをQGISに追加する 10.標高データから傾斜図を作成する 11.CS立体図を地図に追加する 12.レイヤの順序を入れ替える 13.森林簿材積をダイアグラムで表示する 14.【演習】空中写真を地図に追加する 15.【演習】地すべり位置図を地図に 表示してスタイルを設定する
ICT機器等による森林現況把握手法演習 5 この資料について この資料は、「H30路網整備推進技術者育成研修」の講義「ICT機器等による 森林現況把握手法演習」の資料です。 作成は、喜多耕一(「業務で使う林業QGIS 徹底使いこなしガイド」著者)が行 っています。 資料内には、操作方法について「業務で使う林業QGIS徹底使いこなしガイド」 でも参照できるように本書のページ番号が記載されています。
記載例:「林業QGIS本P100」 (【注意】本資料はQGIS2.18で書かれていますが、本書はQGIS2.14で書かれ ているため、画面等が違う場合があります。)
ICT機器等による森林現況把握手法演習 6 この資料について <資料内で使用しているデータ> • 平成29年度伊豆森林計画図(静岡県オープンデータ) 本資料では西伊豆町のみ抽出したデータを使用 https://open-data.pref.shizuoka.jp/mu9nfh9jx-139/#_139 • 平成29年度森林簿(静岡県オープンデータ)
https://open-data.pref.shizuoka.jp/muu0ggtuc-139/#_139 • 地すべり地形分布図(防災科学技術研究所) http://dil- opac.bosai.go.jp/publication/nied_tech_note/landslidemap/gis.html • 地理院地図 標準地図 https://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html#ort • 日本CS立体図 http://kouapp.main.jp/csmap/japan/csjapan.html
ICT機器等による森林現況把握手法演習 1.QGIS2.18の起動 7
ICT機器等による森林現況把握手法演習 1-1.QGIS2.18を起動します 8 1. パソコンのデスクトップにある 「QGIS2.18」フォルダを開きます。 2. 「QGIS Desktop2.18.xx」をダ ブルクリックしてQGISを起動しま
す。 2 Wクリック 1 開く 3. すこし時間がかかりますが、QGIS が起動します。 起動時に「チップス」という操作説 明や、「最近使用したプロジェクト」 が表示される場合があります。 [林業QGIS本P21]
ICT機器等による森林現況把握手法演習 2.森林情報をQGISに表示 9
ICT機器等による森林現況把握手法演習 2-1.小班データをQGISに表示する 10 1. 研修データの「伊豆森林計画図 20160331」フォルダを開き、西 伊豆町の森林計画図データ(シェー プファイル)があるのを確認します。 (シェープファイルについては林業 QGIS本P31参照)
シェープファイル 2 D&D 2. ファイルエクスプローラーから「森 林計画図_西伊豆町.shp」をドラッ グ&ドロップでQGISの地図画面に ドロップします。 [林業QGIS本P86]
ICT機器等による森林現況把握手法演習 2-1.小班データをQGISに表示する 11 3. 西伊豆町の森林計画図(小班)が QGISの地図に表示されます。 ※塗りつぶしの色は自動で設定され ます。
ICT機器等による森林現況把握手法演習 2-2.背景地図をQGISに表示します 12 1. 背景地図に地理院地図を表示します。 研修データの「地理院地図」フォル ダを開き、「地理院地図標準_西伊 豆町.mbtiles」があるのを確認しま す。 2.
ファイルエクスプローラから、「地 理院地図標準_西伊豆町.mbtiles」 をQGISの地図画面にドラッグ&ド ロップします。 2 D&D
ICT機器等による森林現況把握手法演習 2-2.背景地図をQGISに表示します 13 3. 地理院地図が地図画面に表示されま す。
ICT機器等による森林現況把握手法演習 2-3.レイヤの順序を入れ替える 14 1. 地理院地図が小班の上に表示されて いる場合、レイヤの順序を入れ替え て、小班を上に表示します。 レイヤパネルで、「地理院地図」が リストの上にあることを確認してく ださい。
2. 「地理院地図」レイヤをドラッグし て、小班レイヤの下に移動します。 2 ドラッグ [林業QGIS本P93]
ICT機器等による森林現況把握手法演習 2-3.レイヤの順序を入れ替える 15 3. 小班レイヤが前面に表示されます。
ICT機器等による森林現況把握手法演習 2-4.小班の属性データを確認する 16 1. 小班レイヤにどのようなデータが有 るのか「属性テーブル」でデータを 確認します。 小班レイヤを右クリックして「属性 テーブルを開く」を選択します。 2.
