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QGISを使ったICT機器等による 森林現況把握手法演習

kou_kita
August 07, 2018

QGISを使ったICT機器等による 森林現況把握手法演習

2018年林野庁路網整備推進技術者育成研修の研修資料

kou_kita

August 07, 2018
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  1. ICT機器等による森林現況把握手法演習 演習の成果 3 • QGISに触れる • 小班のha当たり材積を表示 する • 標高データから傾斜図を

    作成する • CS立体図を追加する • 空中写真を追加する • 地すべり位置図を表示する 林分、地形データを GIS上で作成し、 伐採計画、路網整備 計画立案の際の 基礎情報を整理する。 <ゴール> <演  習>
  2. ICT機器等による森林現況把握手法演習 4 目次 1. QGIS2.18の起動 2. 森林情報をQGISに表示 3. 地図の座標参照系の設定 4.

    プロジェクトファイルを保存 5. QGISの地図の操作方法 6. 小班レイヤのスタイルの設定 7. 小班にラベルを表示する 8. 樹種とha材積で小班を抽出する 9. 標高データをQGISに追加する 10.標高データから傾斜図を作成する 11.CS立体図を地図に追加する 12.レイヤの順序を入れ替える 13.森林簿材積をダイアグラムで表示する 14.【演習】空中写真を地図に追加する 15.【演習】地すべり位置図を地図に 表示してスタイルを設定する
  3. ICT機器等による森林現況把握手法演習 6 この資料について <資料内で使用しているデータ> • 平成29年度伊豆森林計画図(静岡県オープンデータ) 本資料では西伊豆町のみ抽出したデータを使用  https://open-data.pref.shizuoka.jp/mu9nfh9jx-139/#_139 • 平成29年度森林簿(静岡県オープンデータ) 

     https://open-data.pref.shizuoka.jp/muu0ggtuc-139/#_139 • 地すべり地形分布図(防災科学技術研究所) http://dil- opac.bosai.go.jp/publication/nied_tech_note/landslidemap/gis.html • 地理院地図 標準地図  https://maps.gsi.go.jp/development/ichiran.html#ort • 日本CS立体図  http://kouapp.main.jp/csmap/japan/csjapan.html
  4. ICT機器等による森林現況把握手法演習 1-1.QGIS2.18を起動します 8 1. パソコンのデスクトップにある 「QGIS2.18」フォルダを開きます。 2. 「QGIS Desktop2.18.xx」をダ ブルクリックしてQGISを起動しま

    す。 2 Wクリック 1 開く 3. すこし時間がかかりますが、QGIS が起動します。 起動時に「チップス」という操作説 明や、「最近使用したプロジェクト」 が表示される場合があります。 [林業QGIS本P21]
  5. ICT機器等による森林現況把握手法演習 2-4.小班の属性データを確認する 16 1. 小班レイヤにどのようなデータが有 るのか「属性テーブル」でデータを 確認します。 小班レイヤを右クリックして「属性 テーブルを開く」を選択します。 2.

    属性テーブルが表示されます。 どのようなデータが有るか確認して ください。 樹種名と林齢がどのフィールドにあ るか確認しておきましょう。 このデータは後で使います。 [林業QGIS本P252] 1 右クリック 2 選択
  6. ICT機器等による森林現況把握手法演習 18 1. 画面右下の「EPSG」が「2450」に なっていない場合は、「EPSG」を 「2450」にします。       をクリックします。 2. 「EPSG」の部分をクリックすると、 CRSの設定画面になります。

    「フィルター」に「2450」と入力 し、「世界中の空間参照システム」 から、「JGD2000 / Japan Plane Rectangular CS VIII」を 選択して「OK」ボタンをクリック してください。 3-1.座標参照系を「EPSG:2450」にする クリック 入力 クリック
  7. ICT機器等による森林現況把握手法演習 5-1.地図の操作方法 23 ツールバーのボタンで操作 地図移動 選択部分に 移動 範囲を指定 して拡大 範囲を指定

    して縮小 全体表示 選択部分に ズーム 選択レイヤ に全体にズ ーム 前の縮尺に 戻る 次の縮尺に 進む [林業QGIS本P26]
  8. ICT機器等による森林現況把握手法演習 6-1.小班レイヤのスタイルを設定する(同一スタイル) 25 1. まずは小班レイヤを1色に設定しま す。 塗りつぶしを薄緑、枠線を濃い緑色 に設定します。 「森林計画図_西伊豆町」レイヤを ダブルクリックします。

