Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

大きくなるチームを支える技術 / Technology to support a growing SCX team

大きくなるチームを支える技術 / Technology to support a growing SCX team

EC Tech Talk -カラーミーショップとSTORESを支えるチームづくりと開発の裏側
https://pepabo.connpass.com/event/245104/

Kentaro Suda

May 26, 2022
Tweet

More Decks by Kentaro Suda

Other Decks in Technology

Transcript

  1. 大きくなるチームを 支える技術 須田 健太郎 / GMO PEPABO inc. 2022.05.26 EC

    Tech Talk -カラーミーショップとSTORESを支えるチームづくりと開発の裏側- 1
  2. 2 自己紹介 EC事業部 SCX (Shopping Customer eXperience) チーム 2015年 新卒入社 須田

    健太郎 Kentaro Suda Angularが好きなペパボ新卒5期生エンジニア。 バックエンドもフロントエンドも両方やります。 最近の趣味は原神の聖遺物厳選とリングフィットア ドベンチャーです。 • GitHub : @ku00 • https://scrapbox.io/ku00/ku00
  3. チームが大きくなるとどんな問題が起こるのか 7 • コーディング以外の業務の増加 ◦ コードレビュー ◦ 機能の開発や施策の実施に関するMTG ◦ ログ調査依頼

    ◦ 承認・デプロイ作業の依頼 • プロジェクト管理の複雑化 ◦ スイッチングコストの増加 • 社内外の環境の違いも要因となる ◦ 開発チームに業務委託メンバーが参加している場合 一方で問題も増える
  4. 複数のプロジェクトをうまく並行するためには 12 • デプロイ作業 → Slack ワークフロー x GitHub Actions

    ◦ 「Slack ワークフロー × GitHub Actions で何時でも誰でも楽なステージングデプロイを実現する」 ◦ https://tech.pepabo.com/2021/04/09/slack-and-github-actions/ • 議事録作成 → テンプレートから作成 定型業務は自動化して手間を省く
  5. 複数のプロジェクトをうまく並行するためには 13 • 一度自動化できれば多くの人の作業時間を削減することができる ◦ 一つひとつは小さな業務でも積もれば大きくなる • 誰でも実行可能になっていることが望ましい ◦ 一部のメンバーが使えるだけだと属人化してしまう

    ◦ この業務はこの人に頼むという状況をいつまでも解消できない • 自動化した手段が定着するように働きかける ◦ 便利な手段を提供しても使ってもらえなければ意味がない ◦ 提供者が地道に伝えていくしかない 定型業務は自動化して手間を省く
  6. 業務委託メンバーとの関わり方 16 • 機能開発のフローのどこかでつまずき支障が出ることがあった ◦ 「環境構築がうまくいきません..」 ◦ 「このPull Requestのデプロイをお願いします..」 •

    主な要因として社内エンジニアとの権限の差が挙げられる • 一連の機能開発のフローが滑らかに進むように、ある程度の権限委譲を実施する ◦ 仕様書やリポジトリの共有 ◦ デプロイ・リリース作業 適切な権限の委譲を実施する
  7. 業務委託メンバーとの関わり方 17 • 社内システムの全てにアクセスできるわけではないため、社内エンジニアの対応が 一部必要となるケースがある ◦ ログ調査、仕様調査 ◦ ドキュメントやリポジトリへの権限追加 ◦

    DBマイグレーション • 依頼内容が多岐にわたるため、issueで一括管理するのが難しいケースがある ◦ 緊急度の高い依頼ではissueのメンションだけではすぐに気づけない ◦ 開発に関する質問など2往復ほどのコミュニケーションで終わる内容ならissueにするまで もない 依頼を受けやすい体制を整える
  8. 25 今後の課題・展望 • チームが抱えるタスクの負荷に気づけるようにする ◦ 一つのタスクに時間がかかり過ぎていないか → タスクのCycle Time ◦

    ふりかえりからタスクの障害となるものがないか → KPTA (Keep, Problem, Try, Action) • タスクの負荷を下げるような取り組みを継続的に実施する ◦ 定型業務の自動化 ◦ ドキュメント整備 ◦ ドメイン知識を共有するためのペア・モブプロ 今後意識したいチームづくりについて