属性テーブルが表示されます。 どのようなデータが有るか確認して ください。 樹種名と林齢がどのフィールドにあ るか確認しておきましょう。 このデータは後で使います。 [林業QGIS本P252] 1 右クリック 2 選択
ICT機器等による森林現況把握手法演習 3.地図の座標参照系の設定 17 地図の座標参照系を平面直角座標系8系(世界測地系)(EPSG:2450)に設定 します。(通常は2450になっているはずですが、違う場合に設定します) 座標参照系が違うと、正しく計算できない場合がありますので、常に地図の座 標参照系に注意しましょう。 【重要】
ICT機器等による森林現況把握手法演習 18 1. 画面右下の「EPSG」が「2450」に なっていない場合は、「EPSG」を 「2450」にします。 をクリックします。 2. 「EPSG」の部分をクリックすると、 CRSの設定画面になります。
「フィルター」に「2450」と入力 し、「世界中の空間参照システム」 から、「JGD2000 / Japan Plane Rectangular CS VIII」を 選択して「OK」ボタンをクリック してください。 3-1.座標参照系を「EPSG:2450」にする クリック 入力 クリック
ICT機器等による森林現況把握手法演習 4.プロジェクトファイルを保存 19 QGISは突然終了する場合があります。 せっかく作成した地図が無くならないように、こまめにプロジェクトファイル を保存しておきましょう。
ICT機器等による森林現況把握手法演習 4-1.プロジェクトファイルを保存する 20 1. ツールバーの「保存」ボタンをクリ ックします。 2. 保存するフォルダを選択し、ファイ ル名を入力して「保存」ボタンをク リックします。
1 クリック
ICT機器等による森林現況把握手法演習 5.QGISの地図の操作方法 21
ICT機器等による森林現況把握手法演習 5-1.地図の操作方法 22 地図の移動(パン) マウスのセンターホイールをクリックし て、マウスをスライドする。 クリック 地図の拡大縮小(ズーム) マウスのセンターホイールを回転する。 回転
[林業QGIS本P26]
ICT機器等による森林現況把握手法演習 5-1.地図の操作方法 23 ツールバーのボタンで操作 地図移動 選択部分に 移動 範囲を指定 して拡大 範囲を指定
して縮小 全体表示 選択部分に ズーム 選択レイヤ に全体にズ ーム 前の縮尺に 戻る 次の縮尺に 進む [林業QGIS本P26]
ICT機器等による森林現況把握手法演習 6.小班レイヤのスタイル設定 24 小班レイヤの塗りつぶし色と枠線色を設定し、背景を透過 させます。
ICT機器等による森林現況把握手法演習 6-1.小班レイヤのスタイルを設定する(同一スタイル) 25 1. まずは小班レイヤを1色に設定しま す。 塗りつぶしを薄緑、枠線を濃い緑色 に設定します。 「森林計画図_西伊豆町」レイヤを ダブルクリックします。
2. レイヤプロパティが表示されるので、 「スタイル」を選択します。 3. 「シンプル塗りつぶし」を選択しま す。 [林業QGIS本P132] 1 ダブルクリック 2 クリック 3 クリック
ICT機器等による森林現況把握手法演習 6-1.小班レイヤのスタイルを設定する(同一スタイル) 26 4. 「塗りつぶし」の右の「▼」をクリ ックして、薄緑色を選択します。 5. 枠線は「アウトライン」で設定しま す。「アウトライン」の右の「▼」 をクリックして、濃い緑色を選択し
ます。 [林業QGIS本P132] 4 クリック 選択 5 クリック 選択
ICT機器等による森林現況把握手法演習 6-1.小班レイヤのスタイルを設定する(同一スタイル) 27 6. 「OK」ボタンをクリックし、レイ ヤプロパティを閉じます。 7. 小班レイヤのスタイルが設定されま す。 [林業QGIS本P132]
6 クリック
ICT機器等による森林現況把握手法演習 6-2.レイヤの色を透過する 28 1. このままだと、地理院地図が小班に 隠れて見えないので、小班レイヤを 透過します。 小班レイヤをダブルクリックして、 レイヤプロパティを表示します。 2.