    2. レイヤプロパティが表示されるので、 「スタイル」を選択します。 3. 「シンプル塗りつぶし」を選択しま す。 [林業QGIS本P132] 1 ダブルクリック 2 クリック 3 クリック
  9. ICT機器等による森林現況把握手法演習 40 1. スギ、ヒノキの小班を抽出(フィル タ)します。 小班レイヤを右クリックして「フィ ルタ」を選択します。 2. 「フィールド」から「樹種名_1」 を探し、ダブルクリックします。

    「プロバイダ特有フィルタ式」に 「"樹種名_1"」と表示されます。 [林業QGIS本P253] 1 右クリック 2 選択 ダブルクリック 8-1.スギ、ヒノキでha材積300m3以上の小班を抽出する
  10. ICT機器等による森林現況把握手法演習 41 3. 「=」ボタンをクリックすると、 「プロバイダ特有フィルタ式」に 「"樹種名_1"=」と入力されます。 4. フィールドで「樹種名_1」を選択し た状態で、「値」欄の「全ての」ボ タンをクリックすると、フィールド

    内の値が表示されます。その中から 「スギ」を探してダブルクリックす ると、「プロバイダ特有フィルタ式」 に「"樹種名_1" = 'スギ' 」と入力 されます。 [林業QGIS本P253] クリック 4-1 クリック 4-2 Wクリック 8-1.スギ、ヒノキでha材積300m3以上の小班を抽出する
  11. ICT機器等による森林現況把握手法演習 42 5. 「テスト」ボタンをクリックして、 メッセージに行数が表示されれれば 正しいです。エラーが表示されたら 間違っています。 6. 続いて「OR」ボタンをクリックし て、手順2~4を繰り返して、「プ

    ロバイダ特有フィルタ式」に 「"樹種名_1" = 'スギ' OR "樹種 名_1" = 'ヒノキ'」 と入力します。 7. 「テスト」ボタンをクリックして、 式が正しいか確認してください。 [林業QGIS本P253] 成功 間違い 8-1.スギ、ヒノキでha材積300m3以上の小班を抽出する
  12. ICT機器等による森林現況把握手法演習 43 8. 入力された式の前後に半角のカッコ 「( )」を入力し、 「("樹種名_1" = 'スギ' OR "樹種

    名_1" = 'ヒノキ')」と入力します。 9. 続けて、材積の条件を入力するので、 「AND」ボタンをクリックします。 [林業QGIS本P253] 入力 入力 クリック 8-1.スギ、ヒノキでha材積300m3以上の小班を抽出する
  13. ICT機器等による森林現況把握手法演習 44 10.フィールドから「森林簿材積」を探 し(一番下にある)ダブルクリック すると式にフィールド名が入力され ます。続けて「>=」ボタンをクリ ックして、半角文字で300と式に 入力し、 「("樹種名_1" =

    'スギ' OR "樹種 名_1" = 'ヒノキ') AND "森林簿材 積" >= 300」とします。 11.「テスト」ボタンをクリックして、 式が正しいか確認してください。 [林業QGIS本P253] 入力 クリック Wクリック クリック 8-1.スギ、ヒノキでha材積300m3以上の小班を抽出する
  14. ICT機器等による森林現況把握手法演習 3. プロジェクトを保存したフォ ルダを選択して,300m3以上 の抽出結果を保存するレイヤ 名を入力して「保存」をクリ ックします。 4. ベクタレイヤに名前を付けて 保存します。レイヤはそのま

    まファイルとして保存されま すので,レイヤ名(ファイル 名)を入力してウインドウの 「OK」ボタンをクリックし ます。 47 8-2.抽出した結果(300m3以上)を保存する クリック クリック
  15. ICT機器等による森林現況把握手法演習 48 6. 新たにhaあたりの材積が 300m3以上のレイヤが追加 されました。この時点で は,新たに追加されたレイ ヤと元々の「森林計画図_ 西伊豆町」レイヤは,どち らも抽出された小班のみが

    示されています。 6. 「森林計画図_西伊豆町」 レイヤを右クリックして 「フィルター」を選択しま す。 48 8-2.抽出した結果(300m3以上)を保存する 追加された クリック 右クリック
  16. ICT機器等による森林現況把握手法演習 49 7. クエリビルダの「クリア」 ボタンをクリックすると, 「プロバイダ特有フィルタ 式」欄のフィルタ式が消え ます。次に「OK」ボタンを クリックします。 8.