レイヤプロパティが表示されるので、 「スタイル」を選択します。 [林業QGIS本P158] 1 ダブルクリック 2 クリック
ICT機器等による森林現況把握手法演習 6-2.レイヤの色を透過する 29 3. 「レイヤレンダリング」の「レイヤ 混合モード」で「乗算」を選択しま す。 4. 「OK」ボタンをクリックして、レ イヤプロパティを閉じます。
[林業QGIS本P158] 3 選択 4 クリック
ICT機器等による森林現況把握手法演習 6-2.レイヤの色を透過する 30 5. 拡大すると、塗りつぶし色が透過し ているのがわかります。 [林業QGIS本P158]
ICT機器等による森林現況把握手法演習 31 ここで地図の今の状態をファイルに保存しておきましょう。 ファイルの保存は、こまめに行いましょう。 デスクトップのフォルダ 「中央研修(★)回データ保存先」に保存してください。 プロジェクトファイルを保存 クリック
ICT機器等による森林現況把握手法演習 7.小班にラベルを表示する 32 小班に樹種名のラベルを表示します。
ICT機器等による森林現況把握手法演習 7-1.小班に樹種名を表示する 33 1. 小班レイヤに樹種名のラベルを表示 します。 小班レイヤをダブルクリックしてレ イヤプロパティを表示します。 2. レイヤプロパティの「ラベル」をク
リックします。 [林業QGIS本P222] 1 ダブルクリック 2 クリック
ICT機器等による森林現況把握手法演習 7-1.小班に樹種名を表示する 34 3. 「ラベルなし」をクリックして、 「このレイヤのラベル表示」に変更 します。 4. 「ラベル」の「▼」をクリックし、 「樹種名_1」を選択します。
[林業QGIS本P222] 3 選択 4 クリック 選択
ICT機器等による森林現況把握手法演習 7-1.小班に樹種名を表示する 35 5. 「テキスト」をクリックして、「色」 で文字の色を選択します。 黒色を選択してください。 6. 「バッファ」を選択して文字の縁取 りを設定します。
「テキスト縁取りの描画」にチェッ クを付けて、「色」を白色にします。 [林業QGIS本P222] 5 クリック 選択 6 クリック チェック 選択
ICT機器等による森林現況把握手法演習 7-1.小班に樹種名を表示する 36 7. 「配置」をクリックして、「ポイン トをポリゴンの内側に移動する」に チェックを付けます。 ※この設定でいびつな形の小班でもラベルが 範囲の中に表示されます。 8.
「OK」ボタンをクリックしてレイ ヤプロパティを閉じます。 [林業QGIS本P222] 7 クリック チェック 8 クリック
ICT機器等による森林現況把握手法演習 7-1.小班に樹種名を表示する 37 9. 地図に樹種名が表示されます。 見づらい場合は地図を拡大してくだ さい。 [林業QGIS本P222]
ICT機器等による森林現況把握手法演習 38 ここで地図の今の状態をファイルに保存しておきましょう。 ファイルの保存は、こまめに行いましょう。 デスクトップのフォルダ 「中央研修(★)回データ保存先」に保存してください。 プロジェクトファイルを保存 クリック
ICT機器等による森林現況把握手法演習 8.樹種とha当材積(森林簿材積)で 小班を抽出する 39 スギまたはヒノキで、なおかつha当り材積(森林簿材積) が300m3以上の小班のみを抽出して地図に表示します。
ICT機器等による森林現況把握手法演習 40 1. スギ、ヒノキの小班を抽出(フィル タ)します。 小班レイヤを右クリックして「フィ ルタ」を選択します。 2. 「フィールド」から「樹種名_1」 を探し、ダブルクリックします。
「プロバイダ特有フィルタ式」に 「"樹種名_1"」と表示されます。 [林業QGIS本P253] 1 右クリック 2 選択 ダブルクリック 8-1.スギ、ヒノキでha材積300m3以上の小班を抽出する
ICT機器等による森林現況把握手法演習 41 3. 「=」ボタンをクリックすると、 「プロバイダ特有フィルタ式」に 「"樹種名_1"=」と入力されます。 4. フィールドで「樹種名_1」を選択し た状態で、「値」欄の「全ての」ボ タンをクリックすると、フィールド
内の値が表示されます。その中から 「スギ」を探してダブルクリックす ると、「プロバイダ特有フィルタ式」 に「"樹種名_1" = 'スギ' 」と入力 されます。 [林業QGIS本P253] クリック 4-1 クリック 4-2 Wクリック 8-1.スギ、ヒノキでha材積300m3以上の小班を抽出する
ICT機器等による森林現況把握手法演習 42 5. 「テスト」ボタンをクリックして、 メッセージに行数が表示されれれば 正しいです。エラーが表示されたら 間違っています。 6. 続いて「OR」ボタンをクリックし て、手順2~4を繰り返して、「プ
ロバイダ特有フィルタ式」に 「"樹種名_1" = 'スギ' OR "樹種 名_1" = 'ヒノキ'」 と入力します。 7. 「テスト」ボタンをクリックして、 式が正しいか確認してください。 [林業QGIS本P253] 成功 間違い 8-1.スギ、ヒノキでha材積300m3以上の小班を抽出する
ICT機器等による森林現況把握手法演習 43 8. 入力された式の前後に半角のカッコ 「( )」を入力し、 「("樹種名_1" = 'スギ' OR "樹種
名_1" = 'ヒノキ')」と入力します。 9. 続けて、材積の条件を入力するので、 「AND」ボタンをクリックします。 [林業QGIS本P253] 入力 入力 クリック 8-1.スギ、ヒノキでha材積300m3以上の小班を抽出する
ICT機器等による森林現況把握手法演習 44 10.フィールドから「森林簿材積」を探 し(一番下にある)ダブルクリック すると式にフィールド名が入力され ます。続けて「>=」ボタンをクリ ックして、半角文字で300と式に 入力し、 「("樹種名_1" =
'スギ' OR "樹種 名_1" = 'ヒノキ') AND "森林簿材 積" >= 300」とします。 11.「テスト」ボタンをクリックして、 式が正しいか確認してください。 [林業QGIS本P253] 入力 クリック Wクリック クリック 8-1.スギ、ヒノキでha材積300m3以上の小班を抽出する
ICT機器等による森林現況把握手法演習 8-1.スギ、ヒノキでha材積300m3以上の小班を抽出する 45 12.「OK」ボタンをクリックします。 13.スギ、ヒノキでha当り材積が 300m3以上の森林のみが地図に表 示されます。 [林業QGIS本P253] クリック
ICT機器等による森林現況把握手法演習 8-2.抽出した結果(300m3以上)を保存する 1. 森林計画図_西伊豆町レイヤを右 クリックして「名前を付けて保存 する」を選択します。 2. 「ブラウズ」ボタンをクリックしま す。 46
クリック クリック
ICT機器等による森林現況把握手法演習 3. プロジェクトを保存したフォ ルダを選択して,300m3以上 の抽出結果を保存するレイヤ 名を入力して「保存」をクリ ックします。 4. ベクタレイヤに名前を付けて 保存します。レイヤはそのま
まファイルとして保存されま すので,レイヤ名(ファイル 名)を入力してウインドウの 「OK」ボタンをクリックし ます。 47 8-2.抽出した結果(300m3以上)を保存する クリック クリック
ICT機器等による森林現況把握手法演習 48 6. 新たにhaあたりの材積が 300m3以上のレイヤが追加 されました。この時点で は,新たに追加されたレイ ヤと元々の「森林計画図_ 西伊豆町」レイヤは,どち らも抽出された小班のみが
示されています。 6. 「森林計画図_西伊豆町」 レイヤを右クリックして 「フィルター」を選択しま す。 48 8-2.抽出した結果(300m3以上)を保存する 追加された クリック 右クリック
ICT機器等による森林現況把握手法演習 49 7. クエリビルダの「クリア」 ボタンをクリックすると, 「プロバイダ特有フィルタ 式」欄のフィルタ式が消え ます。次に「OK」ボタンを クリックします。 8.