    全ての小班と抽出された小班 の両方が示されています。ス タイルの設定で,300m3以上 のレイヤをダブルクリックし て塗りつぶしの透過率を変更 し,背景地図が見えるように 設定します。 49 8-2.抽出した結果(300m3以上)を保存する クリック クリアされる クリック
  17. ICT機器等による森林現況把握手法演習 50 1. 新しく作成した300m3以上レイヤ に既存の小班レイヤのスタイルをコ ピーします。 小班レイヤを右クリックし、「スタ イル」→「スタイルのコピー」を選 択します。 2.

    300m3以上レイヤを右クリックし て、「スタイル」→「スタイルの貼 り付け」を選択します。 すると小班レイヤと同じスタイルに なります。 [林業QGIS本P253] 8-3.抽出300m3以上レイヤにスタイルをコピーする 右クリック クリック 右クリック クリック
  18. ICT機器等による森林現況把握手法演習 57 1. QGISで傾斜図を作成するためには、 「ラスター空間解析プラグイン」が 必要です。 メニュー「ラスタ」に「地形解析」 という項目があるか確認してくださ い。 「地形解析」が無い場合には2へ。

    2. 「地形解析」が無い場合には、プラ グインを有効にする必要があります。 メニュー「プラグイン」→「プラグ インの管理とインストール」を選択 します。 [林業QGIS本P212] 10-1.傾斜図を作るための確認と準備
  19. ICT機器等による森林現況把握手法演習 58 3. インターネットに接続して、プラグ インの一覧を取得するダイアログが 表示されますが、すでにインストー ルされているプラグインなので、 「取得の中断」をクリックします。 4. 「インストール済」を選択して、

    「ラスタ空間解析プラグイン」にチ ェックを付けます。 5. 「閉じる」ボタンをクリックして、 プラグインダイアログを閉じると、 ラスタメニューに「地形解析」が追 加されているはずです。 [林業QGIS本P212] 10-1.傾斜図を作るための確認と準備 クリック チェック クリック
  20. ICT機器等による森林現況把握手法演習 61 1. 作成した傾斜図の勾配を一定の範囲 ごとに色分けします。 今回は「0~15°」「15~25°」 「25~35°」「35~45°」「45°以 上」で色分けします。 ※実務では必要に応じて範囲を加減してくだ さい。

    2. 今回は、あらかじめ用意されたスタ イルが設定された「スタイルファイ ル」を読み込みます。 傾斜レイヤをダブルクリックしてレ イヤプロパティを開きます。 ※レイヤの名前は、前項で保存したファイル 名と同じです。 [林業QGIS本P213] 10-3.傾斜図の色分けをする(スタイルファイル使用) 2 Wクリック 傾斜区分ごとに色分けされた傾斜図
  21. ICT機器等による森林現況把握手法演習 64 1. 傾斜図の色を透過して、背景地図を 見られるようにします。 傾斜図レイヤをダブルクリックして、 レイヤプロパティを開きます。 ※研修ではわかりやすいように分けて説明し ていますが、実務では前項と一緒に設定して 構いません。

    2. 「スタイル」を選択して、すこし下 の方にある「カラーレンダリング」 の「混合モード」に「乗算」を選択 します。 [林業QGIS本P213] 10-4.傾斜図を透過する 1 Wクリック 2-1 選択 2-2 選択
  22. ICT機器等による森林現況把握手法演習 70 3. 座標系を選択するダイアログが表示 されます。 静岡県はJGD2000の8系なので、 「フィルター」に「2450」と入力 します。 4. 「世界中の空間参照システム」から

    「JGD2000 / Japan Plane Rectangular CS VIII」を選択し ます。 5. 「OK」ボタンをクリックすると、 地図にCS立体図が表示されます。 11-1.CS立体図をQGISに追加する 3 入力 4 選択 5 クリック
  23. ICT機器等による森林現況把握手法演習 72 1. 地図が見やすくなるように、レイヤ の順序を入れ替えます。 上から、小班、傾斜図、CS立体図、 地理院地図、標高 とします。 2. レイヤツリーが展開しているとレイ

    ヤの順番を入れ替えづらいので、 レイヤパネルの「  (すべて折り たたむ)」ボタンをクリックしてレ イヤツリーをたたみます。 12-1.レイヤの順序を入れ替える クリック [林業QGIS本P93]