全ての小班と抽出された小班 の両方が示されています。ス タイルの設定で,300m3以上 のレイヤをダブルクリックし て塗りつぶしの透過率を変更 し,背景地図が見えるように 設定します。 49 8-2.抽出した結果(300m3以上)を保存する クリック クリアされる クリック
ICT機器等による森林現況把握手法演習 50 1. 新しく作成した300m3以上レイヤ に既存の小班レイヤのスタイルをコ ピーします。 小班レイヤを右クリックし、「スタ イル」→「スタイルのコピー」を選 択します。 2.
300m3以上レイヤを右クリックし て、「スタイル」→「スタイルの貼 り付け」を選択します。 すると小班レイヤと同じスタイルに なります。 [林業QGIS本P253] 8-3.抽出300m3以上レイヤにスタイルをコピーする 右クリック クリック 右クリック クリック
ICT機器等による森林現況把握手法演習 51 3. 300m3以上レイヤをダブルクリッ クして、レイヤのプロパティを表示 します。 4. 「スタイル」の「シンプル塗りつぶ し」を選択し、「塗りつぶし」で色 を変えます。
[林業QGIS本P253] 8-3.抽出300m3以上レイヤにスタイルをコピーする Wクリック 色を変更
ICT機器等による森林現況把握手法演習 52 ここで地図の今の状態をファイルに保存しておきましょう。 ファイルの保存は、こまめに行いましょう。 デスクトップのフォルダ 「中央研修(★)回データ保存先」に保存してください。 プロジェクトファイルを保存 クリック
ICT機器等による森林現況把握手法演習 9.標高データをQGISに追加する 53 標高データ(10mメッシュ)をQGISに追加します。 10mメッシュの標高データは国土地理院の基盤地図情報からダウ ンロードし作成することが可能です(作成方法は省略します)。 QGISでは標高データから傾斜図、CS立体図などを作成すること ができます。 また、標高データがあると、3D表示をすることも可能です。
ICT機器等による森林現況把握手法演習 54 1. 標高データをQGISに表示します。 研修データの「標高DEM」フォル ダを開き、「標高DEM_10mメッ シュ_西伊豆町.tif」があるのを確認 します。 2. ファイルエクスプローラーから、
「標高DEM_10mメッシュ_西伊豆 町.tif」をドラッグ&ドロップしま す。 [林業QGIS本P90] 9-1.標高データをQGISに追加する 1 D&D
ICT機器等による森林現況把握手法演習 55 3. 標高データが地図に表示されます。 [林業QGIS本P90] 9-1.標高データをQGISに追加する 4. 見づらいので、小班レイヤを一時的 に非表示にします。 小班レイヤの左にあるチェックを外
します。 クリック
ICT機器等による森林現況把握手法演習 10.標高データから傾斜図を作成する 56 標高データから傾斜図を作成します。 作成後、傾斜角度ごとに色分けします。 色分けは、あらかじめ用意されたスタイルファイルを読み込みます。
ICT機器等による森林現況把握手法演習 57 1. QGISで傾斜図を作成するためには、 「ラスター空間解析プラグイン」が 必要です。 メニュー「ラスタ」に「地形解析」 という項目があるか確認してくださ い。 「地形解析」が無い場合には2へ。
2. 「地形解析」が無い場合には、プラ グインを有効にする必要があります。 メニュー「プラグイン」→「プラグ インの管理とインストール」を選択 します。 [林業QGIS本P212] 10-1.傾斜図を作るための確認と準備
ICT機器等による森林現況把握手法演習 58 3. インターネットに接続して、プラグ インの一覧を取得するダイアログが 表示されますが、すでにインストー ルされているプラグインなので、 「取得の中断」をクリックします。 4. 「インストール済」を選択して、
「ラスタ空間解析プラグイン」にチ ェックを付けます。 5. 「閉じる」ボタンをクリックして、 プラグインダイアログを閉じると、 ラスタメニューに「地形解析」が追 加されているはずです。 [林業QGIS本P212] 10-1.傾斜図を作るための確認と準備 クリック チェック クリック
ICT機器等による森林現況把握手法演習 59 1. 標高データから傾斜図を作ります。 メニュー「ラスタ」→「傾斜」を選 択します。 2. 「標高レイヤ」でリストから「標高 DEM_10mメッシュ_西伊豆町」を 選択します。
[林業QGIS本P212] 10-2.傾斜図を作る 2 選択 1 クリック
ICT機器等による森林現況把握手法演習 60 3. 「出力レイヤ」の「 」ボタンを クリックして、傾斜図の保存先とフ ァイル名を入力します。 研修では標高データと同じフォルダ に保存しておきましょう。 4. 「OK」ボタンをクリックすると、
傾斜図の作成が始まります。 5. 作成された傾斜図がレイヤに追加さ れます。 [林業QGIS本P212] 10-2.傾斜図を作る 3 クリック 4 クリック
ICT機器等による森林現況把握手法演習 61 1. 作成した傾斜図の勾配を一定の範囲 ごとに色分けします。 今回は「0~15°」「15~25°」 「25~35°」「35~45°」「45°以 上」で色分けします。 ※実務では必要に応じて範囲を加減してくだ さい。
2. 今回は、あらかじめ用意されたスタ イルが設定された「スタイルファイ ル」を読み込みます。 傾斜レイヤをダブルクリックしてレ イヤプロパティを開きます。 ※レイヤの名前は、前項で保存したファイル 名と同じです。 [林業QGIS本P213] 10-3.傾斜図の色分けをする(スタイルファイル使用) 2 Wクリック 傾斜区分ごとに色分けされた傾斜図
ICT機器等による森林現況把握手法演習 62 3. レイヤプロパティの下部にある「ス タイル」ボタンをクリックし、「ス タイルを読み込む」を選択します。 4. 研修データの「標高DEM」フォル ダ内に「傾斜図スタイル.qml」フ ァイルがあるので、選択して、「開
く」ボタンをクリックします。 [林業QGIS本P213] 10-3.傾斜図の色分けをする(スタイルファイル使用) 3 クリック 4-1 選択 4-2 クリック
ICT機器等による森林現況把握手法演習 63 5. スタイルが読み込まれ、スタイルが 設定されます。 「OK」ボタンをクリックしてレイ ヤプロパティを閉じます。 6. 傾斜図が傾斜区分ごとに色分けされ ました。
[林業QGIS本P213] 10-3.傾斜図の色分けをする(スタイルファイル使用) 5 クリック
ICT機器等による森林現況把握手法演習 64 1. 傾斜図の色を透過して、背景地図を 見られるようにします。 傾斜図レイヤをダブルクリックして、 レイヤプロパティを開きます。 ※研修ではわかりやすいように分けて説明し ていますが、実務では前項と一緒に設定して 構いません。
2. 「スタイル」を選択して、すこし下 の方にある「カラーレンダリング」 の「混合モード」に「乗算」を選択 します。 [林業QGIS本P213] 10-4.傾斜図を透過する 1 Wクリック 2-1 選択 2-2 選択
ICT機器等による森林現況把握手法演習 65 3. 「OK」ボタンをクリックして、レ イヤプロパティを閉じます。 4. 重なっている標高レイヤの色が見え ているので、標高レイヤを非表示に します。 標高レイヤの左のチェックを外しま
す。 [林業QGIS本P213] 10-4.傾斜図を透過する 3 クリック 4 チェックを外す
ICT機器等による森林現況把握手法演習 66 5. 背景地図が透過して見えるようにな っています。 [林業QGIS本P213] 10-4.傾斜図を透過する
ICT機器等による森林現況把握手法演習 67 ここで地図の今の状態をファイルに保存しておきましょう。 ファイルの保存は、こまめに行いましょう。 デスクトップのフォルダ 「中央研修(★)回データ保存先」に保存してください。 プロジェクトファイルを保存 クリック
ICT機器等による森林現況把握手法演習 11.CS立体図を地図に追加する 68 長野県林業総合センターで開発された「CS立体図」を地図に追加します。 静岡県は全県レーザー航測され、詳細な1mメッシュの標高データが整備されて いるので、CS立体図で詳細な地形を表現、確認することができます。 標高データからCS立体図を作ることが可能ですが、時間がかかるため、今回は あらかじめ準備されたCS立体図を使用します。 自分で作りたい場合は、別途付録「CS立体図の作り方」を参照してください。
ICT機器等による森林現況把握手法演習 69 1. CS立体図をQGISに表示します。 研修データの「CS立体図」フォル ダを開き、「CS立体図_西伊豆町一 部_1mDEM.tif」があるのを確認し ます。 2. ファイルエクスプローラーから、
「CS立体図_西伊豆町一部 _1mDEM.tif」をドラッグ&ドロッ プします。 11-1.CS立体図をQGISに追加する 1 D&D
ICT機器等による森林現況把握手法演習 70 3. 座標系を選択するダイアログが表示 されます。 静岡県はJGD2000の8系なので、 「フィルター」に「2450」と入力 します。 4. 「世界中の空間参照システム」から
「JGD2000 / Japan Plane Rectangular CS VIII」を選択し ます。 5. 「OK」ボタンをクリックすると、 地図にCS立体図が表示されます。 11-1.CS立体図をQGISに追加する 3 入力 4 選択 5 クリック
ICT機器等による森林現況把握手法演習 12.レイヤの順序を入れ替える 71 地図を見やすいように、レイヤの順序を入れ替えます。
ICT機器等による森林現況把握手法演習 72 1. 地図が見やすくなるように、レイヤ の順序を入れ替えます。 上から、小班、傾斜図、CS立体図、 地理院地図、標高 とします。 2. レイヤツリーが展開しているとレイ
ヤの順番を入れ替えづらいので、 レイヤパネルの「 (すべて折り たたむ)」ボタンをクリックしてレ イヤツリーをたたみます。 12-1.レイヤの順序を入れ替える クリック [林業QGIS本P93]
ICT機器等による森林現況把握手法演習 73 3. 移動したいレイヤをドラッグして移 動します。 レイヤの間に線が出ますので、その 線を確認しながら移動します。 4. 右図の順番でレイヤを並べてみまし ょう。
12-1.レイヤの順序を入れ替える ドラッグ [林業QGIS本P93]
ICT機器等による森林現況把握手法演習 74 ここで地図の今の状態をファイルに保存しておきましょう。 ファイルの保存は、こまめに行いましょう。 デスクトップのフォルダ 「中央研修(★)回データ保存先」に保存してください。 プロジェクトファイルを保存 クリック
ICT機器等による森林現況把握手法演習 13.森林簿材積をダイアグラムで表示 75 小班の森林簿材積(ha当り材積)をダイアグラムで表示します。 ダイアグラムは値を円の大きさで表現できるので、材積の多い地区を視覚的 に見ることができます。
ICT機器等による森林現況把握手法演習 76 1. 森林簿材積(ha当り材積)をダイア グラムで表示することで、どこに材 積の多い森林があるか視覚的に確認 することが可能です。(右図は出来 上がりイメージ) 2. 小班レイヤをダブルクリックして、
レイヤプロパティを表示します。 13-1.森林簿材積をダイアグラムで表示 Wクリック
ICT機器等による森林現況把握手法演習 77 3. 樹種名のラベルが表示されていると 邪魔なため、ラベルを非表示にしま す。 「ラベル」を選択し、「ラベルなし」 を選択します。 4. ダイアグラムの設定をします。
「ダイアグラム」を選択して「テキ ストダイアグラム」を選択してくだ さい。 13-1.森林簿材積をダイアグラムで表示 選択 選択 選択 選択
ICT機器等による森林現況把握手法演習 78 5. 「属性」を選択し、「利用可能な属 性」から「森林簿材積」をダブルク リックして、「属性の割り当て」に 追加します。 6. もともとあった、空白の属性は削除 します。
空白の属性を選択して、「ー」ボタ ンをクリックします。 13-1.森林簿材積をダイアグラムで表示 選択 Wクリック 選択 クリック
ICT機器等による森林現況把握手法演習 79 7. ダイアグラムに表示する値の色を選 択します。「属性の割り当て」に追 加した「森林簿材積」の色をダブル クリックして、色を選択します。 今回は青色を選択します。 8. 値によって円の大きさを変更する設
定をします。 「大きさ」を選択し、「サイズの単 位」を「地図上の単位」にします。 13-1.森林簿材積をダイアグラムで表示 Wクリック 選択 選択
ICT機器等による森林現況把握手法演習 80 9. 「調整されたサイズ」にチェックを つけます。 10.「属性」に「森林簿材積」を選択し ます。 11.「最大値」の右にある「検索」ボタ ンをクリックし、「森林簿材積」の 最大値を取得します。
13-1.森林簿材積をダイアグラムで表示 クリック 選択 クリック
ICT機器等による森林現況把握手法演習 81 12.「大きさ」に「100」を入力します。 これは最大値の値を直径100mの円 で表示するという設定です。 13.「OK」ボタンをクリックしてレイ ヤプロパティを閉じます。 14.ha蓄積の数値が円の大きさで表示 されます。 蓄積の多いところを選定して、路網
計画を立てましょう。 13-1.森林簿材積をダイアグラムで表示 入力 クリック
ICT機器等による森林現況把握手法演習 14.空中写真を地図に追加する 82 【演 習】
ICT機器等による森林現況把握手法演習 83 14-1.空中写真を地図に追加する 1. 研修データ「空中写真」フォルダにある 「空中写真_西伊豆町.tif」をQGISの地図に追加して ください。 2. 地図が見やすいように、レイヤの順番を変更して ください。
(小班レイヤを空中写真より上にする) 空中写真(ラスタ)を地図に追加してみましょう。
ICT機器等による森林現況把握手法演習 84 14-2.小班のスタイルを変更 1. 小班レイヤのスタイルを変更します。 <色の例> ・塗りつぶしを黄色、枠線を赤、レンダリング乗算 ・塗りつぶし透明、枠線白、レンダリング通常 見やすい色に調整してみてください。 2.
13で表示したダイアグラムは消しましょう。 3. 樹種名をラベルに表示しましょう。 小班の色が緑で見づらくないですか? 小班の色を見やすく変更しましょう。
ICT機器等による森林現況把握手法演習 85 14-2.小班のスタイルを変更 できあがりイメージ
ICT機器等による森林現況把握手法演習 15.地すべり位置図を地図に表示して スタイルを設定する 86 地図に地すべり位置図を表示します。 地すべり位置図は、防災科学技術研究所が公開しているものです。 【演 習】
ICT機器等による森林現況把握手法演習 87 15-1.地すべり位置図を地図に表示する 1. 研修データ「地すべり位置図」フォルダにある次のシェ ープファイルをQGISに追加します。 ・地すべりエリア_西伊豆町.shp ・地すべり滑落崖ライン_西伊豆町.shp 2. 地図が見やすいように、レイヤの順番を変更して
ください。 (小班レイヤより地すべり位置図を下にすると良い) 地すべり位置図を地図に表示してみましょう
ICT機器等による森林現況把握手法演習 88 15-2.地すべり位置図のスタイルを変更する 1. 次のようにスタイルを変更してみましょう ・地すべりエリア_西伊豆町.shp 塗りつぶし=茶、枠線=黒、レンダリング=乗算 ・地すべり滑落崖ライン_西伊豆町.shp 線色=黒 2.
自分の見やすい色に変更しても構いません。 地すべり位置図のスタイルを変更しましょう
ICT機器等による森林現況把握手法演習 89 できあがりイメージ 15-2.地すべり位置図のスタイルを変更する